稲城長沼駅

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JR稲城長沼駅南口

稲城長沼駅(いなぎながぬまえき)は、東京都稲城市東長沼にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)南武線である。

歴史[編集]

駅構造[編集]

島式ホーム2面4線の高架駅である。駅舎は、高架下にある。ラッシュ時を中心に当駅を始発・終着とする列車が設定されている。直営駅駅長配置)であり、管理駅として、矢野口駅を管理している。みどりの窓口自動券売機自動改札機が設置されている。

高架化前と高架工事中の変遷[編集]

矢野口駅から南多摩駅までの高架化工事が行われる前は地上駅で、単式ホーム・島式ホームの計2面3線のホームを持ち、単式ホーム側に木造の小さな駅舎があった。2つのホームは跨線橋で結ばれていた。また、立川方に電車留置線(電留線)があり、昼間および夜間に車両が留置されていた。2008年平成20年)3月14日までは当駅折り返しの列車は3番線から発車していたが、いったん電留線に引き上げられた後に他の上り電車と同様に1番線から出発するようになった。

高架化工事の一環として、2008年(平成20年)6月15日から1番線が、2009年(平成21年)10月4日から2番線が駅舎寄り(北側)の仮線に切り替わり、3番線は完全に使用が停止された。

2011年(平成23年)12月24日に下り線が高架化した[1]。これにより、下り線は高架線に切り替わり、同時に当駅始発の列車は高架線の3番線から出発するようになった。高架化に伴い、2番線と電留線の使用は停止となった。

2013年(平成25年)12月23日に上り線が高架化された[4][2]

2015年(平成27年)3月1日に1番線の使用が開始された。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先 備考
1・2 南武線 上り 登戸武蔵小杉川崎方面 当駅始発の一部は3番線
3・4 下り 府中本町立川方面 3番線は川崎方面からの当駅止まりの一部
  • 1・2番線と3・4番線がそれぞれ島式の高架ホームである。
  • 1・4番線が主本線で2・3番線が副本線(待避線)である。
  • 2015年(平成27年)3月14日のダイヤ改正より、上りの一部各駅停車が快速と接続をする。
  • 2015年(平成27年)3月13日まで運行していた日中の当駅発着の各駅停車は3番線に発着し、快速と接続をしていた。翌14日から朝夕の当駅発着の各駅停車は一部を除いて2番線に発着するようになった。
  • 2015年3月14日時点で、当駅始発の川崎行きのうち3番線から発車するものは、5時台と平日の20時台~22時台、休日の19時台後半~22時台である。5時台の始発の川崎行きは、当駅にて夜間停泊を行ったものを運用する。6月1日から3番線の使用は毎日早朝5時台の当駅始発1本のみとなった。ただし、折り返し回送列車になるものは、3番線に到着するものもある。また、ダイヤ乱れの場合に先行の立川行きに接続を取る場合は、2番線発着の列車が3番線発着になる場合がある。
  • ホーム上の3番線の電光表示板等に記載されている方面案内は、黒いシールで塞がれ何も記載されていないが、2015年3月14日現在、始発の川崎方面のみの運転になっている。

利用状況[編集]

2013年度の1日平均乗車人員は6,733人である。近年の推移は下記の通り。

年度 一日平均
乗車人員
1992年 7,529[5]
1993年 7,767[6]
1994年 7,685[7]
1995年 7,516[8]
1996年 7,441[9]
1997年 7,273[10]
1998年 7,208[11]
1999年 7,120[12]
2000年 7,068[13]
2001年 7,008[14]
2002年 6,926[15]
2003年 6,889[16]
2004年 6,859[17]
2005年 6,799[18]
2006年 6,689[19]
2007年 6,671[20]
2008年 6,598[21]
2009年 6,557[22]
2010年 6,584[23]
2011年 6,577[24]
2012年 6,652[25]
2013年 6,733[26]

駅周辺[編集]

駅前から稲城商店街(ペアリーロード)が始まっている。駅前から北に伸びる道は30m程で旧川崎街道に突き当たり、稲城商店街は左に曲がって旧川崎街道に沿う形となる。稲城商店街は次の交差点でさらに左に曲がり、青渭(あおい)通り(一方通行)に沿って南南西の方角に300m程続いている。途中、南武線及び川崎街道と交差している。

稲城市の古くからの市街地の中にあり、また市役所へは市役所通りを通って約2km程と南武線の駅の中では最も近く、JTB時刻表では稲城市の代表駅とされている。但し、稲城市役所に一番近い駅は、当駅から南に1km程にある京王相模原線稲城駅である。

駅前に2台程が停まれるタクシー乗場がある。

公共施設・名所[編集]

バス路線[編集]

最寄り停留所は稲城長沼駅となる。以下の路線が乗り入れ、京王バス東により運行されている。

  • 調21系統:稲城市立病院行/調布駅南口行

この他、北へ徒歩約5分のところにある稲城市コミュニティバス「iバス」の第四文化センター入口バス停からは、市内循環コースと平尾団地~よみうりランド丘の湯線が利用できる。

隣の駅[編集]

東日本旅客鉄道
南武線
快速
稲田堤駅 - 稲城長沼駅 - 府中本町駅
各駅停車
矢野口駅 - 稲城長沼駅 - 南多摩駅

脚注[編集]

  1. 1.0 1.1 南武線高架化工事に伴う列車の運休についてPDF  - JR東日本 (2011年10月13日) 2014年2月22日閲覧
  2. 2.0 2.1 南武線稲城市内上り線が高架化される - 鉄道ファン 2013年12月24日 2014年2月22日閲覧
  3. 2014年3月ダイヤ改正について1 - JR東日本八王子支社
  4. (2013-10-18) 南武線高架化工事に伴う列車の運休等について 2013-10-18 arch. 2013-10-19 2015-12-30
  5. 東京都統計年鑑(平成4年)
  6. 東京都統計年鑑(平成5年)
  7. 東京都統計年鑑(平成6年)
  8. 東京都統計年鑑(平成7年)
  9. 東京都統計年鑑(平成8年)
  10. 東京都統計年鑑(平成9年)
  11. 東京都統計年鑑(平成10年)
  12. 東京都統計年鑑(平成11年)
  13. JR東日本:各駅の乗車人員(2000年度)
  14. JR東日本:各駅の乗車人員(2001年度)
  15. JR東日本:各駅の乗車人員(2002年度)
  16. JR東日本:各駅の乗車人員(2003年度)
  17. JR東日本:各駅の乗車人員(2004年度)
  18. JR東日本:各駅の乗車人員(2005年度)
  19. JR東日本:各駅の乗車人員(2006年度)
  20. JR東日本:各駅の乗車人員(2007年度)
  21. JR東日本:各駅の乗車人員(2008年度)
  22. JR東日本:各駅の乗車人員(2009年度)
  23. JR東日本:各駅の乗車人員(2010年度)
  24. JR東日本:各駅の乗車人員(2011年度)
  25. JR東日本:各駅の乗車人員(2012年度)
  26. JR東日本:各駅の乗車人員(2013年度)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]