山本正之

提供: Yourpedia
2012年7月9日 (月) 15:02時点における防人 (トーク | 投稿記録)による版 (213.244.10.184トーク)による編集をMucky999による直前の版へ差し戻しました)

(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内検索

山本 正之やまもと まさゆき1951年7月11日-)は日本の歌手ミュージシャン俳優声優愛知県安城市生まれ。駒澤大学卒業。

来歴[編集]

1974年、『燃えよドラゴンズ!』で作詞・作曲デビュー。翌1975年、『ドラゴンズよありがとう』で歌手デビューを果たす。その後、ヒットソング『うぐいすだにミュージックホール』や『ひらけ!チューリップ』などの作詞・作曲を手がけ、テレビアニメタイムボカン』の音楽を担当したのが切っ掛けで、1970年代後半から1980年代前半にかけて、テレビや企画物の曲を数多く世に送り出した。

実は『タイムボカン』の主題歌は小林亜星と競作で、本人は駄目だと思い込んでいたが、当時のタツノコプロの社長・吉田竜夫が周囲の反対を押し切り、山本に決定したそうである。この決定を聞いた時、嬉しさよりもあんな大御所を敵にまわしてしまうのではないかという懸念から「大丈夫なのか?」と思ったそうだ。

主に歌手としてはやまもとまさゆき山本まさゆきなどの芸名を使用し、作詞、作曲家としては本名、または遠田美穂等を使用している。音楽以外では、劇団「山本正之プレゼンツ」での舞台演出も手掛けている。

若木ヒロシ(若子内悦郎)と同一人物という説があるが、これは若木と山本の声質が似ていることから発生した都市伝説である。また、『トランスフォーマー2010』のブラー役の山口健とも声質が似ていたため、長年、山本がブラーを演じていたと思い込んでいたファンもいた。

「山本節」とピンクピッギーズの誕生[編集]

『タイムボカンシリーズ』の音楽を手がけ、その主題歌に代表される楽曲スタイル(マイナーキーで軍歌調、擬声語や語呂合わせの歌詞、素人っぽいバックコーラス、こぶしのきいた歌声を特徴とする)はファンの間で「山本節」と呼ばれ、親しまれている。

バックコーラスは当初児童合唱団であったが、『タイムボカンシリーズ』でのたてかべ和也との競演がきっかけで、たてかべが所属していたぷろだくしょんバオバブの若手声優によって構成されるグループ、ピンクピッギーズが務めることになった。声優の川上とも子はかつてピンクピッギーズとしてバックコーラスを務めたことがあり、山本とも親交が深い。

またメンバーのひとりの原良枝は、バオバブ所属ではないが、山本の近所に住んでいた縁でピンクピッギーズに加わり、『逆転イッパツマン』等のバックコーラスをつとめた後、吾妻ひでお原作のアニメ『おちゃめ神物語コロコロポロン』の主題歌をソロで歌い、山本作曲の『ななこSOS』のイメージソング('82)のB面「愛のロリータ」で山本とデュエットしている。

初代メンバーの中には、「ときめきメモリアル」のキャラクター「鏡魅羅(かがみ みら)」の声を演じた声優五十嵐麗もいた。

主な作品[編集]

アルバム[編集]

  • 『山本正之'88』
  • 『山本正之'89 少年の夢は生きている』
  • 『才能の宝庫』
  • 『COLORS』
  • 『あああ がらがら どんどんどん』(ライヴ収録)
  • 『鐘ノネ響キテ』
  • 『才能の遺跡』
  • 『アノ世ノ果テ』
  • 『マサユキ天国』
  • 『桃の花』
  • 『山本正之'99 女神の自由』
  • 『正しい未来』
  • 『才能の本能』
  • 『才能の楽園』

自らが作詞・作曲のいずれかを手がけた曲等の音源を集めた総集編[編集]

  • 『山本正之大全集』
  • 『続・山本正之大全集』
  • 『蔵出・山本正之大全集』

セルフカバーアルバム[編集]

  • 『J9 ETERNAL SPECIAL』(J9シリーズの主題歌・挿入歌)
  • 『アニメの大王』(アニメ作品に提供した楽曲)
  • 『十三の魔王』(企画ものに提供した楽曲)

中日ドラゴンズ応援歌[編集]

初代『燃えよドラゴンズ!』はシングルセールス約40万枚。
  • 『ドラゴンズよありがとう』(作詞:山本正之、斎藤吾朗 作曲:山本正之 歌:山本正之)
  • 『少年ドラゴンズの唄』(作詞・作曲:山本正之 歌:板東英二
  • 『燃えよガッツだドラゴンズ』(作詞・作曲:山本正之 歌:板東英二)
  • 『ダッシュだ!!ドラゴンズ』(作詞・作曲:山本正之 歌:板東英二)
  • 『はばたけ小松』(作詞・作曲・歌)
  • 『中年ドラゴンズの歌』(作詞・作曲・歌)

タイムボカンシリーズ[編集]

  • 『タイムボカン』(作詞・作曲・歌)
  • ヤッターマンの歌』(作詞:若林一郎 作曲・歌)
シングルセールス約50万枚。
  • 『ヤッターキング』(作詞・作曲・歌)
  • ゼンダマンの歌』(作詞・作曲:山本正之 歌:藤井健
  • 『ゼンダライオン』(作詞:松山貫之 作曲・歌)
  • オタスケマンの歌』(作詞・作曲・歌)
  • ヤットデタマンの歌』(作詞・作曲:山本正之 歌:トッシュ
  • 『ヤットデタマン・ブギウギ・レディ』(作詞・作曲:山本正之 歌:鈴木ヒロミツ
  • 逆転イッパツマン』(作詞・作曲・歌)
  • 『シビビーン・ラプソディー』(作詞・作曲・歌)
  • 『どびびぃーんセレナーデ』(作詞・作曲:山本正之 歌:きたむらけん
  • 怪盗きらめきマンの歌』(作詞・作曲・歌)
  • 『フララン・ランデブー』(作詞・作曲:山本正之 歌:甲本ヒロト
  • 『絶唱カラオケマンの歌』(作詞・作曲・歌)

他、挿入曲など多数。

特記事項[編集]

イタダキマン」に関してはフジテレビの当時のプロデューサーである岡正と軋轢を起こしてオープニング主題歌をはずされた。これに山本が激怒し、エンディングの『どびびぃーんセレナーデ』を自分では歌わず、自分とよく似た声を探し出した結果、当時一切の芸能活動を休止していたきたむらけんに歌わせている(あまりにも声がよく似ていたため、山本が歌っていると思い込まれた)。山本は現在でも同作をタイムボカンシリーズと認めていない。また、自身のライブでは岡に対する罵詈雑言を10年以上にわたって吐いており、『アニメがなんだ』でも岡やフジテレビに対する恨みが歌詞に現れている。

UFO戦士ダイアポロン[編集]

  • 『UFO戦士ダイアポロン』(作詞・作曲:山本正之、編曲:武市昌久、歌:子門真人
  • 『UFO少年団の歌』 (作詞・作曲:山本正之、編曲:武市昌久、歌:子門真人)

ドラえもん[編集]

  • 『ぽけっとポッポッポー』(作詞・作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:こおろぎ'73
  • 『うきうきタイムトラベル』(作詞・作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:こおろぎ'73)

ゴールドライタン[編集]

  • 『黄金戦士ゴールドライタン』(作詞・作曲:山本正之、編曲:チト河内、歌:宮内良
  • 『メカニカル・ダンシング・ファイト』(作詞・作曲:山本正之、編曲:チト河内、歌:TOMO)

超攻速ガルビオン[編集]

  • 『ロンリー・チェイサー』 (作詞:亜蘭知子、作曲:山本正之、編曲:中島正雄、歌:田中利由子)
  • 『メモリー・ララバイ』 (作詞:亜蘭知子、作曲:山本正之、編曲:中島正雄、歌:田中利由子)

企画もの[編集]

シングルセールス約100万枚。山本自身の唄もあり。
  • 『うぐいすだにミュージックホール』(作詞・作曲:山本正之 歌:笑福亭鶴光
シングルセールス約20万枚。元は『刈谷ミュージックホール』だったが、ローカルな地名ではわかりづらいということで変更された。山本自身の唄もあり。
山本自身の唄もあり。
  • 『JiJy』(作詞・作曲:山本正之 歌:間寛平)
山本自身の唄もあり。
  • 『府中捕物控』(作詞・作曲:山本正之 歌:アルフィー
レコード会社の「不謹慎である」との判断で発売中止。のちに自身で歌うが歌詞が一部違う。

『究極超人あ~る』シリーズ[編集]

  • 『やあ』(作詞・作曲:山本正之 編曲/神保正明 歌:山本正之)
  • 究極超人あ〜るのうた』(作詞・作曲/山本正之 編曲:田中公平 歌:山本正之)
  • 『新・究極超人あ〜るのうた』(作詞・作曲/山本正之 編曲:田中公平 歌:山本正之)
  • 『くちびるにメモリー』(作詞:冬杜花代子 作曲:山本正之  編曲:田中公平 歌:笠原弘子
  • 『やあ²』(作詞・作曲:山本正之 編曲/田中公平 歌:山本正之)
  • 飯田線のバラード』(作詞・作曲:山本正之 編曲:田中公平 歌:山本正之)
  • 『エクセレント・チェンジ!究極戦隊コウガマン』(作詞・作曲:山本正之 編曲:田中公平 歌:山本正之)

未来放浪ガルディーン』シリーズ[編集]

  • 『宇宙一のスチャラカ男』(作詞・作曲:山本正之 編曲:田中公平 歌:山本正之)
  • 『筋肉娘血風録』(作詞:松宮恭子 作曲:山本正之 編曲:田中公平 歌:田中真弓
  • 『Sha-ra-ra』(作詞:山本正之 作曲:松宮恭子 編曲矢野立美 歌:兵藤まこ
  • 『帝国かぞえうた』(作詞:とまとあき 作曲:山本正之 編曲:田中公平 歌:とまとあき)

その他[編集]

  • 『さよならラ・ラ・ラ』(作詞・作曲・歌:山本正之)(初のノン・タイアップ・シングル)
  • 『だるまさんがころんだ』(作詞・作曲:山本正之 歌:斉藤こずえ)(NHKみんなのうた
  • 『少年ヨコシマ探検隊』(作詞・作曲:山本正之 編曲:高田弘 歌:山本正之)
  • 『幽体離脱でフライフライフライ』(作詞・作曲:山本正之 編曲:高田弘 歌:山本正之)
  • 『亜空大作戦のテーマ』(作詞:山本優 作曲・編曲:山本正之 歌:片桐圭一)
  • 『銀河熱風オンセンガー』(作詞・作曲:山本正之 編曲:田中公平 ナレーション:鈴置洋孝
  • 『このまちだいすき』(作詞・作曲:山本正之 歌:山本正之)
  • 『銀河無責任タイラーガー』(作詞・作曲:山本正之 編曲:高田弘 歌:山本正之)
  • 『いい玄関のお城』(作詞・作曲:山本正之 編曲:高田弘 歌:山本正之)
    • 上記二曲は『無責任艦長タイラー』のサントラに収録されている。「タイラーガー」のコード進行は「銀河旋風ブライガー」と同じ。
  • 『ぼくらの青春ラジメニア』(作詞・作曲:山本正之 歌:山本正之) 
  • 熱血ファイターズの歌2002』(作詞・作曲・歌:山本正之)
  • 『銀河熱風オンセンガー』 (小説) ISBN 4-7897-1452-7 ソニーマガジンズ文庫AXシリーズ 1999年10月30日発売
  • 『わたしの東光』(作詞・作曲:山本正之)
  • 一ツ星家のウルトラ婆さん(アニメ)』(劇中BGMの作曲)
    • アニメ本編の劇中BGMを担当。

俳優・声優としての出演[編集]

『タイムボカンシリーズ』では、音楽を担当している縁からメインキャラの声を担当。

このまちだいすき』 - 第1シリーズ(シラベル編)の最終回の一場面に出演。

宇宙一の無責任男シリーズ』 - 富士見書房の富士見カセットブック 音楽、及び主人公タイラーの声で出演。

現在では、基本的に声優の仕事を入れる予定はないと、あるイベントで語っている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]