ビー・バップ・ハイスクール

提供: Yourpedia
移動: 案内検索
Disambiguation

この項目では主にきうちかずひろ漫画について説明しています。

Logo serie manga.png
ポータル
日本の漫画作品
日本の漫画家
漫画原作者
漫画雑誌
カテゴリ
漫画作品
漫画 - 漫画家
プロジェクト
漫画作品 - 漫画家

ビー・バップ・ハイスクール』(BE-BOP-HIGHSCHOOL)は、きうちかずひろ漫画1983年から2003年まで「週刊ヤングマガジン」で連載されていた。未完の作品で、当初は無期限休載中となっていたが、後に、正式に連載打ち切りとなった。単行本全48巻。映画のロケ地として頻繁に静岡県が使われるため、静岡県下の高校をモデルにしていると誤解されることも多いが、実際は作者きうちかずひろの地元高校をモデルとしている。

概要[編集]

ツッパリダブリコンビのヒロシとトオルがケンカに明け暮れる様を描き、当時の不良少年達から絶大な人気を博した。それまでの不良漫画にありがちな主人公がスーパーマン的に強い存在ではない点や、リアルな不良高校生の日常のノリが伝わってくる初期の描写が受けた。20巻位までは登場人物達の恋愛話や他校との抗争などがメインだったが、20巻台以降はケンカ話はほとんどなくなり、小咄的なギャグ一辺倒のくだらないヨタ話が多くなってきた。きうちかずひろによれば、ケンカの話を進めていくと最終的には日本一、ひいては世界一・宇宙一強い不良との対決を描かざるを得ない事になり、そうした展開にはしたくなかったからと話している。これは例えば週刊少年ジャンプで連載された格闘漫画(『ドラゴンボール』、『魁!!男塾』、『聖闘士星矢』など)が大抵そのような展開になっていった事への反発であると思われる。

連載開始当時は、どこの都道府県に行っても、ヒロシやトオルの様な高校生は存在していた為、現実の不良少年達とリンクし、高い人気を得ていたが、時が進むにつれ高校生のファッション観や嗜好が変化した事により、後半はやや古臭い展開になってしまった事は否めなかった。

本作は当初「少年ジェッツ」にて連載をする方向で進められていたが、編集からのタイトル変更、及びパンチラなどの要求をきうちが拒否、結果少年ジェッツからは原稿を引き上げ、講談社のちばてつや賞に投稿されたという経緯がある。

1988年度(昭和63年)、第12回講談社漫画賞一般部門受賞。

1985年には仲村トオル清水宏次朗主演で実写映画化された。以後シリーズ化され、全6作が上映されている。その後、1994年に原作者のきうちかずひろ自ら監督した新実写映画化を皮切りにオリジナルビデオ・OVAも発売され、また2004年2005年にはTBS系列でスペシャルドラマとして放映された。

なお、1990年にはアニメーションOVAとしても発売されている。2004年パチンコ機・2006年にはパチスロ機も発売された。

余談として、仲村トオル・清水宏次朗主演作品については、静岡県静岡市清水市(現在の静岡市清水区)での撮影が多かった。撮影に関してはJR東海清水駅、静岡鉄道車両内や沿線での撮影を中心に、かなり大規模かつ派手に行われた。

蛇足ではあるが、「別冊ヤングマガジン」にて、本作のキャラクターを使ってそのまま極道漫画やビジネス漫画、さらには成人劇画などのドラマを色々とやった、『ビー・バップ海賊版』なる作品が連載されていた。作者は謎の漫画家「まんひるめめおか」となっている。その正体は本家ビー・バップの作者きうちかずひろその人ではないかとも囁かれたが、タッチや技量に差が見られ、手などの細かい描写ではきうち本人の絵と明らかに異なっている事などから見て、別人である事がわかる。尚、一度きりだが、本家と海賊版が共演した作品が掲載された事がある。

主な登場人物[編集]

私立愛徳高等学校 通称:学力カースト制度(偏差値49~73)[編集]

中間徹(トオル)(声優:立木文彦
愛徳高校2年C組21番→2年F組14番(ダブリ)。能天気で短気。ヒロシに比べ硬派で面子を重んじ、真正面からのケンカがモットー。直毛で長め、前髪を数本前に垂らしたリーゼント。翔子という中学生で処女の彼女がいるが、長い間おあずけを食らっている。ヒロシの起こした抗争に助太刀参上するも、ヒロシから「何しに来たの?」と言われたり、道に迷ってしまうetc.で、抗争のオチを(締まらなく)付ける事が多い。中学時代のあだ名は、怒ると何をするか分からないことから「狂犬病」。ただし弱い者イジメはしない主義で(と言っても、留年が決定した単行本2巻では一般生徒の胸倉をつかんで因縁を吹っかけたり、岩本をおちょくる事はある)、イジメに遭っていた下級生をヒロシと共に(暴力無しで)助けた事がある。
加藤浩志(ヒロシ)(声優:小野坂昌也
愛徳高校2年C組7番→2年F組5番(ダブリ)。スケベでひょうきんな軟派野郎。口が上手く頭の回転が速い。ケンカの強さはトオルと互角だが、時には卑怯な手段も辞さない。強敵とのタイマンでは初戦で敗れ、2戦目でリベンジというパターンが多い。リーゼントパーマ。軽い性格で女に全くモテない日々が続いたが、単行本25巻にで人生24年来の春が到来と言う状況で、竹上亜紀という女子大生巨乳の彼女ができ、ふぬけになってしまう。他校との抗争の発端の原因になる事がやたらと多い。江南中学時代のあだ名は「火の玉」。9月14日生まれのB型。中学2年のときに陰毛毛ジラミが発症した(コミックス2巻)。また、ジュンが抱く筈だった女をジュンの名を語って寝盗り、そのせいでクラミジアにも罹った。トオル同様、弱い者イジメはしない主義。
連載終了後別冊宝島から発売された、『俺たちの好きなビー・バップ・ハイスクール』において、作者のきうちかずひろは「自分の性格を一番投影したキャラクター」と語っている。また、加藤浩志と中間徹は実在人物であり、自身のアシスタントをしていたとも語っている。
泉今日子
愛徳高校2年のマドンナ。初期はヒロシとトオルが熾烈な争奪戦を繰り広げていたが、本人には全くその気がなかった。2年F組。
三原山順子(声優:高山ゆかり
愛徳高校に転校してきた3年(転校当時は2年)のツッパリ。ヒロシとトオルも唯一頭があがらない強い女。菊永に惚れられ、本人もまんざらではなかったが、ヒロシとトオルに冷やかされ、ムキになってしまう。3年A組。
兼子信雄(ノブオ)(声優:飛田展男
愛徳高校2年E組7番。極道物のドラマを欠かさず見ている。ケンカに強くなりたい一心でヒロシとトオルの舎弟になる。かなりの小心者だが、追い詰められると何をするか分からず、トオルを何度か本気で怒らせた。いつもサラシを巻き、そこに小さい木刀を隠し持って菊永の鉢を割った事もある。サキという中学生の彼女がいる。ひょんな事からゲンさんやベンツから絶大な信頼を得るようになり、しょっちゅうトラブルに巻き込まれる。トオルやゲンさんに殴りかかったことも。また、後輩思いの面もある。ドラマ版ではよく菊永にボコボコにされる。小学生の頃劇団に所属し、『あばれはっちゃく』第1話に出演したという過去をもつ。
本城マキ
愛徳高校に九州から2年B組に転校してきたツッパリ少女。かなりの美人でヒロシに毎日のように口説かれるが、ヒロシを軽くあしらう。だがヒロシの話術に一瞬陥りそうになった事も。最初順子に喰ってかかるが格の違いを見せ付けられ、以後は仲良くなったようだ。ドラマ版では柴田や西とつるんでいる。
大前均太郎(キンタロー)
元愛徳高校1年B組3番。1歳年下の中学生である翔子に片思いするが、「デブ」というだけで振られてしまった。愛すべきデブキャラだが、かなり悪党ぶっており、入学当初はヒロシとトオルを隙有らば倒そうと目論んでいた。その後、単行本15巻にて自己中心的かつ悪党ぶりをさらけ出し、恐喝事件を起こして退学になる。あまりの自己中心的な言動に、トオルたちも見放した。さらに久しぶりの登場となった単行本23巻では、中学生を使って岩本相手にタカリをしている事が発覚。ヒロシの「お前、もう遠くに行っちゃえよ」の一言で以降は登場せず。現在は徹子之部屋という相撲部屋に入門しているらしい。
川端純(ジュン)
愛徳高校1年D組8番。均太郎の子分のようなキャラだったが次第にキャラ立ちする。中二のころ、パッソル(ヤマハのスクーター)でウイリーをやって瀬戸物屋の店先につっこんだ際の、全身の傷跡をよくハッタリに利用する。パンチパーマ(実際はロットで巻いている)で、3日に1回眉毛を剃っている。ヒロシとともに女日照りの毎日を過ごす。筋金入りの巨乳マニアで、巨乳だったらどんなブスでも範囲内に入っていた。最終的に巨乳で美人のルミ子を、菊永との壮絶な争奪戦の末彼女にした。
黒田晋平(シンペー)
愛徳高校1年F組10番。初期は渋いキャラだったが、だんだんバカっぷり、ダメっぷりをさらし始め、仲間達を呆れさせることに。エリという彼女がいたが、ヒロシが抱いてクラミジアをうつされたのと同じ女をナンパして抱き、尿道からウミがでたことも。後にエリに浮気されまくったがそれを認めようとせず、現実逃避を繰り返す。エリにだまされ、チェチェン共和国に行かされた事もある。酒を呑むと、生真面目になった上で泣き上戸な面がある。単行本47巻では、偶然とは言え人命救助をした事が全国ニュースで流れて、本人は「スター気取り」になる。その様子を、飽きるまでトオルやノブオに聞かせた。
水崎雅裕
愛徳高校3年。ヒロシ・トオルの同級だったが彼らと違って進級している。ツッパリではあるものの、ヒロシ達よりもかなり「シャバい」グループに属し、ケンカなどもほとんどしない。彼女をゲットするためならウソ文通も平気で行う。初期はブス専で、「紅唇會(ルージュ)」の美加と付き合っていた。白山寺近辺に引越し、ヒロシ・トオルと白山寺近辺の不良との抗争のきっかけになる。
ケン坊
愛徳高校3年。水崎と仲がいい。気弱な性格だが、フラれた怒りがとんでもないパワーに転化した事もある。
岩本裕尊
愛徳高校2年C組→3年C組。典型的な優等生で成績も優秀。最初はヒロシやトオルに「不良になる方法」を聞いてウルトラセブンチックなファッションにさせられる等「おちょくられていた」が、段々仲良くなり、単行本7巻では柴田達にタカリにあって下校している時「お前なぁ、タカリにあったら愛徳の加藤と中間の友達だと言えって、あれほど言っただろう」とヒロシが事の状況を聞く。かなり面喰いでムッツリスケベ。松田由美子という彼女がいるが、セックスすることしか考えていない。しかし受験に成功したらやらせてもらえる事になり、燃える。小学生にケンカで負けた事がある。また、童貞を捨てたくてクロちゃんにソープランドに連れて行かれるが、「お金は払いますから、清い身体で返してください!」と怖気づいた事もある。梅光中出身。
松田由美子
3年A組。岩本の彼女。ぽっちゃりしていて美人ではないが、性格はかなり良い。岩本に告白している所を見たヒロシとトオルがその誠実さに心打たれ、岩本と付き合えるよう協力してあげた。
小悪魔軍団
愛徳高校1年の女生徒三人組。初期はかなりのツッパリだったが、だんだんと軟化してきた。シンペーの彼女のエリ(吉行恵利(1年B組))やテルが惚れた山下ミユキもいた。
洋子
1年F組。
片桐隆次
1年でノブオの舎弟。カツアゲされていたところを、パンチパーマをあてたばかりのノブオに助けられ、以後ノブオを慕うようになる。「舎弟になりたかったら五厘刈りにして来い」というノブオの言葉を真に受け、ホントに五厘刈りにする。かなり眉毛が太く、「それじゃあノブオの舎弟としてはまだまだだぜ」とヒロシとトオルに騙され、どぎつい眉毛にされ、さらに鬼のようなソリコミを入れられる。
校長
当初「アリですな」が口癖だった。体育教師と一緒によく登場する。ヒロシ・トオルの更生は諦めている。
体育教師
校長と一緒によく登場する。均太郎が退学になる際、均太郎に煙草を盗られ激怒する。蟹江とは犬猿の仲。
蟹江信一
ヒロシとトオルの担任。15の頃からフケ顔で、女には全くもてなかったが、校長からお見合いを持ちかけられ、相手がかなりの美女だった事にやる気マンマンになる。その見合いになぜか成功して、彼女の薦めによって髪型やファッションが登場当初に比べて見違えるほどダンディになった。そう考えると、実はかなりの男前と思われる。いきつけのソープランドが5~6店ある。元は有名予備校の講師で、その受験テクニックを買われて愛徳に赴任した。35歳。戸塚宏がモデルと思われる。容貌も最初の頃は酷似していた(初期の登場の時は「戸塚」という名前だった)。
横浜銀一・赤城山忠治
初期のギャグキャラだったが、後半一度だけ復活し、街でボランティアをやっていた。
丸野政次
五中出身。2年F組に転校してくる。嘘つきでハッタリがうまい。同じ中学出身の後輩均太郎にいじめられて1日で学校を辞める。
薬島博子
愛徳高校2年C組→3年(?)。転校生でトオルとヒロシが惚れる。「坊主頭の男が好き」と言ったため二人や岩本たちは坊主にするが、いつの間にか坊主でも何でもない本屋のせがれ角川と付き合っていた。博子に告白しようとした真彦はトオルとヒロシに殴られている。
蒲田法子
愛徳高校2年C組→3年(?)。転校生でトオルとヒロシが惚れるが大山政子という友達のせいで二人とも失恋。
瀬古井
愛徳高校2年F組。陸上部で長距離走の選手。体育の授業中にヒロシを挑発し、持久走対決をする破目になるが、その最中ヒロシに殴られる。
江崎マコト
愛徳高校3年。野球部を引退し半チクなリーゼントをしている。
森永静香
愛徳高校3年C組。江崎マコトの彼女で、岩本に告白されたが江崎とともにバカにした。トオル・ヒロシは岩本を鍛え江崎・森永をビビらせる。

県立北高等学校 通称:快楽学園(偏差値50~55)[編集]

前川新吾
北高のナンバー1。ケンカも強いがセックスも強い。通称・性の暴走族(トオルには「セックスの石井部隊」・「性のターミネーター」などと呼ばれている)。左まぶたに傷を持つスカーフェイス。女には美人もブスも分け隔てなく愛を与える。彼の部屋に入った女でヤッてないのは母親だけで上は45才から下は12才まで範囲内。オットセイのエキスをリッター瓶で飲み、強姦して30発立て続けにやったといわれる。ヒロシ・トオルとは大の親友。菊永と順子のことで揉めたことがある。ドラマ版では菊永と仲が良い。
恵美
北高のツッパリ少女。早苗と共にヒロシを監禁したが、逆転され、スカートの中をのぞかれた。その後敵対関係は薄れ、ヒロシに口説かれ、落ちそうになる。ヒロシと付き合うことになってから5分で別れる。
早苗
北高のツッパリ少女。ヒロシからトオルを紹介されたが、ヒロシの方が好みのタイプだった。付き合うことになって2分で別れる。
渡辺
シンゴの後輩。いつも禁煙パイポをくわえている。恵美の事が好きで、ヒロシに口説かれていることを知って大慌てする。
工藤
シンゴの後輩。リーゼント頭で後ろは刈り上げている。
カク
サダ
石田
かつて弟のように可愛がっていた後輩の中学生ヨシオが「愛徳の加藤」を名乗って悪質なカツアゲを繰り返していることを知らず、ヒロシ本人を追及しに現れる。頑なにヨシオを信じ「本当にヨシオ本人の仕業だったら土下座でも裸踊りでもしてやる」と啖呵を切るが、次から次にヨシオの悪行が暴かれていき…。

県立立花商業高校 通称:寺子屋(偏差値40~48)[編集]

菊永淳一(声優:千葉繁
立花のナンバー1。単行本4巻の高校与太郎狂想曲ではヒロシと菊永が初めて顔を合わすシーンがあるが、ヒロシは私服の菊永をヤクザと勘違いしてしまい「事務所に連れて行くのだけは勘弁してくださいよ、オジさん」と言われる位だから、結構老け顔。特徴としてメガネをかけ、チョビヒゲ(これがオジさん扱いされる所以か?)をはやしている。ケンカは強いのに、いつのまにかお笑いキャラになっていった。いい見本が鬼島を知らずにケンカを売り、ヒロシに「お前、この人少年課の鬼島だぞ」と言われて、我に帰って鬼島のプロフィールを本人の前で詳しく喋った上で、公務執行妨害で補導されている。意外な事に下戸。酔った勢いでミノルの姉と一夜の過ちを犯してしまい、そのまま惚れられてしまい強く拒絶できず、沖縄に逃亡したことがある。ジュンとルミ子をめぐって壮絶な争奪戦を繰り広げた。競艇が好きで、卑怯なケンカが得意。話の後半になるとパティシエを目指している事が判明。何度かの抗争を経て、ヒロシとトオルとは徐々に仲良くなっていく。映画版の菊永はある意味オリジナルを超えるインパクトを持っていた。通称「菊リン」。
郷ミノル(声優:矢尾一樹
立花のナンバー2。ゴリラ顔で女には全くモテないが、人一倍男気が強く、ヒロシやノブオに尊敬された。最初の抗争以後、顔見知りの愛徳の面々とは仲が良く、その後の立花・愛徳のケンカでは間に入って収めようとすることも多い。ヒロシやトオルよりも菊永とケンカをした回数のほうが多い(原作ではヒロシやトオルと殴り合いのケンカになったことは一度もない)。菊永曰く「まともなケンカならミノルのほうが俺より上かも知れないが、俺は卑怯なケンカなら誰にも負けない。だから俺が立花ナンバー1」との事。意外と気の弱い一面もある。同じくゴリラ顔の姉がいる。
伊藤
立花商業2年。愛徳との抗争の時に人質にされたのが縁で、ヒロシやトオル達と仲良くなる。酒を呑むと、かなり陽気で面倒見のいい一面がある。女に顔が広く、ジュンやシンペーにも世話してあげた。
真田
ノブオと菊永の元舎弟。かなりかわいい顔(ヒロシ曰く「背中に羽生やして全裸で空飛びそうな顔」)をしているが、ボクシングをやっており、ケンカは強い。初めは菊永に舎弟にしてもらおうとしたが、ひょんな事からノブオの舎弟に。しかしそれが縁でベンツシボレーに「ザナダ」という通称をもらい、泣く泣くノブオの舎弟を辞めた。単なる角刈りフェチとの噂もある。
島田
ジュン・シンペーの中学時代の友達。二中出身。

私立城東工業高校 通称:与太工(偏差値38~44)[編集]

山田敏光(声優:江川央生
城東のナンバー1。かなり渋い性格でケンカも強く、ヒロシやトオルからも一目置かれる存在。面子を重んじ、不良生徒の数が多い城東が、数だけの集団と言われることを嫌っている。また大義名分のないケンカはしない主義で、単行本5巻ではボンタン刈りをしてトオルにリベンジされたテルと共に、愛徳に殴り込みをかけるが、テルのウソがばれてしまい、テルに制裁を加えるなど渋い硬派的な存在で、北高のシンゴと対極の位置に当たる。しかし単行本13巻ではおバカキャラクターと化し、ヒロシ・トオルとセイガク・ヒットマンブラザーズを結成?し、白山寺に殴り込みをかけ、街中でバットを持って歩いている所を天保工業の生活指導教師・漆原に問われ、トオルの「三途一郎」・ヒロシ「閻魔次郎」の決めゼリフの時に「あ、あの世三郎」と照れながら漆原に言っている。ヒロシ・トオルとは敵でもあり悪友的でもある微妙な立場で、似た立場のチャッピーと意気投合したことも。ヒロシとトオルがぶちのめされてる所を想像すると酒が旨くなるらしい。
テル(藤本輝夫)
城東のナンバー2。ケンカはあまり強くはないが、寡黙で凶暴。常にドスを持っている。菊永曰く「城東ではせいぜい12-13番、ドスが無かったら100番以下」。山田と仲がいい。ボンタン狩りの首謀者でトオルもその餌食になった。トオルとは中学の頃から因縁がある。ドラマ版では結構ケンカが強い。単行本32巻では、愛徳の山下ミユキという娘に惚れ、山田を通じてトオルに「恋の橋渡し」を頼んだ事もある。宮島中学出身。映画版のテルを超える不良役の役者は今後の日本映画界では出ないといわれている。
石川
テルの舎弟の一人。
池田剛(声優:川原和久
ヒロシの中学の頃の同級生で、一浪して城東に入った。ナンバー1の山田にケンカを売り、善戦した実力をもつ。山田に再挑戦するため、中学時代は大した縁もなかったヒロシにタイマンを仕掛ける。初戦ではブラス・ナックルを使いヒロシの歯をへし折るが、各校のトップどころが見守る中行われた再戦で完敗。それ以降出番はない。ドラマ版ではテルの下で他の仲間と一緒にパシリに扱われている。パシリに扱われている仲間の中ではリーダー格。通称「池ピー」。
ポン(本田)
池田のツレでヒロシの中学時代の同級生。同級生のヒロシを「加藤さん」と呼び、敬語で話していた。
野末鎮兵

元城東[編集]

柴田
城東を退学になり、現在はプー。巨乳のホステスのヒモになっている。ヒロシとトオルに集中攻撃を喰らい前歯を折られた。ケンカのやり口は汚いが、実は1対1ではヒロシ以上の実力と思われる。ヒロシ達とケンカした後は結構仲良しに。マジメに働くことを夢見るがケンカ早さが原因で長続きしない。
西
柴田とともに城東を退学になり、バーテンダーになる。無口な理由は「声が女っぽい」事から。親が過保護らしく、ソムリエになるためにフランスへ行ったが日本が恋しくてすぐ帰国してしまった。ケンカの実力は柴田とほぼ同等と思われる。ドラマ版では「悪魔の西」と呼ばれており、彼がまだ城東にいたら山田は番を張っていなかったと言うほどの実力を持つ(あくまで、ドラマ版の話しだが)。
宮地
坊主頭で柴田誕生日事件の際に捕まったことになった。

私立戸塚水産高校 通称:ヤクザ養成機関(偏差値なし)[編集]

岸直樹
戸塚のナンバー1。怒らせたら何をするかわからないほど凶暴という噂。メンチを切っただけでヒロシとトオルも逃げたという伝説の男。組関係のドラフト1位候補。単行本3巻の付録と5巻にのみ登場。
ヘビ次(中村竜雄)
戸塚の極悪兄弟の兄。当初はトオルをネコ次と一緒にボコボコにしたが、後にネコ次と共にヒロシとトオルに一方的にブチのめされる。梅光中学出身。
ネコ次(中村虎雄)
戸塚の極悪兄弟の弟。ヘビ次と一緒にトオルをボコボコにするが、後にヒロシとトオルにブチのめされる。梅光中学出身。
服部
トオルの中学時代の後輩で、気弱なところがある。のちにトオルの恋人となる翔子らを舎弟にしていた。

県立桜ヶ丘高校 通称:受験生の館(偏差値70~77)[編集]

服巻(はらまき)鉄也
桜ヶ丘の番長。桜ヶ丘学園創立以来のワルと言われている。粋がっているがケンカはあまり強くない。愛徳と揉めている最中、ヒロシとトオルの策略によって立花のミノルにブチのめされる。
裕美
服巻の彼女。服巻の果たし状を無視し続けるヒロシとトオルをおびき出す。
安田
トオルに人違いで金玉をわしづかみにされ怒り、戸塚だとハッタリを言っていたが、ヘビ次が現れ逃げる。
小田ふみえ
ジュンとシンペーの中学の同級生。ずっとジュンに惚れていたが、中学当時「ブタゴザウルス」と呼ばれる程の醜い容姿の持ち主だったためジュンは迷惑していた。その後同じ生き物とは思えない程の変貌を遂げ、超美人になってジュンに再度告白し付き合い始める。しかし貧乳だったためジュンからあまり大切にされず、遂にシンゴの毒牙に掛かってしまう。

白山寺関係[編集]

江田(声優:若本規夫
白山高校の三羽ガラスの一人。初登場時にヒロシとトオルを一発でKOし、読者の度肝を抜いた。チャッピーというストリッパーで筆おろしをしたことから「チャッピー」と呼ばれるが、本人はそれを嫌い、「チャッピー」と呼ぶ奴は半殺しにしてきた。しかしヒロシとトオルに負けたため、二人がそう呼んでも泣く泣く黙認している。額に大杉に付けられた傷がある。
大杉(声優:速水奨
白山高校の三羽ガラスの一人。後ろ髪を縛っている。かなり凶暴な性格で、いきなりヒロシをでメッタ打ちにしてしまう(その際ヒロシに指を折られる)。その翌日ヒロシがバットを使い逆襲するが、大杉にナイフで手を切り付けられる。そのまま両者の決着は付かずじまいである。仲間からは「カッちゃん」と呼ばれるが、ヒロシは「おすぎ」、トオルは「チョンマゲバカ」と呼んでいる。江田とは犬猿の仲だが、「あいつは自分が不利でもよその奴と手を組むヤワなヤローじゃねえ!」と言うなど、江田のことを内心認めている。その言葉を聞いた江田は感動してしまう。
松本
白山高校の三羽ガラスの一人。上下関係に厳しい。仲間内からは「ケンさん」と呼ばれる。制服は着ず、ヤクザのようなシャツを着ている。ヒロシが手も足も出ないほど強いが、一瞬の油断を衝かれて石で殴られ気絶。その後ヒロシとケリをつけようと愛徳の近くまで乗り込んでくるが、ヒロシの卑怯な手によって、ビーバップ史上最も情けない負け方を喫する。後に傷害でパクられ退学になった。
高木(声優:千葉繁)
白山高校1年。江田一派。ケンカも気も強く、三羽ガラス以外の上級生には平気で手を出す。ジュンにライバル視されている。
梶谷一(声優:大塚芳忠
天保工業高校のナンバー1。通称ガチャピン。額に深い傷がある。ヒロシとトオルのしつこさに辟易している。パクと共にベロベロに酔ったヒロシとトオルを襲い、トオルの歯を折ったこともある。しかし何故かパクより出番が少ない。
朴(パク)(声優:松田重治
天保工業高校のナンバー2。転校してきたにも拘らず、その強さからまたたく間に副番になった(転校前の高校では番を張っていたらしい)。頭突きが得意。かなりの男気があるが、バカ牛に一瞬でぶちのめされた。
バカ牛(矢農政明)(声優:屋良有作
鹿戸農業高校のナンバー1。ケンカはメチャクチャ強いが、かなりのバカ(島田兄弟ほどではないが)。ひょんな事からトオルと仲良くなるも、あまりのバカさ加減にトオルは内心ウンザリ。しかしベンツとはウマが合った。
順子に一目惚れをし、食事も喉を通らぬほどの恋心を抱く。結果、見る影もなくやせ細ってしまうが当然ながら失恋の憂き目に会う。
テツ
鹿戸農業高校でバカ牛の舎弟。すぐナイフを出す。
カメマン(亀井満三郎)(声優:堀秀行
栄泉高校のナンバー1。かなり歪んだ性格で卑怯者。ヒロシやトオルから「福助野郎」とバカにされる。マキに誤って鼻を曲げられた事がある。 鼻を曲げられた菊永に強く敵視され、復讐される。
タガネ安
明南商業高校のナンバー1らしく、凶暴さは白山高校の大杉にもひけをとらないらしい。後半で登場が期待されたが未登場。

各中学生[編集]

ほとんどのキャラは初期に登場したきりで、中盤以降は目立なくなって行ったか出番が無かったかのどちらかである。

如月翔子
市立第五中学3年生のトオルの彼女。通称「五中の鬼姫」。初期はイケイケのツッパリ少女で生意気であり、態度がでかく年上にも絡んで来たり常人がまずしない異様な言動を取るため周囲のツッパリ高校生達から憎まれていたが、ストーリーが進むに連れだんだん大人びてきた。そのせいか中盤以降目立たなくなった。トオルにずっとおあずけを食わせる。実は頭が良く、トオルのいる愛徳へ入るために猛勉強した結果成績が上がり過ぎて、親には更にレベルの高い高校を勧められてしまう。
サキ
翔子の親友でノブオの彼女。元々翔子がヒロシに紹介しようとしたが、一緒にいたノブオの角刈りや口調をかわいく思ってしまい、以降ノブオと付き合う事に。結構、気の強い面もある。
カブ(佐藤)
均太郎の後を継いで市立第五中学の番を張っており翔子に惚れている。喧嘩は弱く、根性もない。リョウに「ニラ」と馬鹿にされる。
持田リョウ
二中のナンバー1で、中学生キャラでは作品内最強。ヒロシを窮地に追い込んだがカウンターの跳び蹴り(ヒロシ曰く「再起不能キックパート1」)であっさりやられる。そのケンカの強さで自分より弱い奴は年上でもバカにする。ノブオの事も格下に見ていたが、源田とノブオが親しい事を知り、ノブオを尊敬するようになる。ケンカが強いだけでなく、菊永と腹芸で渡り合う要領の良さも併せ持つ。
稲用信也
二中。リョウの友達で髪を染めている。ヒロシにあっさり倒される。
坊主
二中。リョウの友達。トオルとタイマン張って、あっさり倒される。
有田
ヒロシ・トオルともめて秒殺される。
坂井
有田同様にヒロシ・トオルともめて秒殺される。
三田
河島中。そばかす顔で、外見はツッパリだが中身は大人しい性格。地元の高校のツッパリに詳しい。

その他[編集]

大柳ルミ子
かなりの巨乳(Iカップ)かつ美人の女子高生。結果的にジュンからふみえを寝盗ってしまったシンゴが、罪滅ぼしにとジュンに情報提供した。当初菊永も狙っていたが、ジュンの誠意溢れるアブローチに心惹かれてしまい、最終的にジュンの彼女になる。
松沢
皆からは「松沢くん」と呼ばれており町では恐れられている。高校時代に1人で8人を半殺しにしたり、最近でもヤクザを何人も大ケガさせてヤバくなったので地元に戻ってきた等、様々な逸話を持つ男。順子のことでヒロシと揉めたことがある。そのときにヒロシの根性を認めて、仲良くなる。トオルが退学しようとしている事を聞きつけ、バウムクーヘン(作者の好物らしい)を土産にヤクザへのスカウトをしようとした。このエピソードから、一部の読者の間では「ヤクザ=バウムクーヘン」の図式が出来上がっている。
鬼島
本名は島崎。「鬼の島崎」から鬼島との異名がついた少年課の刑事。通称・ヤクザ刑事。ヤクザとの癒着が噂されている人物で、本人もヤクザそのものの格好をしている(映画版では捜査手段が過激すぎた為、問題になり少年課に飛ばされたという設定に変えられている)。ヒロシやトオルはおろか、近隣の不良全体から相当に恐れられている。阿藤快がモデルと思われるが、映画版では地井武男が演じ、阿藤は体育教師を演じた。
源田ツトム
通称ゲンさん。トオルの2年上の先輩。拳銃を電話一本で手配したり、組関係の人と付き合いがあったりと、カタギ以上ヤクザ未満のトオルも恐れる怖い人。自称「フリーランスのアウトロー」。トオルとノブオをおちょくった時、ノブオにキレられ、顔面にパンチを入れられる。生涯で顔面を殴られたのはノブオを含め2人だけで、もう一人は故人(本人談。もう一人が死んだ経緯は何故か話の度に変わる)。以降、何かとノブオを持ち上げるようになり、無理やり舎弟にさせた事も。中学時代のあだ名は「鉄腕ツトム」。某プロレスラーにソックリな顔が特徴。顔に似合わずおばあちゃん思いの一面も。
黒木
通称黒ちゃん。近所をうろつくポン引きのオヤジ。30巻代以降ではほぼレギュラー出演。口先だけで世渡りしてきた筋金入りの詐欺師で登場人物の多くをだまし、金を巻き上げてきた。しかし金によっては人助けもし、ジュンとルミ子が付き合うきっかけを与えた。ヒロシや菊永がよく騙される。柴田に尊敬され、弟子入りされた事も。ミーコという不良の娘がいる。
ベンツ島田
近所をうろつくバカ。自転車にベンツのエンブレムをつけていることから、ベンツのあだ名が付いた。ケンカはメチャクチャ強く、ヤクザのアゴを割ったほど。ノブオを親友と思っている。コンビニでバイトしていた時、きれいな女性におまけでおでんのちくわをあげたが、その女性がちくわを食べている姿を想像し、その後をつけ、そのまま彼女にしてしまったという逸話を残す。しかし「コーマンにマヨネーズを入れたら怒ったから」という理由でその女性と別れる。好みの女を見つけると相手が誰であろうとどこまでもついていく癖がある。
シボレー吉田
ベンツの弟。「〇〇〇〇に刃物」とトオルに恐れられるほどの逸材(〇には「島田兄弟」と入るらしい)。ベンツに劣らないバカではあるが兄思い。始めはシボレー島田だったが、ベンツに紛らわしいから吉田にしろと言われる。大岡越前が好き。高校に通ってないのに、ベンツから似合うと言われ、いつも学生服を着ている。すぐ包丁を抜く癖がある。口癖は「こくっ」(うなづく時)、「しゅっ」「ぎらっ」(包丁を抜く時)。黒木の娘・ミーコと付き合っていた。女性から告白されただけで「うっ…どくっどくっ…ぴゅびゅ!」などと口走りながら射精してしまうほどの超早漏。
三宅
元単車窃盗団アパッチのリーダー格。ヒロシの単車を盗んで売り飛ばそうとした所、ヒロシに見つかってテッテー的にヤキをブッ込まれた。さらに、単車窃盗容疑で警察に捕まって年少に入っていたが、出所してヒロシに復讐の念を燃やしていた。そしてとうとうヒロシとのタイマン勝負になり、ヒロシを結構追い詰めていたものの、最後はヒロシの頭を使った(卑怯な手ではない)戦法で倒された。
竹上亜紀
ヒロシの彼女。ヒロシの人生24年来の幸運期状況の中、単行本25巻で初登場し、ケーキ屋の道案内をしていたヒロシと会話しているうちに、そのまま恋に陥る。単行本31巻ではヒロシが亜紀の誕生日に「怪しいアルバイト」をシンゴから持ちかけられ、そのアルバイトをしたお金で、誕生日プレゼントを何か買ってあげようとするが、そのアルバイト?に行く途中のヒロシと街であった時「ヒロシみたいな男の子が、働いてプレゼントなんて似合わないよ。お金が無い時はお互い様なんだし」と、ルックスもさる事ながら、器量もよい女子大生。連載終了まで、破局には至らなかった。

映像化作品[編集]

映画[編集]

ドラマ[編集]

詳細は BE-BOP-HIGHSCHOOL (TBS系テレビドラマ) を参照
TBS系列で21:00から「水曜プレミア」枠で放送された。ストーリーは「ボンタン狩り」で有名な「高校与太郎哀歌」をベースに、漫画の中にあるエピソードやオリジナルエピソードをからめて展開された。

Vシネマ第1期[編集]

Vシネマ第2期[編集]

アニメ[編集]

詳細は BE-BOP-HIGHSCHOOL (OVA) を参照
  • BE-BOP HIGHSCHOOL(1990年
  • BE-BOP HIGHSCHOOL2
  • BE-BOP HIGHSCHOOL3
  • BE-BOP HIGHSCHOOL4
  • BE-BOP HIGHSCHOOL5(1993年
  • BE-BOP HIGHSCHOOL6
  • BE-BOP HIGHSCHOOL7

タイアップ[編集]

パチンコ・パチスロ[編集]

2004年にサンセイR&Dからパチンコが、2006年にエレコからパチスロが発売された。なお、「ハイスクール(高校)」という語句が機種名として使えないため、それぞれ機種名が「(CR)BE-BOP」となっている。

外部リンク[編集]


講談社漫画賞一般部門
第11回 昭和62年度
アクター
かわぐちかいじ
第12回 昭和63年度
ビー・バップ・ハイスクール
きうちかずひろ
ぼのぼの
いがらしみきお
第13回 平成元年度
昭和史
水木しげる