ヌーブラ

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ヌーブララテン文字表記:NuBra)は、アメリカ合衆国にある、乳がん患者向けの医療メーカーBragel社が開発したブラジャー。一般的なブラジャーにある「肩ひも(ストラップ)」や「アンダーベルト」の無い、シリコン素材の粘着性と弾力性を利用して、胸の素肌に直接貼りつけて使用する。

2002年の発売より、様々なタイプのヌーブラが発売されている他(下述の「製品」「ヌーブラ・ビーチ」を参照)、ランジェリーブランド「ラヴィジュール」「ピーチ・ジョン」や、「ハローキティ」とのコラボレーション商品をはじめとする、カップ部にレースや生地をつけたデザイン性を持たせたヌーブラも発売されている。

ヌーブラに使われるシリコン[編集]

パッチテストにおいて無反応データが確認されているシリコンを使用している。

ヌーブラの独自性[編集]

ヌーブラはその製品仕様について、特許(第3721429号)を取得した独自性の高い製品であり、「ヌーブラ」という呼称自体も商標(第4765067号)を取得している。

そのため、「ヌーブラ」と呼ばれる製品は、Bragel社が生産しているもののみを指し、Bragel社が生産しているもの以外は全てヌーブラではない。

ヌーブラの品質保証[編集]

2006年3月以後に製造されたヌーブラについては、粘着面に「NuBra」のロゴをプリントし、模造品・偽造品との判断区別が出来るようにしている他、製品毎にシリアルナンバーシールを貼りつけている。

ヌーブラの機能性[編集]

  • 肩ひもやアンダーベルトが無いため、一般的なブラジャーと比較し、肩に掛かる負担やバストから背中にかけての締め付け感が少ない。
  • 背中にブラジャーの凹凸が発生しない。
  • 着け方によってはバストの谷間を強調することが出来たり、バストのトップ位置を高くすることが出来る。

ヌーブラの着用方法[編集]

  1. カップを外に向けて反らし、両手で持つ。
  2. バストのアンダーより指1本分上にヌーブラのカップ下を合わせ、バストを持ち上げるようにして片カップずつバストに貼る。
    • この時カップについているホックが、臍を向いていること。
  3. 左右のカップをぐっと寄せるようにカップ中央のホックを留める。

ヌーブラの手入れ方法[編集]

  1. 手のひらにカップを寄せ、カップ内で少量の石鹸を泡立て、もう片方の手で優しくこするように洗う。
  2. カップ両面とも同様に洗い、洗い終わったら水で泡を流し、よく振って水分を切る。
  3. 粘着面を内側にして半分に折り、貼り合わせる。
    • ヌーブラが乾いている状態で貼り合わせることは厳禁。
  4. 二つ折りにしたカップを両側から軽くつまんで水分を取る。その後タオルで包み、同様に軽くつまむようにして水分を取る。
  5. ゆっくりと粘着面を剥がし、埃や髪の毛が付着しない場所で陰干しをする。

製品[編集]

商品名 詳細
ヌーブラ 100%のヌーブラ。そのため感触がヌーブラ製品の中で最もバストに近い他、ボリュームアップに優れた機能性を持つ。
ヌーブラ・エアーライト カップをポリウレタンにすることで(※粘着面はシリコン100%)、ヌーブラから約70%軽量化されている。
パテッド ヌーブラ カップのポリウレタンを、ヌーブラ・エアーライトより肉厚にすることで、軽さはそのままに、バストのボリュームアップに優れた機能性を持つ。
ヌーブラ・シームレス カップ端をシームレス(無縫製)仕様にすることで、アウターに響きにくい機能性を持つ。
ヌーブラ・シームレス プッシュアップ ヌーブラ・シームレスのカップに2つの立体パッドを内蔵し、バストをサイドと下部から寄せ上げることが可能。ヌーブラ・シームレスの機能性を持たせつつ、バストの谷間と高さを作ることが出来る機能性を持つ。
ヌーブラ・シームレス ワイヤーマジック ヌーブラ・シームレスのカップに、樹脂製のワイヤーを内蔵し、バストの形を長時間保つことが出来る他、一般的なワイヤー入りブラジャーと同様、カップに脇や背中の肉もカップに入れることが出来る。
ヌーブラ・ブリーズ 粘着面をボーダー状にすることで肌と粘着面を直接触れ合わない面を作ることで汗や蒸れをカップの外へ放出する、蒸れにくいタイプのヌーブラ。通称「息するヌーブラ」と呼ばれ、夏などの暑い季節との相性が良い。
ヌーブラ・ウルトラライト 2013年の新商品。カップの厚みを約5mmにまで薄くした、極薄タイプのヌーブラ。バストに過度のボリュームを出さず自然なバストラインを作れることや、サイズ展開がEサイズまであるため、バストの大きい女性にも使いやすいタイプとなっている。
ヌーブラ・ソープ ヌーブラ専用の洗剤。
ヌーブラ・ポーチ ヌーブラ専用のポーチ。
ヌーピット ヌーブラ粘着部の中央につけることのできる布製のシート。バストトップを保護する他、汗を吸う機能を持つ。

ヌーブラ・ビーチ[編集]

バストに貼りつけることの出来る、水着用のシリコン100%のパッド水着インナー)。簡単にバストのボリュームアップが出来る他、素材がシリコンでサイズも適切にデザインされているため、本物のバストに近いリアルな仕上がりになる。製品は、フロントに透明のホックがついた「ヌーブラ・ビーチプラス」と、ワイヤービキニ用の「ヌーブラ・ビーチ ミニ」、ラウンドタイプの「ヌーブラ・ビーチ キュート」がある。

2017年「ヌーブラ・ビーチプラス」の進化系「ヌーブラ・ビーチプラスⅡ」が発売された。

「ほこ×たて」[編集]

2011年7月25日フジテレビ系列のテレビ番組「ほこ×たて」にて、ヌーブラ・ビーチが、本物のバストとして見え、絶対にばれないパッドとして紹介され、本物のバストを絶対に見破ることが出来る豊胸外科医と番組内にて対決が実施された。

ルールは下記の通り。

  • 5人の女性モデルのうち、1人だけにヌーブラ・ビーチをバストに貼り、その上に水着を着用する。
  • 豊胸外科医は、飛ぶことや跳ねる、バストを二の腕で寄せることなど、触ること以外の全ての動きを女性に要求できる。
  • 豊胸外科医がヌーブラ・ビーチを貼っていない(=本物のバスト)と思われる女性を一人ず つ 指名し、途中でヌーブラ・ビーチを着用しているモデルを指名してしまったらヌーブラ・ビーチの勝ち、最後の一人まで本物のバストの女性を指名できたら、豊胸外科医の勝ち。

結果、4人目の指名でヌーブラ・ビーチ着用の女性を豊胸外科医が指名し、ヌーブラ・ビーチの勝利となった。

ヌーブラ・ビーチ商品一覧[編集]

商品名 詳細
ヌーブラ・ビーチ いわゆる初代のタイプ。三角形をして、水着用ヌーブラの地位を確立させたアイテム。現在は生産を終了している。
ヌーブラ・ビーチ ミニ ブラジャーに入れるパッドのような形をしたタイプ。ワイヤービキニなどと相性がよい。谷間メイクやデコルテにボリュームを出したりすることが容易にすることが可能。
ヌーブラ・ビーチ キュート ラウンド型でシリーズ最も厚い(最大厚2cm)タイプ。三角ビキニなど、補整効果を持たない水着などと相性が良い。これ自体に相当な厚みがあるため、バストに貼り付けるだけでボリュームアップが可能。
ヌーブラ・ビーチプラス 2013年に登場した新商品。左右を結ぶ透明のテープと脱着可能なホックがつき、どんな水着であってもホックの力で谷間メイクが出来るようになった。またホック部分は粘着面の裏側に隠れており、外観からは透明なテープしか見えず(これも水着に隠れてしまう場合がほとんど)、周囲から気づかれることがほとんど無いという水着着用時の特殊さに対応した仕様となっている。

出典[編集]

外部リンク[編集]