株主

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株主(かぶぬし)とは、ある企業の株式を保有する個人法人のことである。名前は株主名簿に記名されていることが通常であるが、名義の書き換えを失念したとしても株主としての地位を失うわけではない(単に会社に対し株主であることを対抗できなくなるにとどまる)。原則として、持ち株数に応じた権利を有する(株主平等の原則といわれる)。以下、断りのない限り日本の制度に基づいて記述する。

株主の権利[編集]

株主の権利は学問上、その性質に応じて自益権(直接的な経済的利益の享受を目的とする権利)と共益権(会社経営への参画を目的とする権利で、いわゆる経営参加権)に分類される。自益権はそのすべてが一株でももっていれば行使できる単独株主権であるが、共益権には一定数以上の株式を保有している株主でなければ行使できない少数株主権もある。会社法においては105条その他に規定がある。以下に主な自益権と共益権をあげる。

なお、種類株式制度の導入により、権利内容に何ら制限のない通常の株式(普通株式)に対して、保有する株式の種類によっては権利の内容が異なる株式も存在する(例えば、議決権を行使できる事項が限定される株式などがある)。

株主の種類[編集]

主要株主 
証券取引法第163条1項で規定される「自己又は他人(仮設人を含む)の名義をもって発行済株式の総数の100分の10以上の株式(株式の所有の態様その他の事情を勘案して内閣府令で定めるものを除く)を有している株主」のこと。
大株主 
持ち株比率の高い株主のこと。厳密な定義はない。
筆頭株主 
持ち株比率が一番高い株主のこと。一般的には親会社や創業者一族、主要取引先銀行や機関投資家などが筆頭株主となることが多い。
安定株主 
企業の業績や株価の変動などに左右されず、長期的に株式を保有する株主。厳密な定義はない。一般的には親会社や創業者一族、金融機関や取引先など。
浮動株主 
業績や株価に反応し、短期で株式を売却すると思われる株主。厳密な定義はない。なお、TOPIX浮動株比率では、発行済み株式総数から固定株を除いた株式を浮動株と定義しており、この場合、固定株とは大株主上位10位の保有株(但し、預託機関等の保有株のうち公表資料から浮動株と判断できる株式は浮動株として扱う)、自己株式等、役員等の保有株等をいう。
外国人株主 
外国に居住地を有する個人・法人の株主。
大多数の株式公開会社において、定款又は株式取扱規則で、日本国内に常任代理人を置くべき旨を定めており、株主総会招集通知の送達、配当金の支払いは、常任代理人(ほとんどは、海外業務を行っている都市銀行か外国銀行又は外国証券会社の東京支店)に対してなされる。
また、一般的に株主名簿における名義人となっている外国法人は、カストディアン又はグローバル・カストディアンと呼ばれる金融機関であり、真の株主の委託を受けて事務を代行しているだけである。この場合、真の株主は国外のミューチュアル・ファンド等の機関投資家である。
なお、海外市場に上場している場合はADR等預託証券の預託会社が名義上の株主となっている場合が多い。
機関投資家 
株式投資により利益を得ることを業とする法人を言うが、より限定的には、自己資金ではなく、信託された投資信託年金資金など莫大な投資資金を運用する投資家を言う。一般には、銀行を含む持ち合い企業は、機関投資家とは言わない。
マスタートラスト 
従来、投資信託・年金等の信託財産について、信託銀行及び生命保険会社は自己の名義で保有していたが、資産の保管・管理機能の統合によるコスト削減を目的として複数の金融機関が出資し、信託銀行を設立。それらの株式をすべて名義上譲渡しているため大株主に見えるが、議決権の行使は預託している年金基金等がマスタートラストを通じ間接的に行っている。

株主資本主義の悪用[編集]

株主資本主義を悪用する会社が外資に多い


外資の親会社が日本の子会社に自社製品を部品として買取を迫る事件が相次いでいる。

表面化していないものが殆どだが、

中には欠陥部品の買取を役員などの人事権で脅して強要する外資 が実在している。部品に欠陥があるせいで製品がまともに動かなくなってしまう。

産業の発展のために作られた株主資本主義の制度を悪用して 産業の発展を阻害している外資が実在している。

こういう会社は米国の本社が経営不振に陥っており、それを打開する ために米3大銀行から借金して日本を優良企業を買い漁っている。

日本の優良企業を外資に売り払った経営者はこういった産業の発展を 阻害する恐喝、詐欺行為に加担したことになってしまった。



関連項目[編集]