「ヤッターマン」の版間の差分

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|タイトル=ヤッターマン(第2作)
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|原作=[[竜の子プロダクション|タツノコプロ]]企画室
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|総監督=[[笹川ひろし]]
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|監督=[[鴫野彰|しぎのあきら]]、[[菱田正和]]
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|シリーズ構成=[[高橋ナツコ]]
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|脚本=高橋ナツコ、[[武上純希]]ほか
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|キャラクターデザイン=[[上北ふたご]]
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|メカニックデザイン=[[大河原邦男]]
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|美術=[[中村光毅]]
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|音楽=神保正明、山本正之、[[深澤秀行]]
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|アニメーション制作=タツノコプロ
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|製作=[[讀賣テレビ放送|読売テレビ(ytv)]]
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|放送局=[[日本テレビ放送網|日本テレビ]][[日本テレビネットワーク協議会|系列]]
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|コピーライト=タツノコプロ・読売テレビ 2008
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|タイトル=YATTERMAN 〜ヤッターマン〜
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|役名=ガンちゃん<br/>アイちゃん<br/>オモッチャマ<br/>ヤッターワン<br/>&ヤッターペリカン<br/>&おだてブタ<br/>&ナレーター<br/>ドロンジョ<br/>ボヤッキー<br/>トンズラー<br/>ドクロベー
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|出演者=[[吉野裕行]]<br/>[[伊藤静]]<br/>[[たかはし智秋]]<br/>[[山寺宏一]]<br/><br/><br/><br/>[[小原乃梨子]]<br/>[[八奈見乗児]]<br/>[[たてかべ和也]]<br/>[[滝口順平]]
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|タイトル=YATTERMAN 〜ヤッターマン〜
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|監督=[[三池崇史]]
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|配給=[[松竹]]、[[日活]]
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|制作=日活
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|封切日=[[2009年]]春(予定)
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|上映時間=未定
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|コピーライト=タツノコプロ・ヤッターマン製作委員会<br/>NIKKATSU Corporation.<br/>All rights reserved.
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|役名=ガンちゃん<br/>アイちゃん<br/>オモッチャマ(声)<br/>ドロンジョ<br/>ボヤッキー<br/>トンズラー<br/>ドクロベー(声)
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|出演者=[[櫻井翔]]<br/>[[福田沙紀]]<br/>[[たかはし智秋]]<br/>[[深田恭子]]<br/>[[生瀬勝久]]<br/>[[ケンドーコバヤシ]]<br/>[[滝口順平]]
 
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}}
 
{{Infobox animanga/Footer}}
 
{{Infobox animanga/Footer}}
『'''ヤッターマン'''』(英語表記:''Yatterman'')は、『[[タイムボカンシリーズ]]』第2作目として[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系で[[1977年]][[1月1日]]から[[1979年]][[1月27日]]まで毎週土曜夜6時30分~7時00分に全108話が放映された、[[タツノコプロ]]で制作された[[テレビアニメ]]。タツノコプロの創業者である[[吉田竜夫]]の遺作である。
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{{ウィキプロジェクト アニメ}}
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『'''ヤッターマン'''』(英語表記:''Yatterman'')とは
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# 『[[タイムボカンシリーズ]]』第2作目として[[フジテレビジョン|フジテレビ]][[フジネットワーク|系列]]で[[1977年]][[1月1日]]から[[1979年]][[1月27日]]まで毎週土曜18:30 - 19:00に全108話が放映された、[[タツノコプロ]]で制作された[[テレビアニメ]]である。正式作品名は『'''タイムボカンシリーズ ヤッターマン'''』。
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# 上記を基に[[讀賣テレビ放送|読売テレビ(ytv)]]制作・[[日本テレビ放送網|日本テレビ]][[日本テレビネットワーク協議会|系列]]で[[2008年]][[1月14日]]から現在放映中の第2作目(リメイク版)のテレビシリーズである。正式作品名はタイムボカンシリーズは入らない『'''ヤッターマン'''』。詳細は[[#アニメ第2作(リメイク版)|こちら]]を参照。
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# [[日活]]にて2009年春全国公開予定の実写映画である。
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本項では主にアニメ2作品(1977年版および2008年版)と映画版について説明する。
  
2年間の平均[[視聴率]]は20.1%と、タツノコプロ制作のアニメの中で最も高い数字を残している。
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== 作品概要 ==
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地球上のどこかにある大金鉱脈のありかを示した'''ドクロストーン'''を捜して、ヤッターマンとドロンジョ達ドロンボー一味との戦いを描いた作品。
  
また、本作のリメイク版が[[讀賣テレビ放送|読売テレビ]]・[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]系で[[2008年]][[1月]]から放映されることになっている。この新作版については、[[#備考|こちら]]を参照されたい。
+
ヒーローに変身する男女ペアの主人公、ゾロメカ、'''おだて[[ブタ]]'''、三悪メカ爆発時の'''ドクロ雲'''など、後にシリーズを象徴することになる要素のほとんどが本作で誕生した。
  
{{ネタバレ}}
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== アニメ第1作(オリジナル版) ==
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=== 作品概要 ===
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オモチャ屋の息子・'''ガンちゃん'''は、ガールフレンドの'''アイちゃん'''と一緒に父親が製造途中で放棄してしまった大きな犬型のロボットを密かに完成させる。父親がロボット犬を金儲けの道具にしか使わないことを危惧したガンちゃんはこのロボット犬を正義のために役立てることを考え、自らも正義を守るヒーロー『'''ヤッターマン'''』となることを決意した。<br/>一方イカサマ商売で活動資金を荒稼ぎする悪党・'''ドロンボー一味'''のもとに泥棒の神様を自称する'''ドクロベエ'''と名乗る謎の人物から「大金塊のありかを記した'''ドクロストーン'''が4つに割れて地球の方々に散らばっていて、1つは自分が持っている。もし残り3つのドクロストーンを見付けることが出来たら、金塊は折半しよう」という申し出を受け、ドクロベエに従う。ドロンボーの計画を知ったガンちゃんたちは、ロボット犬='''ヤッターワン'''を駆って一味に立ち向かう。
  
==ストーリー==
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企画段階ではタイムボカンとは無関係の作品とされており、シリーズの多くの作品とは違い'''タイムトラベルをしない'''。
オモチャ屋の息子ガンちゃんは、ガールフレンドのアイちゃんと一緒に、父親が製造途中で放棄してしまった大きな犬型のロボットを密かに完成させる。父親がロボット犬を金儲けの道具にしか使わないことを危惧したガンちゃんは、このロボット犬を正義のために役立てることを考え、自らも正義を守るヒーロー『ヤッターマン』となることを決意した。<br>一方イカサマ商売で活動資金を荒稼ぎする悪党ドロンボー一味のもとに、泥棒の神様を自負するドクロベーと名乗る謎の人物から「大金塊のありかを記したドクロストーンが4つに割れて地球の方々に散らばっていて、1つは自分が持っている。もし残り3つのドクロストーンを見付けることが出来たら、金塊は折半しよう」という申し出を受け、ドクロベーに従う。ドロンボーの計画を知ったガンちゃんたちは、ロボット犬=ヤッターワンを駆って一味に立ち向かう。
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==解説==
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題材は初期には世界七不思議([[雪男]]・[[モアイ]]・[[ネッシー]]など)や世界各地の風物([[リオデジャネイロ市#文化|カーニバル]]など)、世界的に有名な俳優・歌手などを扱っていた。野生[[ジャイアントパンダ|パンダ]]の誕生を題材にした回(第18話)があったが、これは[[恩賜上野動物園|上野動物園]]のパンダ繁殖試行で子供らにパンダの赤ちゃんの待望が強かった世情によるものである。
地球上のどこかにある大金鉱脈のありかを示したドクロストーンを捜して、ヤッターマンとドロンジョ達ドロンボー一味との戦いを描いた作品。企画段階ではタイムボカンとは無関係の作品とされており、シリーズの多くの作品とは違い、タイムトラベルをしない。
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ヒーローに変身する男女ペアの主人公、ゾロメカ、おだて[[ブタ]]、三悪メカ爆発時のドクロ雲など、後にシリーズを象徴することになる要素のほとんどが本作で誕生した。
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題材は、初期には世界七不思議([[雪男]]・[[モアイ]]・[[ネッシー]]など)や世界各地の風物([[カーニバル]]など)、世界的に有名な俳優・歌手などを扱っていた。野生[[ジャイアントパンダ|パンダ]]の誕生を題材にした回(第18話)があったが、これは[[恩賜上野動物園|上野動物園]]のパンダ繁殖試行で子供らにパンダの赤ちゃんの待望が強かった世情によるものである。
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放映4か月目以降より、タイムボカンのように名作児童文学や昔話、伝記などのパロディーが激増する。舞台も明らかに現代とは思えない話が多い。このため、「ヤッターマンもタイムトラベルをする話」と思う子供が多かった。これらは『[[まんが日本昔ばなし]]』や『[[世界名作劇場]]』、『[[まんが偉人物語]]』などを意識したものと推測される。サブタイトルの大半や登場人物・舞台は、これらの物語の元になっている話が分かるようなギャグパロディーとなっていた。
 
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放映4ヶ月目以降より、タイムボカンのように、名作児童文学や昔話、伝記などのパロディーが激増する。舞台も明らかに現代とは思えない話が多い。このため「ヤッターマンもタイムトラベルをする話」と思う子供が多かった。これらは[[まんが日本昔ばなし]][[世界名作劇場]][[まんが偉人物語]]などを意識したものと推測される。サブタイトルの大半や登場人物・舞台は、これらの物語の、元の話が分かるようなギャグパロディーとなっていた。
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シリーズ中空前の大ヒットとなり、2年に渡る長期放映作品としてタイムボカンシリーズの人気を確固たるものにした。タカトクトイスが発売したヤッターワンの玩具は出荷数120万個を超えた。
 
シリーズ中空前の大ヒットとなり、2年に渡る長期放映作品としてタイムボカンシリーズの人気を確固たるものにした。タカトクトイスが発売したヤッターワンの玩具は出荷数120万個を超えた。
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 +
また、本作はタツノコプロの創業者である[[吉田竜夫]]の遺作である。2年間の平均[[視聴率]]は20.1%と、タツノコプロ制作のアニメの中で最も高い数字を残している。
  
 
なお、シリーズの多くに関わっている脚本家の[[小山高生]]は当時病気療養中だったため、本作には一切関わっていない。
 
なお、シリーズの多くに関わっている脚本家の[[小山高生]]は当時病気療養中だったため、本作には一切関わっていない。
  
==シナリオフォーマット==
+
AC『[[タツノコ VS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES]]』のヤッターマンは本作からの出演となる。
*三悪が、インチキ商売で稼いだ金で、その商売にちなんだメカを作る。
+
*:インチキ商売の店舗にはシンボルのドクロマーク(前作は白だったが本作より赤に変更)が必ず付いている。この地下にメカ工場がある。
+
*:インチキ商売で物を売りつける時の額はおおむね10万円と決まっている。こうして荒稼ぎした額は(札束の数から見て)数千万円~数百億円にものぼる。ただし、ドクロベーがその大金の殆どを巻き上げてしまう事もある。
+
*ヤッターマンがインチキ商売を嗅ぎ付け(「'''もしかして'''」「'''もしかすると'''」「'''もしかするわ'''」)、潜入して様子を窺う。
+
*:地下のメカ工場への入り口は外から見える場合とカモフラージュされている場合があるが、どんなにうまくカモフラージュしてもオモッチャマが見つけ出す。
+
*三悪、ドクロベーの怪しげな指令情報を元にドクロストーン探しに出る。ヤッターマンはそれを追跡。
+
*:多くの場合、メカが地上に出る際に店舗を破壊する。この際にメカがいつも1~2個のネジや部品を落とす。
+
*先にご当地に着く三悪、地元のトラブルに乗じて言葉巧みにヤッターマンを陥れ、ドクロストーンと思しきものを詐取。
+
*誠意もしくは実力で危機を脱したヤッターマンと馬脚を現した三悪の戦闘(「'''やっておしまい!'''」「'''アラホラサッサ!'''」)、白兵戦はヤッターマンが圧倒、メカ戦に移行し序盤は三悪が優勢だが、ヤッターマンの「メカのもと」で「'''今週のビックリドッキリメカ、発進!'''」、三悪メカはゾロメカに解体され爆発、ドクロ雲を残す。ヤッターマンは勝利のポーズ、「'''ヤッター、ヤッター、ヤッターマン!'''」。
+
*:ちなみに後期には白兵戦はなくなった。
+
*多くは誤解に基づくご当地トラブルは、三悪の成敗と共に無事解決し、奪還されたターゲットがドクロストーンでないことも判明する。
+
*:ただし14話と、取り損ねてヤッターマンに渡った34話(84話で奪還)のものは本物。
+
*三悪、三人乗り自転車(通称「'''おしおき三輪車'''」)で敗走する途中、ドクロベーの「'''おしおきだべぇ~'''」を喰らう。おしおきポーズは「ドクポンタン」。お仕置きになる時は[[ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]]の[[交響曲第5番 (ベートーヴェン)|「運命」]]がファンファーレで流れる。
+
*ヤッターマン、ナレーションと共に凱旋する。
+
  
これを2年と1ヶ月、108回にわたって延々と続けた。制作者側もマンネリを開き直っている様子が後期エンディングテーマ「ドロンボーのシラーケッ」の歌詞から窺える。一方、前作のパターンだった「とどめの手段を巡っての(責任の)なすりあい」は一切使われなかった。ただし、時々脱出する際にさっさと逃げようとするドロンジョにボヤッキーが怒るという描写はあった。
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=== シナリオフォーマット ===
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{{ネタバレ}}
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* ドロンボー一味が'''インチキ商売'''で稼いだ金でその商売にちなんだメカを作る。
 +
** インチキ商売の店舗にはシンボルのドクロマーク(前作「[[タイムボカン]]」では白だったが本作より赤に変更)が必ず付いている。この地下にメカ工場がある。
 +
** インチキ商売で物を売りつける時の額はおおむね10万円と決まっている。こうして荒稼ぎした額は(札束の数から見て)数千万円 - 数百億円にものぼる。ただし、ドクロベエがその大金の殆どを巻き上げてしまうこともある。
 +
* ガンちゃん(ヤッターマン1号)とアイちゃん(ヤッターマン2号)の2人がインチキ商売を嗅ぎ付け、潜入して様子を窺う。
 +
** 地下のメカ工場への入り口は外から見える場合とカモフラージュされている場合があるが、どんなにうまくカモフラージュしてもオモッチャマが見つけ出す。
 +
* ドロンボー一味、ドクロベエの怪しげな指令情報を元にドクロストーン探しに出る。ヤッターマンはそれを追跡する。
 +
** 多くの場合、メカが地上に出る際にインチキ商売の店舗を破壊する。
 +
* 先にご当地に着くドロンボー一味、地元のトラブルに乗じて言葉巧みにヤッターマンを陥れ、ドクロストーンと思しきものを詐取。
 +
* 誠意もしくは実力で危機を脱したヤッターマンと馬脚を露わしたドロンボー一味との戦闘。白兵戦はヤッターマンが圧倒、メカ戦に移行し序盤はドロンボー一味が優勢だが、ヤッターマンの「'''メカの素'''」で生み出された'''ビックリドッキリメカ'''で形勢逆転。そしてドロンボーメカはビックリドッキリメカに解体され爆発、ドクロ雲を残す。最後にヤッターマンは勝利のポーズを決める。
 +
** ちなみに後期には白兵戦はなくなった。
 +
* 多くは誤解に基づくご当地トラブルはドロンボー一味の成敗と共に無事解決し、奪還されたターゲットがドクロストーンでないことも判明する。
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* ドロンボー一味、3人乗り[[自転車]](通称「[[タンデム自転車]]」「おしおき三輪車」)で敗走する途中、「[[おしおき]]だべぇ」の一言でドクロベエの「'''ママより恐~いおしおきタイム'''」が始まる。おしおきの際、ドクロベエが「ミュージック」とコールすると、[[ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]]の『[[交響曲第5番 (ベートーヴェン)|運命]]』のイントロ部分が、'''おしおきファンファーレ'''で流れる。直後お仕置きが執行される。主に動物(象、鮫、鯨、お化け、ロボットなど)や爆発物(ミサイルや爆弾など)、重いもの(椰子の実、雪球、隕石など)に襲われる、幻を見せられる、檻に入れられる、水中や砂地獄などに落とされたりするパターンが多い。後期には、'''おしおきポーズ'''が登場し、その決めセリフは'''「ドクポンタン」'''(意味は、ドクロベエのスカポンタン)。
 +
* ヤッターマン、ナレーションと共に凱旋する。
 +
** ナレーションの富山がBGMに合わせて「♪がんばーれー ヤッター ヤッターマーン」と歌うこともある。
 +
{{ネタバレ終了}}
 +
これを2年と1か月、計108回にわたって延々と続けた。制作者側もマンネリを開き直っている様子が後期エンディングテーマ「ドロンボーのシラーケッ」の歌詞から窺える。一方、前作のパターンだった「とどめの手段を巡っての(責任の)なすりあい」は一切使われなかった。ただし、時々脱出する際にさっさと逃げようとするドロンジョにボヤッキーが怒るという描写はあった。
  
時折上記のパターンが破られることがあり、視聴者を飽きさせない工夫がされている。
+
時折これらのパターンが破られることがあり、視聴者を飽きさせない工夫がされている。
  
==キャラクター:声の出演==
+
=== 登場人物 ===
=== ヤッターマン ===
+
==== ヤッターマン ====
二人揃って「ヤッターマン」。ヤッターワンを完成させた二人はドロンボー一味の悪巧みを知り、ヤッターマンとなって戦う。決め台詞は「'''ヤッターマンがいる限り、この世に悪は栄えない!'''
+
2人揃って「ヤッターマン」。ヤッターワンを完成させた2人はドロンボー一味の悪巧みを知り、ヤッターマンとなって戦う。基本的に何らかの形でドロンボーの企みを察知するが、事前に彼らのアジトを急襲する事はしない。
 +
; ガンちゃん(ヤッターマン1号) [[声優|声]]:[[太田淑子]](AC 『[[タツノコ VS. CAPCOM]]』では[[喜多村英梨]])
 +
: 本名は'''高田(たかだ)ガン'''。父の高田徳兵衛(たかだ とくべえ。名前の由来はメインスポンサーの[[タカトクトイス]]から)が経営する高田玩具店の一人息子。身長165cm。武器はケンダマジック。前作の丹平と同様に13歳という設定だが、体格は20歳前後の青年のものであり、逞しい。平時は常に青色の[[つなぎ|ツナギ]]を着ており、変身時は空に投げたツナギを裏返しに着装してヤッターマン1号となる。決めゼリフの後に歯をキラリと光らせるが、62話に限り股間を光らせ、三悪をズッコケさせた。37話と38話ではタイアップでタカトクが当時実際に発売していた玩具「'''シュルシュルカッター'''」を武器として使用した。「オモッチャマを製作した」という設定である。正義感溢れる性格。
 +
; アイちゃん(ヤッターマン2号) 声:[[岡本茉利]]
 +
: 本名は'''上成愛'''(かみなり あい)。ガンちゃんのガールフレンド。父の上成吾呂三(かみなり ごろぞう)が経営する電気屋の一人娘。身長161cm。武器はシビレステッキ。12歳だが、ガンちゃんに合わせて20歳弱程度の女性の体格で描かれている。ガンちゃんと同じように平時は黄色のツナギを着ている。変身時は空に投げたツナギを裏返しに着装。決めゼリフの後に目をキラリと光らせる。2人の決めゼリフの後にドロンジョが目医者と歯医者のコマーシャルやるなと指摘するなどとしばしば反発する。
 +
: シリーズ後半でドロンジョに「2号さん」と揶揄される。
 +
; オモッチャマ 声:[[桂玲子]]
 +
: サイコロ型ロボットで、ガンちゃんの父親が経営する高田玩具店のマスコット。前作のチョロ坊と同様にロボットでありながら喜怒哀楽の感情を持つが、ガンちゃんには感情を否定されている。[[乾電池]]をエネルギー源とし頭からプロペラを出して飛行する事ができる。ドロンボー一味のアジトに乗り込み、悪事を一番先に察知する役割。ドロンボーのインチキ商売を自ら手を下して暴いた事もある。ヤッターアンコウ登場 - ヤッターワン大破の間はサイコロに変形して転がり、乗り込むメカを出た数字によって決めていた。成人男性を吊り上げることもできる(81話で判明)。ヤッターキング用のメカの素を内部に格納していたこともあるが、1度取り出すと重すぎてなぜか自力では持てなくなる描写がある。キングの内部仕様変更後は取り出す直接的な描写は見られない。
 +
: [[一人称]]は「ボッチ」で、語尾は「'''○○だ(で)コロン'''」。タイトルの読み上げ、[[次回予告]]のナレーションも担当。後期の次回予告では作品中で初めて「'''三悪'''」という言葉が使われている。
 +
: 初期エンディングの「声の出演」クレジットでは、企画書での名称である「サイコロン」となっていた。
  
時々2号の口上が「'''この世に悪は…栄えないわよ'''」という可愛らしいものになる時もある。
+
以上の3名の声優は前作の『[[タイムボカン]]』から引き継いでいる。善玉の声優が前作から引き継がれたのはシリーズ中、唯一本作のみである。
  
;ガンちゃん(ヤッターマン1号):声 - [[太田淑子]]
+
==== ドロンボー一味 ====
:本名は高田ガン(たかだ-)。父の高田徳兵衛(名前の由来はメインスポンサーの[[タカトクトイス]]から)が経営する高田玩具店の一人息子。武器はケンダマジック。前作の丹平同様13歳だが、体格は20歳前後の青年のものであり、逞しい。平時は常に青色の[[つなぎ|ツナギ]]を着ており、変身時は空に投げたツナギを裏返しに着装してヤッターマン1号となる。決めゼリフの後に歯をキラリとするが、第62話に限り股間を光らせ、三悪をズッコケさせた。第37・38話ではタイアップで、タカトクが当時実際に発売していた玩具、シュルシュルカッターを武器として使用した。
+
イカサマ商売で活動資金を得て泥棒家業を働く悪党にして義賊泥棒(自称)。3人揃って「ドロンボー一味」。
  
;アイちゃん(ヤッターマン2号):声 - [[岡本茉利]]
+
106話でドロンジョがボヤッキーの年齢を'''40代'''と暴露するシーンがあり、3名ともサバを読んでいるらしき描写がある。本放送の放映中は前作の『タイムボカン』のマージョ一味が改名したという設定だった<!--106話の本放送の時点でボヤッキー役の声優・八奈見乗児は当時47歳なので、それをドロンジョ役・小原乃梨子がネタにした可能性もある。-->。
:本名は上成愛(かみなり あい)。ガンちゃんのガールフレンド。父の上成吾呂三が経営する電気屋の一人娘。武器はシビレステッキ。12歳だが、ガンちゃんに合わせて20歳弱程度の女性の体格で描かれている。ガンちゃんと同じように平時は黄色のツナギを着ている。変身時は空に投げたツナギを裏返しに着装。決めゼリフの後に目をキラリ。
+
; ドロンジョ 声:[[小原乃梨子]]
:*二人の決めゼリフの後にドロンジョが、「'''目医者と歯医者のコマーシャルやってんじゃねーよ!'''」などとしばしば反発する。
+
: ドロンボー一味のリーダー兼お色気担当。身長173cm。「ドロンジョ様」「ドロンコ」などの呼称を持ち、金銀宝石を愛するドロンボーの女ボス。本名は'''ササッガワ・ヒロッコ'''で、元ネタは[[笹川ひろし]]。スタイル抜群で頭脳明晰(?)な美女だが本シリーズ歴代女ボスの中でも最も特徴ある大きなフード型の仮面を被っており、素顔はストーリー初期、平時の悪徳商売中くらいしか見られず、14話からは平時も仮面を着用するようになり素顔を見せていない。フライドポテトが大好き。ドロンボーが解散するということになった際、ボヤッキーとトンズラーに「いい女は振り返らないもの」と涙ながらに語っていた。ある大会社の令嬢らしい。ネーミングモデルはフランスの女優で小原の持ち役でもある[[ミレーヌ・ドモンジョ]]から由来している。24歳。
:*シリーズ後半でドロンジョに「2号さん」と揶揄される。
+
; ボヤッキー 声:[[八奈見乗児]]
 +
: フルネームは'''ブツクサ・ボヤッキー'''。身長168cm。ドロンボー一味のメカ設計開発・作戦担当。[[福島県]][[会津若松市]]出身。故郷におハナちゃんという恋人を残し、ドロンボー一味に入るため上京してきた。[[女子高生]]好きで知られる。一人称は「アタシ」または「ボクちゃん」、ごくまれに「私」や「俺」の場合もある。かなりのオカマ口調。後半に入ってからは、ナレーターの伝説のフレーズ「説明しよう」を多用するようになった。その多用ぶりに、69話などでドロンジョから「説明は富山敬に任せておけばいい」といった趣旨の突っ込みを受けていた。「全国の女子高生の皆さん」やボタンを押す際の「'''[[ポチッとな]]'''」などの決まり台詞がある。物語の中期から後期にかけては、完成したメカを披露する際に「全国○×協会推薦です」の一言が入ることがある。普段からゴーグルを着用しており、ゴーグルを外した素顔は後述のOVA「タイムボカン王道復古」においてでしか見ることができない(トンズラーも同様)。実は[[かなづち]]で泳げない(32話冒頭の商売時で判明)が、後の35話や52話では普通に泳いでいた。その名前の由来は「ぼやき」から。25歳。
 +
; トンズラー 声:[[たてかべ和也]]
 +
: ドロンボー一味の怪力担当。身長138cm。本名は'''スタコラ・トンズラー'''。元[[プロレスラー]]で[[岩手県]]出身だが、なぜか[[関西地方|関西]]弁を多用し語尾に「~まんねん」を付けて話す。
 +
: 影が薄くなりがちな歴代たてかべキャラだが、本作ではインチキ商売において暴力(?)で存在感を出している。30話の冒頭でドクロベーが現れた時にたまたまいなくなったのが原因でトンズラーが'''ドクロベエ'''ではないかと誤解したドロンジョとボヤッキーはこの回ではトンズラーを大事に扱うが、結局ドクロベエではなかった上にドクロベエから個別におしおきをされてしまう。名前の由来は逃げるという意味の「とんずら」から。30歳。
 +
; ドクロベエ 声:[[滝口順平]]
 +
: 「泥棒の神様」を自称する謎の男。三悪をそそのかしドクロストーンを探させる。<!--実は、その正体はドクロ惑星・XYZ星人という宇宙人でドクロストーンとはバラバラになったドクロベエの身体で、自分の体であるドクロストーンを集めさせるためだった。-->毎回やられてぼろぼろのドロンボー一味に対し、趣向を凝らした「'''おしおき'''」をおこなう。これがシリーズを通して人気を博した。
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: ドクロストーンの情報をドロンボー一味に与えて捜索させるが不正確な情報が多く、ドロンボー一味に無駄足を踏ませることが大部分。しかし、負けて敗走中のドロンボー一味へのおしおきに関しては割り切って必ず行う。ドロンボーがガセ情報について抗弁しても無駄であり(抗議に対して逆ギレすることの方が多い)、おしおきは100%執行される。作戦が成功してドクロストーンを手に入れたにもかかわらず「いつもやっていることなのでやっておかないと気持ち悪いから」という理不尽極まりない理由でおしおきを執行するが、それもそのはず、このおしおきはドクロベエの'''唯一無二の趣味'''であった。
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: しかも趣味が高じて後半では、誤った情報を流した事に反省したり、お詫びとしてドロンボー一味に親切にしたりする場面が見られるが、その実体は「おしおき」であり、結局痛い目に遭わせて楽しんでいるだけであった。
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: インチキ商売の売れ残りなどに似せたメカか映写機の映像で現れることが多い。指令が終わると『[[スパイ大作戦]]』のパロディで自爆することが多い。実はドロンジョのファンである。
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: 好きな球団は[[阪神タイガース]]で、[[読売ジャイアンツ|巨人]]が阪神に勝ったためにとても不機嫌になるエピソードが40話にある。
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: 歌で指令を伝えることもあった。その度に三悪は不快感を示し、それに気づいたドクロベエは当然ながら怒っていた。なお、オタスケマンでも滝口が東南長官役としてテーマ曲「オタスケマンの歌」を歌う場面があったが、このときも三悪に酷評されている。
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: 悪事に対してこだわりがある様子で、三悪が金持ちの婦人達の競争心をあおったり、銀行強盗をして稼いだ大金をほとんど没収している。
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: 滝口は物語のキーキャラクターと2役を演じることがよくあり、その場合は国王役が多かった。
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: 機嫌が良いときの三悪に馴れ馴れしく「'''ドクベーちゃん'''」と呼ばれることもある。
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: 46話では三悪から「'''ドクボケ'''」と呼ばれたこともあった。
  
;オモッチャマ:声 - [[桂玲子]]
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==== その他 ====
:サイコロ型ロボットで、ガンちゃんの父親が経営する高田玩具店のマスコット。前作のチョロ坊同様、ロボットでありながら喜怒哀楽の感情を持つが、ガンちゃんには感情を否定されている。頭からプロペラを出して飛行することができる。ドロンボーのインチキ商売を自ら手を下して暴いたこともある。ヤッターアンコウ登場~ヤッターワン大破の間はサイコロに変形して転がり、乗り込むメカを出た数字によって決めていた。成人男性を吊り上げることもできる(第81話で判明)。[[一人称]]は「ボッチ」で、語尾は「'''~だ(で)コロン'''」。タイトルの読み上げ、[[次回予告]]のナレーションも担当。後期の次回予告では作品中で初めて「三悪」という言葉が使われている。動力源は乾電池。
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; ナレーター 声:[[富山敬]]
:*初期エンディングの「声の出演」クレジットでは、企画書での名称である「サイコロン」となっていた。
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: 要所要所で「'''説明しよう'''」などのフレーズで、様々な解説を行う。ただし、回が進むと「メカの素」などについてははぐらかすこともしばしばあった。担当の富山はこれ以外にもおだてブタ・おほめブタ・なげきブタも演じていた。また、劇中の青年キャラも演じることもあった。
  
以上の声の3名は前作の[[タイムボカン]]から引き継いでいる。善玉の声優が前作から引き継がれたのはシリーズ史上本作のみである。
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==== 登場人物のその後 ====
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本作のキャラは、後にリバイバル企画「タイムボカン王道復古」のOVAにおいてその後が描かれた。三悪についてはCD『タイムボカン名曲大全』で、タイムボカン王道復古までの解散後のエピソードを聞くことができる。
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* ガンちゃんとアイちゃんは結婚し、見ている方が恥ずかしくなるほどのアツアツ新婚生活(いわゆる「バカップル」)を送っていた。オモッチャマがドロンボー復活を知らせに駆け込んできても、相手にしてもらえなかった。因みに服装はツナギではない。
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* ヤッターキングは再度改修され、ヤッターワンFZ(ファイナルゼット)へとパワーアップ。全身に強力な武器を装備している。
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* ドロンジョも西麻布のスナックのママを経た後、ドロンボーのメンバー以外の男性と結婚し、既に子持ちとなっていた。7歳を筆頭に5人の子供がいるという。
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* ボヤッキーはドロンボー解散後、一時期六本木のホストクラブで'''ヘルニアのボヤ'''と言う有名売れっ子ホストになるが、その後は故郷・会津若松市に住む恋人・おハナちゃんと結婚し喜多方蕎麦屋を[[国分寺市]]で経営する。「王道復古」の作中では[[科学忍者隊ガッチャマン|ガッチャマン]]のメンバーと南部博士にコロッケそばを食い逃げされていた。ハッピーという名前の娘がいる。
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* トンズラーはウサギ売りの[[テキ屋]]をやっていたが、その後芸能プロダクションのマネージャーに転職し辣腕を振るっている。この設定については演ずるたてかべが当時はタイムボカンシリーズや『[[ドラえもん]]』など旧来からの役を除いて既に声優業から殆ど引退し、声優プロダクションのマネージャーをしていたことが元ネタではないかとの指摘もある。
  
=== ドロンボー ===
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=== 登場メカ ===
イカサマ商売で活動資金を得て泥棒家業を働く悪党にして義賊泥棒(自称)。三人揃って「ドロンボー」。
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==== ヤッターメカ ====
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; ヤッターワン 声:[[池田勝]]
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: ガンちゃんたちが作り上げた[[イヌ|犬]]型ロボ。ホネ型のメカの素を食べてパワーアップ、様々な生き物(カバやアリなど)のビックリドッキリメカを出動させる。しかも自我を持っており意外と女好きで、ガンちゃんやオモッチャマの命令は聞かないがアイちゃんの言うことだけは聞く。エンジンの起動は手動のクランクハンドル式であり、初期オープニングはガンちゃんがこれを回し起動させるシーンから始まる。これは、乗員が機外に掴まって移動することとあわせてモチーフになったのが[[消防車]]であるためとの指摘が『[[BSアニメ夜話]]』においてなされている。
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: 生身の犬同様縄張り意識が強く、第4話では出動中に「帰り道がわからなくなったときのために」という理由で電柱におシッコを引っかける場面が見られた。
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: 第45話でドロンボーメカ「バスガマシーン」の「ガリガリミサイル」によって大破してしまう。切り離し装置や制御システムが壊滅的に破壊されていたためにメカ本体も引きずられ、ヤッターワンともども爆発している。なおこの時、ヤッターマンはファンファーレ担当の犬型メカたちに引かせたそりに乗って帰っている。その後、後述のヤッターキングに改造された。
 +
: ヤッターキング完成後、ヤッターワンの英霊(とはいっても、ヤッターキングの自我はヤッターワンと同一である。だがヤッターワンの頃はアイちゃんの言うことだけ聞く事が主だったが、キングに復活してからはガンちゃんの指示にも従うようになっている)はヤッターマン基地に祀られ、ヤッターマンは「ヤッターワンの神」に戦勝祈願をしてから出動する。そこに第34話で手に入れたドクロストーンを隠していたが、第84話で奪われてしまった。
 +
: 演じた池田は、滝口・富山と同様、劇中のゲストキャラと二役を演じることが多かった。
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; ヤッターペリカン 声:池田勝
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: [[ペリカン]]型ロボ。初登場は第14話。鳥がモチーフ(とはいえ、羽などはない。)であるだけに空中戦が得意。甲高い声が特徴。[[ドジョウ]]型のメカの素で、鳥形のビックリドッキリメカを作る。ドロンジョには「ヤッターアヒル」と呼ばれていた。なお、本機はキングに搭載されず、単機で移動した。初期においては、ヤッターワンと違い「ビッグショックメカ」と言ってゾロメカを出していた。
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; ヤッターアンコウ 声:池田勝
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: [[アンコウ]]型メカ。初登場は第27話。魚がモチーフであるだけに水中戦が得意だが、陸上移動ばかりか飛行まで可能。[[アンパン]]型のメカのもとで魚類などのビックリドッキリメカ(当初は「ビックラヒャックラメカ」とも呼称)を作る。ヤッターマンが内部に乗り込むことができる[[潜水艦]]メカであるが、他のヤッターメカ同様に機外に掴まって搭乗する事も出来る。通常の口以外にもコクピット内にある口からもメカの素を食べさせる事が出来る(この機能はヤッタードジラに継承されている)。ドロンジョには「ヤッターナマズ」と呼ばれていた。第32話ではあっかんべーをするだけのためにある舌も備えていることが判明している。なお、ヤッターアンコウがゾロメカを出すときのファンファーレは前作の「[[タイムボカン]]」で「今週のハイライト」(マージョ一味が丹平たちを爆殺しようとする)の場面に使われていたものに、水泡音の[[エフェクト]]をかけたものである。第28話では宇宙船に改造されて月へ飛行している。第38話では本作で唯一時間移動をし、ナレーションで「タイムボカンIV号」と呼ばれたことがある(ただし、このエピソード自体ボヤッキーの夢の中の話であったが)。基本的に単機で使用されたが、第54話でヤッターキングに搭載されて移動している。
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; ヤッターキング 声:池田勝
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: 第45話で破壊されたヤッターワンに大幅な改造を施し、第46話からヤッターキングとして復活。遙かに大型化し、後方に大幅に長くなった胴体部を持つ。メカの素はヤッターワンと同様に骨型だが、重量が10倍重くなっており、その分パワーも10倍である。ヤッターワン同様、様々な生き物のビックリドッキリメカを出すがヤッターワンの時とは違った生き物が出てくることが多く、ヤッターワンの時の「常連」のメカ(カバやスカンク)も出てくることがあった。また、赤鬼や河童、昔話の主人公(桃太郎など)が出てくることもあった。
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: 更に途中からこの胴体部に3体のヤッターメカを格納できるようになり母艦役としても働くようになった。毎回、ルーレット(グー子、チョキ子、パー子:[[滝沢久美子]]が担当)でブル・ドジラ・パンダ&コパンダのいずれか一体を選択し発進させる。ヤッターワン(ブルも)はドラムロールの合図と共にゾロメカを発進させたが、キング(ドジラ・パンダも。ただし、パンダのファンファーレ役はコパンダ一人で初登場の時は笹笛による別の曲)は[[ジョアキーノ・ロッシーニ|ロッシーニ]]作曲『[[ウィリアム・テル序曲]]』のワンフレーズ(「スイス独立軍の行進」と呼ばれる部分の導入部)を合図に発進させる。ヤッターキングはドロンジョにしばしば「ヤッターギャング」と呼ばれていた。第64話と第76話では[[宇宙船]]に改造されている。
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; ヤッターゾウ 声:池田勝
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: 第91話より登場した、ヤッターキングの後継機となる大型の[[ゾウ]]型母船メカ。ヤッターキング同様巨体で、これまでのメカと同様外部側面に捕まって移動するが、内部に乗り込むことも出来る。[[ダンボ]]の様に耳を駆使して飛行が可能。キングと違い、ビックリドッキリメカを出動させるシーンが無かった為、ビックリドッキリメカを製造する事が出来るかどうかは不明。また戦闘シーンもこれと言って無かったが鼻から水を放水可能。ブル、ドジラ、パンダ&コパンダ、よこづなを搭載している。勝利のポーズの後起こす地響きはキングをも上回る衝撃で、最終回はキングと並んで勝利の四股を踏んだ。こちらも第93話で宇宙船になっている。
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; ヤッターパンダ&コパンダ 声:池田勝・[[滝沢久美子]]
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: 親子[[ジャイアントパンダ|パンダ]]メカ。コパンダは名の通り子供で、普段はパンダの頭上に乗り、サイレンを手動で回す。グー子が勝つと出動する。初出動は初登場した第58話。[[サトウキビ]]型のメカの素で野菜と果物をモチーフにしたビックリドッキリメカを作る。肩からフットボール[[タイヤ]]が飛び出して攻撃する。ファンファーレはコパンダの咥える笹笛。
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; ヤッタードジラ 声:[[田中勝]]、富山敬(58話のみ)
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: [[恐竜]]型の小型潜水艇メカ。第58話でその姿が披露され、初出動は第59話。チョキ子が勝つと出動する。脚部の足部分はスキー板状になっており、水上や雪山の滑走などもこなす。ひょうきんな印象を与える表情の顔ととぼけたしゃべり方が特徴。[[ドラ焼き]]型のメカの素で日用品をモチーフにしたビックリドッキリメカを作る。他のヤッターメカとは違い、ビックリドッキリメカを複数作る事があり、これらを組み合わせて攻撃する。メカの素は口に放り込む以外にコックピット内にあるドジラの顔型レリーフの口からも食べさせることができる。尻からファンファーレメカの卵を産む。ファンファーレメカは演奏が終わると跳びあがってドジラの尻の穴に戻る。
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; ヤッターブル 声:池田勝
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: [[ブルドッグ]]型メカ。第58話でその姿が披露され、出動は第63話。パー子が勝つと出動する。逆立ちをした変わった姿で行動。少し恥かしがりやな性格だが、タフで一度噛み付いたら絶対に離さない。[[ホットドッグ]]型のメカの素でビックリドッキリメカ(ボヤッキー曰く'''「犬が拾ってくる物」'''(靴など))を作る。ドロンジョにはさまざまな名前(ヤッター[[スピッツ (犬) |スピッツ]]、ヤッター[[ドーベルマン]]など)で呼ばれる。
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; ヤッターよこづな 声:[[緒方賢一]]
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: [[横綱]](闘犬)型メカ。初登場はヤッターゾウと同じ第91話。白い球形(番組内では白星型と説明していた)のメカの素でお菓子やパンなどをモチーフにしたビックリドッキリメカを作る。闘犬をモチーフした割には体格が異常に華奢であり、毎回悪玉メカと[[相撲]]をとるも負けてばかりいた。ドロンジョが「ヤッター[[前頭]]三枚目」または「ヤッターふんどしかつぎ」とおちょくる。ビックリドッキリメカを出す際には[[廻し|化粧廻し]]をブラウン管に見立ててそこに[[呼出|呼び出し]](声:滝口順平)が登場し、ビックリドッキリメカの名前を読み上げるという趣向になっていた。
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: なお、緒方はヤッターよこづなが登場する以前にもゲストキャラとして出演している。
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; ビックリドッキリメカ(ゾロメカ)
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: 各ヤッターメカのピンチに際しガンちゃんの与える「'''メカの素'''」により、ヤッターメカの内部で大量生産される、毎度姿の異なる小型メカ。
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: 当初は「ビックリドッキリメカ(ワン)」「ビッグショックメカ(ペリカン)」「ビックラヒャックラメカ(アンコウ)」と、各ヤッターメカにより「正式名称」は若干異なっていたが、後に「ビックリドッキリメカ」に統一された。
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: ドラムロールあるいはファンファーレの後に登場、例えば「鍋!鍋!鍋!……」「ひつじ!ひつじ!ひつじ!……」など、自分の姿その物の名前を延々と連呼しながら出てくる。ほとんどの場合ヤッターマンのエンブレムを身に着けている。よってたかってドロンボーメカに取り付き、切り刻み、喰い荒らし、解体し、最後は爆発させる。
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: 中期からはヤッターマンに対抗してドロンボー一味もゾロメカを出すことが多くなる。そのメカはまるで事前に打ち合わせでもしたかの様に、その回のヤッターマン側に対抗したもの(例(カッコ内はその回でのビックリドッキリメカ)バリカン:(羊メカ)、中学生用の鞄(ランドセル)など)。もちろん身に着けているのはドクロマーク。ヤッターマンの裏をかいたつもりのようである。
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: 終盤は双方のゾロメカが合戦や歌合戦、クイズ合戦などで対戦し、負けた方の本体が自爆するというパターンに落ち着く。
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: 最終回はヤッターキング以下全メカが登場、キングのファンファーレと共にビックリドッキリメカ大行進となる。
  
第106話でドロンジョがボヤッキーの年齢を'''40代'''と暴露するシーンがあり、3名とも[[サバ]]を読んでいる可能性がある。本放送の放映中は、前作の「[[タイムボカン]]」のマージョ一味が改名したという設定だった<!--第106話の本放送の時点で、ボヤッキー役の声優・八奈見乗児は47歳なので、それをドロンジョ役・小原乃梨子がネタにした可能性もある。-->。
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==== ドロンボーメカ ====
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; ドロンボー一味のヤラレメカ
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: 第1話でのレストラン→台所用品のダイドコロンメカなど、その話のインチキ商売がテーマとなっているデザインのものがほとんど。
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: [[ヤットデタマン]]と同じくコアとなるメカが存在しないのも特徴。
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: ちなみにヤッターよこづなが登場する以前の第53話で関取型のメカ(このときのインチキ商売が相撲巡業だったことから)も登場した。
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; 脱出用自転車
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: ドロンボー一味が敗北しメカが爆発した後、帰還するために使用する自転車。3人で「'''エイホ'''」と声を掛け合いながら漕ぐ。特に固有の名称はないが、先頭部分にドクロベエからの受信機が付いており、大体これを漕いでいるときにドクロベエのおしおきを受けるため「'''おしおき三輪車'''」と通称されている。
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: 構造は縦列3輪で[[一輪車]]を3両繋いだ構造をしている。補助動力なのか、何らかの噴射機構のような物を三基備えているように見えるが、詳細は不明。また、[[ステアリング]]機構がない。従って方向転換は荷重移動で[[バンク]]させて行うしかなく、3人の息がぴったり合っていないと乗りこなせない代物のはずである。その点、三悪の乗り物にふさわしいかも知れない。しかし、一度だけ[[タイムパトロール隊オタスケマン|オタスケマン]]の作中に登場したときは、三悪は2人のみで(クビの危機にあったドワルスキーの名誉回復作戦のため)、作中に後から加わったメンバー(ゲキガスキー。ちなみに「わーい、一度これに乗ってみたかったんだ」と言っている)の3人で漕いでいる。
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: 41話では冒頭のインチキ商売でも登場している。この回のインチキ商売は大工で、ドロンボーが現場からアジトに戻る際に使用しているが、アジトに戻ろうとしていたところをアイちゃんに目撃されている。なお放送回によっては船やハンググライダー、風船などを合体させて、空や海にも対応できるようにすることがある
 +
: 後の企画シリーズ「タイムボカン 王道復古」のOVA1巻における悪玉メカ・レースでは、最終的にこれで完走し勝利した。
 +
: プレイステーションで発売されたシューティングゲーム「ボカンと一発ドロンボー」では、ドロンボー一味だけが他の三悪トリオのような専用マシンが無いことを嘆くシーンがあるが、これにトンズラーが「わいらにはチャリンコがある」と突っ込んで怒られる場面がある。
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: また、同作とその続編に当たる「ボカンですよ」では搭乗しているマシンが爆弾を出している際にダメージを受けると爆弾が暴発しこの形態になる。この状態では威力の低い攻撃しかできず一発当たればその時点でゲームオーバーになってしまう。ただし、一定時間すると出てくるアイテム「ゲキガスキー」を取ることで再度マシンに乗り直すことも可能。
  
;ドロンジョ:声 - [[小原乃梨子]]
+
==== コクピットメカ ====
:ドロンボーのお色気担当。「ドロンジョ様」「ドロンコ」などの呼称を持ち、金銀宝石を愛するドロンボーの女ボス。本名は'''ササッガワ・ヒロッコ'''(元ネタは、勿論[[笹川ひろし]]であろう)スタイル抜群で頭脳明晰?な美女であるが、本シリーズ歴代女ボスの中でも最も特徴ある大きなフード型の仮面を被っており、素顔は平時の悪徳商売中くらいしか(ただしストーリー初期。中期からはペルソナ着用)見られない。フライドポテトが大好き。ドロンボーが解散するということになった際、ボヤッキーとトンズラーに、「いい女は振り返らないものなんだよ。」と涙ながらに発言していた。ある大会社の令嬢らしい。ネーミングモデルは、フランスの女優で小原の持ち役でもある[[ミレーヌ・ドモンジョ]]から由来している。24歳。
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; アッキレカエル 声:[[西川幾雄]]
;ボヤッキー:声 - [[八奈見乗児]]
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: 第106話にのみ登場した帽子をかぶった紳士風の[[カエル]]型メカ。
:フルネームは'''ブツクサ・ボヤッキー'''。ドロンボーのメカ・作戦担当。女子高生好きで知られる。「'''[[ポチっとな]]'''」「'''全国の女子高校生のミナサマ'''」などのかなり有名なフレーズを残す。一人称は「アタシ」または「ボクちゃん」でかなりのオカマ口調。[[会津若松]]出身。後半に入ってからは、ナレーターの伝説のフレーズ「説明しよう」を多用するようになった。その多用ぶりに69話においてドロンジョから「説明は富山敬ちゃんに任せときゃいいんだよ!」と突っ込まれていた(他話でも同様なセリフあり)。中期~後期にかけては完成したメカを披露する際に「全国○○協会推薦です」の一言が入ることがある。名前の由来は「ぼやき」から。25歳。
+
; トリオ・ザ・ビックリ 声:富山敬
;トンズラー:声 - [[たてかべ和也]]
+
: 第99話で巨大な剣がドロンボーのメカに突き刺さった時に出てきた三人組のメカで「ビックリー」「トックリー」「シャックリー」と歌う。
:ドロンボーの怪力担当。本名は'''スタコラ・トンズラー'''。元プロレスラーで[[岩手県]]出身だが、なぜか[[関西地方|関西]]弁を多用している。18歳になる娘がいる?
+
; なんまんだぶ 声:富山敬
:影が薄くなりがちな歴代たてかべキャラだが、本作ではインチキ商売において暴力!?で存在感を出している。30話の冒頭でドクロベーが現れた時にたまたまいなくなったのが原因で'''ドクロベー'''説が流れ、ドロンジョ&ボヤッキーはこの回ではトンズラーを大事に扱うが、結局ドクロベーではなかった上に、ドクロベーから個別におしおきをされてしまう。名前の由来は逃げるという意味の「とんずら」から。30歳。
+
: 第38話でヤッターアンコウのトビウオメカに対抗するため鵜メカを発進させようとしたとき、架裟を着たドクロ坊主メカが登場し「なーんまーんだぶなーんまーんたぶ…」と連呼していた。45話ではガリガリミサイルを発射しようとした瞬間にドッチラケメカが出た後、架裟を着たドクロ坊主メカが木魚を5回叩いたあと、「ご愁傷様」と言って引っ込んでいった。
;ドクロベー:声 - [[滝口順平]]
+
; ドッチラケメカ 声:田中勝
:「泥棒の神様」を自称する謎の男。三悪をそそのかしドクロストーンを探させるが、その真の目的は…。<!--実は、その正体はドクロ惑星・XYZ星人という宇宙人で、ドクロストーンとはバラバラになったドクロベーの身体で、自分の体であるドクロストーンを集めさせるためだった。-->毎回やられてぼろぼろのドロンボー一味に趣向を凝らしたお仕置きをおこなう。これがシリーズを通して人気を博した。その時のフレーズは「'''どぉ~れ、おしおきだべぇ~'''」。
+
: 中期のメカ戦においてドロンボー優勢時もしくはしらけたとき、メカ爆発時に「ちんちろりんのドッチラケ」と登場する骸骨型のコックピットメカ。後半はおだてブタにお株を奪われるが、冷やかし系コックピットメカの草分け的存在。由来はフジテレビで本作の1時間後に放送されていた「[[欽ドン!|欽ちゃんのドンとやってみよう!]]」から。後期OPやEDにも登場している。
:ドクロストーンの情報をドロンボーに与えて捜索させるが、不正確な情報が多く、ドロンボーに無駄足を踏ませることが大部分。しかし負けて敗走中のドロンボーへのおしおきに関しては割り切って必ず行う。ドロンボーがガセ情報について抗弁しても無駄で100%執行される。インチキ商売の売れ残りなどに似せたメカか、映写機の映像で現れることが多い。指令を伝えるときに「耳の穴かっぽじってよぉーく聞くだべぇ」を多用している。指令が終わると[[スパイ大作戦]]のパロディで「我輩は消滅するべえ」と言って爆発することが多い。実はドロンジョのファンである。
+
; アクション予報メカ 声:富山敬
:好きな球団は[[阪神タイガース]]で、[[読売ジャイアンツ|巨人]]が阪神に勝つと最高に不機嫌になる(40話参照)。
+
: ゲタの形をしたメカで[[天気予報]]風に戦いの結果を予言する。後の[[タイムパトロール隊オタスケマン]]に登場する占いママさんの原型に当たり、第48話から第50話に登場した。
:歌で指令を伝えることもあった。その度に三悪は不快感を示し、それに気づいたドクロベーは当然ながら怒っていた。なお、オタスケマンでも滝口がテーマ曲「オタスケマンの歌」を歌う場面があったが、このときも三悪に酷評されている。
+
; おだてブタ 声:富山敬
:悪事に対して拘りがある様子で、三悪が金持ちの婦人達の競争心を煽ったり、銀行強盗をして稼いだ大金をほとんど没収している。
+
: その名の通り[[ブタ]]型のコクピットメカで、[[ヤシ]]の木を登りながら定番となっている「ブタもおだてりゃ木に登る」ということわざを言う。このような伝説のフレーズを持つメカだが、初登場は60話と意外に遅い。おだてやお世辞を見分けるコクピットメカ、後に「おだてブタ」という挿入歌まで出来、本作品を盛り上げる。「ブタもおだてりゃ - 」は笹川ひろしの故郷、[[福島県]][[会津|会津地方]]では普通に使われていた「豚の木登り」ということわざ(意味は『不可能な(出来ない)こと』『ありえない』)のもじり。[[ゼンダマン]]、オタスケマンにも登場している。
:滝口は物語のキーキャラクターと2役を演じることがよくあり、その場合は国王役が多かった。
+
: なお、一度だけコクピットから出ようとした際、ドロンジョに足でふたを踏みつけられて出られなくなってしまったが、その時もコクピットの中で折れ曲がった[[ヤシ|やし]]の木にしがみついてきっちりアピールしていた。
:機嫌が良いときの三悪に馴れ馴れしく「'''ドクベーちゃん'''」と呼ばれることもあった。
+
; お褒めブタ 声:富山敬
;ナレーター:声 - [[富山敬]]
+
: 65話にて初登場。赤いちゃんちゃんこを着たブタメカシリーズ第2弾。
:要所要所で'''「説明しよう」・「解説せねばなるまい」'''等のフレーズを使用。おだてブタ・おほめブタ・なげきブタも演じていた。また、劇中の青年キャラも演じることもあった。
+
; 嘆きブタ 声:富山敬
 +
: 67話にて初登場。負けそうになったり、負けが確定すると現れるおばさんブタ型コクピットメカ。時折台詞が変わることがある。
 +
; 名称不明のカラス
 +
: 58話にのみ登場。3羽のカラスが出てきて「アホー、アホー、アホー」と歌うと引っ込む。
  
===ゲストキャラクター===
+
=== スタッフ ===
本作がシリーズ初登場となる声優を列記する(初登場順)。太字は後に本シリーズのレギュラーを務めた声優。
+
* 製作 - [[吉田竜夫]](36話まで)、[[吉田健二]](37話以降。クレジット表記はされず。)
*[[国坂伸]]
+
* 企画 - [[鳥海尽三]][[酒井あきよし]]
*[[中川まり子]]
+
* 原作 - [[竜の子プロダクション|タツノコプロ]]企画室
*[[中島喜美栄]]
+
* 音楽 - [[神保雅彰|神保正明]][[山本正之]]
*[[松金よね子]]
+
* 協力 - 魔人社音楽工房
*[[松尾佳子]]
+
* チーフディレクター(総監督) - [[笹川ひろし]](全話)、原征太郎(58話まで)
*[[井上瑤]]
+
* [[プロデューサー]] - 柴田勝、永井昌嗣
*'''[[つかせのりこ]]'''
+
* [[キャラクターデザイン]] - [[天野喜孝|天野嘉孝]]、中森恵子、[[高田明美]]
*[[黒須薫]]
+
* [[メカニックデザイン]] - [[大河原邦男]]
*[[池田和子]]
+
* 美術担当 - 岡田和夫、横瀬直人
*[[佐藤輝昭]]
+
* 原動画 - マエダコーセイ、アベ正己、星川信芳、矢尾正一、古瀬登、さかいあきお、望月敬一郎、谷田部雄次、堀本善法、福地信之、入間市郎、高橋由美子、内田まゆみ、北林京子、前田康成、[[なかむらたかし]]、中村清、吉田修久、水村十司、山崎茂、橋本一枝、横川たか子、宍倉敏、矢尾登、野田拓実、白土理恵、高島鉄雄、江崎桂子、中川ひろ子、河合桃子、北條昌子、中島京子、牧由美、小国千代子、明石典子、坂井文雄、出塚芳信、清島孝一郎、田中亨、[[湖川友謙|湖川滋]]、本多哲、平山則雄、道下有希子、池部吉昭、豊島勝彦、鈴木康彦、古川達也、楠田悟、坂口尚、鎌田百合子、渡辺いずみ、武藤由美子、[[岸義之]]、金子成子、内藤美智子、高橋理江、小山規、角田てる、長田三枝子、澄川祐子、加藤政志、宮林英子、前田康成、木口準、木田幸一、加藤のり子、佐藤勢津子、山沢実、小山ただし、堀本義則、林政行、安藤純子、小河清美、北川祐子、石井邦幸、今川よしみ、弓入叶子、平英生、佐藤節子、安達淳子、岩沢紳一、林孝文、小林左希子、寺川枝里子、緒方康彦、鈴木伸一、佐藤清、瀬宮玲子、森川明美、幸田知子、大町環、野崎温子、[[わたなべひろし|渡辺浩]]、小西洋子、上田弘美、長谷川憲生、野田道子、森安夫、武井恒夫、小野茂、武田政夫、名務修、柳田朝彦、増渕倫子、叶内孝行、松田芳明、斉藤文康、関文江、波戸根良昭
*[[松井千恵子]]
+
* 背景 - アップル、エリプロ、[[アドコスモ]]、スタジオSF、みにあ~と、スタジオノア、ARTテイクワン、マスコット、[[アニメフレンド]]、今村プロ
*[[滝雅也]]
+
* 仕上 - スタジオUFO、アドコスモ、スタジオワールド、アニメフレンド、竜仕上センター
*[[五島美恵子]]
+
* 撮影 - 緒方プロダクション、アニメフレンド、ティニシムラ、天平フィルム
*[[池田敬子]]
+
* 編集 - 谷口肇、戸田礼子、西出栄子、古川順康、三木幸子、津留洋子、谷川幸男
*'''[[矢野陽子|矢野洋子]]'''
+
* 進行 - 福村典義、新井秀子、寺田憲生、寺田好輝、高野和雄、伏川政明、横山昭二、富樫みどり、小林正典、羽田野智子、富田民幸、近松順、松本堯一、大沢正喜、吉田哲、上野翼、五月女有作、[[谷田部勝義]]、沢田裕子
*[[若林真理子]]
+
* 録音ディレクター - 鳥海俊材
*[[恵比寿まさ子]]
+
* 録音 - 高橋久義
*[[宮内尊寛]]
+
* 効果 - 加藤昭二([[アニメサウンドプロダクション]])
*[[川島千代子]]
+
* 現像 - [[東京現像所]]
*[[滝口カオル]]
+
* 制作協力 - アニメルーム
*[[高木早苗]]
+
* 制作デスク - 横尾潔
*[[山田礼子]]
+
* 制作担当 - 内間稔、鈴木利幸、大野実([[読売広告社]])、嘉義良隆、小林正典、中野政則、横尾潔(タツノコプロ)
*[[仁内達之]]
+
* 制作 - [[フジテレビジョン|フジテレビ]]、タツノコプロ
*[[弥永和子]]
+
*'''[[滝沢久美子]]'''
+
*[[立原順平]]
+
*'''[[矢田稔]]'''
+
*有馬瑞子(現:[[有馬瑞香]])
+
*'''[[稲葉実]]'''
+
*[[北村清子]]
+
*[[潘恵子]]
+
*[[小野丈雄]]
+
*[[坂本富美代]]
+
*[[宮地牧子]]
+
*'''[[広瀬正志]]'''
+
*[[西田昭一]]
+
*[[扇谷敏]]
+
*小山まみ(現:[[小山茉美]])
+
*[[矢野順子]]
+
*[[滝沢順子]]
+
*[[飯井啓子]]
+
*[[大平透]]
+
*[[一城みゆ希]]
+
*[[北浜晴子]]
+
*'''[[水島裕]]'''
+
*[[亀井三郎]]
+
*[[はせさん治]]
+
*[[岡田道郎]]
+
*'''[[宮村義人]]
+
*[[蟹江栄司]]
+
*[[測見民雄]]
+
*'''[[三ツ矢雄二]]'''
+
*[[岡真佐子]]
+
*[[吉田理保子]]
+
*[[青野武]]
+
*[[松岡洋子 (声優)|松岡洋子]]
+
*[[吉田久美子]]
+
*[[岡田直子]]
+
*[[井上真樹夫]]
+
*[[小林由利]]
+
*[[日高晤郎]]
+
*[[相模太郎]]
+
*[[荒川保男]]
+
*[[佐次和弘]]
+
また、前作の木江田博士役だった[[槐柳二]]も数回出演している。
+
  
===キャラクターのその後===
+
吉田竜夫は放映中の[[1977年]][[9月5日]]に他界。その後は竜夫の後を継いだ弟の[[吉田健二]]が製作の指揮を執った。しかし本作では健二の名はクレジットせず、最終回まで竜夫を製作者とした。
本作のキャラは、後にリバイバル企画「タイムボカン王道復古」のOVAにおいてその後が描かれた。三悪についてはCD'''タイムボカン名曲大全'''で、タイムボカン王道復古迄の解散後のエピソードを聞く事ができる。
+
  
*ガンちゃんとアイちゃんは結婚し、見ている方が恥ずかしくなるほどのアツアツ新婚生活を送っていた。オモッチャマがドロンボー復活を知らせに駆け込んできても、相手にしてもらえなかった。
+
=== 主題歌・挿入歌など ===
*ヤッターキングは再度改修され、ヤッターワンFZ(ファイナルゼット)へとパワーアップ。全身に強力な武器を装備している。
+
レーベルは全て[[ビクターエンタテインメント|ビクター音楽産業]]。特に『[[ヤッターマンの歌]]』は山本正之の歌唱作品としては最大の50万枚を超える売り上げを記録した。
*ボヤッキーはドロンボー解散後、一時期六本木のホストクラブで'''ヘルニアのボヤ'''と言う有名売れっ子ホストになるが、その後は故郷・[[会津若松市]]に住む恋人、おハナちゃんと結婚し喜多方蕎麦屋を[[国分寺市]]で経営する。この蕎麦屋では[[科学忍者隊ガッチャマン|ガッチャマン]]のメンバーに食い逃げされたことがある。ハッピーという名前の娘がいる。
+
*ドロンジョも西麻布のスナックのママを経た後、ドロンボーメンバー外の男性と結婚、既に子持ちとなっていた。7歳を筆頭に5人の子供がいるという。
+
*トンズラーはウサギ売りの[[テキ屋]]をやっていたが、その後芸能プロダクションのマネージャーに転職し辣腕を振るっている。この設定については演ずるたてかべが、当時はタイムボカンシリーズや[[ドラえもん]]など旧来からの役を除いて既に声優業から殆ど引退し、声優プロダクションのマネージャーをしていた事が元ネタではないかとの指摘もある。
+
  
== 登場メカ ==
+
『ヤッターマンの歌』『天才ドロンボー』を収録したシングルは、2008年に[[JVCエンタテインメント]]からCDで復刻された。その際、「タイムボカン王道復古」のために制作された『ヤッターマンの歌'93』が追加され、それぞれのカラオケも収録されている(『天才ドロンボー』のカラオケのみモノラルでの収録)。
;ヤッターワン/ヤッターキング:声 - [[池田勝]]
+
:ガンちゃんたちが作り上げた[[イヌ|犬]]型ロボ。ホネ型のメカのもとを食べてパワーアップ、様々なゾロメカを出動させる。しかも自我を持っており、意外と女好きで、ガンちゃんやオモッチャマの命令は聞かないが、アイちゃんの言うことだけは聞く。エンジンの起動は手動のクランクハンドル式で、初期オープニングはガンちゃんがこれを回し起動させるシーンから始まる。これは、乗員が機外に掴まって移動することとあわせ、元イメージが[[消防車]]であるためとの指摘が[[BSアニメ夜話]]においてなされている。
+
:第45話でドロンボーメカ「バスガマシーン」の「ガリガリミサイル」によって大破。切離し装置が故障していたためメカ本体も引きずられ、ヤッターワンともども爆発している。なおこの時、ヤッターマンはファンファーレ担当の犬型メカたちに引かせたそりに乗って帰っている。
+
:その後大幅な改造を施され第46話からヤッターキングとして復活。遙かに大型化し、後方に大幅に長くなった胴体部を持つ。更に途中からこの胴体部に3体のヤッターメカを格納できるようになり母艦役としても働くようになった。毎回、ルーレット(グー子、チョキ子、パー子:[[滝沢久美子]]が担当)でブル・ドジラ・パンダ&コパンダのいずれか一体を選択し発進させる。ヤッターワン(ブルも)はドラムロールの合図と共にゾロメカを発進させたが、キング(ドジラ・パンダも[但しパンダのファンファーレ役はコパンダ一人])は[[ジョアキーノ・ロッシーニ|ロッシーニ]]作曲『[[ウィリアム・テル序曲]]』のワンフレーズ(「スイス独立軍の行進」と呼ばれる部分の導入部)を合図に発進させる。ヤッターキングはドロンジョにしばしば「ヤッターギャング」と呼ばれていた。第64話と第76話では[[宇宙船]]に改造されている。
+
:ヤッターキング完成後、ヤッターワンの英霊(とはいっても、ヤッターキングの自我はヤッターワンと同一である)はヤッターマン基地に祀られ、ヤッターマンは「ヤッターワンの神」に戦勝祈願をしてから出動する。そこに34話で手に入れたドクロストーンを隠していたが、84話で奪われる。
+
:演じた池田は、滝口・富山と同様、劇中のゲストキャラと二役を演じることが多かった。
+
;ヤッターペリカン:声 - [[池田勝]]
+
:[[ペリカン]]型ロボ。初登場は第14話。トリだけに空中戦が得意。甲高い声が特徴。[[ドジョウ]]型のメカのもとで、鳥形のゾロメカを作る。ドロンジョには「ヤッター[[アヒル]]」と呼ばれていた。尚、本機はキングに搭載されず、単機で移動した。ヤッターワンと違い「ビッグショックメカ」といってゾロメカを出す時もある。
+
;ヤッターアンコウ:声 - [[池田勝]]
+
:[[アンコウ]]型メカ。初登場は第27話。サカナだけに水中戦が得意だが、陸上移動ばかりか飛行まで可能。[[アンパン]]型のメカのもとで魚類などのゾロメカを作る。ヤッターマンが内部に乗り込むことができる[[潜水艦]]メカで、メカのもとを食べさせる口もコクピット内にある。ドロンジョには「ヤッター[[ナマズ]]」と呼ばれていた。第32話ではあっかんべーをするだけのためにある舌も備えていることが判明している。なお、ヤッターアンコウがゾロメカを出すときのファンファーレは前作の「[[タイムボカン]]」で「今週のハイライト」(マージョ一味が丹平たちを爆殺しようとする)の場面に使われていたものである。第28話では宇宙船に改造されて月へ飛行している。第38話では本作で唯一時間移動をし、ナレーションで「タイムボカンIV号」と呼ばれたことがある(ただしこのエピソード自体ボヤッキーの夢の中の話だったが)。基本的に単機で使用されたが、第54話でヤッターキングに搭載されて移動している。
+
;ヤッターゾウ:声 - [[池田勝]]
+
:第91話より登場した、ヤッターキングの後継機となる大型の[[ゾウ]]型母船メカ。ヤッターキング同様巨体で、これまでのメカと同様外部側面に捕まって移動するが、内部に乗り込むことも出来る。[[ダンボ]]の様に耳を駆使して飛行が可能。ブル、ドジラ、パンダ&コパンダ、ヨコヅナを搭載。勝利のポーズの後起こす地響きはキングをも上回る衝撃で、最終回はキングと並んで勝利の四股を踏んだ。こちらも第93話で宇宙船になっている。
+
;ヤッターブル:声 - [[池田勝]]
+
:[[ブルドッグ]]型メカ。第58話で披露、初出動は第63話。逆立ちをした変わった姿で行動。少し恥かしがりやな性格だが、タフで一度噛み付いたら絶対に離さない。[[ホットドッグ]]型のメカのもとでゾロメカ(ボヤッキー曰く'''「犬が拾ってくる物」'''(靴など))を作る。ドロンジョにはさまざまな名前(ヤッター[[スピッツ]]、ヤッター[[ドーベルマン]]など)で呼ばれる。
+
;ヤッタードジラ:[[田中勝]]
+
:[[恐竜]]型の小型潜水艇メカ。第58話で披露、初出動は第59話。脚部の足部分はスキー板状になっており、水上や雪山の滑走などもこなす。ひょうきんな印象を与える表情の顔ととぼけたしゃべり方が特徴。[[ドラ焼き]]型のメカのもとで日用品をモチーフにした小型メカを作る。尻からファンファーレメカの卵を産む。
+
;ヤッターパンダ&コパンダ:声 - [[池田勝]]・[[滝沢久美子]]
+
:親子[[ジャイアントパンダ|パンダ]]メカ。コパンダは名の通り子供で、普段はパンダの図上に乗り、サイレンを手動で回す。第58話で披露・初出動。サトウキビ型のメカのもとで野菜と果物をモチーフにした小型メカを作る。肩からフットボール[[タイヤ]]が飛び出して攻撃する。ファンファーレはコパンダの咥える笹笛。
+
;ヤッターヨコヅナ:声 - [[緒方賢一]]
+
:[[横綱]]([[土佐犬]])型メカ。初登場はヤッターゾウと同時。白い球形(番組内では[[白星]]型と説明していた)のメカのもとでお菓子やパンなどをモチーフにしたゾロメカを作る。土佐犬をモチーフした割には体格が異常に華奢で、毎回悪玉メカと[[相撲]]をとるも負けてばかりいた。ドロンジョが「ヤッター[[前頭]]三枚目」とおちょくる。ゾロメカを出すときは、[[廻し|化粧廻し]]をブラウン管に見立ててそこに[[呼び出し]]が登場し、ゾロメカの名前を読み上げるという趣向になっていた。
+
:なお、緒方はヤッターヨコヅナ登場以前にもゲストキャラとして出演している。
+
;ゾロメカ:
+
:今週の「ビックリドッキリメカ」「ビッグショックメカ」など、各ヤッターメカにより「正式名称」は若干異なる。各ヤッターメカのピンチに際しヤッターマン1号の与える「メカの素」により、ヤッターメカの内部で大量生産される、毎度姿の異なる小型メカ。ドラムロールあるいはファンファーレの後に登場、例えば「鍋!鍋!鍋!…」「[[ヒツジ|ひつじ]]!ひつじ!ひつじ!…」等、自分の姿その物の名前を延々と連呼しながら出てくる。ほとんどの場合ヤッターマンのエンブレムを身に着けている。よってたかってドロンボーのメカに取り付き、切り刻み、喰い荒らし、解体し、最後は爆発させる。
+
:中期からはヤッターマンに対抗してドロンボーもゾロメカを出すことが多くなる(内容はまるで事前に打ち合わせでもしたかの様に、その回のヤッターマン側に対抗したもの(例(カッコ内はその回でのヤッターマンゾロメカ):バリカン(羊メカ)、中学生用の鞄(ランドセル)など))。もちろん身に着けているのはドクロマーク。ヤッターマンの裏をかいたつもりだが…。
+
:終盤は双方のゾロメカが合戦や歌合戦、クイズ合戦などで対戦し、負けた方の本体が自爆するというパターンに落ち着く。
+
:最終回はヤッターキング以下全メカが登場、「ファンファーレはキングに任せろ」と宣言したキングのファンファーレと共にゾロメカ大行進となる。
+
;ドロンボーサイドのヤラレメカ
+
第一話でのレストラン等その話のインチキ商売に起因するデザインのものや前後作でもあるような行き先を意識したかのようなデザインのメカが多い
+
シリーズ中ヤットデタマンと同じくコアとなるメカがないのも特徴
+
ちなみにヤッターヨコヅナの登場前のある話で関取方のメカも出ていた
+
;脱出用自転車
+
:ドロンボーが敗北しメカが爆発した後、帰還する為に使用する自転車。三人で「'''エイホ、エイホ、エイホ'''」と声を掛け合いながらペダルを漕ぐ。特に固有の名称はないが、先頭部分にドクロベーからの受信機が付いており、大体これを漕いでいるときにドクロベーのお仕置きを受けるため「'''お仕置き三輪車'''」と通称されている。
+
:構造は縦列3輪で[[一輪車]]を3両繋いだ構造をしている。補助動力なのか、何らかの噴射機構のような物を三基備えているように見えるが、詳細は不明。また、[[ステアリング]]機構がない。従って方向転換は荷重移動で[[バンク]]させて行うしかなく、3人の息がぴったり合っていないと乗りこなせない代物のはずである。その点、三悪の乗り物にふさわしいかも知れない。しかし、一度だけ[[タイムパトロール隊オタスケマン|オタスケマン]]の作中に登場したときは、三悪は2人のみで、作中に後から加わったメンバー(ゲキガスキー。ちなみに「わーい、一度これに乗ってみたかったんだ」と言っている)の3人で漕いでいる。
+
:第41話では冒頭のインチキ商売でも登場している。この回のインチキ商売は大工で、ドロンボーが現場からアジトに戻るときに使用しているが、その姿はアイちゃんに目撃されている。
+
:後の企画シリーズ「タイムボカン 王道復古」のOVA1巻における悪玉メカ・レースでは、最終的にこれで完走し勝利した。
+
:プレイステーションで発売されたシューティングゲーム「ボカンと一発ドロンボー」では、ドロンボーだけが他の三悪トリオのような専用マシンがないことを嘆くシーンがあるが、これにトンズラーが「わいらにはチャリンコがある」と突っ込んで怒られる場面がある。
+
:また同作とその続編に当たる「ボカンですよ」では搭乗しているマシンが爆弾を出している際にダメージを受けると爆弾が暴発しこの形態になる。この状態では威力の低い攻撃しかできず一発当たればその時点でゲームオーバーになってしまう。ただし一定時間すると出てくるアイテム「ゲキガスキー」を取ることで再度マシンに乗り直すことも可能。
+
;アッキレカエル:声 - [[西川幾雄]]
+
:106話にのみ登場した帽子をかぶった紳士風の[[カエル]]型メカ。
+
;トリオ・ザ・ビックリ:声 - [[富山敬]]
+
:99話で巨大な剣がドロンボーのメカに突き刺さった時に出てきた三人組のメカで「ビックリー」「トックリー」「シャックリー」と歌う。
+
;なんまんだぶ:声 - [[富山敬]]
+
:38話でヤッターアンコウのトビウオメカに対抗するため鵜メカを発進させようとしたとき、架裟を着たドクロメカが登場し「なーんまーんだぶなーんまーんたぶ…」と連呼していた。45話ではガリガリミサイルを出そうとした瞬間にドッチラケメカが出てきた後に架裟を着たドクロメカが木魚を5回叩いたあと、「ご愁傷様」といった引っ込んでいった。
+
;ドッチラケメカ:声 - [[田中勝]]
+
:メカ戦においてドロンボー優勢時もしくはしらけたとき、メカ爆発時に「ちんちろりんのドッチラケ」と登場する骸骨型のコックピットメカ。後半はおだてブタにお株を奪われるが、冷やかし系コックピットメカの草分け的存在。由来はフジテレビで本作の1時間後に放送されていた「[[欽ドン!|欽ちゃんのドンとやってみよう!]]」から。後期OPやEDにも登場している。
+
;アクション予報メカ:声 - [[富山敬]]
+
:ゲタの形をしたメカで天気予報風に戦いの結果を予言する。後の[[タイムパトロール隊オタスケマン]]に登場する占いママさんの原型に当たり、48話~50話に登場した。
+
;おだてブタ:声 - [[富山敬]]
+
:その名の通り[[ブタ]]型のコクピットメカで、[[やしの木]]を登りながら「'''ブタもおだてりゃ木に登る'''」と言う。このような伝説のフレーズを持つメカだが、初登場は60話と意外に遅い。おだてやお世辞を見分けるコクピットメカ、後に「おだてブタ」という挿入歌まで出来、本作品を盛り上げる。「ブタもおだてりゃ~」は笹川ひろしの故郷、福島県会津地方では普通に使われていた「豚の木登り」ということわざ(意味は『不可能な(出来ない)こと』『ありえない』)のもじり。次回作の[[ゼンダマン]]にも登場している。
+
:なお、一度だけコクピットから出ようとした際、「'''今日は時間が無いんだよ!'''」とドロンジョに足でふたを踏みつけられて出られなくなってしまったが、その時もコクピットの中で折れ曲がったやしの木にしがみついて「'''ブタもおだてりゃ木に登る'''」ときっちりアピールしていた。
+
;お褒めブタ:声 - [[富山敬]]
+
:65話にて登場「'''こんちまた、じょーず!うまいなー! この世に生まれて幸せね~'''」と現れる赤いちゃんちゃんこを着たブタメカシリーズ第二弾。
+
;嘆きブタ:声 - [[富山敬]]
+
:67話にて登場。負けそうになったり、負けが確定すると現れるおばさんブタ型コクピットメカ。「'''おおー可哀想、可哀想、なんでこの世に生まれたの…'''」と泣き声で喚くフレーズと共に、台詞を聞く度に聴く者を不幸のどん底に突き落とす。時折台詞が変わることがある。
+
  
==放映リスト==
+
; 『ヤッターマンの歌』(第58話まで)
#ヤッターマン出動だコロン
+
: 作詞:若林一郎 補作詞/作曲:山本正之 編曲:[[神保雅彰|神保正明]] 歌:山本正之、[[少年少女合唱団みずうみ]]
#[[エジプト|プジィプト]]の水売り娘だコロン
+
: 初代オープニング。
#[[フロリダ州|フロダリビーチ]]の[[カメハメハ|大王]]だコロン
+
; 『ヤッターキング』(第59話以後)
#[[北極海]]のアザラシだコロン
+
: 作詞・作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:山本まさゆき、スクールメイツ・ブラザーズ
#[[インカ帝国|イルカ王国]]の宝だコロン
+
: 2代目オープニング。
#[[トンガ|トンカ]]の神殿を守るコロン
+
::リメイク版の1話では、アイちゃんの携帯電話の着信メロディとして同曲のBメロが流れていた。
#[[リオデジャネイロ市|レオのカーニバル]]だコロン
+
; 『天才ドロンボー』(第58話まで)
#[[ヒマラヤ山脈|イマラヤ]]の雪男だコロン
+
: 作詞・作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也
#[[アフリカ|アフリシャ]]探検だコロン
+
: 初代エンディング。劇中ではメカを作るときによく歌っていた。シリーズであることを強調するため、前奏・間奏を『タイムボカン』ED・『それゆけガイコッツ』と同じとした。同じ理由で劇伴も一部は「タイムボカン」のものを流用している。本作があまりに有名であることからこのベースの旋律が三悪の象徴として扱われる。しかし、実際にはテレビシリーズのEDとして使用されたのは『それゆけガイコッツ』と『天才ドロンボー』のみで(ほかにはOVA・EDの『さんあく18年?君を離さない チュ☆』、『[[怪盗きらめきマン]]』挿入歌の『壊盗ドロンボー』がある)、さらに三悪の担当声優が歌った物は後者のみである。
#[[ネス湖|ナス湖]]の[[ネッシー|ナッシー]]だコロン
+
; 『ドロンボーのシラーケッ』(第59話以後)
#ナゾの[[バミューダトライアングル|三角領域]]だコロン - シリーズ最高視聴率28.4%を記録。
+
: 作詞・作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也
#[[イースター島|トースター島]]の秘密だコロン
+
: 2代目エンディング。[[Yahoo!動画]][[カートゥーンネットワーク]]および[[キッズステーション]]の再放送では、エンディングは初回から『ドロンボーのシラーケッ』を流している(途中で背景のアニメが変わる)。また『[[タイムパトロール隊オタスケマン]]』の第6話にて、何らかの手違いがあったのかEDとして使用されたこともある。なお、DVDでは本放送と同様に『ドロンボーのシラーケッ』がかかるのは『ヤッターキング』がオープニングになった回からである。
#びっくり[[アマゾン|アマゾメス]]だコロン
+
; 『おだてブタ』
#大怪盗[[ルパン|ドンパン]]だコロン
+
: 作詞:松山貫之 作曲・編曲:[[筒井広志]] 歌:筒井広志、スクールメイツ・ブラザーズ
#[[アルプスの少女ハイジ|ナイプスの少女]]だコロン
+
: 挿入歌として使用された。
#[[邪馬台国|ヤメタイコク]]の女王だコロン
+
; 『ドロンボーのなげき唄』
#[[ビートルズ|ビートラズ]]は歌うだコロン
+
: 作詞:松山貫之 作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也 セリフ:富山敬、滝口順平
#赤ちゃん[[ジャイアントパンダ|パンダ]]が生まれるコロン
+
: アナログ17cmシングル盤『おだてブタ』のB面だったが、本篇では使用されなかった。
#[[レ・ミゼラブル|ああ!フンバルジャン]]でコロン
+
; 『ドクロベエさまに捧げる歌』
#暗黒街の[[アル・カポネ|カッポレ]]だコロン
+
: 作詞:若林一郎 作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:山本正之、小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也
#燃えよ![[ブルース・リー|レッドスリー]]だコロン
+
: 自転車で逃亡時に、このインスト型がよく流れる。山本正之が歌う歌入りバージョンは劇中では使用されていないが、第9話、第10話では三悪がインスト型に歌を乗せている。
#[[千夜一夜物語|ナイババ]]の宝だコロン
+
; 『ヤッターマン・ロック』
#[[フランダースの犬|フラダースの猫]]だコロン
+
: 作詞:若林一郎 作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:山本まさゆき、少年少女合唱団みずうみ
#[[フローレンス・ナイチンゲール|ナイチンガール]]は天使だコロン
+
: インスト型が戦いのシーンでよく使われる。なお、歌入りのバージョンは第33話の冒頭で聴くことができる。
#[[ナスカ|ナゼカ平原]]の[[宇宙人]]だコロン
+
#[[狼男|狼女]]がやって来たコロン
+
#[[地底人|地底国]]の大冒険だコロン
+
#月世界の[[竹取物語|かぐや姫]]だコロン
+
#[[OK牧場の決闘|ソウケイ牧場の決闘]]だコロン
+
#[[キングコング|キングモング]]の島だコロン
+
#[[ロビンソン・クルーソー|ドビンソン・クロースル]]だコロン
+
#[[南極点]]のドクロだコロン
+
#[[シャーロック・ホームズ|モーロック・オームズ]]だコロン
+
#謎の[[巌窟王|ヘンクツ王]]だコロン
+
#[[海底二万リーグ|海底ほとほとマイル]]だコロン
+
#[[カルメン|ハルメン]]カスバに帰るだコロン
+
#[[ヴェニスの商人|ケチスの商人]]だコロン
+
#忍者[[猿飛佐助|サスケ]]は男だコロン
+
#[[エクソシスト|エカコシスト]]だコロン
+
#[[ベーブ・ルース|ブーブルース]]のカップだコロン
+
#[[ピノキオ|ピノッキン]]は良い子だコロン
+
#国際[[列車]]パニックだコロン
+
#[[野の白鳥|白鳥の王子]]だコロン
+
#ドロンボー[[三銃士]]だコロン
+
#[[雪女]]の秘密だコロン
+
#[[ウィリアム|アイアムテル]]は勇者だコロン
+
#[[家なき子|家あり子]]の冒険だコロン
+
#死の[[レース]]に挑戦だコロン
+
#[[大江山|オニエ山]]の[[酒呑童子|スッテン童子]]だコロン
+
#[[桃太郎|柿太郎]]の鬼退治だコロン
+
#[[カエル]]の[[王子]]様だコロン
+
#海賊船長[[シルバー|ジルバー]]だコロン
+
#怪人[[ヘラクレス|ヒネクレス]]だコロン
+
#[[白鯨|赤鯨]]を狙えだコロン
+
#[[巌流島|カン流島]]の大決闘だコロン
+
#[[ビューティ・ペア|ピンクペア]]の[[チャンピオンベルト|ベルト]]だコロン
+
#[[河童|カッパ]]河原の決闘だコロン
+
#[[舌切り雀|舌切りインコ]]だコロン
+
#[[ウルトラマン|ボケトルマン]]参上だコロン
+
#[[アトランティス|アタランデス]]の[[海坊主]]だコロン
+
#[[安寿と厨子王|マンジュとスシ王]]だコロン
+
#空飛ぶ[[孫悟空|孫六空]]だコロン
+
#[[薄田兼相|イヤミ重太郎]]だコロン
+
#[[猿の惑星|タコの惑星]]だコロン
+
#[[羅生門|らしょう門]]の鬼だコロン
+
#[[キリマンジャロ|ハレマンジャロ]]の大爆発だコロン
+
#[[剣道]]一直線だコロン
+
#[[雪の女王]]だコロン
+
#[[エベレスト|マボロスト山]]征服だコロン
+
#くらい山の[[源義経|ひよ若丸]]だコロン
+
#泣き虫[[鉢]]かぶりだコロン
+
#[[眠れる森の美女|ネムール森の美女]]だコロン
+
#釜ゆで[[石川五右衛門|ゴエモン]]だコロン
+
#[[走れメロス|ハシレメドス]]の友情だコロン
+
#忍術[[自来也|ジライヤ]]だコロン
+
#[[天の川]]の決闘だコロン
+
#[[鉄仮面|銅仮面]]だコロン
+
#[[マッチ売りの少女|ランプ売りの少女]]だコロン
+
#[[オズの魔法使い|グズの魔法使い]]だコロン
+
#[[南総里見八犬伝|サトミ三犬伝]]だコロン
+
#[[凡人|凡才]][[画家]][[ポール・ゴーギャン|ゴーマン]]だコロン
+
#[[塚原ト伝|塚原ボケ伝]]だコロン
+
#[[万里の長城|半里の長城]]だコロン
+
#勇士[[スパルタクスの反乱|スパルタオス]]だコロン
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#[[人魚姫]]だコロン
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#[[ジャンヌダルク|ジャンダック]]は聖女だコロン
+
#[[アラジン|アララン]]の魔法のランプだコロン
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#[[赤毛のアン|赤毛のラン]]だコロン
+
#[[ドン・キホーテ|ノンキホーテ]]だコロン
+
#[[コロンブス|コロンボス]]の珍大陸だコロン
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#[[わらしべ長者|わらしべノン太]]だコロン
+
#[[平家物語|春の夜の夢]]だコロン
+
#あっぱれ[[ヤマトタケル|トマトコケル]]だコロン
+
#[[ライト兄弟|レフト兄弟]]だコロン
+
#[[クレオパトラ|ユメノパトラ]]だコロン
+
#[[夕鶴|夕サギの恩返し]]だコロン
+
#[[分福茶釜|ぶんぶくお釜]]だコロン
+
#[[名犬ラッシー|迷犬ラッキー]]だコロン
+
#[[アーサー王]]の剣だコロン
+
#[[ヘンゼルとグレーテル|エンゼルとグレートル]]だコロン
+
#[[アレキサンダー大王|アレスサンダー大王]]だコロン
+
#[[ジョージ・ワシントン|ヤシントン大統領]]だコロン
+
#[[アルベルト・シュバイツァー|シッパイツアー]]だコロン
+
#[[リア王|イヤ王]]だコロン
+
#[[コレクター|コレクター博士]]だコロン
+
#[[二宮金次郎|二宮銀次郎]]だコロン
+
#[[トーマス・エジソン|ドジソン]]の大発明だコロン
+
#[[ワーテルローの戦い|アワテルローの戦い]]だコロン
+
  
==スタッフ==
+
=== 各話リスト ===
*製作:[[吉田竜夫]]
+
{| class="wikitable" align="center" style="text-align:center;font-size:small;"
*企画:[[鳥海尽三]][[酒井あきよし]]
+
!話数!!サブタイトル!!脚本!!演出<ref>2名居る場合は、前者が絵コンテ担当。1名の場合は演出・絵コンテを兼任。ただし、エンディングテロップでは「演出」と連名表記。</ref>!!作画監督
*原作:[[タツノコプロ]]企画室
+
|-
*音楽:神保正明(現:神保雅彰)、[[山本正之]]
+
|1||ヤッターマン出動だコロン||[[鳥海尽三]]||[[笹川ひろし]]||宇田川一彦
*協力:魔人社音楽工房
+
|-
*チーフディレクター:[[笹川ひろし]]、原征太郎
+
|2||プジィプトの水売り娘だコロン||[[鈴木良武]]||[[奥田誠治 (アニメーション演出家)|奥田誠治]]<br/>後藤雷太||rowspan="2"|[[芦田豊雄]]
*[[プロデューサー]]:柴田勝、永井昌嗣
+
|-
*[[脚本]]:鳥海尽三、[[鈴木良武]]、[[山本優]]、石井喜一、陶山智、堀田史門、佐藤和男、毛利元、平和元、山田ひろし、原田益次、小出良一、吉田嘉昭、桜井正明、竹内進、是恒雄太、鈴木悠紀、海老沼三郎、酒井あきよし、西島大、[[筒井ともみ]]、日高武治、高木良子
+
|3||フロダリビーチの大王だコロン||rowspan="2"|[[山本優]]||[[石黒昇]]<br/>後藤雷太
*演出:笹川ひろし、[[奥田誠治]]、後藤雷太、長谷川康雄、[[石黒昇]][[布川ゆうじ]][[大貫信夫]]、小林三男、原征太郎、[[真下耕一]][[芦田豊雄]]、野村和史、[[富野由悠季|富野喜幸]][[安濃高志]][[押井守]]、環忍、福村典義、八尋旭、[[うえだひでひと|植田秀仁]]、山田朝吉、山谷光和、矢沢規夫、岩田弘、高井戸仁
+
|-
*[[キャラクターデザイン]]:[[天野喜孝|天野嘉孝]]、中森恵子、[[高田明美]] 
+
|4||北極海のアザラシだコロン||奥田誠治<br/>長谷川康雄||rowspan="2"|宇田川一彦
*[[メカニックデザイン]]:[[大河原邦男]]
+
|-
*美術担当:岡田和夫、横瀬直人
+
|5||イルカ王国の宝だコロン||石井喜一||石黒昇<br/>後藤雷太
*[[作画監督]]:宇田川一彦、[[芦田豊雄]]、[[海老沢幸男]]、酒井あきお、林政行、[[なかむらたかし|中村たかし]]、みぶおさむ、田中英二、[[アベ正己]]、入間市、大貫信夫、落合正宗、楠田悟、佐久間信、長谷川憲生、前田康成、[[木下ゆうき]]、平山則雄、鈴木英二
+
|-
*背景:アップル、他
+
|6||トンカの神殿を守るコロン||鈴木良武||[[布川ゆうじ]]||田中英二
*仕上:スタジオUFO、他
+
|-
*撮影:緒方プロダクション、ティニシムラ、他
+
|7||レオのカーニバルだコロン||陶山智||石黒昇<br/>長谷川康雄||さかいあきお
*編集:谷口肇、戸田礼子、西出栄子、古川順康、三木幸子、津留洋子、谷川幸男
+
|-
*進行:福村典義、他
+
|8||イマラヤの雪男だコロン||山本優||奥田誠治<br/>後藤雷太||[[海老沢幸男]]
*録音ディレクター:鳥海俊材
+
|-
*録音:高橋久義
+
|9||アフリシャ探検だコロン||掘田史門||colspan="2"|[[大貫信夫]]
*効果:加藤昭二
+
|-
*現像:[[東京現像所]]
+
|10||ナス湖のナッシーだコロン||rowspan="2"|山本優||小林三男<br/>長谷川康雄||宇田川一彦
*制作協力:アニメルーム 
+
|-
*制作デスク:横尾潔
+
|11||ナゾの三角領域だコロン<br/>(最高視聴率28.4%)||原征太郎||みぶおさむ
*制作担当:内間稔、鈴木利幸([[読売広告社]])、嘉義良隆、小林正典、中野政則、横尾潔(タツノコプロ)
+
|-
*制作:[[フジテレビ]]、タツノコプロ
+
|12||トースター島の秘密だコロン||佐藤和男||奥田誠治<br/>後藤雷太||宇田川一彦
 +
|-
 +
|13||びっくりアマゾメスだコロン||毛利元||[[真下耕一]]||
 +
|-
 +
|14||大怪盗ドンパンだコロン||山本優||芦田豊雄<br/>長谷川康雄||芦田豊雄
 +
|-
 +
|15||ナイプスの少女だコロン||平和元||布川ゆうじ||田中英二
 +
|-
 +
|16||ヤメタイ国の女王だコロン||毛利元||石黒昇<br/>後藤雷太||宇田川一彦
 +
|-
 +
|17||ビートラズは歌うでコロン||山田ひろし||芦田豊雄<br/>長谷川康雄||海老沢幸男
 +
|-
 +
|18||赤ちゃんパンダが生れるコロン||原田益次||真下耕一||
 +
|-
 +
|19||ああ!フンバルジャンでコロン||rowspan="2"|山本優||布川ゆうじ<br/>真下耕一||田中英二
 +
|-
 +
|20||暗黒街のカッポレだコロン||奥田誠治<br/>後藤雷太||宇田川一彦
 +
|-
 +
|21||燃えよ!レッドスリーだコロン||掘田史門||奥田誠治<br/>長谷川康雄||アベ正己
 +
|-
 +
|22||ナイババの宝だコロン||鈴木良武||colspan="2"|大貫信夫
 +
|-
 +
|23||フラダースの猫だコロン||小出良一||奥田誠治<br/>後藤雷太||入間市
 +
|-
 +
|24||ナイチンガールは天使だコロン||rowspan="2"|鈴木良武||奥田誠治<br/>長谷川康雄||宇田川一彦
 +
|-
 +
|25||ナゼカ平原の宇宙人だコロン||芦田豊雄<br/>野村和史||海老沢幸男
 +
|-
 +
|26||狼女がやって来たコロン||掘田史門||真下耕一<br/>大貫信夫||大貫信夫
 +
|-
 +
|27||地底国の大冒険だコロン||山本優||布川ゆうじ<br/>原征太郎||田中英二
 +
|-
 +
|28||月世界のかぐや姫だコロン||毛利元||石黒昇<br/>長谷川康雄||アベ正己
 +
|-
 +
|29||ソーケー牧場の決闘だコロン||石井喜一||奥田誠治<br/>野村和史||林政行
 +
|-
 +
|30||キングモングの島だコロン||山本優||原征太郎||田中英二
 +
|-
 +
|31||ドビンソン・クロースルだコロン||吉田喜昭||長谷川康雄<br/>芦田豊雄||海老沢幸男
 +
|-
 +
|32||南極点のドクロだコロン||[[桜井正明]]||奥田誠治<br/>野村和史||芦田豊雄
 +
|-
 +
|33||モーロック・オームズだコロン||山田ひろし||布川ゆうじ||田中英二
 +
|-
 +
|34||謎のヘンクツ王だコロン||山本優||奥田誠治<br/>野村和史||アベ正己
 +
|-
 +
|35||海底ほとほとマイルだコロン||鈴木良武||colspan="2"|大貫信夫
 +
|-
 +
|36||ハルメンカスバに帰るコロン||竹内進||奥田誠治<br/>野村和史||林政行
 +
|-
 +
|37||ケチスの商人だコロン||山本優||真下耕一||田中英二
 +
|-
 +
|38||忍者サスケは男だコロン||毛利元||奥田誠治<br/>長谷川康雄||宇田川一彦
 +
|-
 +
|39||エカコシストだコロン||山本優||[[富野由悠季|富野喜幸]]<br/>長谷川康雄||芦田豊雄
 +
|-
 +
|40||ブーブルースのカップだコロン||是恒雄太||colspan="2"|大貫信夫
 +
|-
 +
|41||ピノッキンは良い子だコロン||掘田史門||奥田誠治<br/>長谷川康雄||rowspan="3"|宇田川一彦
 +
|-
 +
|42||国際列車パニックだコロン||竹内進||奥田誠治<br/>野村和史
 +
|-
 +
|43||白鳥の王子だコロン||鈴木悠紀||奥田誠治<br/>長谷川康雄
 +
|-
 +
|44||ドロンボー三銃士だコロン||鈴木良武||芦田豊雄<br/>長谷川康雄||海老沢幸男
 +
|-
 +
|45||雪女の秘密だコロン||石井喜一||奥田誠治<br/>野村和史||林政行
 +
|-
 +
|46||アイアムテルは勇者だコロン||小出良一||芦田豊雄<br/>[[安濃高志|案濃たかし]]||酒井あきお
 +
|-
 +
|47||家あり子の冒険だコロン||海老沼三郎||奥田誠治<br/>長谷川康雄||宇田川一彦
 +
|-
 +
|48||死のレースに挑戦だコロン||山田ひろし||野村和史||海老沢幸男
 +
|-
 +
|49||オニエ山のスッテン童子だコロン||山本優||奥田誠治<br/>長谷川康雄||アベ正己
 +
|-
 +
|50||柿太郎の鬼退治だコロン||平和元||奥田誠治<br/>野村和史||林政行
 +
|-
 +
|51||カエルの王子様だコロン||掘田史門||奥田誠治<br/>長谷川康雄||酒井あきお
 +
|-
 +
|52||海賊船長ジルバーだコロン||山本優||芦田豊雄<br/>長谷川康雄||海老沢幸男
 +
|-
 +
|53||怪人ヒネクレスだコロン||鳥海尽三<br/>鈴木良武||奥田誠治<br/>野村和史||宇田川一彦
 +
|-
 +
|54||赤鯨を狙えだコロン||鈴木良武||芦田豊雄<br/>長谷川康雄||林政行
 +
|-
 +
|55||カン流島の大決闘だコロン||佐藤和男||[[押井守]]<br/>野村和史||海老沢幸男
 +
|-
 +
|56||ピンクペアのベルトだコロン||毛利元||奥田誠治<br/>長谷川康雄||酒井あきお
 +
|-
 +
|57||カッパ河原の決闘だコロン||平和元||奥田誠治<br/>野村和史||[[なかむらたかし|中村たかし]]
 +
|-
 +
|58||舌切りインコだコロン||山本優||笹川ひろし<br/>長谷川康雄||林政行
 +
|-
 +
|59||ボケトルマン参上だコロン||佐藤和男||押井守<br/>野村和史||海老沢幸男
 +
|-
 +
|60||アタランデスの<br/>海坊主だコロン||毛利元||布川ゆうじ<br/>長谷川康雄||酒井あきお
 +
|-
 +
|61||マンジュとスシ王だコロン||rowspan="4"|山本優||奥田誠治<br/>案濃たかし||林政行
 +
|-
 +
|62||空飛ぶ孫六空だコロン||芦田豊雄<br/>長谷川康雄||海老沢幸男
 +
|-
 +
|63||イヤミ重太郎だコロン||環忍<br/>長谷川康雄||中村たかし
 +
|-
 +
|64||タコの惑星だコロン||八尋旭<br/>案濃たかし||rowspan="2"|落合正宗
 +
|-
 +
|65||らしょう門の鬼だコロン||[[酒井あきよし]]||八尋旭<br/>長谷川康雄
 +
|-
 +
|66||ハレマンジャロの大爆発だコロン||西島大||八尋旭<br/>福村典義||植田悟
 +
|-
 +
|67||剣道一直線だコロン||掘田史門||芦田豊雄<br/>案濃たかし||酒井あきお
 +
|-
 +
|68||雪の女王だコロン||鈴木悠紀||野村和史<br/>福村典義||植田悟
 +
|-
 +
|69||マボロスト山征服だコロン||鈴木良武||芦田豊雄<br/>福村典義||海老沢幸男
 +
|-
 +
|70||くらい山のひよ若丸だコロン||酒井あきよし||八尋旭<br/>植田秀仁||大貫信夫
 +
|-
 +
|71||泣き虫鉢かぶり姫だコロン||佐藤和男||八尋旭<br/>長谷川康雄||林政行
 +
|-
 +
|72||ネムール森の美女だコロン||高木良子||環忍<br/>長谷川康雄||植田悟
 +
|-
 +
|73||釜ゆでゴエモンだコロン||山本優||山田朝吉<br/>案濃たかし||さかいあきお
 +
|-
 +
|74||ハシレメドスの友情だコロン||山田ひろし||八尋旭<br/>福村典義||植田悟
 +
|-
 +
|75||忍術ジライヤだコロン||鳥海尽三<br/>海老沼三郎||芦田豊雄<br/>案濃たかし||海老沢幸男
 +
|-
 +
|76||天の川の決闘だコロン||酒井あきよし||芦田豊雄<br/>案濃たかし||さかいあきお
 +
|-
 +
|77||銅仮面だコロン||鈴木良武||長谷川康雄||林政行
 +
|-
 +
|78||ランプ売りの少女だコロン||山本優||布川ゆうじ<br/>福村典義||rowspan="2"|植田悟
 +
|-
 +
|79||グズの魔法使いだコロン||佐藤和男||八尋旭<br/>福村典義
 +
|-
 +
|80||サトミ三犬伝だコロン||山本優||布川ゆうじ<br/>案濃たかし||海老沢幸男
 +
|-
 +
|81||凡才画家ゴーマンだコロン||酒井あきよし||八尋旭<br/>福村典義||植田悟
 +
|-
 +
|82||塚原ボケ伝だコロン||rowspan="3"|山本優||rowspan="2"|布川ゆうじ<br/>長谷川康雄||さかいあきお
 +
|-
 +
|83||半里の長城だコロン||海老沢幸男
 +
|-
 +
|84||勇士スパルタオスだコロン||大貫信夫<br/>植田秀仁||大貫信夫
 +
|-
 +
|85||人魚姫だコロン||鈴木悠紀||山谷光和<br/>案濃たかし||林政行
 +
|-
 +
|86||ジャンダックは聖女だコロン||毛利元||八尋旭<br/>長谷川康雄||佐久間信
 +
|-
 +
|87||アラランの魔法のランプだコロン||高木良子||八尋旭<br/>福村典義||rowspan="2"|植田悟
 +
|-
 +
|88||赤毛のランだコロン||海老沼三郎||布川ゆうじ<br/>長谷川康雄
 +
|-
 +
|89||ノンキホーテだコロン||rowspan="2"|山本優||八尋旭<br/>長谷川康雄||さかいあきお
 +
|-
 +
|90||コロンボスの珍大陸だコロン||布川ゆうじ<br/>福村典義||海老沢幸男
 +
|-
 +
|91||わらしべノン太だコロン||佐藤和男||布川ゆうじ<br/>長谷川康雄||佐久間信
 +
|-
 +
|92||春の夜の夢だコロン||鈴木悠紀||布川ゆうじ<br/>長谷川康雄||林政行
 +
|-
 +
|93||あっぱれトマトコケルだコロン||山本優||植田秀仁||大貫信夫
 +
|-
 +
|94||レフト兄弟だコロン||佐藤和男||矢沢規夫<br/>岩田弘||長谷川憲生
 +
|-
 +
|95||ユメノパトラだコロン||山本優||山谷光和<br/>案濃たかし||中村たかし
 +
|-
 +
|96||タザギの恩返しだコロン||筒井ともみ||八尋旭<br/>長谷川康雄||前田康成
 +
|-
 +
|97||ぶんぶくお釜だコロン||日高武治||八尋旭<br/>岩田弘||[[木下ゆうき]]
 +
|-
 +
|98||迷犬ラッキーだコロン||山田ひろし||布川ゆうじ<br/>長谷川康雄||アベ正己
 +
|-
 +
|99||アーサー王の剣だコロン||鈴木良武||山谷光和<br/>案濃たかし||林政行
 +
|-
 +
|100||エンゼルとグレートルだコロン||高木良子||矢沢規夫<br/>岩田弘||長谷川憲生
 +
|-
 +
|101||アレスサンダー大王だコロン||rowspan="2"|山本優||山谷光和<br/>長谷川康雄||中村たかし
 +
|-
 +
|102||ヤシントン大統領だコロン||rowspan="2"|植田秀仁||rowspan="2"|平山則雄
 +
|-
 +
|103||シッパイツアーだコロン||山田ひろし
 +
|-
 +
|104||イヤ王だコロン||佐藤和男||山谷光和<br/>長谷川康雄||前田康成
 +
|-
 +
|105||コレクター博士だコロン||酒井あきよし||八尋旭<br/>岩田弘||鈴木英二
 +
|-
 +
|106||二宮銀次郎だコロン||海老沼三郎||布川ゆうじ<br/>高井戸仁||中村たかし
 +
|-
 +
|107||ドジソンの大発明だコロン||rowspan="2"|山本優||岩田弘||木下ゆうき
 +
|-
 +
|108||アワテルローの戦いだコロン||八尋旭<br/>岩田弘||鈴木英二
 +
|}
  
吉田竜夫は放映中の[[1977年]][[9月5日]]に他界。その後は竜夫の後を継いだ弟の[[吉田健二]]が製作の指揮を執った。しかし、本作では健二の名はクレジットせず、最終回まで竜夫を製作者とした。
+
=== 放送局 ===
 +
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:center"
 +
!放送局!!放送期間!!放送曜日 時間
 +
|-
 +
|[[フジテレビジョン|フジテレビ]][[フジネットワーク|FNS系列局(一部除く)]]||1977年1月1日 - 1979年1月27日||土曜日 18:30 - 19:00
 +
|}
  
== 主題歌 ==
+
{{前後番組
「ヤッターマンの歌」は山本正之の歌唱作品としては最大の50万枚を超える売り上げを記録した。
+
|放送局=[[フジテレビジョン|フジテレビ]][[フジネットワーク|系列]]
 +
|放送枠=土曜18:30枠
 +
|前番組=[[タイムボカン]]
 +
|番組名=[[タイムボカンシリーズ]]<br/>ヤッターマン(アニメ第1作)
 +
|次番組=[[ゼンダマン|タイムボカンシリーズ ゼンダマン]]
 +
}}
  
*
+
=== 再放送に関して ===
;「ヤッターマンの歌」
+
タイムボカンシリーズの中では1番の人気作もあってか、[[再放送]]の回数は多い。しかし全108話という歴代タイムボカンシリーズ中最長の作品なのが災いし、地上波では最終回まで放送されることが滅多に無い。関東地方ではフジテレビがタイムボカンシリーズの放映権を失った[[1980年代]]半ばからこの傾向が顕著になった。ヤッターキングが登場したあたりで打ち切られてしまうので、ヤッターブル以降のメカに関しては圧倒的に知名度が低い。88年に日本テレビで再放送された際は全話放映されたが、[[1990年代]]になって日本テレビと[[テレビ東京]]で再放送された際は、いずれもヤッターブルなどが登場するエピソードが放映されないまま打ち切られている。
:作詞:若林一郎 補作、作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:山本正之、少年少女合唱団みずうみ
+
<!--
:初代オープニング。
+
同じ日本テレビ系の『[[ルパン三世]]』では例えば最初に1話から50話まで再放送されたとしたら、一旦再放送が打ち切られた後、再び始まったときには前回の再放送の最終オンエアだった回の次の回(例:第51話)から再放送を始めるということがあったが、ヤッターマンではその様なことはなかった様である。
;「ヤッターキング」
+
-->
:作詞・作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:山本まさゆき、スクールメイツ・ブラザーズ
+
:2代目オープニング
+
;「天才ドロンボー」
+
:作詞:山本正之 作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:[[小原乃梨子]][[八奈見乗児]][[たてかべ和也]]
+
:初代エンディング。シリーズであることを強調するため、前奏・間奏を「タイムボカン」ED・「それゆけガイコッツ」と同じとした。同じ理由で劇伴も一部は「タイムボカン」のものを流用している。本作があまりに有名であることからこのベースの旋律が三悪の象徴として扱われる。しかし、実際にはテレビシリーズのEDとして使用されたのは「それゆけガイコッツ」と「天才ドロンボー」のみで(ほかにはOVA・EDの「さんあく18年~君を離さない」、「[[怪盗きらめきマン]]」挿入歌の「壊盗ドロンボー」がある)、さらに三悪の担当声優が歌った物は後者のみである。
+
;「ドロンボーのシラーケッ」
+
:作詞・作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:[[小原乃梨子]]、[[八奈見乗児]]、[[たてかべ和也]]
+
:2代目エンディング。YAHOO動画やカートゥーンネットワークの再放送で、エンディングは初回から「ドロンボーのシラーケッ」を流している(途中で背景のアニメが変わる)。また『タイムパトロール隊 オタスケマン』の第6話に限りEDとして使用された事もある。
+
;「おだてブタ」
+
:作詞:松山貫之 作曲・編曲:[[筒井広志]] 歌:筒井広志、スクールメイツ・ブラザーズ
+
:挿入歌として使用された。
+
;「ドロンボーのなげき唄」
+
:作詞:松山貫之 作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:[[小原乃梨子]]、[[八奈見乗児]]、[[たてかべ和也]] セリフ:[[富山敬]]、[[滝口順平]]
+
:挿入歌として使用された。アナログ17cmシングル盤「おだてブタ」のB面だったが、本篇では使用されなかった。
+
:「ドクロベーさまに捧げる歌」
+
:作詞:若林一郎 作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:山本正之、[[小原乃梨子]]、[[八奈見乗児]]、[[たてかべ和也]]
+
:イメージソングとして使用された。
+
;「ヤッターマン・ロック」
+
:作詞:若林一郎 作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:山本まさゆき、少年少女合唱団みずうみ
+
:イメージソングとして使用された。
+
  
==再放送==
+
地方局や[[全国独立UHF放送協議会|独立U局]]での再放送のほか、最近ではインターネットの動画配信で無料配信され、CS放送などでも再放送されている。
タイムボカンシリーズの中では一番の人気作もあってか、再放送の回数は多い。しかし、全108話というシリーズ中最長の作品なのが災いになり、地上波では最終回まで放送される事が滅多に無い。関東地方ではフジテレビがタイムボカンシリーズの放映権を失った80年代半ばからこの傾向が顕著になった。ヤッターヨコヅナはまず登場する前に打ち切られてしまうので、ヤッターブル以降のメカに関しては圧倒的に知名度が低い。90年代になって日本テレビとテレビ東京でも再放送されているが、いずれもヤッターブルが登場しないまま打ち切られている。
+
地方局での再放送のほか、最近ではインターネットの動画配信で無料配信されたり、CS放送などでも再放送されている。
+
<div class="references-small"></div>
+
  
==備考==
+
=== 備考 ===
{{節新製品}}
+
* 1977年の放送は第1話が1月1日、年内の最終回となった第53話が[[12月31日]]だった。[[キー局]]において[[元日]]と[[大晦日]]に通常番組を放送することは現在ではあまり考えられないが、特別編成の中でも本作は通常通りの放送が行われた<ref>それ以外に『[[鉄腕アトム (アニメ第1作)|鉄腕アトム]]』が「元日スタート・大晦日終了」であったり、『[[世界名作劇場]]』でも年末年始に放映を行ったケースがある(『[[ペリーヌ物語]]』など)。『[[ウルトラマン]]』『[[仮面ライダー]]』にも元日に通常放送した回がある。</ref>。
*1977年の放送は第1話が1月1日、年内の最終回となった第53話が[[12月31日]]だった。[[元日]]と[[大晦日]]に通常番組を放送することは現在では考えられないが、特別編成の中でも本作は通常通りの放送が行われた。それ以外に、『[[鉄腕アトム (アニメ第1作)|鉄腕アトム]]』が「元日スタート・大晦日終了」だったり、『[[世界名作劇場]]』でも年末年始に放映を行ったケースがある(『[[ペリーヌ物語]]』など)。
+
 
*実写版「'''YATTER MAN ~ヤッターマン~[http://www.yatterman-movie.com/]'''」が2009年春の公開を目指し、製作が進行している。
+
== アニメ第2作(リメイク版) ==
*[[コロコロイチバン!]]第14号よりマンガ版『'''ただいま参上!!ヤッターマン'''』の連載が開始した。
+
=== 作品概要 ===
*[[2008年]][[1月14日]]から、[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]系([[讀賣テレビ放送|ytv]]製作)<!-- および[[福井放送]][[テレビ朝日]]系)、[[テレビ大分]](フジテレビ系) -->[[読売テレビ制作月曜夜7時枠のアニメ|月曜夜7時]]からリメイク版が放送されることになった([http://www.tatsunoko.co.jp/yatterman/index.html タツノコプロ・情報HP])。声優については今のところ三悪がオリジナルメンバーをそのまま使うことのみ明らかになっている。ただしタイムボカンシリーズの名称は使用していない。<!--全70話の予定。--> 現在『[[名探偵コナン]]』アニメ版放送枠内で[[番宣]]スポット放送中。順次最新映像が明かされる事になっている。
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[[2008年]][[1月14日]]から、[[讀賣テレビ放送|読売テレビ(ytv)]]制作・[[日本テレビ放送網|日本テレビ]][[日本テレビネットワーク協議会|系列局]]で[[読売テレビ制作月曜夜7時枠のアニメ|月曜夜7時枠]]([[月曜19時アニメアワー]]前半)にて放送開始。'''“タイムボカンシリーズ”'''とは銘打たれてはいないが、れっきとした[[タイムボカンシリーズ]]の一つである。
:*第1弾・・・ 「月曜夜七時、奴らが帰ってくる!」のナレーション(声:[[立木文彦]])とともに三悪のシルエットが映る。(約5秒)
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:*第2弾・・・第1弾CMの改訂版(テロップがカミングスーンからアイルビーバックに変更)が流れた後、新作版・三悪デザイン初公開。復活に気合が入るドロンジョが映りその後男性陣2人が掛け声を出し最後はドクロボタンを押しての自爆ネタ(約15秒)
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[[ハイビジョン制作]](アナログ放送は13:9サイズの上下に微妙に帯が出たサイドカット)で[[ステレオ放送]]、ならびに[[文字多重放送#字幕放送|字幕放送]]。さらに、[[2008年]][[5月5日]]放送の「ヤッターマン限定版 今夜限りのドロンボーvsみのもんた」から[[地上デジタル放送]]と[[ワンセグ放送]]で[[データ放送]]を開始した。
:*第3弾・・・ボヤッキーの「月曜はやっぱりコナンよね。」発言をドロンジョが注意した後ボヤッキーとトンズラーに「見ない人は、やーっておしまい!」と檄を飛ばし(と同時に2人の頭をぶつける)それに対して2人が「アラホラさっさ」と掛け声。なおこの回で放送開始日が発表された。(約15秒)
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探し物が「4つのドクロストーン」から「5つ集めると願いが叶う'''ドクロリング'''」に変更され、それを探しに各地を巡る話になっている。オモッチャマを造ったのはアイちゃんということになっている。
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オリジナル版ではタイムトラベルをしないが、今作第14話や第18話では[[ゼンダマン]]風にタイムトンネルに入り、[[タイムボカン]]風に[[石器時代]]や昭和30年代の東京へとタイムトラベルしている。
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ストーリーとなる舞台のほとんどが実在の地域・国となっていることや、三悪・ドクロベエを除き悪人が一切出てこないことも前作との大きな相違点である。
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演じる声優のネタが登場したり、<ref>例;ドクロベエを演じる[[滝口順平]]が[[ナレーター|ナレーション]]を務める『[[ぶらり途中下車の旅]]』(日本テレビほかで放映)ネタなど。</ref>実在の[[タレント]]が登場した回が複数ある(声優も当の本人が演じる事もある<ref>例として第7話の[[叶姉妹]]、限定版の[[みのもんた]]、[[久本雅美]]など。また、声優としての出演はしていないが、[[和田アキ子]]をモチーフにしたドロンボーメカ「'''ワダアッコー'''」およびビックリドッキリメカ「'''[[アッコにおまかせ!|オマカセ]]メカ'''」(両者とも本人承認済)や、[[東国原英夫]][[宮崎県]][[知事]]が登場、など。</ref>。
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2007年10月より『[[名探偵コナン]]』アニメ版放送枠内で[[番組宣伝]][[スポットCM]]が放送され、初回は関東地方では10.5%と低い数字<ref>2008年現在、テレビアニメの視聴者層の[[少子化]]問題を考えると、[[ゴールデンタイム]]でのテレビアニメの初回視聴率が10%台というのは必ずしも低い数字ではない。</ref>ではあるが、実質的な前番組の「[[結界師 (アニメ)|結界師]]」が一度も10%を越えなかったことを考えるとまずまずのスタートとなったためプロデューサーの[[諏訪道彦]]は自身のブログ「[http://www.ytv.co.jp/anime/suwa/back16124.html スワッチのアニメ日記]」2008年1月15日、1月21日分において「2ケタ数字に大感謝」などとコメントした。
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[[裏番組]]である『[[ネプリーグ]]』や『[[関口宏の東京フレンドパークII]]』のパロディもしており、「スワッチのアニメ日記」2月25日分において「このヤッターマンを見ちゃえば他の番組を見なくても済む?ような仕掛けが用意されてるので、そこのところもよろしくです。」とコメントしていた。
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[[近畿広域圏]](関西)では『ネプリーグ』が同時ネットされていないため<ref>同時間帯に[[関西テレビ放送|関西テレビ]]では自社制作の『[[快傑えみちゃんねる]]』を放映。</ref>17.7%と高視聴率を取り、[[テレビ新潟放送網|テレビ新潟]](TeNY。[[新潟県]])でも『ネプリーグ』が裏番組であるものの、20%を取った。しかしその後はほとんど2桁に乗ることがなく、8-9%程度で推移しており、[[2008年]][[6月]]の休止明け(これについては後述)から6-7%台まで落ち込み始め、同年[[7月]]には5%台まで落ち込み、苦戦を強いられている。
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前番組の[[結界師 (アニメ)|結界師]]と同じ放送形式で放送しているため本編の途中で[[提供クレジット]]を表示する(後提供はコメントなし。2008年4月21日放送の「名探偵コナン」の映画版でも1枠目の提供のみ同様の対応をとった。当該時間帯でも日本テレビ制作の単発特番・スポーツ中継は除く)。プロデューサーの[[諏訪道彦]]は
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[http://www.ytv.co.jp/anime/suwa/back16151.html スワッチのアニメ日記]2008年7月9日付けにおいて「提供表示が邪魔だという意見が寄せられているが、本来なら後提供の画面のみを放送するところを少しでも本編を長く放送するために前向きに努力した結果なので理解して欲しい。」とコメントしている。
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また、特別番組やスポーツ中継で番組が休止されることが多い。7月末までに8回飛ばされており、9月までにあと3回飛ばされることが確定している。
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[[7月28日]]放送の第20話「崖っぷちのトールーだコロン!」では、作画監督をドロンジョ役の[[小原乃梨子]]の息子である[[戸部敦夫]]が担当した。
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=== シナリオフォーマット ===
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ドクロストーンがドクロリングになっている以外に、以下の点でオリジナル版と異なる。
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{{ネタバレ}}
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* インチキ商売の前に流行などのリサーチをする事もある。
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**インチキ商売で物を売りつける時の額は最初高値を出し、客が批判した後に値段を下げるようになった(その影響で<!--第15話に代表されるように-->ドロンボーメカ製作予算不足に陥る事もある。ただし9話(インチキ世界一周旅行ツアー)では逆に値段の安さに客が怪しみ急遽値上げしたという例もある)。また客に暴力を振るうシーンは緩和されている。
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* 殆どの回でドロンボー一味がターゲットを奪取している(もちろん殆どが偽物で、その後は恒例の「おしおきタイム」が待っている。その際にターゲットを投げ捨て、元の持ち主の手に戻る事が多いが、戻らないこともある)。
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* 脱出用自転車のドクロマーク(受信機)にターゲットをかざし、ドクロリングかどうかを判定する。本物であれば花火が打ち上がり、ターゲットが本当の姿(ドクロリング)へと変身する。
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{{ネタバレ終了}}
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=== 登場人物 ===
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==== ヤッターマン ====
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; ガンちゃん(ヤッターマン1号) [[声優|声]]:[[吉野裕行]]
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: ヤッターワンの修理の途中でくたびれて寝てしまったり、ヤッターペリカンの設計が難航してサジを投げたり、<!--(但し技術的な面もある)-->太り過ぎて戦闘力が落ちてしまった事もあるなど、オリジナル版とは正反対に普段は怠け者で優柔不断で鈍感な性格。ヤッターマンになるきっかけも、ヤッターワンをドロンボーに攻撃されて壊された(実際には軽いダメージを受けただけでヤッターワン自体は全く故障していなかった)ことだった。<!--しかも最初は、歯が痛いことを理由に戦うのを嫌がった。-->しかし、1度スイッチが入ればうって変わってオリジナル版同様の熱血漢あふれる少年に変貌する<!--(そもそも今作でもオリジナル版同様正義感はあるが、怠惰な性格の陰に隠れてしまっている)-->。アイちゃんのためにメカの素を軽量化するなど優しい一面もあるが、女心には鈍感で、しばしば「罪な男」と言われている<!--(但し第11話等のように、やや粋なことを言うことがあるので全く鈍感と言う訳でもない様子)-->。<!--尚、限定1時間SPによると、みのもんたを尊敬してるとのこと。-->
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; アイちゃん(ヤッターマン2号) 声:[[伊藤静]]
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: 13歳<!--(第1話で[[中学生]]と言っており、その話の中で誕生日を迎えている。また、第11話では[[射手座]]と言っており、明確に言ってないとはいえ時間設定が放送日と同じなので1995.1.14生まれと言うこととなるが、本編ではそこまで述べられていない為、コメントアウト)-->の設定。ドロンボーの企みを真っ先に察知する事が多い。<!--また、前作より足が長くなっていると言う設定もたてられている。-->
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: 変身時に、決めゼリフの後に目をキラリと光らせる以外に、1号同様に歯がキラリと光る。
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: 話し方に「~'''パー'''([[パーセント]]の意味)」(例・「100パー感激」、「メガパー大好き」等)を付ける癖がある。
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; オモッチャマ 声:[[たかはし智秋]]
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: ボディに描かれたサイコロの目の配置がオリジナル版と異なっている。目には[[サーモグラフィ]]を内蔵しているほか、サイコロの目から様々なアイテムやメカの素を出現させることが可能。
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: 本作では声にエフェクトがかけられている。
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==== ドロンボー一味 ====
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; ドロンジョ 声:[[小原乃梨子]]
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: 年齢による衰えを感じはじめており[[抗老化医学|アンチエイジング]]に命をかけ、もしも自身がドクロリングを手に入れたら'''永遠の若さと美貌'''を手に入れたいと願っている。オリジナル版やOVAの『[[タイムボカン王道復古|王道復古]]』と違い、はじめから[[ペルソナ]]を着用している。また、インチキ商売にプライドを持っており、[[2007年]][[7月]]ごろに報道された[[段ボール肉まん]]騒動に嫉妬している。また根っからの悪党(ボヤッキー談)ゆえにインチキ商売で客を喜ばせてしまうと、気分が悪くなる。<!--(第18話や第20話がその例)-->
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; ボヤッキー 声:[[八奈見乗児]]
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: 相変わらずメカ作りの腕は良いが必ずどこかに欠陥があって、それが元で最後にヤッターマンにやられる設定もオリジナル版と同様である。[[福島県]][[会津若松市]]出身。もしも自身がドクロリングを手に入れたら、現在よりも少しだけ'''ハンサム'''になりたいと願っている。
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; トンズラー 声:[[たてかべ和也]]
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: アイちゃんに一目惚れし、彼女を'''お嫁さん'''にする事を夢見る。そのためかガンちゃんに対しては異常なライバル心を持っている。もしも自身がドクロリングを手に入れたら、アイちゃんに[[婚約指輪]]としてプレゼントしたいと願っている。
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; ドクロベエ 声:[[滝口順平]]
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: 「'''ドクちゃんの豆知識'''」と称してドクロリングがあるとされる場所に関する[[トリヴィア|トリビア]]を披露し、しばしばドロンボー一味の顰蹙を買っている(たまには感心される)が、まったく意に介さない(むしろ逆ギレする)。また、ドロンボー一味が本物のドクロリングを手に入れても、オリジナル版と同様に「視聴者サービス」「クイズに不正解」などの理不尽な理由で「ママより怖い」おしおきを行う。また、情報ミスのお詫びと称して親切にしてても、やはり実体はおしおきを執行するのも、オリジナル版と同様である。
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==== その他 ====
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; ナレーター 声:[[山寺宏一]]
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: オリジナル版での「説明しよう」の[[富山敬]]と同様に、おだてブタやゲストキャラクターの声も多く演じている。
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: また、今作ではヤッターワン・ヤッターペリカンも演じている。
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: [[タイムボカンシリーズ]]歴代ナレーターとしては、富山敬、[[鈴置洋孝]]([[逆転イッパツマン]])、[[堀内賢雄]](CDドラマ版)、滝口順平([[タイムボカン2000 怪盗きらめきマン]])に次いで、山寺は5代目となる。
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: また、限定1時間SP版では本人役の2頭身キャラで登場した。
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; 隠れタツノコキャラ
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: [[ハクション大魔王]]や[[科学忍者隊ガッチャマン]]、ヤッターマンを除く[[タイムボカンシリーズ]]などの[[タツノコプロ]]歴代キャラクターやメカが、通行人や見物人や[[オブジェ]]などの[[エキストラ]]で出演している場面を度々見かける。
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: 例えば、第1話ではハクション大魔王とアクビのオブジェがあったり、第2話では科学忍者隊の2人がたこ焼きを食べている場面があった。
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: これらの『'''隠れタツノコキャラ'''』を見つけるのも、今作リメイク版の面白味の一つでもある。
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: 限定1時間SP版では[[マッハGoGoGo]]の三船剛と科学忍者隊<ref>ただし台詞があったのは唯一、大鷲の健のみ。</ref>が台詞つきで堂々と登場して、ドロンボー一味と戦う場面もあった。<!--(最近は「[[スピード・レーサー]]」公開記念から三船剛がよく登場する)-->加えて、[[タイムボカン]]・[[ゼンダマン]]の善玉(丹平・淳子・チョロ坊・鉄ちゃん・さくらちゃん・アマッタン)と三悪(マージョ一味・アクダマン)も登場。
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: また、ドロンボー一味が歴代タツノコキャラの物真似や[[パロディ]]を演出する場面もある。
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: 第15話ではインチキ商売で騙した客をドロンジョが[[破裏拳ポリマー]]の必殺技「真空片手独楽」で投げ飛ばす場面があったり、第18話では気球からドロンボーメカに乗り移るときに、科学忍者隊が空を舞い降りる[[オープニング]]のパロディを演出していた。
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; 実在タレントのゲスト出演
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: 実際に実在しているタレントがゲスト出演する場面もある。
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: 隠れタツノコキャラと違い台詞があり、ヤッターマンやドロンボー一味に挨拶や会話も交わされる事が多い。
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: また、第7話の[[叶姉妹]]と限定1時間SP版の[[みのもんた]]では、当の本人の声で出演もして、ドロンボー一味からお宝を狙われてターゲットにもされた。
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=== 登場メカ ===
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オモッチャマも含め、本作では声に[[エフェクト]]がかかるようになった。
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==== ヤッターメカ ====
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; ヤッターワン 声:[[山寺宏一]]
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: 主人公メカ。外見は、頭のパトランプや排気管、肩、左足の操縦桿(前後だけではなく左右にも動かせるようになっている)、足首に内蔵されている[[車輪]]の数など細部が異なるが、基本的な性能は、特に旧作との変化はない。本作では「アイちゃんの誕生日までには修理して、一緒にドライブをする」という約束を果たす為に復活させられたと言う設定となっている<!--(但し前述のガンちゃんの性格から、誕生日当日になっても未完成だった。しかし、アイちゃんのピンチを聞くなり復活した)-->。語尾に「~ワン」と付くようになった。
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: ドロンジョから「でかワンワン」と呼ばれている。
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: ファンファーレ担当の犬型メカたちは時折ヒゲにサングラスを掛けたり、帽子のデザインが変わっていたりとバリエーションが存在。
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; ヤッターペリカン 声:山寺宏一
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: 第14話より登場(正確には2代目OPより)。未来のガンちゃんにより開発された最新型を現代へこっそりと持ち帰ったという設定<!--(もっとも、未来のガンちゃんがこのことを考慮していた可能性はある)-->。英語を交えて会話する。当初は相手からの指図を嫌っており、また、自分が高性能メカであると鼻にかけ、旧型であるヤッターワンを見下していた。ドロンボー一味にあっさり騙された事や、彼の正義の心に打たれ「先輩」と呼ぶようになるが、後から作られた自分の方が高性能だと主張してヤッターワンを落ち込ませることもある。飛行モードへ変形可能、ヤッターワンを背中に乗せることも出来る。また、デザイン上のディテールに関しては今作のヤッターワン以上に非常に異なっており、羽根やブースターなど前作と比べ飛行用のアイテムが増えている。武器は飛行モード時に使用する両刀のウイングカッターで敵メカを一瞬で切り刻む。また、背部にキャノン砲も装備している。
 +
<!--: 第15話以降では声のエフェクトが異なっていた-->
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; ビックリドッキリメカ
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: 各ヤッターメカのピンチに際しアイちゃんが「'''メカの素'''」をヤッターメカに与える設定に変更されている。(ただし、限定1時間SPではガンちゃんが「メカの素おかわり」と二つ目を、第12話ではオモッチャマが与えてるなどの例外もある<!--。第20話ではトールーがくわえてしまい、その後、彼の手で与えられている-->)
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: オリジナル版と異なり、名称が「ビックリドッキリメカ」に統一されている。
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: 今作では、[[コンピュータグラフィックス|CG]]によるビックリドッキリメカの製造工程も見る事が出来る(話によっては尺の都合上省略される事もある)。
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==== ドロンボーメカ ====
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; ドロンボー一味のヤラレメカ
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: 行き先を意識したかのようなデザインのメカが多く、「この日のために作った」という台詞から事前に作っておいたともとれる。
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; 脱出用自転車
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: 噴射機構のような物は最後尾に一基のみ備えている。
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: また、自転車のドクロマーク(ドクロベーの受信機)にドクロリングと思わしき物をかざして、本物かどうかを判定し、本物であれば、[[花火]]が打ち上げられる。
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==== コクピットメカ ====
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; ドッチラケメカ 声:山寺宏一
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; なげきブタ 声:山寺宏一
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; アクション予報メカ 声:不明
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; おだてブタ 声:山寺宏一(予告編第6弾やテレビCM編:富山敬)
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: 第1作では椰子の木をゆっくり上っていくのに対し、本作では椰子の木を駆け上る。
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: 多数のバリエーションが存在する。以下に一例を紹介する。
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::第10話では[[かごしま黒豚|黒豚]]、第13話では[[ギャル|ヤマンバ]]など。
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::限定版ではおだてブタの話す口調が[[木村拓哉|ある有名人風の口調]]になり「ブタもおだてりゃ、木に登るんだよね」と言っていた。
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::第17話では、椰子の木ではなく竹に登り、「ブタもおだてりゃ竹だって登る」と言っていた。
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::第19話ではマッチョになり過ぎた状態で木に登ろうとしてハッチを壊した挙句、登った木も折ってしまった。
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::第20話では、[[ルー大柴]]風に「ブタもおだてりゃツリー(木)にクライム(登る)」と言っていた。
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===== タイムボカンシリーズの他作品からのメカ =====
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; コーラスガラス 声:不明
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: 本来は「[[ゼンダマン]]」に登場したメカ。4羽一組の[[鴉]]型。
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; オハヤシ星人 声:不明
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: 本来は「[[タイムパトロール隊オタスケマン]]」に登場したメカ。顔がチャック付きの財布のような2人1組の宇宙人。
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; オロカブ 声:たかはし智秋
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: 本来は「[[ヤットデタマン]]」で初めて登場し、以後の常連メカとなっていた。『愚か』と『(野菜の)カブ』をかけた中年女性型。3悪がヘマをすると登場する。また今作のOPにも登場している。
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; ヤカン 声:山寺宏一
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: 本来は「[[逆転イッパツマン]]」に登場したメカ。目がついたやかん型。3悪がヘマをすると「あかんヤカンあかんがなー」と言って沸騰し去っていくメカ。
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; オシイ星人 声:不明
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: 本来は「[[ゼンダマン]]」に登場したメカ。同作に演出として参加していた[[押井守]]がモデル。本来はあと少しで勝てたのに結局負けてしまった時や、余りにも惜しい出来事が起こると歌を唄いながら去っていくメカ。
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; ドージョ 声:[[徳本恭敏]]
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: 本来は「[[タイムパトロール隊オタスケマン]]」に登場したメカ。ボヤッキーがスイッチ押すときに「ドージョ」と一言言った後に消える[[ドジョウ]]型。出た後は3悪が有利な展開なり、ヤッターマン達はピンチに陥る。
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; ドレミファオタマ 声:不明
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: 本来は「[[ヤットデタマン]]」に登場したメカ。「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・ヤ・レ・ド・シ・テ・モ・ヤ・ラ・レ・ル」の唄を歌った後に、ため息をついて去る、わざわざドロンボーの敗北を予言する不吉なメカ。初登場は16話。
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;お笑いカラス 声:不明
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:本来は「「[[タイムパトロール隊オタスケマン]]」に登場したメカ。3悪がやられる直後に「アッハハハハハハ」と笑うだけで何も意味がないメカ。初登場は16話。
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=== スタッフ ===
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{{節stub}}
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* 企画 - 成嶋弘毅(タツノコプロ)
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* 原作 - [[竜の子プロダクション|タツノコプロ]]企画室
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* シリーズ構成 - [[高橋ナツコ]]
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* [[キャラクターデザイン]] - [[上北ふたご]]
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* [[メカニックデザイン]] - [[大河原邦男]]
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* 美術監督 - [[中村光毅]]
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* 撮影監督 - 入部章
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* 編集 - 奥田浩史
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* 音楽 - [[神保雅彰|神保正明]]、[[山本正之]]
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** 編曲 - 深澤秀行
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* 音響監督 - [[清水勝則]]
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** 音楽協力 - 読売テレビエンタープライズ<!--クレジット表記されてはいないが、[[ユニバーサルミュージック (日本)|ユニバーサルミュージック]]が音源協力に関わっている-->
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* OP絵コンテ・演出・作画監督 - [[さとうけいいち]]
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* ED絵コンテ・演出 - 羽多野浩平
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* 監督 - [[鴫野彰|しぎのあきら]](第1話~第17話)、[[菱田正和]](第18話~)
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* 総監督 - [[笹川ひろし]]
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* プロデューサー - 永井幸治(ytv)、栃平吉和(タツノコプロ)
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* チーフプロデューサー - [[諏訪道彦]](ytv)、田中修一郎(タツノコプロ)
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* 動画検査 - 大越武志、麻奥裕介、あべじゅんこ、河合雅子、藤原彰人、出口和人、大西秀明、他
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* 演出助手 - 鈴木清崇、廣岡岳、上村泰、他
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* 色彩設定 - 斉藤恵、永井留美子
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* 色指定/検査 - のぼりはるこ、大橋朝子、米原純子、吉田小百合、佐藤直子、大橋朝子、佐藤はじめ、今川和行、伊東さき子、湊戸幸子、他
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* 検査補佐 - 安藤有由美
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* 特殊効果 - 最相茂、川崎悠子、永井留美子、羽鳥歩、小森靖彦、深見良一、鶴田奈緒美、長谷川敏生、他
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* 美術設定 - 吉原一輔
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* 美術ボード - 三浦智
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* 美術補佐 - 田中美紀
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* 背景 - [[デザインオフィス・メカマン]]、コスモスアーツ
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* 効果 - 加藤昭二、鋤柄務([[アニメサウンドプロダクション]])
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* 録音調整 - 佐竹徹也
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* 録音助手 - 水谷睦
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* 録音スタジオ - 東京テレビセンター
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* 音響制作担当 - 八木沼智彦
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* 音響制作 - ザック・プロモーション
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* 音楽コーディネーター - 大島弘子、佐藤祐大(読売テレビエンタープライズ)
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* ビデオ編集 - [[東京現像所]](金高明宏)
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* タイトルロゴデザイン - グラパチ、モギシンゴ
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* コンテンツプロデューサー - 斎藤朋之(ytv)、渡邊季之(タツノコプロ)
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* 宣伝/広報 - 西川章洋、中野允嗣(ytv)、吉田昇一、岩野貢(タツノコプロ)
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* 文芸担当 - 本田雅也
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* 設定制作 - 菊池啓子、根本学
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* 制作進行 - 東大介、石田貴久、樋口正朗、青木裕紀、佐野正衛、伊豆倉庸一、沼田陽一、遠山崇之、星野安範、柳橋基治、中野慎也、佐藤悦郎、他
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* 制作補佐 - 星野達也、先川幸矢、高橋裕磨
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* 作画管理 - 後藤広光
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* 制作デスク - 金苗康人→金苗将宏
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* 制作担当 - 溝渕康人
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* 制作 - ytv(読売テレビ)、タツノコプロ
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総監督・笹川ひろしとメカデザイン・大河原邦男以外は全スタッフが入れ替わった。
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=== 主題歌・挿入歌 ===
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オープニング・エンディング共に起用期間が3ヶ月間を目安に定期的に変更されている。また、エンディングテーマは歌詞中に本作の内容を直接的に表す言葉がほとんど使用されていない[[タイアップ]]色の強いものになっている。
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; 『ヤッターマンの歌』
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: 作詞:若林一郎 補作詞/作曲:山本正之
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:: 編曲・歌:[[音屋吉右衛門]](第1話~第10話) レーベル:[[ドリーミュージック]]
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::: 初代オープニング。原曲とは対照的に、[[アコースティック・ギター]]主体のシンプルなアレンジになった。制作にあたって山本との意志の疎通がうまくいかなかったこと<ref>主題歌制作の作業は、山本が参加しない中で進められた。既に仮録音が完了していた音源をニセの「主題歌歌唱アーティスト募集」告知が発表された翌日に聞かされた山本は、オケがほとんどギターのみであった上にボーカルがメロディーを踏み外していたことからこれをデモテープであると思いこんだ。([http://s02.megalodon.jp/2008-0109-2350-38/www.bellabeaux.co.jp/masa071230.html 消去前の文書])</ref>や、視聴者の反応などがインターネットを中心に話題となる<ref>J-CASTニュース配信[http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080115-00000004-jct-soci 「ヤッターマン」主題歌作者 リメイク版の曲に「恨み節」]</ref>。
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:: 編曲:[[NAOKI-T]] 歌:[[ET-KING]](第11話~第17話) レーベル:[[ユニバーサルミュージック (日本)|ユニバーサルJ]]
 +
::: 2代目オープニング。
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:: 編曲:深澤秀行 オリジナルアレンジ:神保正明 歌:[[西尾夕紀]](第18話~) レーベル:[[コロムビアミュージックエンタテインメント|コロムビアレコード]]
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::: 3代目オープニング。放送で使用されているものは山本正之の歌唱によるオリジナル(原曲)版に限りなく近いアレンジになっているが、それとは別に[[演歌]]調にアレンジしたバージョンも存在する。なお、OPアニメ自体の内容は2代目OPアニメと全く共通である。
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; 『[[diverge]]』(第1話~第10話)
 +
: 作詞:[[hiroko|Hiroko]] and Mitsuyuki Miyake/Hidemi Ino 作曲:Mitsuyuki Miyake 編曲:Mitsuyuki Miyake/Takasui Morio 歌:[[mihimaru GT]] レーベル:ユニバーサルJ
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: 初代エンディング。デビュー前のデモ楽曲を流用<ref>所属レコード会社による[http://www.universal-music.co.jp/mihimaruGT/index.html#newrelease 公式リリースコメント]</ref>。
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; 『皆既日蝕』(第11話~第17話)
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: 作詞:[[秋元康]] 作曲:水沢狛江、ババダイスケ 編曲:ババダイスケ、JULEPS 歌:[[JULEPS]] レーベル:ユニバーサルJ
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: 2代目エンディング。
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; 『恋想曲』(第18話~)
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: 作詞:黒瀬真奈美、leonn 作曲:[[籐子]]、日比野元気 編曲:[[河野伸]] 歌:[[黒瀬真奈美]] with 12人のヴァイオリニスト レーベル:ユニバーサルJ
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: 3代目エンディング。2代目までと違い、アイちゃんの視点で描かれている。
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; 『天才ドロンボー'08』
 +
: 作詞:山本正之 作曲:山本正之 編曲:[[安部潤]] 歌:ドロンボー(小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也) レーベル:ユニバーサルJ
 +
 
 +
: 子供たちにも聞かせたいというオリジナル版からのファンのリクエストに応え、挿入歌として限定版で使用。歌詞の一節がオリジナル版の『ドクロストーン』から今回は『ドクロリング』に変更されている。シングルカットされ、アニメ史上最高齢ユニット誕生としてニュースになった<ref>[http://www.oricon.co.jp/news/ranking/54641/full/ ORICON STYLE - 声優によるアニメ史上最高齢ユニット誕生]</ref>。
 +
; 『マッハゴー・ゴー・ゴー』(『[[マッハGoGoGo]]』より)
 +
: 作詞:吉田竜夫 作曲:[[越部信義]] 歌:[[ボーカル・ショップ]]
 +
: 限定版のみ挿入歌として使用された。
 +
; 『ガッチャマンの歌』(『[[科学忍者隊ガッチャマン]]』より)
 +
: 作詞:竜の子プロ文芸部 作曲:[[小林亜星]] 編曲:[[ボブ佐久間]] 歌:[[子門真人]]、[[音羽ゆりかご会|コロムビアゆりかご会]]
 +
: 限定版のみ挿入歌として使用された。
 +
; 『[[地上の星/ヘッドライト・テールライト|地上の星]]』(『[[プロジェクトX〜挑戦者たち〜]]』より)
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: 作詞・作曲・歌:[[中島みゆき]]
 +
: 第16話のみ挿入歌として使用された。
 +
 
 +
=== 各話リスト ===
 +
{| class="wikitable" align="center" style="text-align:center;font-size:small;"
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!話数!!サブタイトル!!脚本!!コンテ<br/>演出!!作画監督!!舞台になった場所
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|-
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|1||ヤッターマン 誕生だコロン!||rowspan="2"|[[高橋ナツコ]]||[[鴫野彰|しぎのあきら]]<br/>剛田隼人||井口忠一
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||[[東京]]
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|-
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|2||ナニワのたこ焼王決定だコロン!||菊池一仁<br/>荻原露光||[[西城隆詞]]||[[大阪]]
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|-
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|3||バカデミー賞を獲るのだコロン!||加藤陽一||しのゆきひろ||高橋和徳||[[アメリカ合衆国|米]][[カリフォルニア州]]<br/>[[ハリウッド]]
 +
|-
 +
|4||北の国キャラ2008だコロン!||平見瞠||石屋義畝<br/>鈴木清崇||草間英興<br/>後藤圭佑||[[北海道]]([[札幌市|札幌]]など)
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|-
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|5||王子とチョコレート城だコロン!||[[武上純希]]||中村憲由<br/>矢花馨||古池敏也||[[チェコ]]・[[プラハ]]
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|-
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|6||花の都のファッションだコロン!||本田雅也||大庭秀昭||高木信一郎||[[フランス]]・[[パリ]]
 +
|-
 +
|7||[[叶姉妹|セレブ姉妹]]もつらいよだコロン!||渡邊大輔||鈴木幸雄<br/>つるやまおさむ||さいとうもも||[[モナコ]]
 +
|-
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|8||おだいばテレビに潜入だコロン!||加藤陽一||中村憲由<br/>萩原露光||西城隆詞||東京・[[お台場]]
 +
|-
 +
|9||オタンカーメンの呪いだコロン!||平見瞠||中村憲由<br/>矢花馨||飯田宏義<br/>古池敏也||[[エジプト]]
 +
|-
 +
|10||タイガードラマーアツヒメだコロン!||武上純希||しのゆきひろ||高橋和徳||[[鹿児島]]
 +
|-
 +
|11||ドロンジョ様はお年頃だコロン!||高橋ナツコ||玉川真人||井口忠一||[[宮崎]]
 +
|-
 +
|12||オモッチャマ危機一髪だコロン!||本田雅也||西本由紀夫||[[渡部圭祐]]||米[[ネバダ州]]<br/>[[ラスベガス]]
 +
|-
 +
|限定版||今夜限りのドロンボーVS[[みのもんた]]!
 +
アナタも一緒に脳力対決!!<br/>[[科学忍者隊ガッチャマン|ガッチャマン]]や[[マッハGoGoGo|マッハ号]]も登場スペシャルだコロン!
 +
||加藤陽一||大庭秀昭<br/>鈴木幸雄<br/>中村憲由<br/>しのゆきひろ||[[宍戸久美子]]<br/>高橋和徳<br/>高田晃<br/>錠前龍治||東京
 +
|-
 +
|13||ぶらり巣鴨のカリスマだコロン!||渡邊大輔||古川順康<br/>萩原露光||川口弘明||東京・[[巣鴨]]
 +
|-
 +
|14||ヤッターペリカン登場だコロン!||武上純希||中村憲由<br/>鈴木清崇||羽山賢二||[[地球]]・[[石器時代]]<!--及び[[未来]]-->
 +
|-
 +
|15||ヤッターメカが仲間割れ? だコロン!||高橋ナツコ||中村憲由<br/>小林浩輔||古池敏也||[[神奈川県|神奈川]]・[[横浜市|横浜]]
 +
|-
 +
|16||悟空探しはゴクウロウだコロン!||武上純希||しのゆきひろ||高橋和徳||アノ国<!--作中、国名には一切触れられておらず、「アノ国」としか言ってません。どんなに露骨であっても、公式な明言なしに断定することは独自研究に該当します-->
 +
|-
 +
|17||お宝鑑定ならプライスレスだコロン!||平見瞠||さいとういたる<br/>青柳宏宣||相坂ナオキ<br/>山崎正和<br/>井口忠一|||[[石川県|石川]]・[[金沢市|金沢]]
 +
|-
 +
|18||OldDays 下町の夕日だコロン!||武上純希||玉川真人<br/>上村泰||井口忠一||東京・[[六本木]]<br/>(昭和30年代)
 +
|-
 +
|19||無人島でブータレキャンプだコロン!||[[池田眞美子]]||||||無人島
 +
|-
 +
|20||崖っぷちのトールー<!--作中でルー大柴でないことが明言-->だコロン!||||||||神奈川・[[江の島]]
 +
|-
 +
|21||はりきりホッター魔法の宝だコロン!||||||||
 +
|-
 +
|22||ご当地ヒーロー大活躍だコロン!||||||||
 +
|-
 +
|}
 +
 
 +
=== 放送局 ===
 +
{| class="wikitable" align="center" style="text-align:center;font-size:small;"
 +
!放送局!!放送期間!!放送曜日!!時間
 +
|-
 +
|[[讀賣テレビ|読売テレビ]]、制作[[日本テレビネットワーク協議会|日本テレビ系列局(NNS)]]||2008年1月14日 -||月曜日||19:00 - 19:30
 +
|}
 +
 
 +
 
 +
{{前後番組
 +
|放送局=[[讀賣テレビ放送|読売テレビ]]
 +
|放送枠=[[読売テレビ制作月曜夜7時枠のアニメ|月曜19:00枠]]
 +
|番組名=ヤッターマン(アニメ第2作)
 +
|前番組=[[月曜19時アニメアワー|秋のミステリーアワー]]<br/>([[名探偵コナン]][[金田一少年の事件簿 (アニメ)|金田一少年の事件簿]])<br/>※30分拡大(2007年10月 - 12月)。<br/>実質的な前番組は[[結界師 (アニメ)|結界師]]。
 +
|次番組=
 +
}}
 +
 
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=== 他メディアへの展開 ===
 +
このアニメ化と連動する形で以下のメディアミックス作品が展開されている。
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* '''ただいま参上!!ヤッターマン''' - 「[[コロコロイチバン!]]」第14号から連載。
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* '''ヤッターマン外伝 ボケボケボヤッキー''' - 「[[コロコロコミック|月刊コロコロコミック]]」08年2月号から連載([[萬屋不死身之介]]が作画)。ボヤッキーを主役とした[[スピンオフ作品]]である。
 +
* '''ヤッターマン ''' - 「[[テレまんがヒーローズ]]」2008年春号から連載([[あおきけい]]&[[みかまる]]が作画)。
 +
* '''ヤッターマン ''' - 「[[小学館の学習雑誌]] 小学一年生・小学二年生・小学三年生」2008年4月号から連載([[こしたてつひろ]]が作画)。
 +
* '''ヤッターマン デンゲキ大作戦''' - 「[[デンゲキニンテンドーDS]]」2008年3月から連載。([[帯ひろ志]]が作画)
 +
* [[番組スポンサー]]の[[東芝]]が、自社公式サイト内に自社製品をモチーフにしたオリジナルメカなどが登場する[[Webアニメ]]特設サイト『ヤッターマン×トウシバ』を開設している。
 +
 
 +
== 実写映画 ==
 +
{{新製品|section=1}}
 +
実写版「'''YATTERMAN 〜ヤッターマン〜'''」が[[2009年]][[3月]]、全国[[松竹|松竹・東急系]]劇場にて公開を目指し、製作が進行している。配給は[[松竹]]と[[日活]]の共同配給。
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=== キャスト ===
 +
(以下は判明しているものである)
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*ガンちゃん:[[櫻井翔]]([[嵐 (ジャニーズ)|嵐]])<ref>{{Cite web|date=2007年11月26日|url=http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/071126/tnr0711261002002-n1.htm|title=09年春「ヤッターマン」実写で映画化!主演に嵐・櫻井翔|publisher=産経ニュース|accessdate=1月12日
 +
|accessyear=2008年}}</ref>
 +
*アイちゃん:[[福田沙紀]]<ref>{{Cite web|date=2007年12月12日|url=http://www.sanspo.com/geino/top/gt200712/gt2007121205.html|title=念願の特撮に大喜び!福田沙紀、ヤッターマン2号に抜擢|publisher=[[サンケイスポーツ]]|accessdate=12月12日|accessyear=2007年}}</ref>
 +
*オモッチャマ(声):[[たかはし智秋]]
 +
*ドロンジョ:[[深田恭子]]<ref>[http://www.asahi.com/culture/nikkan/NIK200801110008.html asahi.com:深キョンがドロンジョ役に挑戦、2008年1月11日]</ref>
 +
*ボヤッキー:[[生瀬勝久]]
 +
*トンズラー:[[ケンドーコバヤシ]]<ref>{{Cite web|date=2008年1月15日|url=http://www.sanspo.com/geino/top/gt200801/gt2008011507.html|title=ヤッターマンに強敵出現!3悪役に深キョン・生瀬・ケンコバ|publisher=[[サンケイスポーツ]]|accessdate=1月15日|accessyear=2008年}}</ref>
 +
*ドクロベー(声):[[滝口順平]]
 +
*海江田博士(映画オリジナル):[[阿部サダヲ]]
 +
*海江田翔子(映画オリジナル):[[岡本杏理]]
 +
 
 +
=== スタッフ ===
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*監督:[[三池崇史]]
 +
 
 +
=== その他 ===
 +
 
 +
== ゲームソフト ==
 +
* [[NEWヤッターマン 難題かんだいヤジロベエ]](1996年3月22日発売。[[スーパーファミコン]]用、[[ユタカ]])
 +
* [[ヤッターマンDS ビックリドッキリ大作戦だコロン]](2008年4月発売。[[ニンテンドーDS]]用、[[タカラトミー]])
  
 
== パチンコ・パチスロ ==
 
== パチンコ・パチスロ ==
*パチンコ・[[CRヤッターマン]](2001年・[[平和_(パチンコ)|平和]])
+
* パチンコ・[[CRヤッターマン]](2001年・[[平和_(パチンコ)|平和]])
*パチンコ・[[ドロンジョにおまかせ|CRドロンジョにおまかせ]](2005年・平和)
+
* パチンコ・[[ドロンジョにおまかせ|CRドロンジョにおまかせ]](2005年・平和)
*パチスロ・[[ドロンジョにおまかせ]](2003年・平和)
+
* パチンコ・[[ポチッと一発おだてブタ|CRAポチッと一発!おだてブタ]](2008年・平和・[[オリンピア_(パチスロ)|オリンピア]])
*パチスロ・[[ヤッターマン只今参上]](2007年・平和)
+
* パチスロ・ドロンジョにおまかせ(2003年・平和)
 +
* パチスロ・[[ヤッターマン只今参上]](2007年・平和)
  
 
== 携帯電話用アプリ ==
 
== 携帯電話用アプリ ==
*[[ロールプレイングゲーム|RPG]]ヤッターマン(2006年・[[コトブキソリューション|ケムコ]]・[[iアプリ|i]]、[[EZアプリ (BREW)|EZ]]、[[S!アプリ|S!]]に配信。シナリオは[[寺田憲史]])
+
* [[ロールプレイングゲーム|RPG]]ヤッターマン(2006年・[[コトブキソリューション|ケムコ]]・[[iアプリ|i]]、[[EZアプリ (BREW)|EZ]]、[[S!アプリ|S!]]に配信。シナリオは[[寺田憲史]])
  
== 関連項目 ==
+
== 脚注 ==
*[[中畑清]](元プロ野球選手、愛称が「ヤッターマン」)
+
{{脚注ヘルプ}}
*[[山口智充]]・[[笑福亭笑瓶]]・・・どちらもボヤッキーのものまねを得意としている。
+
{{Reflist|2}}
*[[撮りッたがり決死隊 トッターマンDS]]
+
{{タイムボカンシリーズ}}
+
  
{{前後番組|
+
== 外部リンク ==
放送局=[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系|
+
* [http://yatterman.jp/ ヤッターマン総合ポータルサイト]
放送枠=土曜18時台後半|
+
* [http://www.gyao.jp/anime/yatterman/ 無料動画GyaO ヤッターマン(第1作)無料動画配信]
前番組=[[タイムボカン]]|
+
* [http://yatterman.tv/ ytv・アニメリメイク版HP]
番組名=タイムボカンシリーズ<br>ヤッターマン(第1作)|
+
* [http://www.yatterman-movie.com/ 実写映画版・公式HP]
次番組=[[ゼンダマン|タイムボカンシリーズ ゼンダマン]]}}
+
* [http://dogatch.jp/kodomo/yatterman/ ヤッターマン特集 【コドモ.DOGATCH】]
 +
* [http://www.toshiba-ad.jp/ ヤッターマン × トウシバ ~ビックリドッキリ東芝メカ~ キャンペーンHP]
  
{{前後番組|
+
{{タイムボカンシリーズ}}
放送局=[[讀賣テレビ放送|ytv]]・[[日本テレビ放送網|日テレ]]系|
+
{{讀賣テレビ放送}}
放送枠=[[読売テレビ制作月曜夜7時枠のアニメ|月曜19時台前半]]|
+
番組名=ヤッターマン(第2作)|
+
前番組=[[月曜19時アニメアワー|秋のミステリーアワー]]<br/>([[名探偵コナン]]・[[金田一少年の事件簿 (アニメ)|金田一少年の事件簿]])<br/>※30分拡大(2007年10月~12月)|
+
次番組=---|
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}}
+
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+
  
 
{{DEFAULTSORT:やつたあまん}}
 
{{DEFAULTSORT:やつたあまん}}
 
[[Category:アニメ作品 や|つたあまん]]
 
[[Category:アニメ作品 や|つたあまん]]
 
[[Category:タイムボカンシリーズ]]
 
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[[Category:ギャグアニメ]]
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[[Category:ロボットを題材としたフィクション作品]]
 
[[Category:1977年のテレビアニメ]]
 
[[Category:1977年のテレビアニメ]]
 +
[[Category:フジテレビ系アニメ]]
 
[[Category:2008年のテレビアニメ]]
 
[[Category:2008年のテレビアニメ]]
 +
[[Category:読売テレビのアニメ]]
 +
[[Category:日本テレビ系アニメ]]
 +
[[Category:リメイクアニメ]]
 +
[[Category:データ放送連動番組]]
 +
 +
[[en:Yatterman]]
 +
[[it:Yattaman]]
 +
[[pl:Yattaman]]
 +
[[sv:Yatterman]]
 +
[[tl:Yatterman]]

2008年8月4日 (月) 19:30時点における版

継続中の作品
この「ヤッターマン」はまだ完結していない作品や番組に関する記事又は節です。ある程度ストーリー・番組内容がまとまってから編集するようにしてください。
ヤッターマン
[[Image:|0250px|]]
ジャンル ヒーローギャグ
テレビアニメ:タイムボカンシリーズ ヤッターマン
原作 タツノコプロ企画室
総監督
監督 笹川ひろし
シリーズディレクター
チーフディレクター
企画 鳥海尽三酒井あきよし
シリーズ構成
脚本 鳥海尽三ほか
キャラクターデザイン 天野嘉孝、中森恵子、高田明美
メカニックデザイン 大河原邦男
音楽 神保正明山本正之
アニメーション制作 タツノコプロ
製作 フジテレビ、タツノコプロ
放送局 フジテレビ系列
放送期間 1977年1月1日 - 1979年1月27日
話数 108話
その他
コピーライト表記 ©タツノコプロ
ガンちゃん
アイちゃん
オモッチャマ
ヤッターワン
&ヤッターペリカン
&ヤッターアンコウ
ドロンジョ
ボヤッキー
トンズラー
ドクロベー
おだてブタ
&ナレーター
太田淑子
岡本茉利
桂玲子
池田勝


小原乃梨子
八奈見乗児
たてかべ和也
滝口順平
富山敬
テレビアニメ:ヤッターマン(第2作)
原作 タツノコプロ企画室
総監督 笹川ひろし
監督 しぎのあきら菱田正和
シリーズディレクター
チーフディレクター
企画
シリーズ構成 高橋ナツコ
脚本 高橋ナツコ、武上純希ほか
キャラクターデザイン 上北ふたご
メカニックデザイン 大河原邦男
音楽 神保正明、山本正之、深澤秀行
アニメーション制作 タツノコプロ
製作 読売テレビ(ytv)
放送局 日本テレビ系列
放送期間 2008年1月14日 -
話数
その他
コピーライト表記 ©タツノコプロ・読売テレビ 2008
ガンちゃん
アイちゃん
オモッチャマ
ヤッターワン
&ヤッターペリカン
&おだてブタ
&ナレーター
ドロンジョ
ボヤッキー
トンズラー
ドクロベー
吉野裕行
伊藤静
たかはし智秋
山寺宏一



小原乃梨子
八奈見乗児
たてかべ和也
滝口順平
映画:YATTERMAN 〜ヤッターマン〜
監督 三池崇史
制作 日活
封切日 2009年春(予定)
上映時間 未定
その他
コピーライト表記 ©タツノコプロ・ヤッターマン製作委員会
NIKKATSU Corporation.
All rights reserved.
ガンちゃん
アイちゃん
オモッチャマ(声)
ドロンジョ
ボヤッキー
トンズラー
ドクロベー(声)
櫻井翔
福田沙紀
たかはし智秋
深田恭子
生瀬勝久
ケンドーコバヤシ
滝口順平
テンプレート使用方法 ノート

ヤッターマン』(英語表記:Yatterman)とは

  1. タイムボカンシリーズ』第2作目としてフジテレビ系列1977年1月1日から1979年1月27日まで毎週土曜18:30 - 19:00に全108話が放映された、タツノコプロで制作されたテレビアニメである。正式作品名は『タイムボカンシリーズ ヤッターマン』。
  2. 上記を基に読売テレビ(ytv)制作・日本テレビ系列2008年1月14日から現在放映中の第2作目(リメイク版)のテレビシリーズである。正式作品名はタイムボカンシリーズは入らない『ヤッターマン』。詳細はこちらを参照。
  3. 日活にて2009年春全国公開予定の実写映画である。

本項では主にアニメ2作品(1977年版および2008年版)と映画版について説明する。

作品概要

地球上のどこかにある大金鉱脈のありかを示したドクロストーンを捜して、ヤッターマンとドロンジョ達ドロンボー一味との戦いを描いた作品。

ヒーローに変身する男女ペアの主人公、ゾロメカ、おだてブタ、三悪メカ爆発時のドクロ雲など、後にシリーズを象徴することになる要素のほとんどが本作で誕生した。

アニメ第1作(オリジナル版)

作品概要

オモチャ屋の息子・ガンちゃんは、ガールフレンドのアイちゃんと一緒に父親が製造途中で放棄してしまった大きな犬型のロボットを密かに完成させる。父親がロボット犬を金儲けの道具にしか使わないことを危惧したガンちゃんはこのロボット犬を正義のために役立てることを考え、自らも正義を守るヒーロー『ヤッターマン』となることを決意した。
一方イカサマ商売で活動資金を荒稼ぎする悪党・ドロンボー一味のもとに泥棒の神様を自称するドクロベエと名乗る謎の人物から「大金塊のありかを記したドクロストーンが4つに割れて地球の方々に散らばっていて、1つは自分が持っている。もし残り3つのドクロストーンを見付けることが出来たら、金塊は折半しよう」という申し出を受け、ドクロベエに従う。ドロンボーの計画を知ったガンちゃんたちは、ロボット犬=ヤッターワンを駆って一味に立ち向かう。

企画段階ではタイムボカンとは無関係の作品とされており、シリーズの多くの作品とは違いタイムトラベルをしない

題材は初期には世界七不思議(雪男モアイネッシーなど)や世界各地の風物(カーニバルなど)、世界的に有名な俳優・歌手などを扱っていた。野生パンダの誕生を題材にした回(第18話)があったが、これは上野動物園のパンダ繁殖試行で子供らにパンダの赤ちゃんの待望が強かった世情によるものである。

放映4か月目以降より、タイムボカンのように名作児童文学や昔話、伝記などのパロディーが激増する。舞台も明らかに現代とは思えない話が多い。このため、「ヤッターマンもタイムトラベルをする話」と思う子供が多かった。これらは『まんが日本昔ばなし』や『世界名作劇場』、『まんが偉人物語』などを意識したものと推測される。サブタイトルの大半や登場人物・舞台は、これらの物語の元になっている話が分かるようなギャグパロディーとなっていた。

シリーズ中空前の大ヒットとなり、2年に渡る長期放映作品としてタイムボカンシリーズの人気を確固たるものにした。タカトクトイスが発売したヤッターワンの玩具は出荷数120万個を超えた。

また、本作はタツノコプロの創業者である吉田竜夫の遺作である。2年間の平均視聴率は20.1%と、タツノコプロ制作のアニメの中で最も高い数字を残している。

なお、シリーズの多くに関わっている脚本家の小山高生は当時病気療養中だったため、本作には一切関わっていない。

AC『タツノコ VS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES』のヤッターマンは本作からの出演となる。

シナリオフォーマット


注意以降に核心部分が記述されています。
  • ドロンボー一味がインチキ商売で稼いだ金でその商売にちなんだメカを作る。
    • インチキ商売の店舗にはシンボルのドクロマーク(前作「タイムボカン」では白だったが本作より赤に変更)が必ず付いている。この地下にメカ工場がある。
    • インチキ商売で物を売りつける時の額はおおむね10万円と決まっている。こうして荒稼ぎした額は(札束の数から見て)数千万円 - 数百億円にものぼる。ただし、ドクロベエがその大金の殆どを巻き上げてしまうこともある。
  • ガンちゃん(ヤッターマン1号)とアイちゃん(ヤッターマン2号)の2人がインチキ商売を嗅ぎ付け、潜入して様子を窺う。
    • 地下のメカ工場への入り口は外から見える場合とカモフラージュされている場合があるが、どんなにうまくカモフラージュしてもオモッチャマが見つけ出す。
  • ドロンボー一味、ドクロベエの怪しげな指令情報を元にドクロストーン探しに出る。ヤッターマンはそれを追跡する。
    • 多くの場合、メカが地上に出る際にインチキ商売の店舗を破壊する。
  • 先にご当地に着くドロンボー一味、地元のトラブルに乗じて言葉巧みにヤッターマンを陥れ、ドクロストーンと思しきものを詐取。
  • 誠意もしくは実力で危機を脱したヤッターマンと馬脚を露わしたドロンボー一味との戦闘。白兵戦はヤッターマンが圧倒、メカ戦に移行し序盤はドロンボー一味が優勢だが、ヤッターマンの「メカの素」で生み出されたビックリドッキリメカで形勢逆転。そしてドロンボーメカはビックリドッキリメカに解体され爆発、ドクロ雲を残す。最後にヤッターマンは勝利のポーズを決める。
    • ちなみに後期には白兵戦はなくなった。
  • 多くは誤解に基づくご当地トラブルはドロンボー一味の成敗と共に無事解決し、奪還されたターゲットがドクロストーンでないことも判明する。
  • ドロンボー一味、3人乗り自転車(通称「タンデム自転車」「おしおき三輪車」)で敗走する途中、「おしおきだべぇ」の一言でドクロベエの「ママより恐~いおしおきタイム」が始まる。おしおきの際、ドクロベエが「ミュージック」とコールすると、ベートーヴェンの『運命』のイントロ部分が、おしおきファンファーレで流れる。直後お仕置きが執行される。主に動物(象、鮫、鯨、お化け、ロボットなど)や爆発物(ミサイルや爆弾など)、重いもの(椰子の実、雪球、隕石など)に襲われる、幻を見せられる、檻に入れられる、水中や砂地獄などに落とされたりするパターンが多い。後期には、おしおきポーズが登場し、その決めセリフは「ドクポンタン」(意味は、ドクロベエのスカポンタン)。
  • ヤッターマン、ナレーションと共に凱旋する。
    • ナレーションの富山がBGMに合わせて「♪がんばーれー ヤッター ヤッターマーン」と歌うこともある。

以上で作品の核心的な内容についての記述は終わりです。

これを2年と1か月、計108回にわたって延々と続けた。制作者側もマンネリを開き直っている様子が後期エンディングテーマ「ドロンボーのシラーケッ」の歌詞から窺える。一方、前作のパターンだった「とどめの手段を巡っての(責任の)なすりあい」は一切使われなかった。ただし、時々脱出する際にさっさと逃げようとするドロンジョにボヤッキーが怒るという描写はあった。

時折これらのパターンが破られることがあり、視聴者を飽きさせない工夫がされている。

登場人物

ヤッターマン

2人揃って「ヤッターマン」。ヤッターワンを完成させた2人はドロンボー一味の悪巧みを知り、ヤッターマンとなって戦う。基本的に何らかの形でドロンボーの企みを察知するが、事前に彼らのアジトを急襲する事はしない。

ガンちゃん(ヤッターマン1号) 太田淑子(AC 『タツノコ VS. CAPCOM』では喜多村英梨
本名は高田(たかだ)ガン。父の高田徳兵衛(たかだ とくべえ。名前の由来はメインスポンサーのタカトクトイスから)が経営する高田玩具店の一人息子。身長165cm。武器はケンダマジック。前作の丹平と同様に13歳という設定だが、体格は20歳前後の青年のものであり、逞しい。平時は常に青色のツナギを着ており、変身時は空に投げたツナギを裏返しに着装してヤッターマン1号となる。決めゼリフの後に歯をキラリと光らせるが、62話に限り股間を光らせ、三悪をズッコケさせた。37話と38話ではタイアップでタカトクが当時実際に発売していた玩具「シュルシュルカッター」を武器として使用した。「オモッチャマを製作した」という設定である。正義感溢れる性格。
アイちゃん(ヤッターマン2号) 声:岡本茉利
本名は上成愛(かみなり あい)。ガンちゃんのガールフレンド。父の上成吾呂三(かみなり ごろぞう)が経営する電気屋の一人娘。身長161cm。武器はシビレステッキ。12歳だが、ガンちゃんに合わせて20歳弱程度の女性の体格で描かれている。ガンちゃんと同じように平時は黄色のツナギを着ている。変身時は空に投げたツナギを裏返しに着装。決めゼリフの後に目をキラリと光らせる。2人の決めゼリフの後にドロンジョが目医者と歯医者のコマーシャルやるなと指摘するなどとしばしば反発する。
シリーズ後半でドロンジョに「2号さん」と揶揄される。
オモッチャマ 声:桂玲子
サイコロ型ロボットで、ガンちゃんの父親が経営する高田玩具店のマスコット。前作のチョロ坊と同様にロボットでありながら喜怒哀楽の感情を持つが、ガンちゃんには感情を否定されている。乾電池をエネルギー源とし頭からプロペラを出して飛行する事ができる。ドロンボー一味のアジトに乗り込み、悪事を一番先に察知する役割。ドロンボーのインチキ商売を自ら手を下して暴いた事もある。ヤッターアンコウ登場 - ヤッターワン大破の間はサイコロに変形して転がり、乗り込むメカを出た数字によって決めていた。成人男性を吊り上げることもできる(81話で判明)。ヤッターキング用のメカの素を内部に格納していたこともあるが、1度取り出すと重すぎてなぜか自力では持てなくなる描写がある。キングの内部仕様変更後は取り出す直接的な描写は見られない。
一人称は「ボッチ」で、語尾は「○○だ(で)コロン」。タイトルの読み上げ、次回予告のナレーションも担当。後期の次回予告では作品中で初めて「三悪」という言葉が使われている。
初期エンディングの「声の出演」クレジットでは、企画書での名称である「サイコロン」となっていた。

以上の3名の声優は前作の『タイムボカン』から引き継いでいる。善玉の声優が前作から引き継がれたのはシリーズ中、唯一本作のみである。

ドロンボー一味

イカサマ商売で活動資金を得て泥棒家業を働く悪党にして義賊泥棒(自称)。3人揃って「ドロンボー一味」。

106話でドロンジョがボヤッキーの年齢を40代と暴露するシーンがあり、3名ともサバを読んでいるらしき描写がある。本放送の放映中は前作の『タイムボカン』のマージョ一味が改名したという設定だった。

ドロンジョ 声:小原乃梨子
ドロンボー一味のリーダー兼お色気担当。身長173cm。「ドロンジョ様」「ドロンコ」などの呼称を持ち、金銀宝石を愛するドロンボーの女ボス。本名はササッガワ・ヒロッコで、元ネタは笹川ひろし。スタイル抜群で頭脳明晰(?)な美女だが本シリーズ歴代女ボスの中でも最も特徴ある大きなフード型の仮面を被っており、素顔はストーリー初期、平時の悪徳商売中くらいしか見られず、14話からは平時も仮面を着用するようになり素顔を見せていない。フライドポテトが大好き。ドロンボーが解散するということになった際、ボヤッキーとトンズラーに「いい女は振り返らないもの」と涙ながらに語っていた。ある大会社の令嬢らしい。ネーミングモデルはフランスの女優で小原の持ち役でもあるミレーヌ・ドモンジョから由来している。24歳。
ボヤッキー 声:八奈見乗児
フルネームはブツクサ・ボヤッキー。身長168cm。ドロンボー一味のメカ設計開発・作戦担当。福島県会津若松市出身。故郷におハナちゃんという恋人を残し、ドロンボー一味に入るため上京してきた。女子高生好きで知られる。一人称は「アタシ」または「ボクちゃん」、ごくまれに「私」や「俺」の場合もある。かなりのオカマ口調。後半に入ってからは、ナレーターの伝説のフレーズ「説明しよう」を多用するようになった。その多用ぶりに、69話などでドロンジョから「説明は富山敬に任せておけばいい」といった趣旨の突っ込みを受けていた。「全国の女子高生の皆さん」やボタンを押す際の「ポチッとな」などの決まり台詞がある。物語の中期から後期にかけては、完成したメカを披露する際に「全国○×協会推薦です」の一言が入ることがある。普段からゴーグルを着用しており、ゴーグルを外した素顔は後述のOVA「タイムボカン王道復古」においてでしか見ることができない(トンズラーも同様)。実はかなづちで泳げない(32話冒頭の商売時で判明)が、後の35話や52話では普通に泳いでいた。その名前の由来は「ぼやき」から。25歳。
トンズラー 声:たてかべ和也
ドロンボー一味の怪力担当。身長138cm。本名はスタコラ・トンズラー。元プロレスラー岩手県出身だが、なぜか関西弁を多用し語尾に「~まんねん」を付けて話す。
影が薄くなりがちな歴代たてかべキャラだが、本作ではインチキ商売において暴力(?)で存在感を出している。30話の冒頭でドクロベーが現れた時にたまたまいなくなったのが原因でトンズラーがドクロベエではないかと誤解したドロンジョとボヤッキーはこの回ではトンズラーを大事に扱うが、結局ドクロベエではなかった上にドクロベエから個別におしおきをされてしまう。名前の由来は逃げるという意味の「とんずら」から。30歳。
ドクロベエ 声:滝口順平
「泥棒の神様」を自称する謎の男。三悪をそそのかしドクロストーンを探させる。毎回やられてぼろぼろのドロンボー一味に対し、趣向を凝らした「おしおき」をおこなう。これがシリーズを通して人気を博した。
ドクロストーンの情報をドロンボー一味に与えて捜索させるが不正確な情報が多く、ドロンボー一味に無駄足を踏ませることが大部分。しかし、負けて敗走中のドロンボー一味へのおしおきに関しては割り切って必ず行う。ドロンボーがガセ情報について抗弁しても無駄であり(抗議に対して逆ギレすることの方が多い)、おしおきは100%執行される。作戦が成功してドクロストーンを手に入れたにもかかわらず「いつもやっていることなのでやっておかないと気持ち悪いから」という理不尽極まりない理由でおしおきを執行するが、それもそのはず、このおしおきはドクロベエの唯一無二の趣味であった。
しかも趣味が高じて後半では、誤った情報を流した事に反省したり、お詫びとしてドロンボー一味に親切にしたりする場面が見られるが、その実体は「おしおき」であり、結局痛い目に遭わせて楽しんでいるだけであった。
インチキ商売の売れ残りなどに似せたメカか映写機の映像で現れることが多い。指令が終わると『スパイ大作戦』のパロディで自爆することが多い。実はドロンジョのファンである。
好きな球団は阪神タイガースで、巨人が阪神に勝ったためにとても不機嫌になるエピソードが40話にある。
歌で指令を伝えることもあった。その度に三悪は不快感を示し、それに気づいたドクロベエは当然ながら怒っていた。なお、オタスケマンでも滝口が東南長官役としてテーマ曲「オタスケマンの歌」を歌う場面があったが、このときも三悪に酷評されている。
悪事に対してこだわりがある様子で、三悪が金持ちの婦人達の競争心をあおったり、銀行強盗をして稼いだ大金をほとんど没収している。
滝口は物語のキーキャラクターと2役を演じることがよくあり、その場合は国王役が多かった。
機嫌が良いときの三悪に馴れ馴れしく「ドクベーちゃん」と呼ばれることもある。
46話では三悪から「ドクボケ」と呼ばれたこともあった。

その他

ナレーター 声:富山敬
要所要所で「説明しよう」などのフレーズで、様々な解説を行う。ただし、回が進むと「メカの素」などについてははぐらかすこともしばしばあった。担当の富山はこれ以外にもおだてブタ・おほめブタ・なげきブタも演じていた。また、劇中の青年キャラも演じることもあった。

登場人物のその後

本作のキャラは、後にリバイバル企画「タイムボカン王道復古」のOVAにおいてその後が描かれた。三悪についてはCD『タイムボカン名曲大全』で、タイムボカン王道復古までの解散後のエピソードを聞くことができる。

  • ガンちゃんとアイちゃんは結婚し、見ている方が恥ずかしくなるほどのアツアツ新婚生活(いわゆる「バカップル」)を送っていた。オモッチャマがドロンボー復活を知らせに駆け込んできても、相手にしてもらえなかった。因みに服装はツナギではない。
  • ヤッターキングは再度改修され、ヤッターワンFZ(ファイナルゼット)へとパワーアップ。全身に強力な武器を装備している。
  • ドロンジョも西麻布のスナックのママを経た後、ドロンボーのメンバー以外の男性と結婚し、既に子持ちとなっていた。7歳を筆頭に5人の子供がいるという。
  • ボヤッキーはドロンボー解散後、一時期六本木のホストクラブでヘルニアのボヤと言う有名売れっ子ホストになるが、その後は故郷・会津若松市に住む恋人・おハナちゃんと結婚し喜多方蕎麦屋を国分寺市で経営する。「王道復古」の作中ではガッチャマンのメンバーと南部博士にコロッケそばを食い逃げされていた。ハッピーという名前の娘がいる。
  • トンズラーはウサギ売りのテキ屋をやっていたが、その後芸能プロダクションのマネージャーに転職し辣腕を振るっている。この設定については演ずるたてかべが当時はタイムボカンシリーズや『ドラえもん』など旧来からの役を除いて既に声優業から殆ど引退し、声優プロダクションのマネージャーをしていたことが元ネタではないかとの指摘もある。

登場メカ

ヤッターメカ

ヤッターワン 声:池田勝
ガンちゃんたちが作り上げた型ロボ。ホネ型のメカの素を食べてパワーアップ、様々な生き物(カバやアリなど)のビックリドッキリメカを出動させる。しかも自我を持っており意外と女好きで、ガンちゃんやオモッチャマの命令は聞かないがアイちゃんの言うことだけは聞く。エンジンの起動は手動のクランクハンドル式であり、初期オープニングはガンちゃんがこれを回し起動させるシーンから始まる。これは、乗員が機外に掴まって移動することとあわせてモチーフになったのが消防車であるためとの指摘が『BSアニメ夜話』においてなされている。
生身の犬同様縄張り意識が強く、第4話では出動中に「帰り道がわからなくなったときのために」という理由で電柱におシッコを引っかける場面が見られた。
第45話でドロンボーメカ「バスガマシーン」の「ガリガリミサイル」によって大破してしまう。切り離し装置や制御システムが壊滅的に破壊されていたためにメカ本体も引きずられ、ヤッターワンともども爆発している。なおこの時、ヤッターマンはファンファーレ担当の犬型メカたちに引かせたそりに乗って帰っている。その後、後述のヤッターキングに改造された。
ヤッターキング完成後、ヤッターワンの英霊(とはいっても、ヤッターキングの自我はヤッターワンと同一である。だがヤッターワンの頃はアイちゃんの言うことだけ聞く事が主だったが、キングに復活してからはガンちゃんの指示にも従うようになっている)はヤッターマン基地に祀られ、ヤッターマンは「ヤッターワンの神」に戦勝祈願をしてから出動する。そこに第34話で手に入れたドクロストーンを隠していたが、第84話で奪われてしまった。
演じた池田は、滝口・富山と同様、劇中のゲストキャラと二役を演じることが多かった。
ヤッターペリカン 声:池田勝
ペリカン型ロボ。初登場は第14話。鳥がモチーフ(とはいえ、羽などはない。)であるだけに空中戦が得意。甲高い声が特徴。ドジョウ型のメカの素で、鳥形のビックリドッキリメカを作る。ドロンジョには「ヤッターアヒル」と呼ばれていた。なお、本機はキングに搭載されず、単機で移動した。初期においては、ヤッターワンと違い「ビッグショックメカ」と言ってゾロメカを出していた。
ヤッターアンコウ 声:池田勝
アンコウ型メカ。初登場は第27話。魚がモチーフであるだけに水中戦が得意だが、陸上移動ばかりか飛行まで可能。アンパン型のメカのもとで魚類などのビックリドッキリメカ(当初は「ビックラヒャックラメカ」とも呼称)を作る。ヤッターマンが内部に乗り込むことができる潜水艦メカであるが、他のヤッターメカ同様に機外に掴まって搭乗する事も出来る。通常の口以外にもコクピット内にある口からもメカの素を食べさせる事が出来る(この機能はヤッタードジラに継承されている)。ドロンジョには「ヤッターナマズ」と呼ばれていた。第32話ではあっかんべーをするだけのためにある舌も備えていることが判明している。なお、ヤッターアンコウがゾロメカを出すときのファンファーレは前作の「タイムボカン」で「今週のハイライト」(マージョ一味が丹平たちを爆殺しようとする)の場面に使われていたものに、水泡音のエフェクトをかけたものである。第28話では宇宙船に改造されて月へ飛行している。第38話では本作で唯一時間移動をし、ナレーションで「タイムボカンIV号」と呼ばれたことがある(ただし、このエピソード自体ボヤッキーの夢の中の話であったが)。基本的に単機で使用されたが、第54話でヤッターキングに搭載されて移動している。
ヤッターキング 声:池田勝
第45話で破壊されたヤッターワンに大幅な改造を施し、第46話からヤッターキングとして復活。遙かに大型化し、後方に大幅に長くなった胴体部を持つ。メカの素はヤッターワンと同様に骨型だが、重量が10倍重くなっており、その分パワーも10倍である。ヤッターワン同様、様々な生き物のビックリドッキリメカを出すがヤッターワンの時とは違った生き物が出てくることが多く、ヤッターワンの時の「常連」のメカ(カバやスカンク)も出てくることがあった。また、赤鬼や河童、昔話の主人公(桃太郎など)が出てくることもあった。
更に途中からこの胴体部に3体のヤッターメカを格納できるようになり母艦役としても働くようになった。毎回、ルーレット(グー子、チョキ子、パー子:滝沢久美子が担当)でブル・ドジラ・パンダ&コパンダのいずれか一体を選択し発進させる。ヤッターワン(ブルも)はドラムロールの合図と共にゾロメカを発進させたが、キング(ドジラ・パンダも。ただし、パンダのファンファーレ役はコパンダ一人で初登場の時は笹笛による別の曲)はロッシーニ作曲『ウィリアム・テル序曲』のワンフレーズ(「スイス独立軍の行進」と呼ばれる部分の導入部)を合図に発進させる。ヤッターキングはドロンジョにしばしば「ヤッターギャング」と呼ばれていた。第64話と第76話では宇宙船に改造されている。
ヤッターゾウ 声:池田勝
第91話より登場した、ヤッターキングの後継機となる大型のゾウ型母船メカ。ヤッターキング同様巨体で、これまでのメカと同様外部側面に捕まって移動するが、内部に乗り込むことも出来る。ダンボの様に耳を駆使して飛行が可能。キングと違い、ビックリドッキリメカを出動させるシーンが無かった為、ビックリドッキリメカを製造する事が出来るかどうかは不明。また戦闘シーンもこれと言って無かったが鼻から水を放水可能。ブル、ドジラ、パンダ&コパンダ、よこづなを搭載している。勝利のポーズの後起こす地響きはキングをも上回る衝撃で、最終回はキングと並んで勝利の四股を踏んだ。こちらも第93話で宇宙船になっている。
ヤッターパンダ&コパンダ 声:池田勝・滝沢久美子
親子パンダメカ。コパンダは名の通り子供で、普段はパンダの頭上に乗り、サイレンを手動で回す。グー子が勝つと出動する。初出動は初登場した第58話。サトウキビ型のメカの素で野菜と果物をモチーフにしたビックリドッキリメカを作る。肩からフットボールタイヤが飛び出して攻撃する。ファンファーレはコパンダの咥える笹笛。
ヤッタードジラ 声:田中勝、富山敬(58話のみ)
恐竜型の小型潜水艇メカ。第58話でその姿が披露され、初出動は第59話。チョキ子が勝つと出動する。脚部の足部分はスキー板状になっており、水上や雪山の滑走などもこなす。ひょうきんな印象を与える表情の顔ととぼけたしゃべり方が特徴。ドラ焼き型のメカの素で日用品をモチーフにしたビックリドッキリメカを作る。他のヤッターメカとは違い、ビックリドッキリメカを複数作る事があり、これらを組み合わせて攻撃する。メカの素は口に放り込む以外にコックピット内にあるドジラの顔型レリーフの口からも食べさせることができる。尻からファンファーレメカの卵を産む。ファンファーレメカは演奏が終わると跳びあがってドジラの尻の穴に戻る。
ヤッターブル 声:池田勝
ブルドッグ型メカ。第58話でその姿が披露され、出動は第63話。パー子が勝つと出動する。逆立ちをした変わった姿で行動。少し恥かしがりやな性格だが、タフで一度噛み付いたら絶対に離さない。ホットドッグ型のメカの素でビックリドッキリメカ(ボヤッキー曰く「犬が拾ってくる物」(靴など))を作る。ドロンジョにはさまざまな名前(ヤッタースピッツ、ヤッタードーベルマンなど)で呼ばれる。
ヤッターよこづな 声:緒方賢一
横綱(闘犬)型メカ。初登場はヤッターゾウと同じ第91話。白い球形(番組内では白星型と説明していた)のメカの素でお菓子やパンなどをモチーフにしたビックリドッキリメカを作る。闘犬をモチーフした割には体格が異常に華奢であり、毎回悪玉メカと相撲をとるも負けてばかりいた。ドロンジョが「ヤッター前頭三枚目」または「ヤッターふんどしかつぎ」とおちょくる。ビックリドッキリメカを出す際には化粧廻しをブラウン管に見立ててそこに呼び出し(声:滝口順平)が登場し、ビックリドッキリメカの名前を読み上げるという趣向になっていた。
なお、緒方はヤッターよこづなが登場する以前にもゲストキャラとして出演している。
ビックリドッキリメカ(ゾロメカ)
各ヤッターメカのピンチに際しガンちゃんの与える「メカの素」により、ヤッターメカの内部で大量生産される、毎度姿の異なる小型メカ。
当初は「ビックリドッキリメカ(ワン)」「ビッグショックメカ(ペリカン)」「ビックラヒャックラメカ(アンコウ)」と、各ヤッターメカにより「正式名称」は若干異なっていたが、後に「ビックリドッキリメカ」に統一された。
ドラムロールあるいはファンファーレの後に登場、例えば「鍋!鍋!鍋!……」「ひつじ!ひつじ!ひつじ!……」など、自分の姿その物の名前を延々と連呼しながら出てくる。ほとんどの場合ヤッターマンのエンブレムを身に着けている。よってたかってドロンボーメカに取り付き、切り刻み、喰い荒らし、解体し、最後は爆発させる。
中期からはヤッターマンに対抗してドロンボー一味もゾロメカを出すことが多くなる。そのメカはまるで事前に打ち合わせでもしたかの様に、その回のヤッターマン側に対抗したもの(例(カッコ内はその回でのビックリドッキリメカ)バリカン:(羊メカ)、中学生用の鞄(ランドセル)など)。もちろん身に着けているのはドクロマーク。ヤッターマンの裏をかいたつもりのようである。
終盤は双方のゾロメカが合戦や歌合戦、クイズ合戦などで対戦し、負けた方の本体が自爆するというパターンに落ち着く。
最終回はヤッターキング以下全メカが登場、キングのファンファーレと共にビックリドッキリメカ大行進となる。

ドロンボーメカ

ドロンボー一味のヤラレメカ
第1話でのレストラン→台所用品のダイドコロンメカなど、その話のインチキ商売がテーマとなっているデザインのものがほとんど。
ヤットデタマンと同じくコアとなるメカが存在しないのも特徴。
ちなみにヤッターよこづなが登場する以前の第53話で関取型のメカ(このときのインチキ商売が相撲巡業だったことから)も登場した。
脱出用自転車
ドロンボー一味が敗北しメカが爆発した後、帰還するために使用する自転車。3人で「エイホ」と声を掛け合いながら漕ぐ。特に固有の名称はないが、先頭部分にドクロベエからの受信機が付いており、大体これを漕いでいるときにドクロベエのおしおきを受けるため「おしおき三輪車」と通称されている。
構造は縦列3輪で一輪車を3両繋いだ構造をしている。補助動力なのか、何らかの噴射機構のような物を三基備えているように見えるが、詳細は不明。また、ステアリング機構がない。従って方向転換は荷重移動でバンクさせて行うしかなく、3人の息がぴったり合っていないと乗りこなせない代物のはずである。その点、三悪の乗り物にふさわしいかも知れない。しかし、一度だけオタスケマンの作中に登場したときは、三悪は2人のみで(クビの危機にあったドワルスキーの名誉回復作戦のため)、作中に後から加わったメンバー(ゲキガスキー。ちなみに「わーい、一度これに乗ってみたかったんだ」と言っている)の3人で漕いでいる。
41話では冒頭のインチキ商売でも登場している。この回のインチキ商売は大工で、ドロンボーが現場からアジトに戻る際に使用しているが、アジトに戻ろうとしていたところをアイちゃんに目撃されている。なお放送回によっては船やハンググライダー、風船などを合体させて、空や海にも対応できるようにすることがある
後の企画シリーズ「タイムボカン 王道復古」のOVA1巻における悪玉メカ・レースでは、最終的にこれで完走し勝利した。
プレイステーションで発売されたシューティングゲーム「ボカンと一発ドロンボー」では、ドロンボー一味だけが他の三悪トリオのような専用マシンが無いことを嘆くシーンがあるが、これにトンズラーが「わいらにはチャリンコがある」と突っ込んで怒られる場面がある。
また、同作とその続編に当たる「ボカンですよ」では搭乗しているマシンが爆弾を出している際にダメージを受けると爆弾が暴発しこの形態になる。この状態では威力の低い攻撃しかできず一発当たればその時点でゲームオーバーになってしまう。ただし、一定時間すると出てくるアイテム「ゲキガスキー」を取ることで再度マシンに乗り直すことも可能。

コクピットメカ

アッキレカエル 声:西川幾雄
第106話にのみ登場した帽子をかぶった紳士風のカエル型メカ。
トリオ・ザ・ビックリ 声:富山敬
第99話で巨大な剣がドロンボーのメカに突き刺さった時に出てきた三人組のメカで「ビックリー」「トックリー」「シャックリー」と歌う。
なんまんだぶ 声:富山敬
第38話でヤッターアンコウのトビウオメカに対抗するため鵜メカを発進させようとしたとき、架裟を着たドクロ坊主メカが登場し「なーんまーんだぶなーんまーんたぶ…」と連呼していた。45話ではガリガリミサイルを発射しようとした瞬間にドッチラケメカが出た後、架裟を着たドクロ坊主メカが木魚を5回叩いたあと、「ご愁傷様」と言って引っ込んでいった。
ドッチラケメカ 声:田中勝
中期のメカ戦においてドロンボー優勢時もしくはしらけたとき、メカ爆発時に「ちんちろりんのドッチラケ」と登場する骸骨型のコックピットメカ。後半はおだてブタにお株を奪われるが、冷やかし系コックピットメカの草分け的存在。由来はフジテレビで本作の1時間後に放送されていた「欽ちゃんのドンとやってみよう!」から。後期OPやEDにも登場している。
アクション予報メカ 声:富山敬
ゲタの形をしたメカで天気予報風に戦いの結果を予言する。後のタイムパトロール隊オタスケマンに登場する占いママさんの原型に当たり、第48話から第50話に登場した。
おだてブタ 声:富山敬
その名の通りブタ型のコクピットメカで、ヤシの木を登りながら定番となっている「ブタもおだてりゃ木に登る」ということわざを言う。このような伝説のフレーズを持つメカだが、初登場は60話と意外に遅い。おだてやお世辞を見分けるコクピットメカ、後に「おだてブタ」という挿入歌まで出来、本作品を盛り上げる。「ブタもおだてりゃ - 」は笹川ひろしの故郷、福島県会津地方では普通に使われていた「豚の木登り」ということわざ(意味は『不可能な(出来ない)こと』『ありえない』)のもじり。ゼンダマン、オタスケマンにも登場している。
なお、一度だけコクピットから出ようとした際、ドロンジョに足でふたを踏みつけられて出られなくなってしまったが、その時もコクピットの中で折れ曲がったやしの木にしがみついてきっちりアピールしていた。
お褒めブタ 声:富山敬
65話にて初登場。赤いちゃんちゃんこを着たブタメカシリーズ第2弾。
嘆きブタ 声:富山敬
67話にて初登場。負けそうになったり、負けが確定すると現れるおばさんブタ型コクピットメカ。時折台詞が変わることがある。
名称不明のカラス
58話にのみ登場。3羽のカラスが出てきて「アホー、アホー、アホー」と歌うと引っ込む。

スタッフ

  • 製作 - 吉田竜夫(36話まで)、吉田健二(37話以降。クレジット表記はされず。)
  • 企画 - 鳥海尽三酒井あきよし
  • 原作 - タツノコプロ企画室
  • 音楽 - 神保正明山本正之
  • 協力 - 魔人社音楽工房
  • チーフディレクター(総監督) - 笹川ひろし(全話)、原征太郎(58話まで)
  • プロデューサー - 柴田勝、永井昌嗣
  • キャラクターデザイン - 天野嘉孝、中森恵子、高田明美
  • メカニックデザイン - 大河原邦男
  • 美術担当 - 岡田和夫、横瀬直人
  • 原動画 - マエダコーセイ、アベ正己、星川信芳、矢尾正一、古瀬登、さかいあきお、望月敬一郎、谷田部雄次、堀本善法、福地信之、入間市郎、高橋由美子、内田まゆみ、北林京子、前田康成、なかむらたかし、中村清、吉田修久、水村十司、山崎茂、橋本一枝、横川たか子、宍倉敏、矢尾登、野田拓実、白土理恵、高島鉄雄、江崎桂子、中川ひろ子、河合桃子、北條昌子、中島京子、牧由美、小国千代子、明石典子、坂井文雄、出塚芳信、清島孝一郎、田中亨、湖川滋、本多哲、平山則雄、道下有希子、池部吉昭、豊島勝彦、鈴木康彦、古川達也、楠田悟、坂口尚、鎌田百合子、渡辺いずみ、武藤由美子、岸義之、金子成子、内藤美智子、高橋理江、小山規、角田てる、長田三枝子、澄川祐子、加藤政志、宮林英子、前田康成、木口準、木田幸一、加藤のり子、佐藤勢津子、山沢実、小山ただし、堀本義則、林政行、安藤純子、小河清美、北川祐子、石井邦幸、今川よしみ、弓入叶子、平英生、佐藤節子、安達淳子、岩沢紳一、林孝文、小林左希子、寺川枝里子、緒方康彦、鈴木伸一、佐藤清、瀬宮玲子、森川明美、幸田知子、大町環、野崎温子、渡辺浩、小西洋子、上田弘美、長谷川憲生、野田道子、森安夫、武井恒夫、小野茂、武田政夫、名務修、柳田朝彦、増渕倫子、叶内孝行、松田芳明、斉藤文康、関文江、波戸根良昭
  • 背景 - アップル、エリプロ、アドコスモ、スタジオSF、みにあ~と、スタジオノア、ARTテイクワン、マスコット、アニメフレンド、今村プロ
  • 仕上 - スタジオUFO、アドコスモ、スタジオワールド、アニメフレンド、竜仕上センター
  • 撮影 - 緒方プロダクション、アニメフレンド、ティニシムラ、天平フィルム
  • 編集 - 谷口肇、戸田礼子、西出栄子、古川順康、三木幸子、津留洋子、谷川幸男
  • 進行 - 福村典義、新井秀子、寺田憲生、寺田好輝、高野和雄、伏川政明、横山昭二、富樫みどり、小林正典、羽田野智子、富田民幸、近松順、松本堯一、大沢正喜、吉田哲、上野翼、五月女有作、谷田部勝義、沢田裕子
  • 録音ディレクター - 鳥海俊材
  • 録音 - 高橋久義
  • 効果 - 加藤昭二(アニメサウンドプロダクション
  • 現像 - 東京現像所
  • 制作協力 - アニメルーム
  • 制作デスク - 横尾潔
  • 制作担当 - 内間稔、鈴木利幸、大野実(読売広告社)、嘉義良隆、小林正典、中野政則、横尾潔(タツノコプロ)
  • 制作 - フジテレビ、タツノコプロ

吉田竜夫は放映中の1977年9月5日に他界。その後は竜夫の後を継いだ弟の吉田健二が製作の指揮を執った。しかし本作では健二の名はクレジットせず、最終回まで竜夫を製作者とした。

主題歌・挿入歌など

レーベルは全てビクター音楽産業。特に『ヤッターマンの歌』は山本正之の歌唱作品としては最大の50万枚を超える売り上げを記録した。

『ヤッターマンの歌』『天才ドロンボー』を収録したシングルは、2008年にJVCエンタテインメントからCDで復刻された。その際、「タイムボカン王道復古」のために制作された『ヤッターマンの歌'93』が追加され、それぞれのカラオケも収録されている(『天才ドロンボー』のカラオケのみモノラルでの収録)。

『ヤッターマンの歌』(第58話まで)
作詞:若林一郎 補作詞/作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:山本正之、少年少女合唱団みずうみ
初代オープニング。
『ヤッターキング』(第59話以後)
作詞・作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:山本まさゆき、スクールメイツ・ブラザーズ
2代目オープニング。
リメイク版の1話では、アイちゃんの携帯電話の着信メロディとして同曲のBメロが流れていた。
『天才ドロンボー』(第58話まで)
作詞・作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也
初代エンディング。劇中ではメカを作るときによく歌っていた。シリーズであることを強調するため、前奏・間奏を『タイムボカン』ED・『それゆけガイコッツ』と同じとした。同じ理由で劇伴も一部は「タイムボカン」のものを流用している。本作があまりに有名であることからこのベースの旋律が三悪の象徴として扱われる。しかし、実際にはテレビシリーズのEDとして使用されたのは『それゆけガイコッツ』と『天才ドロンボー』のみで(ほかにはOVA・EDの『さんあく18年?君を離さない チュ☆』、『怪盗きらめきマン』挿入歌の『壊盗ドロンボー』がある)、さらに三悪の担当声優が歌った物は後者のみである。
『ドロンボーのシラーケッ』(第59話以後)
作詞・作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也
2代目エンディング。Yahoo!動画カートゥーンネットワークおよびキッズステーションの再放送では、エンディングは初回から『ドロンボーのシラーケッ』を流している(途中で背景のアニメが変わる)。また『タイムパトロール隊オタスケマン』の第6話にて、何らかの手違いがあったのかEDとして使用されたこともある。なお、DVDでは本放送と同様に『ドロンボーのシラーケッ』がかかるのは『ヤッターキング』がオープニングになった回からである。
『おだてブタ』
作詞:松山貫之 作曲・編曲:筒井広志 歌:筒井広志、スクールメイツ・ブラザーズ
挿入歌として使用された。
『ドロンボーのなげき唄』
作詞:松山貫之 作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也 セリフ:富山敬、滝口順平
アナログ17cmシングル盤『おだてブタ』のB面だったが、本篇では使用されなかった。
『ドクロベエさまに捧げる歌』
作詞:若林一郎 作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:山本正之、小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也
自転車で逃亡時に、このインスト型がよく流れる。山本正之が歌う歌入りバージョンは劇中では使用されていないが、第9話、第10話では三悪がインスト型に歌を乗せている。
『ヤッターマン・ロック』
作詞:若林一郎 作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:山本まさゆき、少年少女合唱団みずうみ
インスト型が戦いのシーンでよく使われる。なお、歌入りのバージョンは第33話の冒頭で聴くことができる。

各話リスト

話数 サブタイトル 脚本 演出[1] 作画監督
1 ヤッターマン出動だコロン 鳥海尽三 笹川ひろし 宇田川一彦
2 プジィプトの水売り娘だコロン 鈴木良武 奥田誠治
後藤雷太
芦田豊雄
3 フロダリビーチの大王だコロン 山本優 石黒昇
後藤雷太
4 北極海のアザラシだコロン 奥田誠治
長谷川康雄
宇田川一彦
5 イルカ王国の宝だコロン 石井喜一 石黒昇
後藤雷太
6 トンカの神殿を守るコロン 鈴木良武 布川ゆうじ 田中英二
7 レオのカーニバルだコロン 陶山智 石黒昇
長谷川康雄
さかいあきお
8 イマラヤの雪男だコロン 山本優 奥田誠治
後藤雷太
海老沢幸男
9 アフリシャ探検だコロン 掘田史門 大貫信夫
10 ナス湖のナッシーだコロン 山本優 小林三男
長谷川康雄
宇田川一彦
11 ナゾの三角領域だコロン
(最高視聴率28.4%)
原征太郎 みぶおさむ
12 トースター島の秘密だコロン 佐藤和男 奥田誠治
後藤雷太
宇田川一彦
13 びっくりアマゾメスだコロン 毛利元 真下耕一
14 大怪盗ドンパンだコロン 山本優 芦田豊雄
長谷川康雄
芦田豊雄
15 ナイプスの少女だコロン 平和元 布川ゆうじ 田中英二
16 ヤメタイ国の女王だコロン 毛利元 石黒昇
後藤雷太
宇田川一彦
17 ビートラズは歌うでコロン 山田ひろし 芦田豊雄
長谷川康雄
海老沢幸男
18 赤ちゃんパンダが生れるコロン 原田益次 真下耕一
19 ああ!フンバルジャンでコロン 山本優 布川ゆうじ
真下耕一
田中英二
20 暗黒街のカッポレだコロン 奥田誠治
後藤雷太
宇田川一彦
21 燃えよ!レッドスリーだコロン 掘田史門 奥田誠治
長谷川康雄
アベ正己
22 ナイババの宝だコロン 鈴木良武 大貫信夫
23 フラダースの猫だコロン 小出良一 奥田誠治
後藤雷太
入間市
24 ナイチンガールは天使だコロン 鈴木良武 奥田誠治
長谷川康雄
宇田川一彦
25 ナゼカ平原の宇宙人だコロン 芦田豊雄
野村和史
海老沢幸男
26 狼女がやって来たコロン 掘田史門 真下耕一
大貫信夫
大貫信夫
27 地底国の大冒険だコロン 山本優 布川ゆうじ
原征太郎
田中英二
28 月世界のかぐや姫だコロン 毛利元 石黒昇
長谷川康雄
アベ正己
29 ソーケー牧場の決闘だコロン 石井喜一 奥田誠治
野村和史
林政行
30 キングモングの島だコロン 山本優 原征太郎 田中英二
31 ドビンソン・クロースルだコロン 吉田喜昭 長谷川康雄
芦田豊雄
海老沢幸男
32 南極点のドクロだコロン 桜井正明 奥田誠治
野村和史
芦田豊雄
33 モーロック・オームズだコロン 山田ひろし 布川ゆうじ 田中英二
34 謎のヘンクツ王だコロン 山本優 奥田誠治
野村和史
アベ正己
35 海底ほとほとマイルだコロン 鈴木良武 大貫信夫
36 ハルメンカスバに帰るコロン 竹内進 奥田誠治
野村和史
林政行
37 ケチスの商人だコロン 山本優 真下耕一 田中英二
38 忍者サスケは男だコロン 毛利元 奥田誠治
長谷川康雄
宇田川一彦
39 エカコシストだコロン 山本優 富野喜幸
長谷川康雄
芦田豊雄
40 ブーブルースのカップだコロン 是恒雄太 大貫信夫
41 ピノッキンは良い子だコロン 掘田史門 奥田誠治
長谷川康雄
宇田川一彦
42 国際列車パニックだコロン 竹内進 奥田誠治
野村和史
43 白鳥の王子だコロン 鈴木悠紀 奥田誠治
長谷川康雄
44 ドロンボー三銃士だコロン 鈴木良武 芦田豊雄
長谷川康雄
海老沢幸男
45 雪女の秘密だコロン 石井喜一 奥田誠治
野村和史
林政行
46 アイアムテルは勇者だコロン 小出良一 芦田豊雄
案濃たかし
酒井あきお
47 家あり子の冒険だコロン 海老沼三郎 奥田誠治
長谷川康雄
宇田川一彦
48 死のレースに挑戦だコロン 山田ひろし 野村和史 海老沢幸男
49 オニエ山のスッテン童子だコロン 山本優 奥田誠治
長谷川康雄
アベ正己
50 柿太郎の鬼退治だコロン 平和元 奥田誠治
野村和史
林政行
51 カエルの王子様だコロン 掘田史門 奥田誠治
長谷川康雄
酒井あきお
52 海賊船長ジルバーだコロン 山本優 芦田豊雄
長谷川康雄
海老沢幸男
53 怪人ヒネクレスだコロン 鳥海尽三
鈴木良武
奥田誠治
野村和史
宇田川一彦
54 赤鯨を狙えだコロン 鈴木良武 芦田豊雄
長谷川康雄
林政行
55 カン流島の大決闘だコロン 佐藤和男 押井守
野村和史
海老沢幸男
56 ピンクペアのベルトだコロン 毛利元 奥田誠治
長谷川康雄
酒井あきお
57 カッパ河原の決闘だコロン 平和元 奥田誠治
野村和史
中村たかし
58 舌切りインコだコロン 山本優 笹川ひろし
長谷川康雄
林政行
59 ボケトルマン参上だコロン 佐藤和男 押井守
野村和史
海老沢幸男
60 アタランデスの
海坊主だコロン
毛利元 布川ゆうじ
長谷川康雄
酒井あきお
61 マンジュとスシ王だコロン 山本優 奥田誠治
案濃たかし
林政行
62 空飛ぶ孫六空だコロン 芦田豊雄
長谷川康雄
海老沢幸男
63 イヤミ重太郎だコロン 環忍
長谷川康雄
中村たかし
64 タコの惑星だコロン 八尋旭
案濃たかし
落合正宗
65 らしょう門の鬼だコロン 酒井あきよし 八尋旭
長谷川康雄
66 ハレマンジャロの大爆発だコロン 西島大 八尋旭
福村典義
植田悟
67 剣道一直線だコロン 掘田史門 芦田豊雄
案濃たかし
酒井あきお
68 雪の女王だコロン 鈴木悠紀 野村和史
福村典義
植田悟
69 マボロスト山征服だコロン 鈴木良武 芦田豊雄
福村典義
海老沢幸男
70 くらい山のひよ若丸だコロン 酒井あきよし 八尋旭
植田秀仁
大貫信夫
71 泣き虫鉢かぶり姫だコロン 佐藤和男 八尋旭
長谷川康雄
林政行
72 ネムール森の美女だコロン 高木良子 環忍
長谷川康雄
植田悟
73 釜ゆでゴエモンだコロン 山本優 山田朝吉
案濃たかし
さかいあきお
74 ハシレメドスの友情だコロン 山田ひろし 八尋旭
福村典義
植田悟
75 忍術ジライヤだコロン 鳥海尽三
海老沼三郎
芦田豊雄
案濃たかし
海老沢幸男
76 天の川の決闘だコロン 酒井あきよし 芦田豊雄
案濃たかし
さかいあきお
77 銅仮面だコロン 鈴木良武 長谷川康雄 林政行
78 ランプ売りの少女だコロン 山本優 布川ゆうじ
福村典義
植田悟
79 グズの魔法使いだコロン 佐藤和男 八尋旭
福村典義
80 サトミ三犬伝だコロン 山本優 布川ゆうじ
案濃たかし
海老沢幸男
81 凡才画家ゴーマンだコロン 酒井あきよし 八尋旭
福村典義
植田悟
82 塚原ボケ伝だコロン 山本優 布川ゆうじ
長谷川康雄
さかいあきお
83 半里の長城だコロン 海老沢幸男
84 勇士スパルタオスだコロン 大貫信夫
植田秀仁
大貫信夫
85 人魚姫だコロン 鈴木悠紀 山谷光和
案濃たかし
林政行
86 ジャンダックは聖女だコロン 毛利元 八尋旭
長谷川康雄
佐久間信
87 アラランの魔法のランプだコロン 高木良子 八尋旭
福村典義
植田悟
88 赤毛のランだコロン 海老沼三郎 布川ゆうじ
長谷川康雄
89 ノンキホーテだコロン 山本優 八尋旭
長谷川康雄
さかいあきお
90 コロンボスの珍大陸だコロン 布川ゆうじ
福村典義
海老沢幸男
91 わらしべノン太だコロン 佐藤和男 布川ゆうじ
長谷川康雄
佐久間信
92 春の夜の夢だコロン 鈴木悠紀 布川ゆうじ
長谷川康雄
林政行
93 あっぱれトマトコケルだコロン 山本優 植田秀仁 大貫信夫
94 レフト兄弟だコロン 佐藤和男 矢沢規夫
岩田弘
長谷川憲生
95 ユメノパトラだコロン 山本優 山谷光和
案濃たかし
中村たかし
96 タザギの恩返しだコロン 筒井ともみ 八尋旭
長谷川康雄
前田康成
97 ぶんぶくお釜だコロン 日高武治 八尋旭
岩田弘
木下ゆうき
98 迷犬ラッキーだコロン 山田ひろし 布川ゆうじ
長谷川康雄
アベ正己
99 アーサー王の剣だコロン 鈴木良武 山谷光和
案濃たかし
林政行
100 エンゼルとグレートルだコロン 高木良子 矢沢規夫
岩田弘
長谷川憲生
101 アレスサンダー大王だコロン 山本優 山谷光和
長谷川康雄
中村たかし
102 ヤシントン大統領だコロン 植田秀仁 平山則雄
103 シッパイツアーだコロン 山田ひろし
104 イヤ王だコロン 佐藤和男 山谷光和
長谷川康雄
前田康成
105 コレクター博士だコロン 酒井あきよし 八尋旭
岩田弘
鈴木英二
106 二宮銀次郎だコロン 海老沼三郎 布川ゆうじ
高井戸仁
中村たかし
107 ドジソンの大発明だコロン 山本優 岩田弘 木下ゆうき
108 アワテルローの戦いだコロン 八尋旭
岩田弘
鈴木英二

放送局

放送局 放送期間 放送曜日 時間
フジテレビFNS系列局(一部除く) 1977年1月1日 - 1979年1月27日 土曜日 18:30 - 19:00
フジテレビ系列 土曜18:30枠
前番組タイムボカンシリーズ
ヤッターマン(アニメ第1作)
次番組
タイムボカンタイムボカンシリーズ ゼンダマン

再放送に関して

タイムボカンシリーズの中では1番の人気作もあってか、再放送の回数は多い。しかし全108話という歴代タイムボカンシリーズ中最長の作品なのが災いし、地上波では最終回まで放送されることが滅多に無い。関東地方ではフジテレビがタイムボカンシリーズの放映権を失った1980年代半ばからこの傾向が顕著になった。ヤッターキングが登場したあたりで打ち切られてしまうので、ヤッターブル以降のメカに関しては圧倒的に知名度が低い。88年に日本テレビで再放送された際は全話放映されたが、1990年代になって日本テレビとテレビ東京で再放送された際は、いずれもヤッターブルなどが登場するエピソードが放映されないまま打ち切られている。

地方局や独立U局での再放送のほか、最近ではインターネットの動画配信で無料配信され、CS放送などでも再放送されている。

備考

  • 1977年の放送は第1話が1月1日、年内の最終回となった第53話が12月31日だった。キー局において元日大晦日に通常番組を放送することは現在ではあまり考えられないが、特別編成の中でも本作は通常通りの放送が行われた[2]

アニメ第2作(リメイク版)

作品概要

2008年1月14日から、読売テレビ(ytv)制作・日本テレビ系列局月曜夜7時枠月曜19時アニメアワー前半)にて放送開始。“タイムボカンシリーズ”とは銘打たれてはいないが、れっきとしたタイムボカンシリーズの一つである。

ハイビジョン制作(アナログ放送は13:9サイズの上下に微妙に帯が出たサイドカット)でステレオ放送、ならびに字幕放送。さらに、2008年5月5日放送の「ヤッターマン限定版 今夜限りのドロンボーvsみのもんた」から地上デジタル放送ワンセグ放送データ放送を開始した。

探し物が「4つのドクロストーン」から「5つ集めると願いが叶うドクロリング」に変更され、それを探しに各地を巡る話になっている。オモッチャマを造ったのはアイちゃんということになっている。

オリジナル版ではタイムトラベルをしないが、今作第14話や第18話ではゼンダマン風にタイムトンネルに入り、タイムボカン風に石器時代や昭和30年代の東京へとタイムトラベルしている。

ストーリーとなる舞台のほとんどが実在の地域・国となっていることや、三悪・ドクロベエを除き悪人が一切出てこないことも前作との大きな相違点である。

演じる声優のネタが登場したり、[3]実在のタレントが登場した回が複数ある(声優も当の本人が演じる事もある[4]

2007年10月より『名探偵コナン』アニメ版放送枠内で番組宣伝スポットCMが放送され、初回は関東地方では10.5%と低い数字[5]ではあるが、実質的な前番組の「結界師」が一度も10%を越えなかったことを考えるとまずまずのスタートとなったためプロデューサーの諏訪道彦は自身のブログ「スワッチのアニメ日記」2008年1月15日、1月21日分において「2ケタ数字に大感謝」などとコメントした。

裏番組である『ネプリーグ』や『関口宏の東京フレンドパークII』のパロディもしており、「スワッチのアニメ日記」2月25日分において「このヤッターマンを見ちゃえば他の番組を見なくても済む?ような仕掛けが用意されてるので、そこのところもよろしくです。」とコメントしていた。

近畿広域圏(関西)では『ネプリーグ』が同時ネットされていないため[6]17.7%と高視聴率を取り、テレビ新潟(TeNY。新潟県)でも『ネプリーグ』が裏番組であるものの、20%を取った。しかしその後はほとんど2桁に乗ることがなく、8-9%程度で推移しており、2008年6月の休止明け(これについては後述)から6-7%台まで落ち込み始め、同年7月には5%台まで落ち込み、苦戦を強いられている。

前番組の結界師と同じ放送形式で放送しているため本編の途中で提供クレジットを表示する(後提供はコメントなし。2008年4月21日放送の「名探偵コナン」の映画版でも1枠目の提供のみ同様の対応をとった。当該時間帯でも日本テレビ制作の単発特番・スポーツ中継は除く)。プロデューサーの諏訪道彦スワッチのアニメ日記2008年7月9日付けにおいて「提供表示が邪魔だという意見が寄せられているが、本来なら後提供の画面のみを放送するところを少しでも本編を長く放送するために前向きに努力した結果なので理解して欲しい。」とコメントしている。

また、特別番組やスポーツ中継で番組が休止されることが多い。7月末までに8回飛ばされており、9月までにあと3回飛ばされることが確定している。

7月28日放送の第20話「崖っぷちのトールーだコロン!」では、作画監督をドロンジョ役の小原乃梨子の息子である戸部敦夫が担当した。

シナリオフォーマット

ドクロストーンがドクロリングになっている以外に、以下の点でオリジナル版と異なる。


注意以降に核心部分が記述されています。
  • インチキ商売の前に流行などのリサーチをする事もある。
    • インチキ商売で物を売りつける時の額は最初高値を出し、客が批判した後に値段を下げるようになった(その影響でドロンボーメカ製作予算不足に陥る事もある。ただし9話(インチキ世界一周旅行ツアー)では逆に値段の安さに客が怪しみ急遽値上げしたという例もある)。また客に暴力を振るうシーンは緩和されている。
  • 殆どの回でドロンボー一味がターゲットを奪取している(もちろん殆どが偽物で、その後は恒例の「おしおきタイム」が待っている。その際にターゲットを投げ捨て、元の持ち主の手に戻る事が多いが、戻らないこともある)。
  • 脱出用自転車のドクロマーク(受信機)にターゲットをかざし、ドクロリングかどうかを判定する。本物であれば花火が打ち上がり、ターゲットが本当の姿(ドクロリング)へと変身する。

以上で作品の核心的な内容についての記述は終わりです。

登場人物

ヤッターマン

ガンちゃん(ヤッターマン1号) 吉野裕行
ヤッターワンの修理の途中でくたびれて寝てしまったり、ヤッターペリカンの設計が難航してサジを投げたり、太り過ぎて戦闘力が落ちてしまった事もあるなど、オリジナル版とは正反対に普段は怠け者で優柔不断で鈍感な性格。ヤッターマンになるきっかけも、ヤッターワンをドロンボーに攻撃されて壊された(実際には軽いダメージを受けただけでヤッターワン自体は全く故障していなかった)ことだった。しかし、1度スイッチが入ればうって変わってオリジナル版同様の熱血漢あふれる少年に変貌する。アイちゃんのためにメカの素を軽量化するなど優しい一面もあるが、女心には鈍感で、しばしば「罪な男」と言われている。
アイちゃん(ヤッターマン2号) 声:伊藤静
13歳の設定。ドロンボーの企みを真っ先に察知する事が多い。
変身時に、決めゼリフの後に目をキラリと光らせる以外に、1号同様に歯がキラリと光る。
話し方に「~パーパーセントの意味)」(例・「100パー感激」、「メガパー大好き」等)を付ける癖がある。
オモッチャマ 声:たかはし智秋
ボディに描かれたサイコロの目の配置がオリジナル版と異なっている。目にはサーモグラフィを内蔵しているほか、サイコロの目から様々なアイテムやメカの素を出現させることが可能。
本作では声にエフェクトがかけられている。

ドロンボー一味

ドロンジョ 声:小原乃梨子
年齢による衰えを感じはじめておりアンチエイジングに命をかけ、もしも自身がドクロリングを手に入れたら永遠の若さと美貌を手に入れたいと願っている。オリジナル版やOVAの『王道復古』と違い、はじめからペルソナを着用している。また、インチキ商売にプライドを持っており、2007年7月ごろに報道された段ボール肉まん騒動に嫉妬している。また根っからの悪党(ボヤッキー談)ゆえにインチキ商売で客を喜ばせてしまうと、気分が悪くなる。
ボヤッキー 声:八奈見乗児
相変わらずメカ作りの腕は良いが必ずどこかに欠陥があって、それが元で最後にヤッターマンにやられる設定もオリジナル版と同様である。福島県会津若松市出身。もしも自身がドクロリングを手に入れたら、現在よりも少しだけハンサムになりたいと願っている。
トンズラー 声:たてかべ和也
アイちゃんに一目惚れし、彼女をお嫁さんにする事を夢見る。そのためかガンちゃんに対しては異常なライバル心を持っている。もしも自身がドクロリングを手に入れたら、アイちゃんに婚約指輪としてプレゼントしたいと願っている。
ドクロベエ 声:滝口順平
ドクちゃんの豆知識」と称してドクロリングがあるとされる場所に関するトリビアを披露し、しばしばドロンボー一味の顰蹙を買っている(たまには感心される)が、まったく意に介さない(むしろ逆ギレする)。また、ドロンボー一味が本物のドクロリングを手に入れても、オリジナル版と同様に「視聴者サービス」「クイズに不正解」などの理不尽な理由で「ママより怖い」おしおきを行う。また、情報ミスのお詫びと称して親切にしてても、やはり実体はおしおきを執行するのも、オリジナル版と同様である。

その他

ナレーター 声:山寺宏一
オリジナル版での「説明しよう」の富山敬と同様に、おだてブタやゲストキャラクターの声も多く演じている。
また、今作ではヤッターワン・ヤッターペリカンも演じている。
タイムボカンシリーズ歴代ナレーターとしては、富山敬、鈴置洋孝逆転イッパツマン)、堀内賢雄(CDドラマ版)、滝口順平(タイムボカン2000 怪盗きらめきマン)に次いで、山寺は5代目となる。
また、限定1時間SP版では本人役の2頭身キャラで登場した。
隠れタツノコキャラ
ハクション大魔王科学忍者隊ガッチャマン、ヤッターマンを除くタイムボカンシリーズなどのタツノコプロ歴代キャラクターやメカが、通行人や見物人やオブジェなどのエキストラで出演している場面を度々見かける。
例えば、第1話ではハクション大魔王とアクビのオブジェがあったり、第2話では科学忍者隊の2人がたこ焼きを食べている場面があった。
これらの『隠れタツノコキャラ』を見つけるのも、今作リメイク版の面白味の一つでもある。
限定1時間SP版ではマッハGoGoGoの三船剛と科学忍者隊[7]が台詞つきで堂々と登場して、ドロンボー一味と戦う場面もあった。加えて、タイムボカンゼンダマンの善玉(丹平・淳子・チョロ坊・鉄ちゃん・さくらちゃん・アマッタン)と三悪(マージョ一味・アクダマン)も登場。
また、ドロンボー一味が歴代タツノコキャラの物真似やパロディを演出する場面もある。
第15話ではインチキ商売で騙した客をドロンジョが破裏拳ポリマーの必殺技「真空片手独楽」で投げ飛ばす場面があったり、第18話では気球からドロンボーメカに乗り移るときに、科学忍者隊が空を舞い降りるオープニングのパロディを演出していた。
実在タレントのゲスト出演
実際に実在しているタレントがゲスト出演する場面もある。
隠れタツノコキャラと違い台詞があり、ヤッターマンやドロンボー一味に挨拶や会話も交わされる事が多い。
また、第7話の叶姉妹と限定1時間SP版のみのもんたでは、当の本人の声で出演もして、ドロンボー一味からお宝を狙われてターゲットにもされた。

登場メカ

オモッチャマも含め、本作では声にエフェクトがかかるようになった。

ヤッターメカ

ヤッターワン 声:山寺宏一
主人公メカ。外見は、頭のパトランプや排気管、肩、左足の操縦桿(前後だけではなく左右にも動かせるようになっている)、足首に内蔵されている車輪の数など細部が異なるが、基本的な性能は、特に旧作との変化はない。本作では「アイちゃんの誕生日までには修理して、一緒にドライブをする」という約束を果たす為に復活させられたと言う設定となっている。語尾に「~ワン」と付くようになった。
ドロンジョから「でかワンワン」と呼ばれている。
ファンファーレ担当の犬型メカたちは時折ヒゲにサングラスを掛けたり、帽子のデザインが変わっていたりとバリエーションが存在。
ヤッターペリカン 声:山寺宏一
第14話より登場(正確には2代目OPより)。未来のガンちゃんにより開発された最新型を現代へこっそりと持ち帰ったという設定。英語を交えて会話する。当初は相手からの指図を嫌っており、また、自分が高性能メカであると鼻にかけ、旧型であるヤッターワンを見下していた。ドロンボー一味にあっさり騙された事や、彼の正義の心に打たれ「先輩」と呼ぶようになるが、後から作られた自分の方が高性能だと主張してヤッターワンを落ち込ませることもある。飛行モードへ変形可能、ヤッターワンを背中に乗せることも出来る。また、デザイン上のディテールに関しては今作のヤッターワン以上に非常に異なっており、羽根やブースターなど前作と比べ飛行用のアイテムが増えている。武器は飛行モード時に使用する両刀のウイングカッターで敵メカを一瞬で切り刻む。また、背部にキャノン砲も装備している。
ビックリドッキリメカ
各ヤッターメカのピンチに際しアイちゃんが「メカの素」をヤッターメカに与える設定に変更されている。(ただし、限定1時間SPではガンちゃんが「メカの素おかわり」と二つ目を、第12話ではオモッチャマが与えてるなどの例外もある)
オリジナル版と異なり、名称が「ビックリドッキリメカ」に統一されている。
今作では、CGによるビックリドッキリメカの製造工程も見る事が出来る(話によっては尺の都合上省略される事もある)。

ドロンボーメカ

ドロンボー一味のヤラレメカ
行き先を意識したかのようなデザインのメカが多く、「この日のために作った」という台詞から事前に作っておいたともとれる。
脱出用自転車
噴射機構のような物は最後尾に一基のみ備えている。
また、自転車のドクロマーク(ドクロベーの受信機)にドクロリングと思わしき物をかざして、本物かどうかを判定し、本物であれば、花火が打ち上げられる。

コクピットメカ

ドッチラケメカ 声:山寺宏一
なげきブタ 声:山寺宏一
アクション予報メカ 声:不明
おだてブタ 声:山寺宏一(予告編第6弾やテレビCM編:富山敬)
第1作では椰子の木をゆっくり上っていくのに対し、本作では椰子の木を駆け上る。
多数のバリエーションが存在する。以下に一例を紹介する。
第10話では黒豚、第13話ではヤマンバなど。
限定版ではおだてブタの話す口調がある有名人風の口調になり「ブタもおだてりゃ、木に登るんだよね」と言っていた。
第17話では、椰子の木ではなく竹に登り、「ブタもおだてりゃ竹だって登る」と言っていた。
第19話ではマッチョになり過ぎた状態で木に登ろうとしてハッチを壊した挙句、登った木も折ってしまった。
第20話では、ルー大柴風に「ブタもおだてりゃツリー(木)にクライム(登る)」と言っていた。
タイムボカンシリーズの他作品からのメカ
コーラスガラス 声:不明
本来は「ゼンダマン」に登場したメカ。4羽一組の型。
オハヤシ星人 声:不明
本来は「タイムパトロール隊オタスケマン」に登場したメカ。顔がチャック付きの財布のような2人1組の宇宙人。
オロカブ 声:たかはし智秋
本来は「ヤットデタマン」で初めて登場し、以後の常連メカとなっていた。『愚か』と『(野菜の)カブ』をかけた中年女性型。3悪がヘマをすると登場する。また今作のOPにも登場している。
ヤカン 声:山寺宏一
本来は「逆転イッパツマン」に登場したメカ。目がついたやかん型。3悪がヘマをすると「あかんヤカンあかんがなー」と言って沸騰し去っていくメカ。
オシイ星人 声:不明
本来は「ゼンダマン」に登場したメカ。同作に演出として参加していた押井守がモデル。本来はあと少しで勝てたのに結局負けてしまった時や、余りにも惜しい出来事が起こると歌を唄いながら去っていくメカ。
ドージョ 声:徳本恭敏
本来は「タイムパトロール隊オタスケマン」に登場したメカ。ボヤッキーがスイッチ押すときに「ドージョ」と一言言った後に消えるドジョウ型。出た後は3悪が有利な展開なり、ヤッターマン達はピンチに陥る。
ドレミファオタマ 声:不明
本来は「ヤットデタマン」に登場したメカ。「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・ヤ・レ・ド・シ・テ・モ・ヤ・ラ・レ・ル」の唄を歌った後に、ため息をついて去る、わざわざドロンボーの敗北を予言する不吉なメカ。初登場は16話。
お笑いカラス 声:不明
本来は「「タイムパトロール隊オタスケマン」に登場したメカ。3悪がやられる直後に「アッハハハハハハ」と笑うだけで何も意味がないメカ。初登場は16話。

スタッフ

  • 企画 - 成嶋弘毅(タツノコプロ)
  • 原作 - タツノコプロ企画室
  • シリーズ構成 - 高橋ナツコ
  • キャラクターデザイン - 上北ふたご
  • メカニックデザイン - 大河原邦男
  • 美術監督 - 中村光毅
  • 撮影監督 - 入部章
  • 編集 - 奥田浩史
  • 音楽 - 神保正明山本正之
    • 編曲 - 深澤秀行
  • 音響監督 - 清水勝則
    • 音楽協力 - 読売テレビエンタープライズ
  • OP絵コンテ・演出・作画監督 - さとうけいいち
  • ED絵コンテ・演出 - 羽多野浩平
  • 監督 - しぎのあきら(第1話~第17話)、菱田正和(第18話~)
  • 総監督 - 笹川ひろし
  • プロデューサー - 永井幸治(ytv)、栃平吉和(タツノコプロ)
  • チーフプロデューサー - 諏訪道彦(ytv)、田中修一郎(タツノコプロ)
  • 動画検査 - 大越武志、麻奥裕介、あべじゅんこ、河合雅子、藤原彰人、出口和人、大西秀明、他
  • 演出助手 - 鈴木清崇、廣岡岳、上村泰、他
  • 色彩設定 - 斉藤恵、永井留美子
  • 色指定/検査 - のぼりはるこ、大橋朝子、米原純子、吉田小百合、佐藤直子、大橋朝子、佐藤はじめ、今川和行、伊東さき子、湊戸幸子、他
  • 検査補佐 - 安藤有由美
  • 特殊効果 - 最相茂、川崎悠子、永井留美子、羽鳥歩、小森靖彦、深見良一、鶴田奈緒美、長谷川敏生、他
  • 美術設定 - 吉原一輔
  • 美術ボード - 三浦智
  • 美術補佐 - 田中美紀
  • 背景 - デザインオフィス・メカマン、コスモスアーツ
  • 効果 - 加藤昭二、鋤柄務(アニメサウンドプロダクション
  • 録音調整 - 佐竹徹也
  • 録音助手 - 水谷睦
  • 録音スタジオ - 東京テレビセンター
  • 音響制作担当 - 八木沼智彦
  • 音響制作 - ザック・プロモーション
  • 音楽コーディネーター - 大島弘子、佐藤祐大(読売テレビエンタープライズ)
  • ビデオ編集 - 東京現像所(金高明宏)
  • タイトルロゴデザイン - グラパチ、モギシンゴ
  • コンテンツプロデューサー - 斎藤朋之(ytv)、渡邊季之(タツノコプロ)
  • 宣伝/広報 - 西川章洋、中野允嗣(ytv)、吉田昇一、岩野貢(タツノコプロ)
  • 文芸担当 - 本田雅也
  • 設定制作 - 菊池啓子、根本学
  • 制作進行 - 東大介、石田貴久、樋口正朗、青木裕紀、佐野正衛、伊豆倉庸一、沼田陽一、遠山崇之、星野安範、柳橋基治、中野慎也、佐藤悦郎、他
  • 制作補佐 - 星野達也、先川幸矢、高橋裕磨
  • 作画管理 - 後藤広光
  • 制作デスク - 金苗康人→金苗将宏
  • 制作担当 - 溝渕康人
  • 制作 - ytv(読売テレビ)、タツノコプロ

総監督・笹川ひろしとメカデザイン・大河原邦男以外は全スタッフが入れ替わった。

主題歌・挿入歌

オープニング・エンディング共に起用期間が3ヶ月間を目安に定期的に変更されている。また、エンディングテーマは歌詞中に本作の内容を直接的に表す言葉がほとんど使用されていないタイアップ色の強いものになっている。

『ヤッターマンの歌』
作詞:若林一郎 補作詞/作曲:山本正之
編曲・歌:音屋吉右衛門(第1話~第10話) レーベル:ドリーミュージック
初代オープニング。原曲とは対照的に、アコースティック・ギター主体のシンプルなアレンジになった。制作にあたって山本との意志の疎通がうまくいかなかったこと[8]や、視聴者の反応などがインターネットを中心に話題となる[9]
編曲:NAOKI-T 歌:ET-KING(第11話~第17話) レーベル:ユニバーサルJ
2代目オープニング。
編曲:深澤秀行 オリジナルアレンジ:神保正明 歌:西尾夕紀(第18話~) レーベル:コロムビアレコード
3代目オープニング。放送で使用されているものは山本正之の歌唱によるオリジナル(原曲)版に限りなく近いアレンジになっているが、それとは別に演歌調にアレンジしたバージョンも存在する。なお、OPアニメ自体の内容は2代目OPアニメと全く共通である。
diverge』(第1話~第10話)
作詞:Hiroko and Mitsuyuki Miyake/Hidemi Ino 作曲:Mitsuyuki Miyake 編曲:Mitsuyuki Miyake/Takasui Morio 歌:mihimaru GT レーベル:ユニバーサルJ
初代エンディング。デビュー前のデモ楽曲を流用[10]
『皆既日蝕』(第11話~第17話)
作詞:秋元康 作曲:水沢狛江、ババダイスケ 編曲:ババダイスケ、JULEPS 歌:JULEPS レーベル:ユニバーサルJ
2代目エンディング。
『恋想曲』(第18話~)
作詞:黒瀬真奈美、leonn 作曲:籐子、日比野元気 編曲:河野伸 歌:黒瀬真奈美 with 12人のヴァイオリニスト レーベル:ユニバーサルJ
3代目エンディング。2代目までと違い、アイちゃんの視点で描かれている。
『天才ドロンボー'08』
作詞:山本正之 作曲:山本正之 編曲:安部潤 歌:ドロンボー(小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也) レーベル:ユニバーサルJ
子供たちにも聞かせたいというオリジナル版からのファンのリクエストに応え、挿入歌として限定版で使用。歌詞の一節がオリジナル版の『ドクロストーン』から今回は『ドクロリング』に変更されている。シングルカットされ、アニメ史上最高齢ユニット誕生としてニュースになった[11]
『マッハゴー・ゴー・ゴー』(『マッハGoGoGo』より)
作詞:吉田竜夫 作曲:越部信義 歌:ボーカル・ショップ
限定版のみ挿入歌として使用された。
『ガッチャマンの歌』(『科学忍者隊ガッチャマン』より)
作詞:竜の子プロ文芸部 作曲:小林亜星 編曲:ボブ佐久間 歌:子門真人コロムビアゆりかご会
限定版のみ挿入歌として使用された。
地上の星』(『プロジェクトX〜挑戦者たち〜』より)
作詞・作曲・歌:中島みゆき
第16話のみ挿入歌として使用された。

各話リスト

話数 サブタイトル 脚本 コンテ
演出
作画監督 舞台になった場所
1 ヤッターマン 誕生だコロン! 高橋ナツコ しぎのあきら
剛田隼人
井口忠一 東京
2 ナニワのたこ焼王決定だコロン! 菊池一仁
荻原露光
西城隆詞 大阪
3 バカデミー賞を獲るのだコロン! 加藤陽一 しのゆきひろ 高橋和徳 カリフォルニア州
ハリウッド
4 北の国キャラ2008だコロン! 平見瞠 石屋義畝
鈴木清崇
草間英興
後藤圭佑
北海道札幌など)
5 王子とチョコレート城だコロン! 武上純希 中村憲由
矢花馨
古池敏也 チェコプラハ
6 花の都のファッションだコロン! 本田雅也 大庭秀昭 高木信一郎 フランスパリ
7 セレブ姉妹もつらいよだコロン! 渡邊大輔 鈴木幸雄
つるやまおさむ
さいとうもも モナコ
8 おだいばテレビに潜入だコロン! 加藤陽一 中村憲由
萩原露光
西城隆詞 東京・お台場
9 オタンカーメンの呪いだコロン! 平見瞠 中村憲由
矢花馨
飯田宏義
古池敏也
エジプト
10 タイガードラマーアツヒメだコロン! 武上純希 しのゆきひろ 高橋和徳 鹿児島
11 ドロンジョ様はお年頃だコロン! 高橋ナツコ 玉川真人 井口忠一 宮崎
12 オモッチャマ危機一髪だコロン! 本田雅也 西本由紀夫 渡部圭祐 ネバダ州
ラスベガス
限定版 今夜限りのドロンボーVSみのもんた

アナタも一緒に脳力対決!!
ガッチャマンマッハ号も登場スペシャルだコロン!

加藤陽一 大庭秀昭
鈴木幸雄
中村憲由
しのゆきひろ
宍戸久美子
高橋和徳
高田晃
錠前龍治
東京
13 ぶらり巣鴨のカリスマだコロン! 渡邊大輔 古川順康
萩原露光
川口弘明 東京・巣鴨
14 ヤッターペリカン登場だコロン! 武上純希 中村憲由
鈴木清崇
羽山賢二 地球石器時代
15 ヤッターメカが仲間割れ? だコロン! 高橋ナツコ 中村憲由
小林浩輔
古池敏也 神奈川横浜
16 悟空探しはゴクウロウだコロン! 武上純希 しのゆきひろ 高橋和徳 アノ国
17 お宝鑑定ならプライスレスだコロン! 平見瞠 さいとういたる
青柳宏宣
相坂ナオキ
山崎正和
井口忠一
石川金沢
18 OldDays 下町の夕日だコロン! 武上純希 玉川真人
上村泰
井口忠一 東京・六本木
(昭和30年代)
19 無人島でブータレキャンプだコロン! 池田眞美子 無人島
20 崖っぷちのトールーだコロン! 神奈川・江の島
21 はりきりホッター魔法の宝だコロン!
22 ご当地ヒーロー大活躍だコロン!

放送局

放送局 放送期間 放送曜日 時間
読売テレビ、制作日本テレビ系列局(NNS) 2008年1月14日 - 月曜日 19:00 - 19:30


読売テレビ 月曜19:00枠
前番組ヤッターマン(アニメ第2作)次番組
秋のミステリーアワー
名探偵コナン金田一少年の事件簿
※30分拡大(2007年10月 - 12月)。
実質的な前番組は結界師

他メディアへの展開

このアニメ化と連動する形で以下のメディアミックス作品が展開されている。

実写映画

実写版「YATTERMAN 〜ヤッターマン〜」が2009年3月、全国松竹・東急系劇場にて公開を目指し、製作が進行している。配給は松竹日活の共同配給。

キャスト

(以下は判明しているものである)

スタッフ

その他

ゲームソフト

パチンコ・パチスロ

携帯電話用アプリ

脚注

  1. 2名居る場合は、前者が絵コンテ担当。1名の場合は演出・絵コンテを兼任。ただし、エンディングテロップでは「演出」と連名表記。
  2. それ以外に『鉄腕アトム』が「元日スタート・大晦日終了」であったり、『世界名作劇場』でも年末年始に放映を行ったケースがある(『ペリーヌ物語』など)。『ウルトラマン』『仮面ライダー』にも元日に通常放送した回がある。
  3. 例;ドクロベエを演じる滝口順平ナレーションを務める『ぶらり途中下車の旅』(日本テレビほかで放映)ネタなど。
  4. 例として第7話の叶姉妹、限定版のみのもんた久本雅美など。また、声優としての出演はしていないが、和田アキ子をモチーフにしたドロンボーメカ「ワダアッコー」およびビックリドッキリメカ「オマカセメカ」(両者とも本人承認済)や、東国原英夫宮崎県知事が登場、など。
  5. 2008年現在、テレビアニメの視聴者層の少子化問題を考えると、ゴールデンタイムでのテレビアニメの初回視聴率が10%台というのは必ずしも低い数字ではない。
  6. 同時間帯に関西テレビでは自社制作の『快傑えみちゃんねる』を放映。
  7. ただし台詞があったのは唯一、大鷲の健のみ。
  8. 主題歌制作の作業は、山本が参加しない中で進められた。既に仮録音が完了していた音源をニセの「主題歌歌唱アーティスト募集」告知が発表された翌日に聞かされた山本は、オケがほとんどギターのみであった上にボーカルがメロディーを踏み外していたことからこれをデモテープであると思いこんだ。(消去前の文書
  9. J-CASTニュース配信「ヤッターマン」主題歌作者 リメイク版の曲に「恨み節」
  10. 所属レコード会社による公式リリースコメント
  11. ORICON STYLE - 声優によるアニメ史上最高齢ユニット誕生
  12. (2007年11月26日) 09年春「ヤッターマン」実写で映画化!主演に嵐・櫻井翔 産経ニュース 2007年11月26日 [ arch. ] 1月12日
  13. (2007年12月12日) 念願の特撮に大喜び!福田沙紀、ヤッターマン2号に抜擢 サンケイスポーツ 2007年12月12日 [ arch. ] 12月12日
  14. asahi.com:深キョンがドロンジョ役に挑戦、2008年1月11日
  15. (2008年1月15日) ヤッターマンに強敵出現!3悪役に深キョン・生瀬・ケンコバ サンケイスポーツ 2008年1月15日 [ arch. ] 1月15日

外部リンク

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