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=== AKB48劇場 ===
 
=== AKB48劇場 ===
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[[AKB48劇場]]参照
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[[ドン・キホーテ (企業)|ドン・キホーテ]]秋葉原店の8階にある専用劇場「AKB48劇場」をホームグラウンドとして活動している。また、ドン・キホーテ秋葉原店の5階にはDVDやグッズを販売する「AKB48 SHOP」が開設されている。
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なお、2009年6月から10月まで[[シアターGロッソ]]([[東京ドームシティアトラクションズ]])をセカンドフランチャイズとして、不定期で公演を行っていた。2009年11月以降も公演を行う計画はあり、AKB48公式サイトにもシアターGロッソが案内されていたが、2011年10月のサイトリニューアルに伴い記述は消滅した。
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===ファンコミュニティ===
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AKB48は専用劇場を設置して公演を行う方法でアイドルとファンの距離を縮めることに成功しているが、同時にこれはファン同士の結びつけを強めることにもなった。特に劇場前のロビーは見知らぬファン同士が知り合うきっかけとなる空間として機能している。オンライン上でも、[[mixi]]をはじめとする[[ソーシャル・ネットワーキング・サービス]]が台頭したことからそれらを利用して交流を深める動きが見られる。
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運営側は、ファンの意見を積極的に取り入れている。劇場が混雑していなかった頃はプロデューサーの秋元康が直接劇場でファンから意見を聞いていたこともあり、ヒットしてからもスタッフから間接的に伝えてもらっている。特に初期段階は運営スタッフ側に芸能関係の経験が少なかったため、チケットの販売・抽選や整列の具体的な方法などについてファンからアドバイスを受けていた。[[岩崎夏海]]がアシスタントプロデューサーをしていた頃は、彼がネットに強かったことから電子掲示板[[2ちゃんねる]]や[[ブログ]]に書き込まれた公演についてのファンの反応をまとめて秋元康に伝えていたという。
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また、公式ファンクラブ「柱の会」の運営を2006年8月22日より開始。しかし、1人複数口の会員登録が可能な会員登録制度や、これが起因となった公演チケットの[[インターネットオークション]]での転売などが問題となり、2011年9月30日をもって廃止。同年12月8日よりこれに代わる新たな公式ファンクラブ「二本柱の会」が発足した。
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=== 握手会 ===
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AKB48ではCD購入者を対象にした握手会を実施しており、ファンがメンバーと直接握手や会話ができる数少ない機会として「会いにいけるアイドル」のコンセプトを果たす役割を担っている。当初は機材の故障により中止になった劇場公演の代替として行われたが、その後シングルCDのタイトルを冠して定期的に実施されるようになった。劇場公演やテレビ番組とは異なり、メンバーは私服での参加が原則となっている。
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=== 日本国外への展開 ===
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2007年9月22日には初の日本国外での公演として、チームBが[[北京市|北京]]の中国芸術研究院で開催された「日中文化人懇談会2007」に参加。
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2009年には[[パリ]]、[[ニューヨーク]]、[[カンヌ]]で、2010年には[[ロサンゼルス]]、[[ソウル特別市|ソウル]]、[[シンガポール]]、[[モスクワ]]、[[マカオ]]などでライブを行った。
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2011年5月15日より、シンガポールで日本国外で初の定期公演を開始。
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2011年12月8日、Google+上での交流サービス「'''AKB48 on Google+'''」を開始。メンバーが書き込んだ記事は、英語、中国語、韓国語、タイ語、インドネシア語に自動翻訳されて配信される。
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;オフィシャルショップ
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* 中国・香港(2010年10月24日 - )
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* シンガポール(2011年5月14日 - )
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* 台湾(2011年7月23日 - )
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* 中国・上海(2011年11月22日 - )
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=== 姉妹プロジェクト ===
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2008年夏には、[[名古屋市]]・[[栄 (名古屋市)|栄]]を拠点とする姉妹ユニット[[SKE48]]が、2009年夏には、AKB48劇場を本拠地とする第二のグループとして20歳以上のメンバーのみを集めた姉妹ユニット[[SDN48]]が、2010年秋には、[[大阪市]]・[[難波]]を拠点とする姉妹ユニット[[NMB48]]が、2011年秋には[[九州]]・[[福岡市]]を拠点とする姉妹ユニット[[HKT48]]がそれぞれ誕生している。なお、その他の都市でグループを作ることも構想段階として発表されており、その中で秋元康は[[札幌市]]に新たな姉妹ユニットを作ることを示唆している。また、日本国外でも2011年に[[インドネシア]]・[[ジャカルタ]]に[[JKT48]]が誕生。さらに[[台北市]]に[[TPE48]]を作る予定である。
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AKB48の知名度が上がり、イベントの規模が拡大するにつれて各種イベントでの姉妹ユニットとの共演も増加している。
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=== AKB48の定義 ===
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プロジェクトが拡大するにしたがって、おなじ「AKB48」という名称でもその意味は場合によって大きく異なる。主に以下の3つの意味で用いられることが多い。
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* チームA、チームK、チームB、チーム4とその研究生からなる秋葉原を拠点に活動するグループのみを指す最も狭義の用途。姉妹ユニットと併記されて用いられる場合が多い。
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* 上記のAKB48以外に姉妹ユニットであるSKE48やNMB48を含めて「AKB48」と呼ばれることがある。また、姉妹ユニットからAKB48の選抜メンバーに選ばれることもある。
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* AKB48以外にSDN48も含めた全ての姉妹ユニットの総称を指す最も広義の用途。
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=== 選抜総選挙 ===
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AKB48のニューシングルに参加するメンバーを選抜する選挙。[[2009年]]から始まった企画で、[[シングル]][[コンパクトディスク|CD]]の購入者や[[ファンクラブ]]会員等に投票資格が与えられ、AKB48・[[SKE48]]・[[NMB48]](第3回から)のメンバーとその研究生が投票対象となる。開票の結果、21位までに入った選抜メンバーと22位以下定数のアンダーガールズが選出され、対象シングルの楽曲を歌唱することができる。選抜メンバーのうち、12位までに入ったメンバーは特にメディア選抜と呼ばれ、さらに1位となったメンバーはその曲のセンターポジションを務めることができる。
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これまで実施された選抜総選挙は以下のとおり。
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* [[AKB48 13thシングル選抜総選挙「神様に誓ってガチです」]](2009年)
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* [[AKB48 17thシングル選抜総選挙「母さんに誓って、ガチです」]](2010年)
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* [[AKB48 22ndシングル選抜総選挙|AKB48 22ndシングル選抜総選挙「今年もガチです」]](2011年)
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=== 選抜じゃんけん大会 ===
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選抜総選挙に続いて創設されたメンバー選抜イベント。知名度や実績などを一切考慮せず、じゃんけんの結果のみで選抜メンバーが決定する。トーナメントを勝ち抜いた16人が選抜メンバーとなり、1位になったメンバーがセンターポジションを務めることができる。選抜総選挙と違い、アンダーガールズは選出されない。
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これまで実施された選抜じゃんけん大会は以下のとおり。
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* [[AKB48 19thシングル選抜じゃんけん大会]](2010年)
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* [[AKB48 24thシングル選抜じゃんけん大会]](2011年)
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== メンバー ==

2012年2月5日 (日) 14:16時点における版

AKB48

AKB48(エーケービー フォーティエイト)は、日本女性アイドルグループ秋元康プロデュースにより、2005年に誕生した。

概要

東京都千代田区秋葉原外神田)に専用劇場であるAKB48劇場を持ち、「会いに行けるアイドル」をコンセプトに、専用劇場でチームごとに日替わりでほぼ毎日公演を行っている。メディアを通した遠い存在だったアイドルを身近に感じ、その成長していく過程をファンに見てもらい、共に成長していくアイドル・プロジェクトとされている。人気の上昇に伴って本業以外でも個々で活動するメンバーが増えている。

2005年、専用劇場で初の公演を行い、2006年2月にシングル「桜の花びらたち」でインディーズデビュー。同年8月シングル「会いたかった」でメジャーデビュー。当初は全くの無名で、関係者からの期待も薄かった。しかし、口コミなどでアイドルファンを中心に話題となり、徐々に専用劇場が連日満員になっていく。2007年には「アキバ枠」で『第58回NHK紅白歌合戦』に出場するものの、当時は「秋葉原のオタク向けアイドル」というイメージが強かったこともあり、世間の関心は薄かった。しかし、2008年にシングル「大声ダイヤモンド」で本格的にブレイク。2000年代のCD不況の逆風の中ヒット曲を次々と生み出し、いわゆる地下アイドル出身で史上初めてミリオンセラーを記録し、メディアから「AKB現象」「国民的アイドル」と呼ばれるほどの人気を博した唯一の例となる。CD総売り上げは、2011年10月26日の23枚目シングル「風は吹いている」発売の時点で1034万枚となり、日本の女性グループとしては4組目の1000万枚突破を記録、21世紀にCDデビューした日本のアーティストでは最高売上を記録している。

バンダイが行った「バンダイこどもアンケートレポート」によると、3歳から12歳までの児童の保護者を対象に2011年2月(集計は前年12月に実施)に行われたアンケートで、「お子様の好きな芸能人は誰ですか?」の総合2位にランクインしている。集計を行ったバンダイは、この年代の女の子にとってAKB48は憧れの存在であると分析している。

略歴

AKB48のグループ構成参照

2005年

  • 7月、総合プロデューサーの秋元康が主導で「秋葉原48プロジェクト」第1期生メンバー募集を開始する。
  • 10月30日、東京都港区の芝浦スタジオで最終審査を開催。全応募者7924人のうち、書類審査で絞られた45人の中から、最終的に24人の合格者(倍率約330倍)が発表される。このうち2012年1月現在も継続してAKB48に在籍するのは板野友美小嶋陽菜高橋みなみ平嶋夏海前田敦子峯岸みなみの6名。
  • 11月3日、都内スタジオで、夏まゆみ指導による合格者のシアターレッスン開始、約1か月間の集中特訓が行われる。その後、11月23日からは突貫工事中の秋葉原48劇場ステージに場所を移す。
  • 当初劇場グランドオープンを12月1日としていたが、11月28日になり1週間の延期を発表、12月8日、秋葉原48劇場の杮落としとなる第1回公演を実施。しかし一般の観客は7人であった(72人中65人が関係者)。

2006年

  • 2月1日、初のCDシングル「桜の花びらたち」をインディーズレーベルから発売。
  • 2月4日、シアター公演初の満員御礼を記録。
  • 2月19日、第2期オーディション開始。業界初のテレビ電話オーディションを実施。26日に19人の合格者発表、チームK誕生。このうち2012年1月現在も継続してAKB48に在籍するのは秋元才加梅田彩佳大島優子河西智美小林香菜佐藤夏希増田有華松原夏海宮澤佐江の9名。
  • 3月1日、初写真集「密着!『AKB48』〜写真集 Vol.1 the・デビュー」発売。
  • 4月1日、チームK劇場初公演。初日は満員であったが、3日目には観客数が半減する。
  • 6月4日、同7日に発売される2ndシングル「スカート、ひらり」発売記念として、チームA、K初の合同ライブを秋葉原UDXで開催、約1500人を動員。
  • 6月9日、「スカート、ひらり」で、『ミュージックステーション』『音楽戦士 MUSIC FIGHTER』両番組に出演、歌でのテレビ初出演を果たす。
  • 7月23日、「AKB48と行く花やしきツアー」開催。
  • 8月22日、公式ファンクラブ「柱の会」結成。
  • 10月25日、デフスターレコーズから1stシングル「会いたかった」をリリース、メジャーデビューを果たす。オリコンウィークリーチャート12位。
  • 11月3 - 4日、日本青年館で、劇場外で初となるコンサート『AKB48 ファーストコンサート「会いたかった 〜柱はないぜ!〜」』を開催。
  • 12月3日、3期生の合格者20名を発表、チームB誕生。但し、その後辞退者が相次ぎ、実際にデビューしたのは13名だったため、当時のチームAから「サポートメンバー」として3名をチームBに異動させることとなる。13名のうち2012年1月現在も継続してAKB48に在籍するのは多田愛佳柏木由紀片山陽加田名部生来仲川遥香仲谷明香米沢瑠美渡辺麻友の8名。

2007年

  • 1月31日、メジャー2ndシングル「制服が邪魔をする」リリース。発売日に渋谷でストリートライブ敢行。同曲はオリコンウィークリーチャートで7位となり初のトップ10入り。
  • 3月10日 - 4月1日、初の全国ツアー「AKB48 春のちょっとだけ全国ツアー 〜まだまだだぜAKB48!〜」を東京、名古屋、福岡、大阪で開催。
  • 4月8日、チームB劇場初公演。初日から千秋楽まで満員御礼となる。
  • 7月20日、劇場公演500回目を記念し、紅白饅頭がメンバーから劇場入場者一人一人に手渡される。
  • 8月18日 - 25日、映画「伝染歌」に出演したメンバー10名が、先行上映が行われていた東京都中央区築地東京劇場で「ギネスに挑戦 怒涛の1週間・連続舞台挨拶」として30回連続で舞台挨拶を敢行。
  • 9月22日、チームBが、中国北京で行われた「中日文化人懇談会2007〜オープンカレッジ in 北京〜」に秋元康とともに参加、中国芸術研究院でAKB48初の日本国外公演となるライブを行い、6曲を披露。
  • 12月31日、『第58回NHK紅白歌合戦』に、中川翔子リア・ディゾンらとともにいわゆる「アキバ枠」で初出場。1グループでの紅白出場としては当時最多となる43人が出演。

2008年

2009年

2010年

  • 2月17日、15thシングル「桜の栞」を発売、女性グループとして7年ぶりの初動売上30万枚突破記録を記録。
  • 2月21日 - 7月27日、組閣(チームシャッフル)の実施(後述)。
  • 5月26日、16thシングル「ポニーテールとシュシュ」を発売し、女性グループとして9年5か月ぶりとなる初動50万枚超えを達成。
  • 5月 - 6月、『AKB48 17thシングル選抜総選挙「母さんに誓って、ガチです」』(第2回選抜総選挙)を実施し、大島優子が初のセンターを獲得。
  • 7月14日、デフスターレコーズよりDVD『逃した魚たち〜シングル・ビデオコレクション〜』、CD『SET LIST〜グレイテストソングス〜完全盤』をリリース。
  • 8月18日、17thシングル「ヘビーローテーション」を発売し、女性グループとして初となる2作連続での初動50万枚超えを達成したほか、2010年8月25日発表のレコチョク週間ランキングで、着うた着うたフルビデオクリップ・着信ムービー・着信メロディの各ウィークリーランキングで5冠を獲得。
  • 8月31日、公式ファンクラブ「柱の会」を2011年9月をもって廃止することを発表
  • 9月21日、日本武道館で『AKB48 19thシングル選抜じゃんけん大会』が開催され、内田眞由美が初のセンターを獲得。
  • 9月30日、この日をもって「柱の会」の新規入会および更新受付を終了。
  • 10月15日、『AKB48のオールナイトニッポン』に出演した秋元才加が、13日に発覚した広井王子との関係を巡る一連の騒動の責任を取り、チームKキャプテンを辞任することを表明、以後チームKはキャプテン不在となる。
  • 10月24日、日本国外初となるAKB48 OFFICIAL SHOP HONG KONG(AKB48香港專門店)を、「香港の秋葉原」こと深水埗(サムスイポー)のショッピングモール『西九龍中心』内にオープン。12月1日にはコーズウェイベイタイムズスクウェア前にAKB48 MUSEUM HONG KONG(AKB48香港資料館)がオープン。
  • 10月27日、18thシングル「Beginner」を発売し、グループ初のミリオンセラーを達成。ならびに日本における女性アイドルグループ5作連続1位、シングル年間1位、および21世紀最大の初動売上を記録。
  • 11月18日、『ギネス・ワールド・レコーズ』により「世界一人数の多いポップグループ("Largest Pop Group")」(正規メンバー48名)として認定される。
  • 12月31日、『第61回NHK紅白歌合戦』に2年連続3回目の出場。研究生、SKE48、またまだ公演を行っていないNMB48メンバーも含めた、1グループ名義としては史上最多の130人で出演。

2011年

  • 1月10日付のオリコン週間シングルランキングにおいて、女性グループ初となる4曲同時トップ10入りを果たす。さらに4曲同時トップ10入りは計3週間続き、オリコン史上初の記録達成。
  • 1月22日、AKB48初のドキュンタリー映画『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?』が公開。
  • 2月22日、同月16日に発売されたシングル「桜の木になろう」の初週売上枚数が94.2万枚に達し、発売1週目売上で歴代6位、女性アーティストの楽曲としては宇多田ヒカルAddicted To You」に次ぐ歴代2位となると同時に、同曲以来11年3か月ぶりの初週売上90万枚超を記録。同時に女性グループとしてピンク・レディー以来[注 1]となるシングル7作連続首位を達成。
  • 2月27日、東京マラソン2011でフルマラソンを完走した秋元才加が、総合プロデューサーの秋元康からメールによりチームKキャプテン復帰を告げられる。
  • 3月4日、「桜の木になろう」の同日付累計出荷枚数が115万枚となり、18枚目のシングル「Beginner」以来2作品目のミリオンセラーとなる。
  • 3月11日、東北地方太平洋沖地震東日本大震災)の発生により発生後は終日公共交通機関が麻痺したこと、また劇場内部の施設の安全確認が必要となったことなどから、当日予定されていたSDN48公演以降、28日までAKB48劇場での公演を休止。
  • 3月14日、東北地方太平洋沖地震の被災者へ向けたAKB48プロジェクト義援金受付口座をりそな銀行渋谷支店および三菱東京UFJ銀行五反田支店に開設。翌15日、AKB48プロジェクトとして同口座に5億円を寄付することを発表。
  • 3月26-27日、東日本大震災の為中止となったコンサート「たかみなについて行きます」の代替として、26-27日まで会場に予定されていた横浜アリーナで『「誰かのために」チャリティイベント』を開催した。
  • 3月15日、4月6日発売予定であった3rdアルバム『ここにいたこと』の発売延期、および劇場盤発売記念握手会の開催中止・劇場盤のキャンセルを発表。なお3月29日に、『ここにいたこと』の新たな発売日を6月8日と発表。
  • 4月1日、『チームA 3rd Stage「誰かのために」』公演曲の再収録版「誰かのために -What can I do for someone?-<配信限定チャリティソング>」をレコチョク着うた』『着うたフル』『着うたフルプラス』(ビデオクリップは同6日 映像の内容は沖縄国際映画祭への飛び入り、「たかみなに――」の中止の代替として行なわれた横浜アリーナでの義援金募集の様子、再レコーディングのスタジオで「私たちにできることをしなくちゃ」と涙ぐむ高橋みなみの姿など)配信。全収益を東北地方太平洋沖地震被災者へ寄付された。
  • 3月29日、「AKB48プロジェクト」改め「誰かのためにプロジェクト」の一環として、21stシングルを5月25日に発売し、収益の一部を東北地方太平洋沖地震の義援金として寄付すること、併せて、「22ndシングル選抜総選挙」を開催することを発表。
  • 4月8日、AKB48劇場での公演形態が、この日から劇場オープン以来行われていたチーム別公演から演目別公演に変更。
  • 5月14日、シンガポールのショッピングモール『*SKAPE』内に、AKB48 OFFICIAL SHOP SINGAPOREと、併設のAKB48 Cafeを開業。翌15日から併設のAKB48 THEATER SINGAPOREで日本国外初の定期公演を開始。
  • 5月25日、21stシングル「Everyday、カチューシャ」を発売。発売初週に133.4万枚を売り上げ、初週ミリオンを達成。
  • 6月6日、昇格後もチーム研究生に留め置かれていた正規メンバーら10名によりチーム4を結成。
  • 5月 - 6月にかけて『AKB48 22ndシングル選抜総選挙』(第3回選抜総選挙)を実施し、前田敦子がセンターを獲得。
  • 7月23日、AKB48 OFFICIAL SHOP TAIWAN(AKB48台灣專門店)を、台湾台北市万華区の、「台北の原宿」と言われる西門町のファッションビル『誠品116』内にオープン。10月20日には、「AKB48 Cafe」を同店に併設開業。
  • 7月30日、AKB48 OFFICIAL SHOP HARAJUKUをJR原宿駅前の竹下通りにオープン。
  • 8月24日、22ndシングル「フライングゲット」を発売。8月23日付オリコンデイリーチャートで約102.6万枚を売り上げ、オリコンランキング史上初となる発売初日ミリオンを達成。また、初週に135.4万枚を売り上げ、前作に続き2作連続の初週ミリオンとなった。
  • 9月20日、日本武道館で『AKB48 24thシングル選抜じゃんけん大会』が開催され、篠田麻里子が初のセンターを獲得。
  • 9月29日、AKB48 CAFE & SHOP AKIHABARAをJR秋葉原駅前にオープン。
  • 9月30日、この日をもって「柱の会」会員向けサービスを終了し、「柱の会」を廃止。
  • 10月6日、『第62回NHK紅白歌合戦』の紅白応援隊にテリー伊藤と共に就任。
  • 10月10日、チーム4劇場初公演。
  • 10月26日、23rdシングル「風は吹いている」を発売。10月25日付オリコンデイリーチャートで前作「フライングゲット」を抜き、約104.6万枚を売り上げた。
  • 11月22日、中国上海にオフィシャルショップオープン。
  • 12月7日、24thシングル「上からマリコ」を発売。
  • 12月8日、「柱の会」に代わる新しい公式ファンクラブ「二本柱の会」発足。同日、Google社との協力によりGoogle+プラットフォームを利用したAKB48グループメンバーとファンとの交流サービス「AKB48 on Google+」を開始することを発表。
  • 12月19日、この日発表された「オリコン2011年年間ランキング」で史上初の年間シングルTOP5を独占。また、年間売上1位の歌手に送られる「アーティスト別トータルセールス」を初受賞し、全16部門中最多の7冠を獲得。
  • 12月30日、『第53回日本レコード大賞』日本レコード大賞、初受賞。
  • 12月31日、『第62回NHK紅白歌合戦』に3年連続4回目の出場。前年に打ち立てた最多記録をさらに更新する210人で出演。

2012年

活動方針

専用劇場(後述)で行われるコンサートは全て「公演」と銘打っており(「ライブ」「コンサート」と呼称されることはない)、2011年現在でもグループ活動の肝となっている。公演は全てオリジナル曲で行われ、オリジナル曲の数は2010年12月現在で380曲を越える。また、そのうちのほぼ全ての楽曲で総合プロデューサーの秋元康が作詞を担当(渡り廊下走り隊6thシングル「ギュッ」に収録される3曲はカシアス島田が、DiVA 1stシングル「月の裏側」に収録されている「インフォメーション」は小室哲哉)が作詞している。秋元康は1回の公演につき1000曲以上のデモテープを集め、何日もかけてそれを聴きながら使用する曲を選んでいるという)。

メンバー間及びメンバー以外とは恋愛禁止とされている(厳密には片想いはOKだが、両想いは厳禁とされる。ただ、恋愛相手がメンバー以外であり、片想いから両想いになった場合や、両想いであるが、当人同士がそのことに気づいていない場合などのルールは決まっていないため、形骸化されているものとされる)。メンバーには、特に初期に加入した者を中心に「AKB48は一つの通過点」という認識を持つ者が多く、全員が歌手を目指している訳ではなく、歌手・声優ファッションデザイナー女優など志望する職業まで様々である。ただし、AKB48が音楽番組等に出演、さらにメジャーデビューしたことにより、AKB48が「結構知ってる存在」になったため、特にメジャーデビュー直後の第三期オーディション以降に加入したメンバーには、AKB48そのものが「大好きで入りたい」という者も多く、大島優子によれば、特に8期生以降の新加入メンバーにはその傾向が顕著となっている。5期生位まではモーニング娘。に憧れての加入者が多い。小嶋陽菜はAKB48よりもモー娘に入りたかったとショージキ将棋で言っており、指原・北原・柏木・宮澤が秋祭りでミニモニを披露した際も練習はしてなかったと言う。公式ブログのタイトルが示すように、東京ドームでのコンサート開催を目標に置いている。当初は、メジャーデビューを目標にしていた。メンバーが着用する衣装のデザインは女子高生の制服をモチーフとした形と思われるがデザイナーの茅野しのぶが一手に担当しており、各楽曲のイメージに合わせてデザインした衣装に、各メンバーのキャラクターや体形に合わせ調整を加えるため、その総数は1000着を超える。2010年代に入り、楽曲「言い訳Maybe」の衣装に使用された赤チェック柄が女性の間で流行するなど、ファッション業界からも注目されるようになっている。なお、実際の製作作業には、京都造形芸術大学も協力している。

グループ名の由来

グループ名のAKBの由来は、ホームグラウンドが位置する秋葉原(あきはばら、AKIHABARA)からである。当初募集告知をした際には、「秋葉原48プロジェクト」と銘打っており、NTTドコモとのメンバー募集タイアップCMなどを始め、インディーズデビュー当時の各種メディアでは「Akihabara48」とされていたこともある。その後、グループ名は「AKB(エーケービー)48」に統一されたが、公式ブログのURLは2011年現在も「akihabara48」となっている。

48の由来は、秋元康のイメージでは「あくまで商品番号で意味はない」と語っている。その名の通り、構成人数は総勢48人程度である(メンバーの加入・脱退などの都合により多少の変動はある)。初期の構想では1軍24人+2軍24人の計48人というものだった。AKB48劇場支配人の戸賀崎智信は、結成当初の所属事務所であるoffice48の社長(芝幸太郎)の好きな数字が48であったため、50人程度のグループをつくるなら48人にしてくださいと言われたと述べている。

AKB48劇場

AKB48劇場参照

ドン・キホーテ秋葉原店の8階にある専用劇場「AKB48劇場」をホームグラウンドとして活動している。また、ドン・キホーテ秋葉原店の5階にはDVDやグッズを販売する「AKB48 SHOP」が開設されている。

なお、2009年6月から10月までシアターGロッソ東京ドームシティアトラクションズ)をセカンドフランチャイズとして、不定期で公演を行っていた。2009年11月以降も公演を行う計画はあり、AKB48公式サイトにもシアターGロッソが案内されていたが、2011年10月のサイトリニューアルに伴い記述は消滅した。

ファンコミュニティ

AKB48は専用劇場を設置して公演を行う方法でアイドルとファンの距離を縮めることに成功しているが、同時にこれはファン同士の結びつけを強めることにもなった。特に劇場前のロビーは見知らぬファン同士が知り合うきっかけとなる空間として機能している。オンライン上でも、mixiをはじめとするソーシャル・ネットワーキング・サービスが台頭したことからそれらを利用して交流を深める動きが見られる。

運営側は、ファンの意見を積極的に取り入れている。劇場が混雑していなかった頃はプロデューサーの秋元康が直接劇場でファンから意見を聞いていたこともあり、ヒットしてからもスタッフから間接的に伝えてもらっている。特に初期段階は運営スタッフ側に芸能関係の経験が少なかったため、チケットの販売・抽選や整列の具体的な方法などについてファンからアドバイスを受けていた。岩崎夏海がアシスタントプロデューサーをしていた頃は、彼がネットに強かったことから電子掲示板2ちゃんねるブログに書き込まれた公演についてのファンの反応をまとめて秋元康に伝えていたという。

また、公式ファンクラブ「柱の会」の運営を2006年8月22日より開始。しかし、1人複数口の会員登録が可能な会員登録制度や、これが起因となった公演チケットのインターネットオークションでの転売などが問題となり、2011年9月30日をもって廃止。同年12月8日よりこれに代わる新たな公式ファンクラブ「二本柱の会」が発足した。

握手会

AKB48ではCD購入者を対象にした握手会を実施しており、ファンがメンバーと直接握手や会話ができる数少ない機会として「会いにいけるアイドル」のコンセプトを果たす役割を担っている。当初は機材の故障により中止になった劇場公演の代替として行われたが、その後シングルCDのタイトルを冠して定期的に実施されるようになった。劇場公演やテレビ番組とは異なり、メンバーは私服での参加が原則となっている。

日本国外への展開

2007年9月22日には初の日本国外での公演として、チームBが北京の中国芸術研究院で開催された「日中文化人懇談会2007」に参加。

2009年にはパリニューヨークカンヌで、2010年にはロサンゼルスソウルシンガポールモスクワマカオなどでライブを行った。

2011年5月15日より、シンガポールで日本国外で初の定期公演を開始。

2011年12月8日、Google+上での交流サービス「AKB48 on Google+」を開始。メンバーが書き込んだ記事は、英語、中国語、韓国語、タイ語、インドネシア語に自動翻訳されて配信される。

オフィシャルショップ
  • 中国・香港(2010年10月24日 - )
  • シンガポール(2011年5月14日 - )
  • 台湾(2011年7月23日 - )
  • 中国・上海(2011年11月22日 - )

姉妹プロジェクト

2008年夏には、名古屋市を拠点とする姉妹ユニットSKE48が、2009年夏には、AKB48劇場を本拠地とする第二のグループとして20歳以上のメンバーのみを集めた姉妹ユニットSDN48が、2010年秋には、大阪市難波を拠点とする姉妹ユニットNMB48が、2011年秋には九州福岡市を拠点とする姉妹ユニットHKT48がそれぞれ誕生している。なお、その他の都市でグループを作ることも構想段階として発表されており、その中で秋元康は札幌市に新たな姉妹ユニットを作ることを示唆している。また、日本国外でも2011年にインドネシアジャカルタJKT48が誕生。さらに台北市TPE48を作る予定である。

AKB48の知名度が上がり、イベントの規模が拡大するにつれて各種イベントでの姉妹ユニットとの共演も増加している。

AKB48の定義

プロジェクトが拡大するにしたがって、おなじ「AKB48」という名称でもその意味は場合によって大きく異なる。主に以下の3つの意味で用いられることが多い。

  • チームA、チームK、チームB、チーム4とその研究生からなる秋葉原を拠点に活動するグループのみを指す最も狭義の用途。姉妹ユニットと併記されて用いられる場合が多い。
  • 上記のAKB48以外に姉妹ユニットであるSKE48やNMB48を含めて「AKB48」と呼ばれることがある。また、姉妹ユニットからAKB48の選抜メンバーに選ばれることもある。
  • AKB48以外にSDN48も含めた全ての姉妹ユニットの総称を指す最も広義の用途。

選抜総選挙

AKB48のニューシングルに参加するメンバーを選抜する選挙。2009年から始まった企画で、シングルCDの購入者やファンクラブ会員等に投票資格が与えられ、AKB48・SKE48NMB48(第3回から)のメンバーとその研究生が投票対象となる。開票の結果、21位までに入った選抜メンバーと22位以下定数のアンダーガールズが選出され、対象シングルの楽曲を歌唱することができる。選抜メンバーのうち、12位までに入ったメンバーは特にメディア選抜と呼ばれ、さらに1位となったメンバーはその曲のセンターポジションを務めることができる。

これまで実施された選抜総選挙は以下のとおり。

選抜じゃんけん大会

選抜総選挙に続いて創設されたメンバー選抜イベント。知名度や実績などを一切考慮せず、じゃんけんの結果のみで選抜メンバーが決定する。トーナメントを勝ち抜いた16人が選抜メンバーとなり、1位になったメンバーがセンターポジションを務めることができる。選抜総選挙と違い、アンダーガールズは選出されない。

これまで実施された選抜じゃんけん大会は以下のとおり。

メンバー


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