マグマ

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ハワイのマグマ

マグマ(magma)とは、地下にある流動性を有する高温のケイ酸塩混合物で、岩石成分と、揮発性成分(主に)で構成される。岩漿(がんしょう)ともいう。英語の magma は、ギリシャ語μάγμαのりの意)からきている。

概要[編集]

マグマの流動性は温度や成分、特に主成分の二酸化ケイ素(SiO2)の量で著しく変化する。SiO2量が50%程度のハワイ火山の溶岩はサラサラと流れるが、70%近い昭和新山では溶岩が流出せず、そのままとなって円頂丘を形成した。SiO2量が少ないマグマが固化すると黒い玄武岩になり、多い場合は白っぽい安山岩流紋岩になる。

高熱で液体のマグマは周囲のより比重が小さく、その影響で自然と地殻上部に上がり、マグマだまりといわれる塊になる。そこで冷えて固化すると花崗岩のような深成岩となるが、活動が活発な場合は地表まで上がり、火山海底火山を通じた噴火の一因となる。噴火時のマグマは、火山ガス溶岩軽石火山弾火山灰に姿を変える。また溶岩や噴火直前のマグマが冷えたものが火山岩である。

マグマ溜り[編集]

マグマ溜り を参照

主な活動域[編集]

関連項目[編集]