鶴ひろみ

提供: Yourpedia
移動: 案内検索

鶴 ひろみ(つる ひろみ、1960年3月29日 - )は、日本の女性声優、舞台女優。旧芸名及び本名は靏 ひろみ(つる ひろみ)。北海道生まれ、神奈川県横浜市出身。青二プロダクション所属。血液型A型

主な役柄に『ドラゴンボール』のブルマ、『それいけ!アンパンマン』のドキンちゃん、『きまぐれオレンジ☆ロード』の鮎川まどか、『GS美神』の美神令子、『ペリーヌ物語』のペリーヌ、『みゆき』の鹿島みゆきなど。

人物紹介[編集]

特色[編集]

1980年代から1990年代前半を中心に活躍。ブルマ、ドキンちゃん、鮎川まどか、美神令子など気の強い女性を多数演じている。特に高飛車ナルシズムと色気の強いキャラクターが多いが、落ち着いた大人の女性役も多い。

また『ペリーヌ物語』のペリーヌ、『みゆき』の鹿島みゆき、OVA幻夢戦記レダ』の朝霧陽子など、声優活動の初期を中心に真面目で物静かな役柄も担当。ブルマやまどかを担当した同時期にも、『めぞん一刻』では内気な令嬢・九条明日菜を、『陽あたり良好!』では純真少女・関圭子を演じていた。

この他、人形劇のびのびノンちゃん』のノンちゃんのような幼い少女、『バンパイヤン・キッズ』のママ、『アキハバラ電脳組』の花小金井雛子のような母親、『TRIGUN』のメリル・ストライフのような、言葉遣いは丁寧だが強気なキャラクターなど、様々な役柄を担当している。

多くは無いが外国作品の吹き替えもこなしており、特にミーガン・フォローズ主演の『赤毛のアン』シリーズでは、3作品全てで主人公のアンを吹き替えた。また、ナレーションも多くこなしている。

共演の多い声優には、男性では古谷徹堀川りょう鈴置洋孝、女性では山本百合子荘真由美佐久間レイなどがいる。特に古谷・堀川とは、恋愛感情が絡む役柄での共演が多い。

経歴[編集]

小学校2年時に劇団ひまわりへ入団。1968年『コメットさん』のオーデイションを受け、第63話『妖怪の森』でドラマデビュー。その後は子役として活動、学生となった後にも、『彩の女』(フジテレビ)等のドラマに出演していた。

高校3年生だった1978年、世界名作劇場ペリーヌ物語』の主人公・ペリーヌ役で声優デビュー。その後、砂岡事務所を経て青二プロダクションへ移籍。『ペリーヌ物語』放送終了後、2年間は声優業を行っていなかったが、1981年に『おはよう!スパンク』でキャット役を担当。これ以後、声優としての活動を活発に行うようになった。

当初は清純派キャラクターを中心に演じていたが、徐々に気の強い役柄・男勝りな役柄も演じるようになり、1980年代後半頃には比率が逆転し、後者のイメージで定着。同世代では松井菜桜子富沢美智恵川村万梨阿らと共に、強気な演技を得意とする声優として名前が知られていくこととなった。

1990年代以降、バラエティ番組報道作品などにおけるナレーション業が増え、現在はこちらを主体とした活動を行っている。また、舞台に出演することもある。

人物像・エピソード[編集]

  • ストレートな性格であり、特に美神令子を演じた際は、徐々に性格が感化されていったという。多くの作品で共演した堀川りょうは、「若い頃はプライドの塊だった」と鶴を形容している。
  • 大の上戸ヘビースモーカーで、冗談交じりに「収録が終わった後、飲みに行くために仕事をしていた」、「飲めないと友達にはなれない」と語ったこともある。
  • ゴルフテニス麻雀・ドライブなどを趣味とし、ゴルフに関しては、「年に50数回行ったことがある」と発言している。北海道生まれではあるが、「ウィンタースポーツは全く出来ない」とは本人の弁。
  • 俳優(顔出し)から声優(アテレコ)業に転向したのは、「児童劇団時代に、目標としていた女優達から嫌がらせを受けた事がきっかけだった」と語っている(『GS美神ビジュアルセレクション』における、椎名高志との対談にて)。
  • 神奈川県立鶴見高等学校卒業。

交友関係[編集]

  • 松野太紀とは、劇団時代からの旧知の仲。この他、仲が良いとされる声優にはTARAKO渡辺菜生子皆口裕子山本百合子三ツ矢雄二堀川りょう古谷徹などがいる。
  • 1986年1月に声優の難波圭一と結婚するが、その後離婚している。ただし、以後疎遠というわけではなく、時折役柄の上でも絡む共演がある。また、難波の現在の妻である荘真由美ともかつては役柄の上で密接な共演が多かった。荘が結婚による数年の休業を経て復帰してからも、何作かで共演している。
  • 漫画家の椎名高志は、少年期に『ペリーヌ物語』を見て以来の鶴ファン。『GS美神 極楽大作戦!!』のアニメ化に際しては、主人公の美神令子役に鶴を指名。また自身の結婚式の際にはその司会を鶴に依頼し、結果的に鶴と横島忠夫役の堀川の2人が担当することになったという。また、同じ椎名原作の『絶対可憐チルドレン』に「『GS美神』ファンへのサービス」(椎名のブログより)としてゲスト出演を果たしている。

キャラクター関連[編集]

持ち役のうち、最も思い入れが強いものとしてブルマを挙げている。また、ドキンちゃん、右京、ペリーヌなどにも思い入れが強いという。

『ドラゴンボール』[編集]

前述のように、鶴は『ドラゴンボール』で演じたブルマを、最も思い入れの強い役柄として挙げており、作品に関連しないインタビューでも再三発言している。

ブルマと古谷徹の演じるヤムチャは、作中で長年交際しており、鶴は古谷共々2人の結婚を楽しみにしていたという。しかし、突然別れ堀川亮演じるベジータと結婚する。このことに対して「かなりショックだった」と語っている。

結果的にブルマは11年間演じたが、これは鶴の役柄の中で『それいけ!アンパンマン』のドキンちゃんに次ぐ長さである。アニメが終了した現在でも、ゲームなどで散発的にブルマを演じる機会は多い。

また、EDにはクレジットされなかったが「赤子時代のトランクスと娘のブラも演じた」と後年に明かしている。

『きまぐれオレンジ☆ロード』[編集]

きまぐれオレンジ☆ロード』の鮎川まどか役は、元々他の声優にほぼ内定していた。しかし、開催されたオーディションで鶴の声を聞いた関係者が考えを変え、急遽抜擢されたという経緯がある。

その演技については、当初は中学生という年齢を意識していたが、年齢離れした言動から徐々に意識は薄くなり、大人っぽく変わっていったという。また「自分が演じた今までのキャラクターとかけ離れていたため、演技が難しかった」、「役者としての充分な仕事が出来なかった」等、苦労を示す言葉を残している。

作品放送中の1987年・1988年には、『月刊アニメージュ』の声優投票でそれぞれ3位・5位にランクインした。

鶴は同作品に対しては思い入れが薄いものの、キャラクター自体には一定の思い入れを示しており、「まどかのお陰で役の幅が広がった」とも発言している。

主な出演[編集]

斜体太字は主演作品、太字はメインヒロイン担当作品

テレビアニメ[編集]

劇場版アニメ[編集]

OVA[編集]

吹き替え(映画)[編集]

吹き替え(TVシリーズ)[編集]

ゲーム[編集]

特撮[編集]

人形劇[編集]

CD・カセット[編集]

情報・報道・バラエティ[編集]

※この他、スポットナレーション多数

女優業[編集]

舞台[編集]

ラジオ[編集]

CM[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

Wikipedia-logo.svg このページはウィキペディア日本語版のコンテンツ・鶴ひろみを利用して作成されています。変更履歴はこちらです。