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{{Otheruses|1977年に放映されたテレビアニメ|2008年から放映中のテレビアニメ|ヤッターマン (2008年のテレビアニメ)|2009年の映画|ヤッターマン (映画)}}
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|タイトル=ヤッターマン
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|ジャンル=[[ヒーロー]]、[[ギャグ]]
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{{Infobox animanga/TVAnime
 
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|タイトル=タイムボカンシリーズ ヤッターマン
 
|タイトル=タイムボカンシリーズ ヤッターマン
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|話数=108話
 
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|コピーライト=タツノコプロ
 
|コピーライト=タツノコプロ
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{{Infobox animanga/Cast
 
|役名=ガンちゃん<br/>アイちゃん<br/>オモッチャマ<br/>ヤッターワン<br/>&ヤッターペリカン<br/>&ヤッターアンコウ<br/>ドロンジョ<br/>ボヤッキー<br/>トンズラー<br/>ドクロベー<br/>おだてブタ<br/>&ナレーター
 
|出演者=[[太田淑子]]<br/>[[岡本茉利]]<br/>[[桂玲子]]<br/>[[池田勝]]<br/><br/><br/>[[小原乃梨子]]<br/>[[八奈見乗児]]<br/>[[たてかべ和也]]<br/>[[滝口順平]]<br/>[[富山敬]]<br/>
 
}}
 
{{Infobox animanga/TVAnime
 
|タイトル=ヤッターマン(第2作)
 
|原作=[[竜の子プロダクション|タツノコプロ]]企画室
 
|総監督=[[笹川ひろし]]
 
|監督=[[鴫野彰|しぎのあきら]]、[[菱田正和]]
 
|企画=
 
|シリーズ構成=[[高橋ナツコ]]
 
|脚本=高橋ナツコ、[[武上純希]]ほか
 
|キャラクターデザイン=[[上北ふたご]]
 
|メカニックデザイン=[[大河原邦男]]
 
|美術=[[中村光毅]]
 
|音楽=神保正明、山本正之、[[深澤秀行]]
 
|アニメーション制作=タツノコプロ
 
|製作=[[讀賣テレビ放送|読売テレビ(ytv)]]
 
|放送局=[[日本テレビ放送網|日本テレビ]][[日本テレビネットワーク協議会|系列]]
 
|放送開始=[[2008年]][[1月14日]]
 
|放送終了=
 
|話数=
 
|コピーライト=タツノコプロ・読売テレビ 2008
 
}}
 
{{Infobox animanga/Cast
 
|タイトル=YATTERMAN 〜ヤッターマン〜
 
|役名=ガンちゃん<br/>アイちゃん<br/>オモッチャマ<br/>ヤッターワン<br/>&ヤッターペリカン<br/>&おだてブタ<br/>&ナレーター<br/>ドロンジョ<br/>ボヤッキー<br/>トンズラー<br/>ドクロベー
 
|出演者=[[吉野裕行]]<br/>[[伊藤静]]<br/>[[たかはし智秋]]<br/>[[山寺宏一]]<br/><br/><br/><br/>[[小原乃梨子]]<br/>[[八奈見乗児]]<br/>[[たてかべ和也]]<br/>[[滝口順平]]
 
}}
 
{{Infobox animanga/Movie
 
|タイトル=YATTERMAN 〜ヤッターマン〜
 
|監督=[[三池崇史]]
 
|配給=[[松竹]]、[[日活]]
 
|制作=日活
 
|封切日=[[2009年]]春(予定)
 
|上映時間=未定
 
|コピーライト=タツノコプロ・ヤッターマン製作委員会<br/>NIKKATSU Corporation.<br/>All rights reserved.
 
}}
 
{{Infobox animanga/Cast
 
|役名=ガンちゃん<br/>アイちゃん<br/>オモッチャマ(声)<br/>ドロンジョ<br/>ボヤッキー<br/>トンズラー<br/>ドクロベー(声)
 
|出演者=[[櫻井翔]]<br/>[[福田沙紀]]<br/>[[たかはし智秋]]<br/>[[深田恭子]]<br/>[[生瀬勝久]]<br/>[[ケンドーコバヤシ]]<br/>[[滝口順平]]
 
 
}}
 
}}
 
{{Infobox animanga/Footer}}
 
{{Infobox animanga/Footer}}
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{{ウィキプロジェクト アニメ}}
 
{{ウィキプロジェクト アニメ}}
『'''ヤッターマン'''』(英語表記:''Yatterman'')とは
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『'''タイムボカンシリーズ ヤッターマン'''』(英語表記:''Yatterman'')は[[1977年]][[1月1日]]から[[1979年]][[1月27日]]まで[[フジテレビジョン|フジテレビ]][[フジネットワーク|系列]]で毎週土曜18:30 - 19:00([[日本標準時|JST]])に全108話が放映された、[[タツノコプロ]]制作の[[テレビアニメ]]である。『[[タイムボカンシリーズ]]』第2作目に当たる。
# 『[[タイムボカンシリーズ]]』第2作目として[[フジテレビジョン|フジテレビ]][[フジネットワーク|系列]]で[[1977年]][[1月1日]]から[[1979年]][[1月27日]]まで毎週土曜18:30 - 19:00に全108話が放映された、[[タツノコプロ]]で制作された[[テレビアニメ]]である。正式作品名は『'''タイムボカンシリーズ ヤッターマン'''』。
+
# 上記を基に[[讀賣テレビ放送|読売テレビ(ytv)]]制作・[[日本テレビ放送網|日本テレビ]][[日本テレビネットワーク協議会|系列]][[2008年]][[1月14日]]から現在放映中の第2作目(リメイク版)のテレビシリーズである。正式作品名はタイムボカンシリーズは入らない『'''ヤッターマン'''』。詳細は[[#アニメ第2作(リメイク版)|こちら]]を参照。
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# [[日活]]にて2009年春全国公開予定の実写映画である。
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本項では主にアニメ2作品(1977年版および2008年版)と映画版について説明する。
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== 作品概要 ==
 
== 作品概要 ==
地球上のどこかにある大金鉱脈のありかを示した'''ドクロストーン'''を捜して、ヤッターマンとドロンジョ達ドロンボー一味との戦いを描いた作品。
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地球上のどこかにある“お宝”のありかを示したアイテムをある個数集めようとする、ヤッターマンとドロンボー一味との戦いを描いた作品。
  
ヒーローに変身する男女ペアの主人公、ゾロメカ、'''おだて[[ブタ]]'''、三悪メカ爆発時の'''ドクロ雲'''など、後にシリーズを象徴することになる要素のほとんどが本作で誕生した。
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ヒーローに変身する男女ペアの主人公、ゾロメカ、おだてブタ、三悪メカ爆発時のドクロ雲など、後にシリーズを象徴することになる要素のほとんどが本作で誕生した。
  
== アニメ第1作(オリジナル版) ==
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企画段階ではタイムボカンとは無関係の作品とされており、シリーズの多くの作品とは違い'''タイムトラベルをしない'''。(38話においてタイムトラベルを行っているが実はボヤッキーの夢だった)
=== 作品概要 ===
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オモチャ屋の息子・'''ガンちゃん'''は、ガールフレンドの'''アイちゃん'''と一緒に父親が製造途中で放棄してしまった大きな犬型のロボットを密かに完成させる。父親がロボット犬を金儲けの道具にしか使わないことを危惧したガンちゃんはこのロボット犬を正義のために役立てることを考え、自らも正義を守るヒーロー『'''ヤッターマン'''』となることを決意した。<br/>一方イカサマ商売で活動資金を荒稼ぎする悪党・'''ドロンボー一味'''のもとに泥棒の神様を自称する'''ドクロベエ'''と名乗る謎の人物から「大金塊のありかを記した'''ドクロストーン'''が4つに割れて地球の方々に散らばっていて、1つは自分が持っている。もし残り3つのドクロストーンを見付けることが出来たら、金塊は折半しよう」という申し出を受け、ドクロベエに従う。ドロンボーの計画を知ったガンちゃんたちは、ロボット犬='''ヤッターワン'''を駆って一味に立ち向かう。
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企画段階ではタイムボカンとは無関係の作品とされており、シリーズの多くの作品とは違い'''タイムトラベルをしない'''。
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題材は初期には世界七不思議([[雪男]]・[[モアイ]]・[[ネッシー]]など)や世界各地の風物([[リオデジャネイロ市#文化|カーニバル]]など)、世界的に有名な俳優・歌手などを扱っていた。放映4か月目以降より、タイムボカンのように名作児童文学や昔話、伝記などのパロディーが激増する。舞台も明らかに現代とは思えない話が多い。サブタイトルの大半や登場人物・舞台は、これらの物語の元になっている話が分かるようなギャグパロディーとなっていた。
  
題材は初期には世界七不思議([[雪男]][[モアイ]]・[[ネッシー]]など)や世界各地の風物([[リオデジャネイロ市#文化|カーニバル]]など)、世界的に有名な俳優・歌手などを扱っていた。野生[[ジャイアントパンダ|パンダ]]の誕生を題材にした回(第18話)があったが、これは[[恩賜上野動物園|上野動物園]]のパンダ繁殖試行で子供らにパンダの赤ちゃんの待望が強かった世情によるものである。
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2年間の平均[[視聴率]]は20.1%と、タツノコプロ制作のアニメの中で最も高い数字を残している。タカトクトイスが発売したヤッターワンの玩具は出荷数120万個を超えた。そしてタイムボカンシリーズ作品では唯一[[ヤッターマン (2008年のテレビアニメ)|リメイク版]][[ヤッターマン (映画)|実写映画版]]も制作された。
  
放映4か月目以降より、タイムボカンのように名作児童文学や昔話、伝記などのパロディーが激増する。舞台も明らかに現代とは思えない話が多い。このため、「ヤッターマンもタイムトラベルをする話」と思う子供が多かった。これらは『[[まんが日本昔ばなし]]』や『[[世界名作劇場]]』、『[[まんが偉人物語]]』などを意識したものと推測される。サブタイトルの大半や登場人物・舞台は、これらの物語の元になっている話が分かるようなギャグパロディーとなっていた。
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== あらすじ ==
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オモチャ屋の息子・'''ガンちゃん'''は、ガールフレンドの'''アイちゃん'''と一緒に父親が製造途中で放棄してしまった大きな犬型のロボットを密かに完成させる。父親がロボット犬を金儲けの道具にしか使わないことを危惧したガンちゃんはこのロボット犬を正義のために役立てることを考え、自らも正義を守るヒーロー『'''ヤッターマン'''』となることを決意した。
  
シリーズ中空前の大ヒットとなり、2年に渡る長期放映作品としてタイムボカンシリーズの人気を確固たるものにした。タカトクトイスが発売したヤッターワンの玩具は出荷数120万個を超えた。
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一方イカサマ商売で活動資金を荒稼ぎする悪党・'''ドロンボー一味'''のもとに泥棒の神様を自称する'''ドクロベー'''と名乗る謎の人物から「大金塊のありかを記した'''ドクロストーン'''が4つに割れて地球の方々に散らばっていて、1つは自分が持っている。もし残り3つのドクロストーンを見付けることができたら、金塊は折半しよう」という申し出を受け、ドクロベーに従う。ドロンボーの計画を知ったガンちゃんたちは、ロボット犬='''ヤッターワン'''を駆って一味に立ち向かう。
  
また、本作はタツノコプロの創業者である[[吉田竜夫]]の遺作である。2年間の平均[[視聴率]]は20.1%と、タツノコプロ制作のアニメの中で最も高い数字を残している。
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== ストーリーフォーマット ==
 
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なお、シリーズの多くに関わっている脚本家の[[小山高生]]は当時病気療養中だったため、本作には一切関わっていない。
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AC『[[タツノコ VS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES]]』のヤッターマンは本作からの出演となる。
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=== シナリオフォーマット ===
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{{ネタバレ}}
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* ドロンボー一味が'''インチキ商売'''で稼いだ金でその商売にちなんだメカを作る。
 
* ドロンボー一味が'''インチキ商売'''で稼いだ金でその商売にちなんだメカを作る。
 
** インチキ商売の店舗にはシンボルのドクロマーク(前作「[[タイムボカン]]」では白だったが本作より赤に変更)が必ず付いている。この地下にメカ工場がある。
 
** インチキ商売の店舗にはシンボルのドクロマーク(前作「[[タイムボカン]]」では白だったが本作より赤に変更)が必ず付いている。この地下にメカ工場がある。
** インチキ商売で物を売りつける時の額はおおむね10万円と決まっている。こうして荒稼ぎした額は(札束の数から見て)数千万円 - 数百億円にものぼる。ただし、ドクロベエがその大金の殆どを巻き上げてしまうこともある。
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** インチキ商売で物を売りつける時の額はおおむね10万円と決まっている。こうして荒稼ぎした額は(札束の数から見て)数千万円 - 数百億円にものぼる。ただし、ドクロベーがその大金の殆どを巻き上げてしまうこともある。
 
* ガンちゃん(ヤッターマン1号)とアイちゃん(ヤッターマン2号)の2人がインチキ商売を嗅ぎ付け、潜入して様子を窺う。
 
* ガンちゃん(ヤッターマン1号)とアイちゃん(ヤッターマン2号)の2人がインチキ商売を嗅ぎ付け、潜入して様子を窺う。
 
** 地下のメカ工場への入り口は外から見える場合とカモフラージュされている場合があるが、どんなにうまくカモフラージュしてもオモッチャマが見つけ出す。
 
** 地下のメカ工場への入り口は外から見える場合とカモフラージュされている場合があるが、どんなにうまくカモフラージュしてもオモッチャマが見つけ出す。
* ドロンボー一味、ドクロベエの怪しげな指令情報を元にドクロストーン探しに出る。ヤッターマンはそれを追跡する。
+
* ドロンボー一味、ドクロベーの怪しげな指令情報を元にドクロストーン探しに出る。ヤッターマンはそれを追跡する。
 
** 多くの場合、メカが地上に出る際にインチキ商売の店舗を破壊する。
 
** 多くの場合、メカが地上に出る際にインチキ商売の店舗を破壊する。
 
* 先にご当地に着くドロンボー一味、地元のトラブルに乗じて言葉巧みにヤッターマンを陥れ、ドクロストーンと思しきものを詐取。
 
* 先にご当地に着くドロンボー一味、地元のトラブルに乗じて言葉巧みにヤッターマンを陥れ、ドクロストーンと思しきものを詐取。
* 誠意もしくは実力で危機を脱したヤッターマンと馬脚を露わしたドロンボー一味との戦闘。白兵戦はヤッターマンが圧倒、メカ戦に移行し序盤はドロンボー一味が優勢だが、ヤッターマンの「'''メカの素'''」で生み出された'''ビックリドッキリメカ'''で形勢逆転。そしてドロンボーメカはビックリドッキリメカに解体され爆発、ドクロ雲を残す。最後にヤッターマンは勝利のポーズを決める。
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* 誠意もしくは実力で危機を脱したヤッターマンと馬脚を露わしたドロンボー一味との戦闘。白兵戦はヤッターマンが圧倒、メカ戦に移行し序盤はドロンボー一味が優勢だが、ヤッターマンの「'''メカの素'''」で生み出された'''ゾロメカ'''で形勢逆転。そしてドロンボーメカはビックリドッキリメカに解体され爆発([[自爆]][[スイッチ]]で爆破の回などもある)、ドクロ雲を残す。最後にヤッターマンは勝利のポーズを決める。勝利のポーズは前期、ヤッターアンコウ登場時、後期と大きく分けて3種類がある。
 
** ちなみに後期には白兵戦はなくなった。
 
** ちなみに後期には白兵戦はなくなった。
* 多くは誤解に基づくご当地トラブルはドロンボー一味の成敗と共に無事解決し、奪還されたターゲットがドクロストーンでないことも判明する。
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* 多くは誤解に基づくご当地トラブルはドロンボー一味の成敗と共に無事解決し、奪還されたターゲットがドクロストーンでないことも判明する。なお本物は第14話と第34話で見つかっており、第34話ではヤッターマンが確保したものの、第84話でドロンボーに奪われている。
* ドロンボー一味、3人乗り[[自転車]](通称「[[タンデム自転車]]」「おしおき三輪車」)で敗走する途中、「[[おしおき]]だべぇ」の一言でドクロベエの「'''ママより恐~いおしおきタイム'''」が始まる。おしおきの際、ドクロベエが「ミュージック」とコールすると、[[ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]]の『[[交響曲第5番 (ベートーヴェン)|運命]]』のイントロ部分が、'''おしおきファンファーレ'''で流れる。直後お仕置きが執行される。主に動物(象、鮫、鯨、お化け、ロボットなど)や爆発物(ミサイルや爆弾など)、重いもの(椰子の実、雪球、隕石など)に襲われる、幻を見せられる、檻に入れられる、水中や砂地獄などに落とされたりするパターンが多い。後期には、'''おしおきポーズ'''が登場し、その決めセリフは'''「ドクポンタン」'''(意味は、ドクロベエのスカポンタン)。
+
* ドロンボー一味、3人乗り[[自転車]](通称「[[タンデム自転車]]」「おしおき三輪車」)で敗走する途中、「[[おしおき]]だべぇ」の一言でドクロベーの「'''ママより怖いおしおきタイム'''」が始まる。おしおきの際、ドクロベーが「ミュージック」とコールすると、[[ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]]の『[[交響曲第5番 (ベートーヴェン)|運命]]』のイントロ部分が、'''おしおき[[ファンファーレ]]'''として流れ、直後におしおきが執行される。主に動物(象、鮫、鯨、お化け、ロボットなど)や爆発物(ミサイルや爆弾など)、重いもの(椰子の実、雪球、隕石など)に襲われる、幻を見せられる、檻に入れられる、水中や砂地獄などに落とされたりするパターンが多い。後期には、'''おしおきポーズ'''が登場し、その決めセリフは'''「ドクポンタン」'''(意味は、ドクロベーのスカポンタン)。
 
* ヤッターマン、ナレーションと共に凱旋する。
 
* ヤッターマン、ナレーションと共に凱旋する。
** ナレーションの富山がBGMに合わせて「♪がんばーれー ヤッター ヤッターマーン」と歌うこともある。
 
{{ネタバレ終了}}
 
これを2年と1か月、計108回にわたって延々と続けた。制作者側もマンネリを開き直っている様子が後期エンディングテーマ「ドロンボーのシラーケッ」の歌詞から窺える。一方、前作のパターンだった「とどめの手段を巡っての(責任の)なすりあい」は一切使われなかった。ただし、時々脱出する際にさっさと逃げようとするドロンジョにボヤッキーが怒るという描写はあった。
 
  
時折これらのパターンが破られることがあり、視聴者を飽きさせない工夫がされている。
+
本作では2年と1か月、計108回にわたって同じパターンを延々と続けていた(無論時折これらのパターンが破られることがあり、視聴者を飽きさせない工夫がされている。)ちなみにこの放送期間内で放送休止となったのは1週のみであった。制作者側もマンネリを開き直っている様子が後期エンディングテーマ「ドロンボーのシラーケッ」の歌詞から窺える。一方、前作のパターンだった「とどめの手段を巡っての(責任の)なすりあい」は一切使われなかった。ただし、時々脱出する際にさっさと逃げようとするドロンジョにボヤッキーが怒るという描写はあった。
  
=== 登場人物 ===
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後期に入るとナレーションの富山敬がBGMに合わせて「♪がんばーれー ヤッター ヤッターマーン」と歌うこともあった。
==== ヤッターマン ====
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2人揃って「ヤッターマン」。ヤッターワンを完成させた2人はドロンボー一味の悪巧みを知り、ヤッターマンとなって戦う。基本的に何らかの形でドロンボーの企みを察知するが、事前に彼らのアジトを急襲する事はしない。
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なお、テレビアニメ2作目も、概ねこのフォーマットを踏襲している。
; ガンちゃん(ヤッターマン1号) [[声優|声]]:[[太田淑子]](AC 『[[タツノコ VS. CAPCOM]]』では[[喜多村英梨]])
+
 
: 本名は'''高田(たかだ)ガン'''。父の高田徳兵衛(たかだ とくべえ。名前の由来はメインスポンサーの[[タカトクトイス]]から)が経営する高田玩具店の一人息子。身長165cm。武器はケンダマジック。前作の丹平と同様に13歳という設定だが、体格は20歳前後の青年のものであり、逞しい。平時は常に青色の[[つなぎ|ツナギ]]を着ており、変身時は空に投げたツナギを裏返しに着装してヤッターマン1号となる。決めゼリフの後に歯をキラリと光らせるが、62話に限り股間を光らせ、三悪をズッコケさせた。37話と38話ではタイアップでタカトクが当時実際に発売していた玩具「'''シュルシュルカッター'''」を武器として使用した。「オモッチャマを製作した」という設定である。正義感溢れる性格。
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== 登場人物 ==
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=== ヤッターマン ===
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2人揃って「ヤッターマン」。ヤッターワンを完成させた2人はドロンボー一味の悪巧みを知り、ヤッターマンとなって戦う。基本的に何らかの形でドロンボーの企みを察知するが、事前に彼らのアジトを急襲することはしない。
 +
; ガンちゃん(ヤッターマン1号) [[声優|声]]:[[太田淑子]]  
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: 本名は'''高田(たかだ)ガン'''。父の高田徳兵衛(たかだ とくべえ。名前の由来はメインスポンサーの[[タカトクトイス]]から)が経営する高田玩具店の一人息子。身長165cm。正義感と熱血漢に溢れる性格の持ち主。武器はケンダマジック。前作の丹平と同様に13歳という設定だが、体格は20歳前後の青年のものであり、逞しい。いつもは常に青色の[[つなぎ|ツナギ]]を着ており、変身時は空に投げたツナギを裏返しに着装してヤッターマン1号となる。ドロンボーの前に姿を現す際は決め台詞('''「ヤッターマンがいる限り、この世に悪は栄えない!」'''と言うパターンが多い)を発す。決め台詞後には歯をキラリと光らせるが、62話では[[股間|ある部分]]を光らせ、ドロンボーの3人をズッコケさせ、ドロンジョに「光ってりゃいいってもんじゃないよ!!」と言われた。
 
; アイちゃん(ヤッターマン2号) 声:[[岡本茉利]]
 
; アイちゃん(ヤッターマン2号) 声:[[岡本茉利]]
: 本名は'''上成愛'''(かみなり あい)。ガンちゃんのガールフレンド。父の上成吾呂三(かみなり ごろぞう)が経営する電気屋の一人娘。身長161cm。武器はシビレステッキ。12歳だが、ガンちゃんに合わせて20歳弱程度の女性の体格で描かれている。ガンちゃんと同じように平時は黄色のツナギを着ている。変身時は空に投げたツナギを裏返しに着装。決めゼリフの後に目をキラリと光らせる。2人の決めゼリフの後にドロンジョが目医者と歯医者のコマーシャルやるなと指摘するなどとしばしば反発する。
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: 本名は'''上成愛'''(かみなり あい)。ガンちゃんのガールフレンド。父の上成吾呂三(かみなり ごろぞう)が経営する電気屋の一人娘。身長161cm。武器はシビレステッキ。12歳だが、ガンちゃんに合わせて20歳弱程度の女性の体格で描かれている。ガンちゃんと同じようにいつもは黄色のツナギを着ている。変身時は空に投げたツナギを裏返しに着装。決めゼリフ(ごく稀に'''「ヤッターマンがいる限り、この世に悪は栄えないわよ」'''と言う場合あり)の後に目をキラリと光らせる。2人の決めゼリフの後にドロンジョが「[[眼科|目医者]]と[[歯科|歯医者]]のコマーシャルやるな!!」などとしばしば反発する。
: シリーズ後半でドロンジョに「2号さん」と揶揄される。
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: シリーズ後半でドロンジョに'''「2号さん」'''と揶揄される。
 
; オモッチャマ 声:[[桂玲子]]
 
; オモッチャマ 声:[[桂玲子]]
: サイコロ型ロボットで、ガンちゃんの父親が経営する高田玩具店のマスコット。前作のチョロ坊と同様にロボットでありながら喜怒哀楽の感情を持つが、ガンちゃんには感情を否定されている。[[乾電池]]をエネルギー源とし頭からプロペラを出して飛行する事ができる。ドロンボー一味のアジトに乗り込み、悪事を一番先に察知する役割。ドロンボーのインチキ商売を自ら手を下して暴いた事もある。ヤッターアンコウ登場 - ヤッターワン大破の間はサイコロに変形して転がり、乗り込むメカを出た数字によって決めていた。成人男性を吊り上げることもできる(81話で判明)。ヤッターキング用のメカの素を内部に格納していたこともあるが、1度取り出すと重すぎてなぜか自力では持てなくなる描写がある。キングの内部仕様変更後は取り出す直接的な描写は見られない。
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: サイコロ型ロボットで、ガンちゃんの父親が経営する高田玩具店のマスコット。前作のチョロ坊と同様にロボットでありながら喜怒哀楽の感情を持つが、ガンちゃんには感情を否定されている。[[乾電池]]をエネルギー源とし頭からプロペラを出して飛行することができる。ドロンボー一味のアジトに乗り込み、悪事を一番先に察知する役割。ドロンボーのインチキ商売を自ら手を下して暴いたこともある。成人男性を吊り上げることもできる(81話で判明)。ヤッターキング用のメカの素を内部に格納していたこともあるが、1度取り出すと重すぎてなぜか自力では持てなくなり乾電池が切れてしまう描写がある。ヤッターキングの内部仕様変更後はメカの素を取り出す直接的な描写は見られない。
: [[一人称]]は「ボッチ」で、語尾は「'''○○だ(で)コロン'''」。タイトルの読み上げ、[[次回予告]]のナレーションも担当。後期の次回予告では作品中で初めて「'''三悪'''」という言葉が使われている。
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: [[一人称]]は「ボッチ」で、語尾は「'''○○だ(で)コロン'''」。タイトルの読み上げ、[[次回予告]]のナレーションも担当(但し本放送当時は無く、再放送で日の目を見た)。後期の次回予告では作品中で初めて「'''三悪'''」という言葉が使われている。
: 初期エンディングの「声の出演」クレジットでは、企画書での名称である「サイコロン」となっていた。
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以上の3名の声優は前作の『[[タイムボカン]]』から引き継いでいる。善玉の声優が前作から引き継がれたのはシリーズ中、唯一本作のみである。
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==== ドロンボー一味 ====
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=== ドロンボー一味 ===
 
イカサマ商売で活動資金を得て泥棒家業を働く悪党にして義賊泥棒(自称)。3人揃って「ドロンボー一味」。
 
イカサマ商売で活動資金を得て泥棒家業を働く悪党にして義賊泥棒(自称)。3人揃って「ドロンボー一味」。
 
+
本放送の放映中は前作の『タイムボカン』のマージョ一味が改名したという設定だった。
106話でドロンジョがボヤッキーの年齢を'''40代'''と暴露するシーンがあり、3名ともサバを読んでいるらしき描写がある。本放送の放映中は前作の『タイムボカン』のマージョ一味が改名したという設定だった<!--106話の本放送の時点でボヤッキー役の声優・八奈見乗児は当時47歳なので、それをドロンジョ役・小原乃梨子がネタにした可能性もある。-->。
+
 
; ドロンジョ 声:[[小原乃梨子]]
 
; ドロンジョ 声:[[小原乃梨子]]
: ドロンボー一味のリーダー兼お色気担当。身長173cm。「ドロンジョ様」「ドロンコ」などの呼称を持ち、金銀宝石を愛するドロンボーの女ボス。本名は'''ササッガワ・ヒロッコ'''で、元ネタは[[笹川ひろし]]。スタイル抜群で頭脳明晰(?)な美女だが本シリーズ歴代女ボスの中でも最も特徴ある大きなフード型の仮面を被っており、素顔はストーリー初期、平時の悪徳商売中くらいしか見られず、14話からは平時も仮面を着用するようになり素顔を見せていない。フライドポテトが大好き。ドロンボーが解散するということになった際、ボヤッキーとトンズラーに「いい女は振り返らないもの」と涙ながらに語っていた。ある大会社の令嬢らしい。ネーミングモデルはフランスの女優で小原の持ち役でもある[[ミレーヌ・ドモンジョ]]から由来している。24歳。
+
: ドロンボー一味のリーダー兼お色気担当。身長173cm。24歳。「ドロンジョ様」「ドロンコ」などの呼称を持ち、金銀宝石を愛するドロンボーの女ボス。本名は'''ササッガワ・ヒロッコ'''で、名前の元ネタは総監督の[[笹川ひろし]]。スタイル抜群で頭脳明晰な美女だが本シリーズ歴代女ボスの中でも最も特徴ある大きなフード型の仮面を被っており、素顔は序盤では、インチキ商売でしか見られず、2クール目以降(14話~)からはインチキ商売でも仮面を着用して素顔を見せなくなる(ただし95話のみ1クール目同様、インチキ商売に限り素顔を見せている)<ref>108話では終盤で素顔を出している</ref>。ヤッターマンが名乗る時や、ヤッターメカの出動時に悪態をつくことが多い。ただし、88話でヤッターマン1号の瞳を間近に見て以降、1号に恋心を抱き、困惑することがしばしばあった。フライドポテトが大好き。ドロンボーが解散になった際、ボヤッキーとトンズラーに「いい女は振り返らないものなんだよ」と涙ながらに語っていた。ネーミングモデルはフランスの女優で小原の持ち役でもある[[ミレーヌ・ドモンジョ]]に由来。加えて、元々は忍者映画からの比喩で、泥棒はドロンと消失する如く逃亡することにも由来している。
 +
:[[極楽とんぼ]]の加藤によると「熟女のイメージがある」とのことだが、設定上は24歳の妙齢である。ただし、演じた小原は、放送開始当時42歳だったため、ある意味では「熟女のイメージ」はあって然りである。
 
; ボヤッキー 声:[[八奈見乗児]]
 
; ボヤッキー 声:[[八奈見乗児]]
: フルネームは'''ブツクサ・ボヤッキー'''。身長168cm。ドロンボー一味のメカ設計開発・作戦担当。[[福島県]][[会津若松市]]出身。故郷におハナちゃんという恋人を残し、ドロンボー一味に入るため上京してきた。[[女子高生]]好きで知られる。一人称は「アタシ」または「ボクちゃん」、ごくまれに「私」や「俺」の場合もある。かなりのオカマ口調。後半に入ってからは、ナレーターの伝説のフレーズ「説明しよう」を多用するようになった。その多用ぶりに、69話などでドロンジョから「説明は富山敬に任せておけばいい」といった趣旨の突っ込みを受けていた。「全国の女子高生の皆さん」やボタンを押す際の「'''[[ポチッとな]]'''」などの決まり台詞がある。物語の中期から後期にかけては、完成したメカを披露する際に「全国○×協会推薦です」の一言が入ることがある。普段からゴーグルを着用しており、ゴーグルを外した素顔は後述のOVA「タイムボカン王道復古」においてでしか見ることができない(トンズラーも同様)。実は[[かなづち]]で泳げない(32話冒頭の商売時で判明)が、後の35話や52話では普通に泳いでいた。その名前の由来は「ぼやき」から。25歳。
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: フルネームは'''ブツクサ・ボヤッキー'''。この本名は、『ドクロベエさまに捧げる歌』においてネタとして使われている。身長168cm。25歳。ドロンボー一味のメカ設計開発・作戦担当。[[福島県]][[会津若松市]]出身。故郷におハナちゃんという恋人を残し、ドロンボー一味に入るため上京してきた。[[オネエ言葉]]で話すがゲイではなく[[女子高生]]好きで知られる。一人称は「アタシ」または「ボクちゃん」、ごくまれに「私」や「俺」の場合もある。後半に入ってからは、ナレーターの伝説のフレーズ「説明しよう」を多用するようになった。「全国の女子高校生の皆さん」やボタンを押す際の「'''[[ポチッとな]]'''」などの決まり台詞がある。物語の中期から後期にかけては、完成したメカを披露する際に「全国○×協会推薦です」の一言が入ることがある。普段からゴーグルを着用しており、ゴーグルを外した素顔はOVA『タイムボカン王道復古』においてしか見ることができない(トンズラーも同様)。名前の由来は「ぼやき」から。
 
; トンズラー 声:[[たてかべ和也]]
 
; トンズラー 声:[[たてかべ和也]]
: ドロンボー一味の怪力担当。身長138cm。本名は'''スタコラ・トンズラー'''。元[[プロレスラー]]で[[岩手県]]出身だが、なぜか[[関西地方|関西]]弁を多用し語尾に「~まんねん」を付けて話す。
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: ドロンボー一味の怪力担当。身長138cm。30歳。本名は'''スタコラ・トンズラー'''。ボヤッキー同様、本名は『ドロンボーの嘆き唄』においてネタに使われている。元[[プロレスラー]]で[[岩手県]]出身だが、なぜか[[関西地方|関西]]弁を多用し語尾に「~まんねん」を付けて話す。
: 影が薄くなりがちな歴代たてかべキャラだが、本作ではインチキ商売において暴力(?)で存在感を出している。30話の冒頭でドクロベーが現れた時にたまたまいなくなったのが原因でトンズラーが'''ドクロベエ'''ではないかと誤解したドロンジョとボヤッキーはこの回ではトンズラーを大事に扱うが、結局ドクロベエではなかった上にドクロベエから個別におしおきをされてしまう。名前の由来は逃げるという意味の「とんずら」から。30歳。
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: 本作ではインチキ商売において暴力を振るう場面が少なくない。名前の由来は逃げるという意味の「とんずら」から。
; ドクロベエ 声:[[滝口順平]]
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; ドクロベー 声:[[滝口順平]]
: 「泥棒の神様」を自称する謎の男。三悪をそそのかしドクロストーンを探させる。<!--実は、その正体はドクロ惑星・XYZ星人という宇宙人でドクロストーンとはバラバラになったドクロベエの身体で、自分の体であるドクロストーンを集めさせるためだった。-->毎回やられてぼろぼろのドロンボー一味に対し、趣向を凝らした「'''おしおき'''」をおこなう。これがシリーズを通して人気を博した。
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: 「泥棒の神様」を自称する謎の男。三悪をそそのかしドクロストーンを探させる。実は、その正体はドクロ惑星・XYZ星人という宇宙人で、地球誕生時の爆発に巻き込まれバラバラになった自分の体であるドクロストーンを集めさせるためだった。一人称は「我輩」。毎回やられてぼろぼろのドロンボー一味に対し、趣向を凝らした「'''ママより恐い[[おしおき]]'''」を行う。これがシリーズを通して人気を博した。
: ドクロストーンの情報をドロンボー一味に与えて捜索させるが不正確な情報が多く、ドロンボー一味に無駄足を踏ませることが大部分。しかし、負けて敗走中のドロンボー一味へのおしおきに関しては割り切って必ず行う。ドロンボーがガセ情報について抗弁しても無駄であり(抗議に対して逆ギレすることの方が多い)、おしおきは100%執行される。作戦が成功してドクロストーンを手に入れたにもかかわらず「いつもやっていることなのでやっておかないと気持ち悪いから」という理不尽極まりない理由でおしおきを執行するが、それもそのはず、このおしおきはドクロベエの'''唯一無二の趣味'''であった。
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: ドクロストーンの情報をドロンボー一味に与えて捜索させるが不正確な情報が多く、ドロンボー一味に無駄足を踏ませることが大部分。しかし、負けて敗走中のドロンボー一味へのおしおきに関しては割り切って必ず行う。ドロンボーがガセ情報について抗弁しても無駄であり(抗議に対して逆ギレすることの方が多い)、おしおきは必ず実行される。作戦が成功してドクロストーンを手に入れたにも関わらず「いつもやっていることなのでやっておかないと気持ち悪いから」という理不尽極まりない理由でおしおきを実行するが、それもそのはず、このおしおきはドクロベーの'''唯一無二の趣味'''だった。
: しかも趣味が高じて後半では、誤った情報を流した事に反省したり、お詫びとしてドロンボー一味に親切にしたりする場面が見られるが、その実体は「おしおき」であり、結局痛い目に遭わせて楽しんでいるだけであった。
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: 後半では、誤った情報を流したことに反省したり、お詫びとしてドロンボー一味に親切にしたりする場面が見られるが、結局おしおきを実行してドロンボーを痛い目に遭わせて楽しんでいるだけだった。
: インチキ商売の売れ残りなどに似せたメカか映写機の映像で現れることが多い。指令が終わると『[[スパイ大作戦]]』のパロディで自爆することが多い。実はドロンジョのファンである。
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: インチキ商売の売れ残りなどに似せたメカか映写機の映像で現れることが多い。指令が終わると『[[スパイ大作戦]]』のパロディで自爆することが多い。実はドロンジョのファンである。また、[[阪神タイガース]]のファンでもある。
: 好きな球団は[[阪神タイガース]]で、[[読売ジャイアンツ|巨人]]が阪神に勝ったためにとても不機嫌になるエピソードが40話にある。
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: 放送当時の名前は「ドクロベー」であり、エンドロールでもそのように表記されていたが、『王道復古』以降の作品では「'''ドクロベエ'''」に変更されており、近年ではこちらにほぼ統一されている<ref>[http://yatterman.jp/yatterman1977/staff.html 1977年版ヤッターマン スタッフ・キャスト]、[http://yatterman.jp/yatterman1977/story.html 1977年版ヤッターマン ストーリー]</ref>。
: 歌で指令を伝えることもあった。その度に三悪は不快感を示し、それに気づいたドクロベエは当然ながら怒っていた。なお、オタスケマンでも滝口が東南長官役としてテーマ曲「オタスケマンの歌」を歌う場面があったが、このときも三悪に酷評されている。
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: 悪事に対してこだわりがある様子で、三悪が金持ちの婦人達の競争心をあおったり、銀行強盗をして稼いだ大金をほとんど没収している。
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: 滝口は物語のキーキャラクターと2役を演じることがよくあり、その場合は国王役が多かった。
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: 機嫌が良いときの三悪に馴れ馴れしく「'''ドクベーちゃん'''」と呼ばれることもある。
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: 46話では三悪から「'''ドクボケ'''」と呼ばれたこともあった。
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==== その他 ====
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=== その他 ===
 
; ナレーター 声:[[富山敬]]
 
; ナレーター 声:[[富山敬]]
: 要所要所で「'''説明しよう'''」などのフレーズで、様々な解説を行う。ただし、回が進むと「メカの素」などについてははぐらかすこともしばしばあった。担当の富山はこれ以外にもおだてブタ・おほめブタ・なげきブタも演じていた。また、劇中の青年キャラも演じることもあった。
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: 要所要所で「'''説明しよう'''」などのフレーズで、様々な解説を行う。ただし、回が進むと「メカの素」などについてははぐらかすこともしばしばあった。声を担当した富山はこれ以外にもおだてブタ・おほめブタ・なげきブタも演じていた。また、劇中の青年キャラも演じることもあった。
 
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==== 登場人物のその後 ====
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本作のキャラは、後にリバイバル企画「タイムボカン王道復古」のOVAにおいてその後が描かれた。三悪についてはCD『タイムボカン名曲大全』で、タイムボカン王道復古までの解散後のエピソードを聞くことができる。
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* ガンちゃんとアイちゃんは結婚し、見ている方が恥ずかしくなるほどのアツアツ新婚生活(いわゆる「バカップル」)を送っていた。オモッチャマがドロンボー復活を知らせに駆け込んできても、相手にしてもらえなかった。因みに服装はツナギではない。
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* ヤッターキングは再度改修され、ヤッターワンFZ(ファイナルゼット)へとパワーアップ。全身に強力な武器を装備している。
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* ドロンジョも西麻布のスナックのママを経た後、ドロンボーのメンバー以外の男性と結婚し、既に子持ちとなっていた。7歳を筆頭に5人の子供がいるという。
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* ボヤッキーはドロンボー解散後、一時期六本木のホストクラブで'''ヘルニアのボヤ'''と言う有名売れっ子ホストになるが、その後は故郷・会津若松市に住む恋人・おハナちゃんと結婚し喜多方蕎麦屋を[[国分寺市]]で経営する。「王道復古」の作中では[[科学忍者隊ガッチャマン|ガッチャマン]]のメンバーと南部博士にコロッケそばを食い逃げされていた。ハッピーという名前の娘がいる。
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* トンズラーはウサギ売りの[[テキ屋]]をやっていたが、その後芸能プロダクションのマネージャーに転職し辣腕を振るっている。この設定については演ずるたてかべが当時はタイムボカンシリーズや『[[ドラえもん]]』など旧来からの役を除いて既に声優業から殆ど引退し、声優プロダクションのマネージャーをしていたことが元ネタではないかとの指摘もある。
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=== 登場メカ ===
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== 登場メカ ==
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=== ヤッターマン側のメカ ===
 
==== ヤッターメカ ====
 
==== ヤッターメカ ====
 
; ヤッターワン 声:[[池田勝]]
 
; ヤッターワン 声:[[池田勝]]
: ガンちゃんたちが作り上げた[[イヌ|犬]]型ロボ。ホネ型のメカの素を食べてパワーアップ、様々な生き物(カバやアリなど)のビックリドッキリメカを出動させる。しかも自我を持っており意外と女好きで、ガンちゃんやオモッチャマの命令は聞かないがアイちゃんの言うことだけは聞く。エンジンの起動は手動のクランクハンドル式であり、初期オープニングはガンちゃんがこれを回し起動させるシーンから始まる。これは、乗員が機外に掴まって移動することとあわせてモチーフになったのが[[消防車]]であるためとの指摘が『[[BSアニメ夜話]]』においてなされている。
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: ガンちゃんたちが作り上げた[[イヌ|犬]]型ロボ。地上戦専用であり飛行能力はない。ホネ型のメカの素を食べてパワーアップ、様々な生き物(カバやアリなど)のゾロメカ「ビックリドッキリメカ」を出動させる。しかも自我を持っており意外と女好きで、ガンちゃんやオモッチャマの命令は聞かないがアイちゃんの言うことだけは聞く。一人称はオイラ。エンジンの起動は手動のクランクハンドル式であり、初期オープニングはガンちゃんがこれを回し起動させるシーンから始まる。これは、乗員が機外に掴まって移動することとあわせてモチーフになったのが[[消防車]]であるためとの指摘が『[[BSアニメ夜話]]』においてなされている。他にも、頭部エンブレムから紐、エンブレムが開くとそれを引く手が出ていて、鼻の上の鐘に結び付けられていて、それが鼻の上の鐘を鳴らしている。その音たるや、当時の消防車のそれである。更に右手もサイレンを回し、その音もまた然りである。
: 生身の犬同様縄張り意識が強く、第4話では出動中に「帰り道がわからなくなったときのために」という理由で電柱におシッコを引っかける場面が見られた。
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: Wii用ソフト『[[タツノコ VS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES]]』の宣伝映像として、2008年12月に[[みんなのニンテンドーチャンネル]]で配信された[[笹川ひろし]]のインタビューにおいて、「ヤッターワンの乗り方は[[蒸気機関車|SL]]がモチーフ」「SLを車庫に入れる際、(乗務員が)SLにぶらさがる姿が好きだった」という趣旨の発言がされている。
: 第45話でドロンボーメカ「バスガマシーン」の「ガリガリミサイル」によって大破してしまう。切り離し装置や制御システムが壊滅的に破壊されていたためにメカ本体も引きずられ、ヤッターワンともども爆発している。なおこの時、ヤッターマンはファンファーレ担当の犬型メカたちに引かせたそりに乗って帰っている。その後、後述のヤッターキングに改造された。
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: 自前の攻撃手段には尾の手前にあるノズルからの放水や、鼻からパチンコ玉の様な弾を連射する「チンジャラ砲」がある。なお、2話の予告では、鼻から火炎放射を出した。
: ヤッターキング完成後、ヤッターワンの英霊(とはいっても、ヤッターキングの自我はヤッターワンと同一である。だがヤッターワンの頃はアイちゃんの言うことだけ聞く事が主だったが、キングに復活してからはガンちゃんの指示にも従うようになっている)はヤッターマン基地に祀られ、ヤッターマンは「ヤッターワンの神」に戦勝祈願をしてから出動する。そこに第34話で手に入れたドクロストーンを隠していたが、第84話で奪われてしまった。
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: 生身の犬同様縄張り意識が強く、4話では出動中に「帰り道がわからなくなったときのために」という理由で電柱におシッコを引っかけマーキングしている場面が見られた。
: 演じた池田は、滝口・富山と同様、劇中のゲストキャラと二役を演じることが多かった。
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: 45話で大破してしまう。その後、ガンちゃんによってヤッターキングに改造された。
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; ヤッターペリカン 声:池田勝
 
; ヤッターペリカン 声:池田勝
: [[ペリカン]]型ロボ。初登場は第14話。鳥がモチーフ(とはいえ、羽などはない。)であるだけに空中戦が得意。甲高い声が特徴。[[ドジョウ]]型のメカの素で、鳥形のビックリドッキリメカを作る。ドロンジョには「ヤッターアヒル」と呼ばれていた。なお、本機はキングに搭載されず、単機で移動した。初期においては、ヤッターワンと違い「ビッグショックメカ」と言ってゾロメカを出していた。
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: [[ペリカン]]型ロボ。初登場は14話。主に飛行による移動を行い空中戦を得意とするが、陸上走行も可能である。甲高い声が特徴。[[ペリカン]]の大好物が[[ドジョウ]]ということで、メカの素もドジョウ型。このドジョウ型メカの素で、鳥形のビックリドッキリメカ(初期においては「ビッグショックメカ」と呼称)を作る。ヤッターキング登場後は、最終回の全機出動まで出動はなかった。
 
; ヤッターアンコウ 声:池田勝
 
; ヤッターアンコウ 声:池田勝
: [[アンコウ]]型メカ。初登場は第27話。魚がモチーフであるだけに水中戦が得意だが、陸上移動ばかりか飛行まで可能。[[アンパン]]型のメカのもとで魚類などのビックリドッキリメカ(当初は「ビックラヒャックラメカ」とも呼称)を作る。ヤッターマンが内部に乗り込むことができる[[潜水艦]]メカであるが、他のヤッターメカ同様に機外に掴まって搭乗する事も出来る。通常の口以外にもコクピット内にある口からもメカの素を食べさせる事が出来る(この機能はヤッタードジラに継承されている)。ドロンジョには「ヤッターナマズ」と呼ばれていた。第32話ではあっかんべーをするだけのためにある舌も備えていることが判明している。なお、ヤッターアンコウがゾロメカを出すときのファンファーレは前作の「[[タイムボカン]]」で「今週のハイライト」(マージョ一味が丹平たちを爆殺しようとする)の場面に使われていたものに、水泡音の[[エフェクト]]をかけたものである。第28話では宇宙船に改造されて月へ飛行している。第38話では本作で唯一時間移動をし、ナレーションで「タイムボカンIV号」と呼ばれたことがある(ただし、このエピソード自体ボヤッキーの夢の中の話であったが)。基本的に単機で使用されたが、第54話でヤッターキングに搭載されて移動している。
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: [[アンコウ]]型メカ。初登場は27話。主に水中移動を行い水中戦を得意とするが、飛行や陸上移動も可能である。第28話では出動2度目にして宇宙に出動した。[[あんパン]]型のメカの素で魚類などのビックリドッキリメカ(当初は「ビックラヒャックラメカ」とも呼称)を作る。ヤッターマンが内部に乗り込むことができる[[潜水艦]]メカであるが、他のヤッターメカ同様に機外に掴まって搭乗することもできる。通常の口以外にもコクピット内にある口からもメカの素を食べさせることができる(この機能はヤッタードジラに継承されている)。ドロンジョには「ヤッター[[ナマズ]]」と呼ばれていた。なお、ヤッターアンコウがゾロメカを出すときのファンファーレは前作の「[[タイムボカン]]」で「今週のハイライト」(マージョ一味が丹平たちを爆殺しようとする)の場面に使われていたものに、水泡音の[[エフェクト]]をかけたものである。武器はヤッターワン同様の放水や背びれのカッターなど。さらには口の中にハンマーや鉄鍋などの凶器を隠していた。ヤッターキングが登場してからは、54話でヤッターキングに格納される形で出動した場合を除いて、最終回の全機出動まで出動はなかった。
 
; ヤッターキング 声:池田勝
 
; ヤッターキング 声:池田勝
: 第45話で破壊されたヤッターワンに大幅な改造を施し、第46話からヤッターキングとして復活。遙かに大型化し、後方に大幅に長くなった胴体部を持つ。メカの素はヤッターワンと同様に骨型だが、重量が10倍重くなっており、その分パワーも10倍である。ヤッターワン同様、様々な生き物のビックリドッキリメカを出すがヤッターワンの時とは違った生き物が出てくることが多く、ヤッターワンの時の「常連」のメカ(カバやスカンク)も出てくることがあった。また、赤鬼や河童、昔話の主人公(桃太郎など)が出てくることもあった。
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: 45話で大破したヤッターワンをガンちゃんが改造したメカ。ヤッターワンより遙かに大型であり、後方に大幅に長くなった胴体部を持つ。ヤッターワンが本来の犬の前足を「両手」とし後ろ足の「両足」で立つ形になっていたのに対し、ヤッターキングは「両手」とは別に「四本足」を持つ形になっている(つまり手を前足と数えれば6本足ということになる)。ヤッターマンたちは外部側面に捕まって移動するが、2度の宇宙出動の際には内部に乗り込んだ。メカの素はヤッターワンと同様に骨型だが、重量が10倍重くなっており、その分パワーも10倍である。ドロンジョには「ヤッターギャング」と呼ばれていた。ヤッターワン同様、様々な生き物のビックリドッキリメカを出すがヤッターワンの頃とは違った生き物が出てくることが多く、ヤッターワンの時の「常連」のゾロメカ(カバやスカンク)も出てくることがあった。また、赤鬼や河童、昔話の主人公(桃太郎など)が出てくることもあった。チンジャラ砲や放水も、ヤッターワンから継承されている。
: 更に途中からこの胴体部に3体のヤッターメカを格納できるようになり母艦役としても働くようになった。毎回、ルーレット(グー子、チョキ子、パー子:[[滝沢久美子]]が担当)でブル・ドジラ・パンダ&コパンダのいずれか一体を選択し発進させる。ヤッターワン(ブルも)はドラムロールの合図と共にゾロメカを発進させたが、キング(ドジラ・パンダも。ただし、パンダのファンファーレ役はコパンダ一人で初登場の時は笹笛による別の曲)は[[ジョアキーノ・ロッシーニ|ロッシーニ]]作曲『[[ウィリアム・テル序曲]]』のワンフレーズ(「スイス独立軍の行進」と呼ばれる部分の導入部)を合図に発進させる。ヤッターキングはドロンジョにしばしば「ヤッターギャング」と呼ばれていた。第64話と第76話では[[宇宙船]]に改造されている。
+
: 後に胴体部に他のヤッターメカを格納できるようになり母艦(もしくは移動要塞)役としても働くようになった。54話でヤッターアンコウを格納したのが最初である。58話からは毎回ヤッターパンダ&コパンダ、ヤッタードジラ、ヤッターブルを格納して基地を発進するようになった。胴体部の前半分が上に持ち上がって格納メカを発進させる。ただ最終回でヤッターペリカン、ヤッターアンコウを格納して出動した際には、口からスロープを下ろして発進させている。ちなみに54話と最終回ではヤッターキングとヤッターアンコウの大きさの比が画面上で明らかに異なっている。
 
; ヤッターゾウ 声:池田勝
 
; ヤッターゾウ 声:池田勝
: 第91話より登場した、ヤッターキングの後継機となる大型の[[ゾウ]]型母船メカ。ヤッターキング同様巨体で、これまでのメカと同様外部側面に捕まって移動するが、内部に乗り込むことも出来る。[[ダンボ]]の様に耳を駆使して飛行が可能。キングと違い、ビックリドッキリメカを出動させるシーンが無かった為、ビックリドッキリメカを製造する事が出来るかどうかは不明。また戦闘シーンもこれと言って無かったが鼻から水を放水可能。ブル、ドジラ、パンダ&コパンダ、よこづなを搭載している。勝利のポーズの後起こす地響きはキングをも上回る衝撃で、最終回はキングと並んで勝利の四股を踏んだ。こちらも第93話で宇宙船になっている。
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: 91話より登場した、ヤッターキングの後継機となる大型の[[ゾウ]]型母船メカ。この回から最終話まで出動している。ヤッターキング同様巨体で、これまでのメカと同様外部側面に捕まって移動するが、内部に乗り込むこともできる。[[ダンボ]]のように耳を駆使して飛行が可能。キングと違い、ビックリドッキリメカを出動させるシーンが無かったため、ゾロメカを製造することができるかどうかは不明。また戦闘シーンもこれと言って無かったが鼻から水を放水可能。ブル、ドジラ、パンダ&コパンダ、よこづなを搭載している。勝利のポーズの後起こす地響きはキングをも上回る衝撃で、最終回はキングと並んで勝利の四股を踏んだ。
 
; ヤッターパンダ&コパンダ 声:池田勝・[[滝沢久美子]]
 
; ヤッターパンダ&コパンダ 声:池田勝・[[滝沢久美子]]
: 親子[[ジャイアントパンダ|パンダ]]メカ。コパンダは名の通り子供で、普段はパンダの頭上に乗り、サイレンを手動で回す。グー子が勝つと出動する。初出動は初登場した第58話。[[サトウキビ]]型のメカの素で野菜と果物をモチーフにしたビックリドッキリメカを作る。肩からフットボール[[タイヤ]]が飛び出して攻撃する。ファンファーレはコパンダの咥える笹笛。
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: [[ジャイアントパンダ|パンダ]]型のメカ。コパンダは名の通り子供で、普段はパンダの頭上に乗り、サイレンを手動で回す。コパンダの一人称はオレ。初出動は初登場した58話。パンダの主食は笹なのだが、なぜか[[サトウキビ]]型のメカの素で野菜と果物をモチーフにしたビックリドッキリメカを作る。肩からフットボール[[タイヤ]]が飛び出して攻撃する。ファンファーレはコパンダの咥える笹笛。
; ヤッタードジラ 声:[[田中勝]]、富山敬(58話のみ)
+
; ヤッタードジラ 声:[[田中勝]]、富山敬(58話)
: [[恐竜]]型の小型潜水艇メカ。第58話でその姿が披露され、初出動は第59話。チョキ子が勝つと出動する。脚部の足部分はスキー板状になっており、水上や雪山の滑走などもこなす。ひょうきんな印象を与える表情の顔ととぼけたしゃべり方が特徴。[[ドラ焼き]]型のメカの素で日用品をモチーフにしたビックリドッキリメカを作る。他のヤッターメカとは違い、ビックリドッキリメカを複数作る事があり、これらを組み合わせて攻撃する。メカの素は口に放り込む以外にコックピット内にあるドジラの顔型レリーフの口からも食べさせることができる。尻からファンファーレメカの卵を産む。ファンファーレメカは演奏が終わると跳びあがってドジラの尻の穴に戻る。
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: [[恐竜]]型の小型潜水艇メカ。58話でその姿が披露され、初出動は59話。脚部の足部分はスキー板状になっており、水上や雪山の滑走などが可能である。ひょうきんな印象を与える表情の顔ととぼけたしゃべり方が特徴で語尾に「○○ズラ」を付けて話すクセがある。一人称はオイラ。[[ドラ焼き]]型のメカの素で日用品をモチーフにしたビックリドッキリメカを作る。他のヤッターメカとは違い、ゾロメカを複数作ることがあり、これらを組み合わせて攻撃する。メカの素は口に放り込む以外にコックピット内にあるドジラの顔型レリーフの口からも食べさせることができる。尻からファンファーレメカの卵を産む。ファンファーレメカは[[鍵盤ハーモニカ]]での演奏が終わると跳びあがってドジラの尻の穴に戻る。ドロンジョにビア樽と揶揄される回もある。
 
; ヤッターブル 声:池田勝
 
; ヤッターブル 声:池田勝
: [[ブルドッグ]]型メカ。第58話でその姿が披露され、出動は第63話。パー子が勝つと出動する。逆立ちをした変わった姿で行動。少し恥かしがりやな性格だが、タフで一度噛み付いたら絶対に離さない。[[ホットドッグ]]型のメカの素でビックリドッキリメカ(ボヤッキー曰く'''「犬が拾ってくる物」'''(靴など))を作る。ドロンジョにはさまざまな名前(ヤッター[[スピッツ (犬) |スピッツ]]、ヤッター[[ドーベルマン]]など)で呼ばれる。
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: [[ブルドッグ]]型メカ。58話でその姿が披露され、初出動は63話。64話では宇宙で戦った。逆立ちをした変わった姿で行動。少し恥かしがりやな性格だが、タフで一度噛み付いたら絶対に離さない。一人称は僕ちん。[[ホットドッグ]]型のメカの素でビックリドッキリメカ(ボヤッキー曰く'''「犬が拾ってくる物」'''(靴など))を作る。ドロンジョにはさまざまな名前(ヤッター[[スピッツ (犬) |スピッツ]]、ヤッター[[ドーベルマン]]など)で呼ばれる。出番は11回と一番少ない。最終回以外ヤッターゾウから出動してない。
 
; ヤッターよこづな 声:[[緒方賢一]]
 
; ヤッターよこづな 声:[[緒方賢一]]
: [[横綱]](闘犬)型メカ。初登場はヤッターゾウと同じ第91話。白い球形(番組内では白星型と説明していた)のメカの素でお菓子やパンなどをモチーフにしたビックリドッキリメカを作る。闘犬をモチーフした割には体格が異常に華奢であり、毎回悪玉メカと[[相撲]]をとるも負けてばかりいた。ドロンジョが「ヤッター[[前頭]]三枚目」または「ヤッターふんどしかつぎ」とおちょくる。ビックリドッキリメカを出す際には[[廻し|化粧廻し]]をブラウン管に見立ててそこに[[呼出|呼び出し]](声:滝口順平)が登場し、ビックリドッキリメカの名前を読み上げるという趣向になっていた。
+
: [[横綱]](闘犬)型メカ。初登場はヤッターゾウと同じ91話。91話以降のほとんどの回で出動している。白い球形(番組内では白星型と説明していた)のメカの素でお菓子やパンなどをモチーフにしたビックリドッキリメカを作る。闘犬をモチーフした割には体格が異常に華奢であり、毎回悪玉メカと[[相撲]]をとるも負けてばかりいた。一人称は僕。ドロンジョが「ヤッター[[前頭]]三枚目」、「ヤッターおむすび」または「ヤッターふんどしかつぎ」とおちょくる。ビックリドッキリメカを出す際には[[廻し|化粧廻し]]をブラウン管に見立ててそこに[[呼出|呼び出し]](声:滝口順平)が登場し、メカの名前を読み上げるという趣向になっていた。
: なお、緒方はヤッターよこづなが登場する以前にもゲストキャラとして出演している。
+
 
; ビックリドッキリメカ(ゾロメカ)
+
====出動するヤッターメカの選択====
: 各ヤッターメカのピンチに際しガンちゃんの与える「'''メカの素'''」により、ヤッターメカの内部で大量生産される、毎度姿の異なる小型メカ。
+
; 27話~47話
 +
:14話から26話までのヤッターワン・ヤッターペリカンの2機体制の間は、どちらを出動させるかについては特に描かれなかった。ただ、ヤッターワン出動時のみガンちゃん・アイちゃんの通常と異なる変身パターンが描かれていた。27話でヤッターアンコウが登場して3機体制となってからは、ヤッターキングが登場する直後までは、基地における出動メカの選択シーンが描かれた。ちなみに先の変身パターンはヤッターアンコウが登場してからは見られなくなっている。
 +
:コンピュータシステムと連動した壷でサイコロモードのオモッチャマを振り、出た目の数が1、2ならヤッターワン、3、4ならヤッターペリカン、5、6ならヤッターアンコウを出動させた(ちなみに2の目は一度も出ていない)。ただし、回によってはルーレット型システムやスロットマシン型システムが用いられた。
 +
:41話ではヤッターアンコウの提案でメカ同士でじゃんけんをして、ヤッターワンが出動した。
 +
:44話ではオモッチャマが中途半端に止まってしまい、1と4が出てしまったため、ワンとペリカンがそろって出動した。これが初の複数メカ出動となる。
 +
:46話及び47話では1が出てヤッターキングが出動する。48話からは基地でのメカ選択シーンは描かれなくなった。
 +
 
 +
; 58話~90話
 +
:58話から79話までではグー子、チョキ子、パー子(いずれも声は[[滝沢久美子]]が担当。外見上区別がないので名乗らないとわからない)による[[椅子取りゲーム]]で、パンダ&コパンダ・ドジラ・ブルのいずれか一体を選択し発進させる。グー子が勝てばヤッターパンダ&コパンダが、チョキ子が勝てばヤッタードジラが、パー子が勝てばヤッターブルが出動する。
 +
:66話では椅子取りゲームがドロンボーメカに妨害されたためいずれも発進できず、ヤッターキング自ら応戦しビックリドッキリメカを出動させた。
 +
:80話から90話までではお見合いダック(声:滝沢久美子)(エンディングでは「アヒル」と表記された)が黒ラインを歩いてメカ選びをする方式(因みにこれは、同局で放送中の『[[クイズ・ドレミファドン!]]』の、当時のコーナーチャンピオン賞選びのパロディ)が用いられたが、この間は回によっては出動メカの選択シーンが省略されている。
 +
:91話以後、母艦がヤッターゾウに代わってからは出動メカの選択シーンは描かれていない。
 +
 
 +
==== ビックリドッキリメカ(ゾロメカ) ====
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: 各ヤッターメカのピンチに際しガンちゃんの与える「'''メカの素'''」により、ヤッターメカの内部で大量生産される、毎度姿の異なる小型メカ。ワンとキングは大型メカを出すことも可能
 
: 当初は「ビックリドッキリメカ(ワン)」「ビッグショックメカ(ペリカン)」「ビックラヒャックラメカ(アンコウ)」と、各ヤッターメカにより「正式名称」は若干異なっていたが、後に「ビックリドッキリメカ」に統一された。
 
: 当初は「ビックリドッキリメカ(ワン)」「ビッグショックメカ(ペリカン)」「ビックラヒャックラメカ(アンコウ)」と、各ヤッターメカにより「正式名称」は若干異なっていたが、後に「ビックリドッキリメカ」に統一された。
: ドラムロールあるいはファンファーレの後に登場、例えば「鍋!鍋!鍋!……」「ひつじ!ひつじ!ひつじ!……」など、自分の姿その物の名前を延々と連呼しながら出てくる。ほとんどの場合ヤッターマンのエンブレムを身に着けている。よってたかってドロンボーメカに取り付き、切り刻み、喰い荒らし、解体し、最後は爆発させる。
+
: ドラムロールあるいはファンファーレの後に登場、例えば「鍋!鍋!鍋!……」「ひつじ!ひつじ!ひつじ!……」など、自分の姿その物の名前を延々と連呼しながら出てくる(ただし初期は、ネズミゾロメカの「チュー、チュー、チュー……」の様に、泣き声の有る動物の時は泣き声を連呼していた)、。ほとんどの場合ヤッターマンのエンブレムを身に着けている。よってたかってドロンボーメカに取り付き、切り刻み、喰い荒らし、解体し、最後は爆発させる。
: 中期からはヤッターマンに対抗してドロンボー一味もゾロメカを出すことが多くなる。そのメカはまるで事前に打ち合わせでもしたかの様に、その回のヤッターマン側に対抗したもの(例(カッコ内はその回でのビックリドッキリメカ)バリカン:(羊メカ)、中学生用の鞄(ランドセル)など)。もちろん身に着けているのはドクロマーク。ヤッターマンの裏をかいたつもりのようである。
+
: 初期は爆発前に退却してヤッターワンの口の中に帰還していたが、後に退却せずにドロンボーメカと共に自爆することが多くなる。
: 終盤は双方のゾロメカが合戦や歌合戦、クイズ合戦などで対戦し、負けた方の本体が自爆するというパターンに落ち着く。
+
: 中期からはヤッターマンに対抗してドロンボー一味もゾロメカを出すことが多くなる。そのメカはまるで事前に打ち合わせでもしたかの様に、その回のヤッターマン側に対抗したもの(例(カッコ内はその回でのビックリドッキリメカ)バリカン(羊メカ)、中学生用の鞄(ランドセルメカ)など)。もちろん身に着けているのはドクロマーク。ヤッターマンの裏をかいたつもりのようである。
: 最終回はヤッターキング以下全メカが登場、キングのファンファーレと共にビックリドッキリメカ大行進となる。
+
: 終盤はヤッターメカとドロンボー大型メカとの戦闘シーンはあまり見られなくなり、双方のゾロメカが合戦や歌合戦、クイズ合戦などで対戦し、負けた方の本体が自爆するというパターンに落ち着いてきた。
 +
: 99話では双方のゾロメカがより小さなゾロメカを発進させ、そのゾロメカがさらにそのまたゾロメカを発進させ、・・・という戦闘になった。
  
==== ドロンボーメカ ====
+
: 最終回はヤッターキング以下ヤッターワン以外の全てのメカが登場、ヤッターキングのファンファーレと共にビックリドッキリメカ大行進となる(ただし、ヤッターキングとヤッターゾウはビックリドッキリメカを発進させていない)。
; ドロンボー一味のヤラレメカ
+
 
: 第1話でのレストラン→台所用品のダイドコロンメカなど、その話のインチキ商売がテーマとなっているデザインのものがほとんど。
+
====ファンファーレ担当メカ====
: [[ヤットデタマン]]と同じくコアとなるメカが存在しないのも特徴。
+
:ヤッターメカがビックリドッキリメカを発進させる際に演奏を行うメカ。劇中では名称は語られていない。ヤッターワン、ヤッターペリカン、ヤッターアンコウ、ヤッターキング、ヤッタードジラ、ヤッターブルに内蔵されている。
: ちなみにヤッターよこづなが登場する以前の第53話で関取型のメカ(このときのインチキ商売が相撲巡業だったことから)も登場した。
+
:演奏メカの形態と演奏曲はメカごとに以下のとおりになっている。
 +
:ヤッターワン:3匹の犬のドラマーによるドラムの演奏。第45話でヤッターワンが大破した際には無傷で放り出され、ヤッターマン達とヤッターワンはこの3匹に引かれて帰還している。
 +
:ヤッターペリカン:3羽のペリカンによるトランペット風の演奏。
 +
:ヤッターアンコウ:3匹のアンコウによるラッパ風の演奏。
 +
:ヤッターキング:約10匹の犬(ヤッターワンと同形態)の合奏団によるオーケストラ演奏、曲目は『[[ウィリアム・テル序曲|歌劇「ウィリアム・テル」序曲第4部「スイス軍隊の行進」]]』の冒頭部分。最終話ではヤッターキング自身はビックリドッキリメカを発進させなかったが、代表して演奏を行っている。
 +
:ヤッタードジラ:1匹の恐竜型メカ(顔は卵の殻に隠れていて見えない。)による鍵盤ハーモニカの演奏。曲目はヤッターキングと同じ。
 +
:ヤッターブル:1匹のブルドッグ型メカによるドラムの演奏。メロディーはヤッターワンと全く同じ。
 +
 
 +
:その他のメカについては以下のとおりである。
 +
:ヤッターパンダの場合はコパンダがこの役を務めており、演奏専門のメカは装備されていない。曲目はヤッターキングと同じ。
 +
:ヤッターヨコズナの場合は化粧回しのパネルに登場する呼び出し(声:[[滝口順平]])が行っている。
 +
:ヤッターゾウはビックリドッキリメカを発進させる場面がなく、そもそもビックリドッキリメカを製造する能力があるかも不明であるため、装備されているかどうか不明である。
 +
 
 +
=== ドロンボー側のメカ ===
 +
==== ドロンボー一味の巨大メカ ====
 +
: 第1話でのレストラン→台所用品をモチーフにしたダイドコロンなど、その話のインチキ商売がテーマとなっているデザインのものがほとんど。
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: [[ヤットデタマン]]のミレンジョ一味の巨大メカと同じくコアとなるメカが存在しないのも特徴。
 +
: コクピット背後にはドロンジョ専用のバスルームがある。
 +
: インチキ商売で得た資金を元手に、すべてボヤッキーが設計し、トンズラーと共同で製作している。操縦と攻撃も主にボヤッキーの役目だが、ドロンジョやトンズラーも操縦や攻撃を担当することがある。
 
; 脱出用自転車
 
; 脱出用自転車
: ドロンボー一味が敗北しメカが爆発した後、帰還するために使用する自転車。3人で「'''エイホ'''」と声を掛け合いながら漕ぐ。特に固有の名称はないが、先頭部分にドクロベエからの受信機が付いており、大体これを漕いでいるときにドクロベエのおしおきを受けるため「'''おしおき三輪車'''」と通称されている。
+
: ドロンボー一味が敗北しメカが爆発した後、帰還するために使用する自転車。3人で「'''エイホ'''」と声を掛け合いながら漕ぐ。特に固有の名称はないが、先頭部分にドクロベーからの受信機が付いており、大体これを漕いでいるときにドクロベーのおしおきを受けるため「'''おしおき三輪車'''」と通称されている。
: 構造は縦列3輪で[[一輪車]]を3両繋いだ構造をしている。補助動力なのか、何らかの噴射機構のような物を三基備えているように見えるが、詳細は不明。また、[[ステアリング]]機構がない。従って方向転換は荷重移動で[[バンク]]させて行うしかなく、3人の息がぴったり合っていないと乗りこなせない代物のはずである。その点、三悪の乗り物にふさわしいかも知れない。しかし、一度だけ[[タイムパトロール隊オタスケマン|オタスケマン]]の作中に登場したときは、三悪は2人のみで(クビの危機にあったドワルスキーの名誉回復作戦のため)、作中に後から加わったメンバー(ゲキガスキー。ちなみに「わーい、一度これに乗ってみたかったんだ」と言っている)の3人で漕いでいる。
+
:ビックリドッキリメカに破壊されたことがあったが、帰還時には登場して乗っている。
: 41話では冒頭のインチキ商売でも登場している。この回のインチキ商売は大工で、ドロンボーが現場からアジトに戻る際に使用しているが、アジトに戻ろうとしていたところをアイちゃんに目撃されている。なお放送回によっては船やハンググライダー、風船などを合体させて、空や海にも対応できるようにすることがある
+
: 構造は縦列3輪で[[一輪車]]を3両繋いだ構造をしている。補助動力なのか、何らかの噴射機構のような物を3基備えているように見えるが、詳細は不明。また、[[ステアリング]]機構がない。
: 後の企画シリーズ「タイムボカン 王道復古」のOVA1巻における悪玉メカ・レースでは、最終的にこれで完走し勝利した。
+
: プレイステーションで発売されたシューティングゲーム「ボカンと一発ドロンボー」では、ドロンボー一味だけが他の三悪トリオのような専用マシンが無いことを嘆くシーンがあるが、これにトンズラーが「わいらにはチャリンコがある」と突っ込んで怒られる場面がある。
+
: また、同作とその続編に当たる「ボカンですよ」では搭乗しているマシンが爆弾を出している際にダメージを受けると爆弾が暴発しこの形態になる。この状態では威力の低い攻撃しかできず一発当たればその時点でゲームオーバーになってしまう。ただし、一定時間すると出てくるアイテム「ゲキガスキー」を取ることで再度マシンに乗り直すことも可能。
+
  
 
==== コクピットメカ ====
 
==== コクピットメカ ====
; アッキレカエル 声:[[西川幾雄]]
 
: 第106話にのみ登場した帽子をかぶった紳士風の[[カエル]]型メカ。
 
; トリオ・ザ・ビックリ 声:富山敬
 
: 第99話で巨大な剣がドロンボーのメカに突き刺さった時に出てきた三人組のメカで「ビックリー」「トックリー」「シャックリー」と歌う。
 
 
; なんまんだぶ 声:富山敬
 
; なんまんだぶ 声:富山敬
: 第38話でヤッターアンコウのトビウオメカに対抗するため鵜メカを発進させようとしたとき、架裟を着たドクロ坊主メカが登場し「なーんまーんだぶなーんまーんたぶ…」と連呼していた。45話ではガリガリミサイルを発射しようとした瞬間にドッチラケメカが出た後、架裟を着たドクロ坊主メカが木魚を5回叩いたあと、「ご愁傷様」と言って引っ込んでいった。
+
: 袈裟をつけた坊主型ドクロのメカ。
 
; ドッチラケメカ 声:田中勝
 
; ドッチラケメカ 声:田中勝
: 中期のメカ戦においてドロンボー優勢時もしくはしらけたとき、メカ爆発時に「ちんちろりんのドッチラケ」と登場する骸骨型のコックピットメカ。後半はおだてブタにお株を奪われるが、冷やかし系コックピットメカの草分け的存在。由来はフジテレビで本作の1時間後に放送されていた「[[欽ドン!|欽ちゃんのドンとやってみよう!]]」から。後期OPやEDにも登場している。
+
: メカ爆発時に「ちんちろりんのドッチラケ」と登場する骸骨型のメカ。一見すると女子高生のような服装だが、ヒゲが生えている。
 
; アクション予報メカ 声:富山敬
 
; アクション予報メカ 声:富山敬
: ゲタの形をしたメカで[[天気予報]]風に戦いの結果を予言する。後の[[タイムパトロール隊オタスケマン]]に登場する占いママさんの原型に当たり、第48話から第50話に登場した。
+
: ゲタの形をしたメカで[[天気予報]]風に戦いの結果を予言する。
 
; おだてブタ 声:富山敬
 
; おだてブタ 声:富山敬
: その名の通り[[ブタ]]型のコクピットメカで、[[ヤシ]]の木を登りながら定番となっている「ブタもおだてりゃ木に登る」ということわざを言う。このような伝説のフレーズを持つメカだが、初登場は60話と意外に遅い。おだてやお世辞を見分けるコクピットメカ、後に「おだてブタ」という挿入歌まで出来、本作品を盛り上げる。「ブタもおだてりゃ - 」は笹川ひろしの故郷、[[福島県]][[会津|会津地方]]では普通に使われていた「豚の木登り」ということわざ(意味は『不可能な(出来ない)こと』『ありえない』)のもじり。[[ゼンダマン]]、オタスケマンにも登場している。
+
: 本作中では代表的なコクピットメカ(キャラクター)の一つだが、登場は意外と遅く、後半の60話以降から。その名の通り[[|]][[ブタ]]型のコクピットメカで、[[ヤシ]]の木を登って「'''ブタもおだてりゃ木に登る'''」と言う。主にボヤッキーがドロンジョにメカの出来栄えを褒められ、得意気になった頃合いに現れる事が多い。のちにテーマ曲も作られている(後述)。
: なお、一度だけコクピットから出ようとした際、ドロンジョに足でふたを踏みつけられて出られなくなってしまったが、その時もコクピットの中で折れ曲がった[[ヤシ|やし]]の木にしがみついてきっちりアピールしていた。
+
 
; お褒めブタ 声:富山敬
 
; お褒めブタ 声:富山敬
: 65話にて初登場。赤いちゃんちゃんこを着たブタメカシリーズ第2弾。
+
: 65話にて初登場。扇子を持ち、赤いちゃんちゃんこを着たブタメカシリーズ第2弾。
; 嘆きブタ 声:富山敬
+
; なげきブタ 声:富山敬
: 67話にて初登場。負けそうになったり、負けが確定すると現れるおばさんブタ型コクピットメカ。時折台詞が変わることがある。
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: 67話にて初登場。負けそうになったり、負けが確定すると現れるおばさんブタ型コクピットメカ。時折台詞が変わることがある。おだてブタ、お褒めブタと違い、色は赤。「ヒーン、カワイソカワイソ」と言ったあとに鼻をかむ。
 
; 名称不明のカラス
 
; 名称不明のカラス
 
: 58話にのみ登場。3羽のカラスが出てきて「アホー、アホー、アホー」と歌うと引っ込む。
 
: 58話にのみ登場。3羽のカラスが出てきて「アホー、アホー、アホー」と歌うと引っ込む。
 +
; トリオ・ザ・ビックリ 声:富山敬
 +
: 99話で出てきた三人組のメカで「[[脅し|ビックリー]]」「[[徳利|トックリー]]」「[[しゃっくり|シャックリー]]」と歌う。
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; アキレカエル 声:[[西川幾雄]]
 +
: 106話にのみ登場した帽子をかぶった紳士風の[[カエル]]型メカ。
  
=== スタッフ ===
+
== スタッフ ==
* 製作 - [[吉田竜夫]](36話まで)、[[吉田健二]](37話以降。クレジット表記はされず。)
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* 製作 - [[吉田竜夫]]( - 36話)、[[吉田健二]](37話 - )
 
* 企画 - [[鳥海尽三]]、[[酒井あきよし]]
 
* 企画 - [[鳥海尽三]]、[[酒井あきよし]]
 
* 原作 - [[竜の子プロダクション|タツノコプロ]]企画室
 
* 原作 - [[竜の子プロダクション|タツノコプロ]]企画室
 
* 音楽 - [[神保雅彰|神保正明]]、[[山本正之]]
 
* 音楽 - [[神保雅彰|神保正明]]、[[山本正之]]
* 協力 - 魔人社音楽工房
+
* 協力 - 魔人社音楽工房( - 58話)
* チーフディレクター(総監督) - [[笹川ひろし]](全話)、原征太郎(58話まで)
+
* チーフディレクター→総監督 - [[笹川ひろし]](全話)、原征太郎( - 45話)
* [[プロデューサー]] - 柴田勝、永井昌嗣
+
* [[プロデューサー]] - 柴田勝( - 58話)、永井昌嗣、加藤長輝、内間稔、大野実
 
* [[キャラクターデザイン]] - [[天野喜孝|天野嘉孝]]、中森恵子、[[高田明美]]
 
* [[キャラクターデザイン]] - [[天野喜孝|天野嘉孝]]、中森恵子、[[高田明美]]
 
* [[メカニックデザイン]] - [[大河原邦男]]
 
* [[メカニックデザイン]] - [[大河原邦男]]
 
* 美術担当 - 岡田和夫、横瀬直人
 
* 美術担当 - 岡田和夫、横瀬直人
* 原動画 - マエダコーセイ、アベ正己、星川信芳、矢尾正一、古瀬登、さかいあきお、望月敬一郎、谷田部雄次、堀本善法、福地信之、入間市郎、高橋由美子、内田まゆみ、北林京子、前田康成、[[なかむらたかし]]、中村清、吉田修久、水村十司、山崎茂、橋本一枝、横川たか子、宍倉敏、矢尾登、野田拓実、白土理恵、高島鉄雄、江崎桂子、中川ひろ子、河合桃子、北條昌子、中島京子、牧由美、小国千代子、明石典子、坂井文雄、出塚芳信、清島孝一郎、田中亨、[[湖川友謙|湖川滋]]、本多哲、平山則雄、道下有希子、池部吉昭、豊島勝彦、鈴木康彦、古川達也、楠田悟、坂口尚、鎌田百合子、渡辺いずみ、武藤由美子、[[岸義之]]、金子成子、内藤美智子、高橋理江、小山規、角田てる、長田三枝子、澄川祐子、加藤政志、宮林英子、前田康成、木口準、木田幸一、加藤のり子、佐藤勢津子、山沢実、小山ただし、堀本義則、林政行、安藤純子、小河清美、北川祐子、石井邦幸、今川よしみ、弓入叶子、平英生、佐藤節子、安達淳子、岩沢紳一、林孝文、小林左希子、寺川枝里子、緒方康彦、鈴木伸一、佐藤清、瀬宮玲子、森川明美、幸田知子、大町環、野崎温子、[[わたなべひろし|渡辺浩]]、小西洋子、上田弘美、長谷川憲生、野田道子、森安夫、武井恒夫、小野茂、武田政夫、名務修、柳田朝彦、増渕倫子、叶内孝行、松田芳明、斉藤文康、関文江、波戸根良昭
+
* 録音ディレクター - 鳥海俊材  
* 背景 - アップル、エリプロ、[[アドコスモ]]、スタジオSF、みにあ~と、スタジオノア、ARTテイクワン、マスコット、[[アニメフレンド]]、今村プロ
+
* 録音 - 高橋久義  
* 仕上 - スタジオUFO、アドコスモ、スタジオワールド、アニメフレンド、竜仕上センター
+
* 効果 - 加藤昭二([[アニメサウンドプロダクション]])  
* 撮影 - 緒方プロダクション、アニメフレンド、ティニシムラ、天平フィルム
+
* 現像 - [[東京現像所]]  
* 編集 - 谷口肇、戸田礼子、西出栄子、古川順康、三木幸子、津留洋子、谷川幸男
+
* 進行 - 福村典義、新井秀子、寺田憲生、寺田好輝、高野和雄、伏川政明、横山昭二、富樫みどり、小林正典、羽田野智子、富田民幸、近松順、松本堯一、大沢正喜、吉田哲、上野翼、五月女有作、[[谷田部勝義]]、沢田裕子
+
* 録音ディレクター - 鳥海俊材
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* 録音 - 高橋久義
+
* 効果 - 加藤昭二([[アニメサウンドプロダクション]])
+
* 現像 - [[東京現像所]]
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* 制作協力 - アニメルーム
 
* 制作協力 - アニメルーム
* 制作デスク - 横尾潔
 
 
* 制作担当 - 内間稔、鈴木利幸、大野実([[読売広告社]])、嘉義良隆、小林正典、中野政則、横尾潔(タツノコプロ)
 
* 制作担当 - 内間稔、鈴木利幸、大野実([[読売広告社]])、嘉義良隆、小林正典、中野政則、横尾潔(タツノコプロ)
 +
* 制作デスク - 横尾潔
 
* 制作 - [[フジテレビジョン|フジテレビ]]、タツノコプロ
 
* 制作 - [[フジテレビジョン|フジテレビ]]、タツノコプロ
  
 
吉田竜夫は放映中の[[1977年]][[9月5日]]に他界。その後は竜夫の後を継いだ弟の[[吉田健二]]が製作の指揮を執った。しかし本作では健二の名はクレジットせず、最終回まで竜夫を製作者とした。
 
吉田竜夫は放映中の[[1977年]][[9月5日]]に他界。その後は竜夫の後を継いだ弟の[[吉田健二]]が製作の指揮を執った。しかし本作では健二の名はクレジットせず、最終回まで竜夫を製作者とした。
  
=== 主題歌・挿入歌など ===
+
== 主題歌・挿入歌など ==
レーベルは全て[[ビクターエンタテインメント|ビクター音楽産業]]。特に『[[ヤッターマンの歌]]』は山本正之の歌唱作品としては最大の50万枚を超える売り上げを記録した。
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レーベルは全て[[ビクターエンタテインメント|ビクター音楽産業]]。特に『ヤッターマンの歌』は山本正之の歌唱作品としては最大の50万枚を超える売り上げを記録した。
  
『ヤッターマンの歌』『天才ドロンボー』を収録したシングルは、2008年に[[JVCエンタテインメント]]からCDで復刻された。その際、「タイムボカン王道復古」のために制作された『ヤッターマンの歌'93』が追加され、それぞれのカラオケも収録されている(『天才ドロンボー』のカラオケのみモノラルでの収録)。
+
『ヤッターマンの歌』『天才ドロンボー』を収録したシングルは、2008年に[[JVCエンタテインメント]]の[[flying DOG]]レーベルからCDで復刻された。その際、『タイムボカン王道復古』のために制作された『ヤッターマンの歌'93』が追加され、それぞれのカラオケも収録されている(『天才ドロンボー』のカラオケのみモノラルでの収録)。
 
+
; 『ヤッターマンの歌』(58話まで)
; 『ヤッターマンの歌』(第58話まで)
+
 
: 作詞:若林一郎 補作詞/作曲:山本正之 編曲:[[神保雅彰|神保正明]] 歌:山本正之、[[少年少女合唱団みずうみ]]
 
: 作詞:若林一郎 補作詞/作曲:山本正之 編曲:[[神保雅彰|神保正明]] 歌:山本正之、[[少年少女合唱団みずうみ]]
 
: 初代オープニング。
 
: 初代オープニング。
; 『ヤッターキング』(第59話以後)
+
; 『ヤッターキング』(59話以後)
 
: 作詞・作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:山本まさゆき、スクールメイツ・ブラザーズ
 
: 作詞・作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:山本まさゆき、スクールメイツ・ブラザーズ
 
: 2代目オープニング。
 
: 2代目オープニング。
 
::リメイク版の1話では、アイちゃんの携帯電話の着信メロディとして同曲のBメロが流れていた。
 
::リメイク版の1話では、アイちゃんの携帯電話の着信メロディとして同曲のBメロが流れていた。
; 『天才ドロンボー』(第58話まで)
+
; 『天才ドロンボー』(58話まで)
 
: 作詞・作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也
 
: 作詞・作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也
: 初代エンディング。劇中ではメカを作るときによく歌っていた。シリーズであることを強調するため、前奏・間奏を『タイムボカン』ED・『それゆけガイコッツ』と同じとした。同じ理由で劇伴も一部は「タイムボカン」のものを流用している。本作があまりに有名であることからこのベースの旋律が三悪の象徴として扱われる。しかし、実際にはテレビシリーズのEDとして使用されたのは『それゆけガイコッツ』と『天才ドロンボー』のみで(ほかにはOVA・EDの『さんあく18年?君を離さない チュ☆』、『[[怪盗きらめきマン]]』挿入歌の『壊盗ドロンボー』がある)、さらに三悪の担当声優が歌った物は後者のみである。
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: 初代エンディング。劇中ではメカを作る際によく歌っていた。34話の劇中では高速バージョンで流れた。シリーズであることを強調するため、前奏や間奏を『タイムボカン』のEDである『それゆけガイコッツ』のものを流用しており、同じ理由で劇伴も一部は「タイムボカン」のものを流用している。本作があまりに有名であることからこのベースの旋律が三悪の象徴として扱われる。しかし、実際にはテレビシリーズのEDとして使用されたのは『それゆけガイコッツ』と『天才ドロンボー』のみで(他にはOVAのEDである『さんあく18年?君を離さない チュ☆』、『[[怪盗きらめきマン]]』挿入歌の『壊盗ドロンボー』がある)、さらに三悪の担当声優が歌ったものは後者のみである。
; 『ドロンボーのシラーケッ』(第59話以後)
+
; 『ドロンボーのシラーケッ』(59話以後)
 
: 作詞・作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也
 
: 作詞・作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也
: 2代目エンディング。[[Yahoo!動画]]や[[カートゥーンネットワーク]]および[[キッズステーション]]の再放送では、エンディングは初回から『ドロンボーのシラーケッ』を流している(途中で背景のアニメが変わる)。また『[[タイムパトロール隊オタスケマン]]』の第6話にて、何らかの手違いがあったのかEDとして使用されたこともある。なお、DVDでは本放送と同様に『ドロンボーのシラーケッ』がかかるのは『ヤッターキング』がオープニングになった回からである。
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: 2代目エンディング。[[Yahoo!動画]]や[[カートゥーンネットワーク]]の再放送では、エンディングは初回から『ドロンボーのシラーケッ』を流している(途中で背景のアニメが変わる)([[キッズステーション]]の再放送でも、放送枠によって同様に流している)。また『[[タイムパトロール隊オタスケマン]]』の6話にて、何らかの手違いがあったのかEDとして使用されたこともある。なお、DVDでは本放送と同様に『ドロンボーのシラーケッ』がかかるのは『ヤッターキング』がオープニングになった回からである。
 
; 『おだてブタ』
 
; 『おだてブタ』
 
: 作詞:松山貫之 作曲・編曲:[[筒井広志]] 歌:筒井広志、スクールメイツ・ブラザーズ
 
: 作詞:松山貫之 作曲・編曲:[[筒井広志]] 歌:筒井広志、スクールメイツ・ブラザーズ
285行目: 238行目:
 
; 『ドロンボーのなげき唄』
 
; 『ドロンボーのなげき唄』
 
: 作詞:松山貫之 作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也 セリフ:富山敬、滝口順平
 
: 作詞:松山貫之 作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也 セリフ:富山敬、滝口順平
: アナログ17cmシングル盤『おだてブタ』のB面だったが、本篇では使用されなかった。
+
: アナログ17cmシングル盤『おだてブタ』のB面だったが、本編では使用されなかった。
 
; 『ドクロベエさまに捧げる歌』
 
; 『ドクロベエさまに捧げる歌』
 
: 作詞:若林一郎 作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:山本正之、小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也
 
: 作詞:若林一郎 作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:山本正之、小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也
293行目: 246行目:
 
: インスト型が戦いのシーンでよく使われる。なお、歌入りのバージョンは第33話の冒頭で聴くことができる。
 
: インスト型が戦いのシーンでよく使われる。なお、歌入りのバージョンは第33話の冒頭で聴くことができる。
  
=== 各話リスト ===
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== 各話リスト ==
{| class="wikitable" align="center" style="text-align:center;font-size:small;"
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{|class="wikitable" align="center" style="text-align:center;font-size:small;"
!話数!!サブタイトル!!脚本!!演出<ref>2名居る場合は、前者が絵コンテ担当。1名の場合は演出・絵コンテを兼任。ただし、エンディングテロップでは「演出」と連名表記。</ref>!!作画監督
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!話数!!サブタイトル!!脚本!!演出!!作画監督
 
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|1||ヤッターマン出動だコロン||[[鳥海尽三]]||[[笹川ひろし]]||宇田川一彦
 
|1||ヤッターマン出動だコロン||[[鳥海尽三]]||[[笹川ひろし]]||宇田川一彦
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|11||ナゾの三角領域だコロン<br/>(最高視聴率28.4%)||原征太郎||みぶおさむ
 
|11||ナゾの三角領域だコロン<br/>(最高視聴率28.4%)||原征太郎||みぶおさむ
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2013年8月3日の
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|12||トースター島の秘密だコロン||佐藤和男||奥田誠治<br/>後藤雷太||宇田川一彦
 
|12||トースター島の秘密だコロン||佐藤和男||奥田誠治<br/>後藤雷太||宇田川一彦
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|52||海賊船長ジルバーだコロン||山本優||芦田豊雄<br/>長谷川康雄||海老沢幸男
 
|52||海賊船長ジルバーだコロン||山本優||芦田豊雄<br/>長谷川康雄||海老沢幸男
 
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|53||怪人ヒネクレスだコロン||鳥海尽三<br/>鈴木良武||奥田誠治<br/>野村和史||宇田川一彦
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|53||怪力ヒネクレスだコロン||鳥海尽三<br/>鈴木良武||奥田誠治<br/>野村和史||宇田川一彦
 
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|54||赤鯨を狙えだコロン||鈴木良武||芦田豊雄<br/>長谷川康雄||林政行
 
|54||赤鯨を狙えだコロン||鈴木良武||芦田豊雄<br/>長谷川康雄||林政行
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|56||ピンクペアのベルトだコロン||毛利元||奥田誠治<br/>長谷川康雄||酒井あきお
 
|56||ピンクペアのベルトだコロン||毛利元||奥田誠治<br/>長谷川康雄||酒井あきお
 
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|57||カッパ河原の決闘だコロン||平和元||奥田誠治<br/>野村和史||[[なかむらたかし|中村たかし]]
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|57||カッパ河原の決戦だコロン||平和元||奥田誠治<br/>野村和史||[[なかむらたかし|中村たかし]]
 
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|58||舌切りインコだコロン||山本優||笹川ひろし<br/>長谷川康雄||林政行
 
|58||舌切りインコだコロン||山本優||笹川ひろし<br/>長谷川康雄||林政行
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|59||ボケトルマン参上だコロン||佐藤和男||押井守<br/>野村和史||海老沢幸男
 
|59||ボケトルマン参上だコロン||佐藤和男||押井守<br/>野村和史||海老沢幸男
 
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|60||アタランデスの<br/>海坊主だコロン||毛利元||布川ゆうじ<br/>長谷川康雄||酒井あきお
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|60||アタランデスの海坊主だコロン||毛利元||布川ゆうじ<br/>長谷川康雄||酒井あきお
 
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|61||マンジュとスシ王だコロン||rowspan="4"|山本優||奥田誠治<br/>案濃たかし||林政行
 
|61||マンジュとスシ王だコロン||rowspan="4"|山本優||奥田誠治<br/>案濃たかし||林政行
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|74||ハシレメドスの友情だコロン||山田ひろし||八尋旭<br/>福村典義||植田悟
 
|74||ハシレメドスの友情だコロン||山田ひろし||八尋旭<br/>福村典義||植田悟
 
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|75||忍術ジライヤだコロン||鳥海尽三<br/>海老沼三郎||芦田豊雄<br/>案濃たかし||海老沢幸男
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|75||忍術ジライヤだコロン||鳥海尽三<br/>海老沼三郎||rowspan="2"|芦田豊雄<br/>案濃たかし||海老沢幸男
 
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|76||天の川の決闘だコロン||酒井あきよし||芦田豊雄<br/>案濃たかし||さかいあきお
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|76||天の川の決闘だコロン||酒井あきよし||さかいあきお
 
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|77||銅仮面だコロン||鈴木良武||長谷川康雄||林政行
 
|77||銅仮面だコロン||鈴木良武||長谷川康雄||林政行
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|90||コロンボスの珍大陸だコロン||布川ゆうじ<br/>福村典義||海老沢幸男
 
|90||コロンボスの珍大陸だコロン||布川ゆうじ<br/>福村典義||海老沢幸男
 
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|91||わらしべノン太だコロン||佐藤和男||布川ゆうじ<br/>長谷川康雄||佐久間信
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|91||わらしべノン太だコロン||佐藤和男||rowspan="2"|布川ゆうじ<br/>長谷川康雄||佐久間信
 
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|92||春の夜の夢だコロン||鈴木悠紀||布川ゆうじ<br/>長谷川康雄||林政行
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|92||春の夜の夢だコロン||鈴木悠紀||林政行
 
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|93||あっぱれトマトコケルだコロン||山本優||植田秀仁||大貫信夫
 
|93||あっぱれトマトコケルだコロン||山本優||植田秀仁||大貫信夫
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|95||ユメノパトラだコロン||山本優||山谷光和<br/>案濃たかし||中村たかし
 
|95||ユメノパトラだコロン||山本優||山谷光和<br/>案濃たかし||中村たかし
 
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|96||タザギの恩返しだコロン||筒井ともみ||八尋旭<br/>長谷川康雄||前田康成
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|96||夕さぎの恩返しだコロン||[[筒井ともみ]]||八尋旭<br/>長谷川康雄||前田康成
 
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|97||ぶんぶくお釜だコロン||日高武治||八尋旭<br/>岩田弘||[[木下ゆうき]]
 
|97||ぶんぶくお釜だコロン||日高武治||八尋旭<br/>岩田弘||[[木下ゆうき]]
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|102||ヤシントン大統領だコロン||rowspan="2"|植田秀仁||rowspan="2"|平山則雄
 
|102||ヤシントン大統領だコロン||rowspan="2"|植田秀仁||rowspan="2"|平山則雄
 
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|103||シッパイツアーだコロン||山田ひろし
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|103||シッパイツァーだコロン||山田ひろし
 
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|104||イヤ王だコロン||佐藤和男||山谷光和<br/>長谷川康雄||前田康成
 
|104||イヤ王だコロン||佐藤和男||山谷光和<br/>長谷川康雄||前田康成
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|108||アワテルローの戦いだコロン||八尋旭<br/>岩田弘||鈴木英二
 
|108||アワテルローの戦いだコロン||八尋旭<br/>岩田弘||鈴木英二
 
|}
 
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なお、演出が2名居る場合は、前者が絵コンテ担当。1名の場合は演出・絵コンテを兼任。ただし、エンディングテロップでは「演出」と連名表記。
  
=== 放送局 ===
+
==声の出演、そして出演者たち==
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:center"
+
:[[太田淑子]]、[[岡本茉利]]、[[桂玲子]]の3名の善玉役は前作の『[[タイムボカン]]』の善玉役から引き継いでいる。善玉の声優が前作から引き継がれたのはシリーズ中、唯一本作のみである。
!放送局!!放送期間!!放送曜日 時間
+
: オモッチャマについては、しばしば企画書での名称である「サイコロン」との表記がなされることもあった。41話ではヤッターアンコウから「(サイ)コロンはうるさいの!」と言い返される場面がある。
|-
+
:''ヤッターメカ''は、45話までは出動したメカのみが表記された。44話では「ヤッターワン・ペリカン」と表記された。なお、ヤッターアンコウは「ヤッターアンコー」と表記されている。46話でヤッターキングが登場してからは、ヤッターキングが登場しなかった91話から107話でも、ヤッターキングが表記された。
|[[フジテレビジョン|フジテレビ]][[フジネットワーク|FNS系列局(一部除く)]]||1977年1月1日 - 1979年1月27日||土曜日 18:30 - 19:00
+
:[[田中勝]][[滝沢久美子]]はレギュラー出演以前、以後とも、しばしば別の役でも登場しており、その役名とともにクレジット表記がされている。
|}
+
:[[緒方賢一]]もヤッターよこづなが登場する以前・以後を問わず別の役でも出演している。
 +
:[[滝口順平]]はドクロベーやヤッターヨコズナの「呼び出し」以外にも、ドロンボー以外の悪人などしばしば別の役で登場している。同様に[[富山敬]]も勇敢な青年キャラクターからドロンボーのインチキ商売にだまされる客まで幅広い役を演じている。が、この2人についてはクレジット表記されていない。
  
{{前後番組
+
== 登場人物のその後 ==
|放送局=[[フジテレビジョン|フジテレビ]][[フジネットワーク|系列]]
+
本作のキャラは、後にリバイバル企画『[[タイムボカン王道復古]]』のOVAにおいてその後が描かれた。三悪についてはCD『タイムボカン名曲大全』で、タイムボカン王道復古までの解散後のエピソードを聞くことができる他、[[平成タイムボカン]]では再びドロンボーを結成し主役を務めている。
|放送枠=土曜18:30枠
+
* ガンちゃんとアイちゃんは結婚し、見ている方が恥ずかしくなるほどのアツアツ新婚生活(いわゆる「バカップル」)を送っていた。オモッチャマがドロンボー復活を知らせに駆け込んできても、相手にしてもらえなかった。因みに普段の服装はツナギではない。
|前番組=[[タイムボカン]]
+
* ヤッターキングは再度改修され、ヤッターワンFZ(ファイナルゼット)へとパワーアップ。全身に[[ミサイルポッド]]などの強力な武器を装備している。
|番組名=[[タイムボカンシリーズ]]<br/>ヤッターマン(アニメ第1作)
+
* ドロンジョも西麻布のスナックのママを経た後、ドロンボーのメンバー以外の男性と結婚し、既に子持ちとなっていた。7歳を筆頭に5人の年子がいるという。
|次番組=[[ゼンダマン|タイムボカンシリーズ ゼンダマン]]
+
* ボヤッキーはドロンボー解散後、一時期六本木のホストクラブで'''ヘルニアのボヤ'''という有名売れっ子ホストになるが、その後は故郷・会津若松市に住む恋人・おハナちゃんと結婚し喜多方蕎麦屋を[[国分寺市]]で経営する。『王道復古』の作中では[[科学忍者隊ガッチャマン|ガッチャマン]]のメンバーと南部博士にコロッケそばを食い逃げされていた。『平成タイムボカン』ではハッピーという名前の娘も登場する。
}}
+
* トンズラーはウサギ売りの[[テキ屋]]をやっていたが、その後芸能プロダクションのマネージャーに転職し辣腕を振るっている。この設定については演ずるたてかべが当時はタイムボカンシリーズや『[[ドラえもん (1979年のテレビアニメ)|ドラえもん]]』など旧来からの役を除いて既に声優業から殆ど引退し、声優プロダクションのマネージャーをしていたことが元ネタではないかとの指摘もある。
  
=== 再放送に関して ===
+
== 放送局 ==
タイムボカンシリーズの中では1番の人気作もあってか、[[再放送]]の回数は多い。しかし全108話という歴代タイムボカンシリーズ中最長の作品なのが災いし、地上波では最終回まで放送されることが滅多に無い。関東地方ではフジテレビがタイムボカンシリーズの放映権を失った[[1980年代]]半ばからこの傾向が顕著になった。ヤッターキングが登場したあたりで打ち切られてしまうので、ヤッターブル以降のメカに関しては圧倒的に知名度が低い。88年に日本テレビで再放送された際は全話放映されたが、[[1990年代]]になって日本テレビと[[テレビ東京]]で再放送された際は、いずれもヤッターブルなどが登場するエピソードが放映されないまま打ち切られている。
+
{|class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:center"
<!--
+
!放送局!!放送期間!!放送曜日 時間
同じ日本テレビ系の『[[ルパン三世]]』では例えば最初に1話から50話まで再放送されたとしたら、一旦再放送が打ち切られた後、再び始まったときには前回の再放送の最終オンエアだった回の次の回(例:第51話)から再放送を始めるということがあったが、ヤッターマンではその様なことはなかった様である。
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-->
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地方局や[[全国独立UHF放送協議会|独立U局]]での再放送のほか、最近ではインターネットの動画配信で無料配信され、CS放送などでも再放送されている。
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=== 備考 ===
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* 1977年の放送は第1話が1月1日、年内の最終回となった第53話が[[12月31日]]だった。[[キー局]]において[[元日]]と[[大晦日]]に通常番組を放送することは現在ではあまり考えられないが、特別編成の中でも本作は通常通りの放送が行われた<ref>それ以外に『[[鉄腕アトム (アニメ第1作)|鉄腕アトム]]』が「元日スタート・大晦日終了」であったり、『[[世界名作劇場]]』でも年末年始に放映を行ったケースがある(『[[ペリーヌ物語]]』など)。『[[ウルトラマン]]』『[[仮面ライダー]]』にも元日に通常放送した回がある。</ref>。
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== アニメ第2作(リメイク版) ==
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=== 作品概要 ===
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[[2008年]][[1月14日]]から、[[讀賣テレビ放送|読売テレビ(ytv)]]制作・[[日本テレビ放送網|日本テレビ]][[日本テレビネットワーク協議会|系列局]]で[[読売テレビ制作月曜夜7時枠のアニメ|月曜夜7時枠]]([[月曜19時アニメアワー]]前半)にて放送開始。'''“タイムボカンシリーズ”'''とは銘打たれてはいないが、れっきとした[[タイムボカンシリーズ]]の一つである。
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[[ハイビジョン制作]](アナログ放送は13:9サイズの上下に微妙に帯が出たサイドカット)で[[ステレオ放送]]、ならびに[[文字多重放送#字幕放送|字幕放送]]。さらに、[[2008年]][[5月5日]]放送の「ヤッターマン限定版 今夜限りのドロンボーvsみのもんた」から[[地上デジタル放送]]と[[ワンセグ放送]]で[[データ放送]]を開始した。
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探し物が「4つのドクロストーン」から「5つ集めると願いが叶う'''ドクロリング'''」に変更され、それを探しに各地を巡る話になっている。オモッチャマを造ったのはアイちゃんということになっている。
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オリジナル版ではタイムトラベルをしないが、今作第14話や第18話では[[ゼンダマン]]風にタイムトンネルに入り、[[タイムボカン]]風に[[石器時代]]や昭和30年代の東京へとタイムトラベルしている。
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ストーリーとなる舞台のほとんどが実在の地域・国となっていることや、三悪・ドクロベエを除き悪人が一切出てこないことも前作との大きな相違点である。
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演じる声優のネタが登場したり、<ref>例;ドクロベエを演じる[[滝口順平]]が[[ナレーター|ナレーション]]を務める『[[ぶらり途中下車の旅]]』(日本テレビほかで放映)ネタなど。</ref>実在の[[タレント]]が登場した回が複数ある(声優も当の本人が演じる事もある<ref>例として第7話の[[叶姉妹]]、限定版の[[みのもんた]]、[[久本雅美]]など。また、声優としての出演はしていないが、[[和田アキ子]]をモチーフにしたドロンボーメカ「'''ワダアッコー'''」およびビックリドッキリメカ「'''[[アッコにおまかせ!|オマカセ]]メカ'''」(両者とも本人承認済)や、[[東国原英夫]][[宮崎県]][[知事]]が登場、など。</ref>。
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2007年10月より『[[名探偵コナン]]』アニメ版放送枠内で[[番組宣伝]][[スポットCM]]が放送され、初回は関東地方では10.5%と低い数字<ref>2008年現在、テレビアニメの視聴者層の[[少子化]]問題を考えると、[[ゴールデンタイム]]でのテレビアニメの初回視聴率が10%台というのは必ずしも低い数字ではない。</ref>ではあるが、実質的な前番組の「[[結界師 (アニメ)|結界師]]」が一度も10%を越えなかったことを考えるとまずまずのスタートとなったためプロデューサーの[[諏訪道彦]]は自身のブログ「[http://www.ytv.co.jp/anime/suwa/back16124.html スワッチのアニメ日記]」2008年1月15日、1月21日分において「2ケタ数字に大感謝」などとコメントした。
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[[裏番組]]である『[[ネプリーグ]]』や『[[関口宏の東京フレンドパークII]]』のパロディもしており、「スワッチのアニメ日記」2月25日分において「このヤッターマンを見ちゃえば他の番組を見なくても済む?ような仕掛けが用意されてるので、そこのところもよろしくです。」とコメントしていた。
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[[近畿広域圏]](関西)では『ネプリーグ』が同時ネットされていないため<ref>同時間帯に[[関西テレビ放送|関西テレビ]]では自社制作の『[[快傑えみちゃんねる]]』を放映。</ref>17.7%と高視聴率を取り、[[テレビ新潟放送網|テレビ新潟]](TeNY。[[新潟県]])でも『ネプリーグ』が裏番組であるものの、20%を取った。しかしその後はほとんど2桁に乗ることがなく、8-9%程度で推移しており、[[2008年]][[6月]]の休止明け(これについては後述)から6-7%台まで落ち込み始め、同年[[7月]]には5%台まで落ち込み、苦戦を強いられている。
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前番組の[[結界師 (アニメ)|結界師]]と同じ放送形式で放送しているため本編の途中で[[提供クレジット]]を表示する(後提供はコメントなし。2008年4月21日放送の「名探偵コナン」の映画版でも1枠目の提供のみ同様の対応をとった。当該時間帯でも日本テレビ制作の単発特番・スポーツ中継は除く)。プロデューサーの[[諏訪道彦]]は
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[http://www.ytv.co.jp/anime/suwa/back16151.html スワッチのアニメ日記]2008年7月9日付けにおいて「提供表示が邪魔だという意見が寄せられているが、本来なら後提供の画面のみを放送するところを少しでも本編を長く放送するために前向きに努力した結果なので理解して欲しい。」とコメントしている。
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また、特別番組やスポーツ中継で番組が休止されることが多い。7月末までに8回飛ばされており、9月までにあと3回飛ばされることが確定している。
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[[7月28日]]放送の第20話「崖っぷちのトールーだコロン!」では、作画監督をドロンジョ役の[[小原乃梨子]]の息子である[[戸部敦夫]]が担当した。
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=== シナリオフォーマット ===
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ドクロストーンがドクロリングになっている以外に、以下の点でオリジナル版と異なる。
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{{ネタバレ}}
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* インチキ商売の前に流行などのリサーチをする事もある。
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**インチキ商売で物を売りつける時の額は最初高値を出し、客が批判した後に値段を下げるようになった(その影響で<!--第15話に代表されるように-->ドロンボーメカ製作予算不足に陥る事もある。ただし9話(インチキ世界一周旅行ツアー)では逆に値段の安さに客が怪しみ急遽値上げしたという例もある)。また客に暴力を振るうシーンは緩和されている。
+
* 殆どの回でドロンボー一味がターゲットを奪取している(もちろん殆どが偽物で、その後は恒例の「おしおきタイム」が待っている。その際にターゲットを投げ捨て、元の持ち主の手に戻る事が多いが、戻らないこともある)。
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* 脱出用自転車のドクロマーク(受信機)にターゲットをかざし、ドクロリングかどうかを判定する。本物であれば花火が打ち上がり、ターゲットが本当の姿(ドクロリング)へと変身する。
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{{ネタバレ終了}}
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=== 登場人物 ===
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==== ヤッターマン ====
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; ガンちゃん(ヤッターマン1号) [[声優|声]]:[[吉野裕行]]
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: ヤッターワンの修理の途中でくたびれて寝てしまったり、ヤッターペリカンの設計が難航してサジを投げたり、<!--(但し技術的な面もある)-->太り過ぎて戦闘力が落ちてしまった事もあるなど、オリジナル版とは正反対に普段は怠け者で優柔不断で鈍感な性格。ヤッターマンになるきっかけも、ヤッターワンをドロンボーに攻撃されて壊された(実際には軽いダメージを受けただけでヤッターワン自体は全く故障していなかった)ことだった。<!--しかも最初は、歯が痛いことを理由に戦うのを嫌がった。-->しかし、1度スイッチが入ればうって変わってオリジナル版同様の熱血漢あふれる少年に変貌する<!--(そもそも今作でもオリジナル版同様正義感はあるが、怠惰な性格の陰に隠れてしまっている)-->。アイちゃんのためにメカの素を軽量化するなど優しい一面もあるが、女心には鈍感で、しばしば「罪な男」と言われている<!--(但し第11話等のように、やや粋なことを言うことがあるので全く鈍感と言う訳でもない様子)-->。<!--尚、限定1時間SPによると、みのもんたを尊敬してるとのこと。-->
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; アイちゃん(ヤッターマン2号) 声:[[伊藤静]]
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: 13歳<!--(第1話で[[中学生]]と言っており、その話の中で誕生日を迎えている。また、第11話では[[射手座]]と言っており、明確に言ってないとはいえ時間設定が放送日と同じなので1995.1.14生まれと言うこととなるが、本編ではそこまで述べられていない為、コメントアウト)-->の設定。ドロンボーの企みを真っ先に察知する事が多い。<!--また、前作より足が長くなっていると言う設定もたてられている。-->
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: 変身時に、決めゼリフの後に目をキラリと光らせる以外に、1号同様に歯がキラリと光る。
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: 話し方に「~'''パー'''([[パーセント]]の意味)」(例・「100パー感激」、「メガパー大好き」等)を付ける癖がある。
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; オモッチャマ 声:[[たかはし智秋]]
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: ボディに描かれたサイコロの目の配置がオリジナル版と異なっている。目には[[サーモグラフィ]]を内蔵しているほか、サイコロの目から様々なアイテムやメカの素を出現させることが可能。
+
: 本作では声にエフェクトがかけられている。
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+
==== ドロンボー一味 ====
+
; ドロンジョ 声:[[小原乃梨子]]
+
: 年齢による衰えを感じはじめており[[抗老化医学|アンチエイジング]]に命をかけ、もしも自身がドクロリングを手に入れたら'''永遠の若さと美貌'''を手に入れたいと願っている。オリジナル版やOVAの『[[タイムボカン王道復古|王道復古]]』と違い、はじめから[[ペルソナ]]を着用している。また、インチキ商売にプライドを持っており、[[2007年]][[7月]]ごろに報道された[[段ボール肉まん]]騒動に嫉妬している。また根っからの悪党(ボヤッキー談)ゆえにインチキ商売で客を喜ばせてしまうと、気分が悪くなる。<!--(第18話や第20話がその例)-->
+
; ボヤッキー 声:[[八奈見乗児]]
+
: 相変わらずメカ作りの腕は良いが必ずどこかに欠陥があって、それが元で最後にヤッターマンにやられる設定もオリジナル版と同様である。[[福島県]][[会津若松市]]出身。もしも自身がドクロリングを手に入れたら、現在よりも少しだけ'''ハンサム'''になりたいと願っている。
+
; トンズラー 声:[[たてかべ和也]]
+
: アイちゃんに一目惚れし、彼女を'''お嫁さん'''にする事を夢見る。そのためかガンちゃんに対しては異常なライバル心を持っている。もしも自身がドクロリングを手に入れたら、アイちゃんに[[婚約指輪]]としてプレゼントしたいと願っている。
+
; ドクロベエ 声:[[滝口順平]]
+
: 「'''ドクちゃんの豆知識'''」と称してドクロリングがあるとされる場所に関する[[トリヴィア|トリビア]]を披露し、しばしばドロンボー一味の顰蹙を買っている(たまには感心される)が、まったく意に介さない(むしろ逆ギレする)。また、ドロンボー一味が本物のドクロリングを手に入れても、オリジナル版と同様に「視聴者サービス」「クイズに不正解」などの理不尽な理由で「ママより怖い」おしおきを行う。また、情報ミスのお詫びと称して親切にしてても、やはり実体はおしおきを執行するのも、オリジナル版と同様である。
+
 
+
==== その他 ====
+
; ナレーター 声:[[山寺宏一]]
+
: オリジナル版での「説明しよう」の[[富山敬]]と同様に、おだてブタやゲストキャラクターの声も多く演じている。
+
: また、今作ではヤッターワン・ヤッターペリカンも演じている。
+
: [[タイムボカンシリーズ]]歴代ナレーターとしては、富山敬、[[鈴置洋孝]]([[逆転イッパツマン]])、[[堀内賢雄]](CDドラマ版)、滝口順平([[タイムボカン2000 怪盗きらめきマン]])に次いで、山寺は5代目となる。
+
: また、限定1時間SP版では本人役の2頭身キャラで登場した。
+
; 隠れタツノコキャラ
+
: [[ハクション大魔王]]や[[科学忍者隊ガッチャマン]]、ヤッターマンを除く[[タイムボカンシリーズ]]などの[[タツノコプロ]]歴代キャラクターやメカが、通行人や見物人や[[オブジェ]]などの[[エキストラ]]で出演している場面を度々見かける。
+
: 例えば、第1話ではハクション大魔王とアクビのオブジェがあったり、第2話では科学忍者隊の2人がたこ焼きを食べている場面があった。
+
: これらの『'''隠れタツノコキャラ'''』を見つけるのも、今作リメイク版の面白味の一つでもある。
+
: 限定1時間SP版では[[マッハGoGoGo]]の三船剛と科学忍者隊<ref>ただし台詞があったのは唯一、大鷲の健のみ。</ref>が台詞つきで堂々と登場して、ドロンボー一味と戦う場面もあった。<!--(最近は「[[スピード・レーサー]]」公開記念から三船剛がよく登場する)-->加えて、[[タイムボカン]]・[[ゼンダマン]]の善玉(丹平・淳子・チョロ坊・鉄ちゃん・さくらちゃん・アマッタン)と三悪(マージョ一味・アクダマン)も登場。
+
: また、ドロンボー一味が歴代タツノコキャラの物真似や[[パロディ]]を演出する場面もある。
+
: 第15話ではインチキ商売で騙した客をドロンジョが[[破裏拳ポリマー]]の必殺技「真空片手独楽」で投げ飛ばす場面があったり、第18話では気球からドロンボーメカに乗り移るときに、科学忍者隊が空を舞い降りる[[オープニング]]のパロディを演出していた。
+
; 実在タレントのゲスト出演
+
: 実際に実在しているタレントがゲスト出演する場面もある。
+
: 隠れタツノコキャラと違い台詞があり、ヤッターマンやドロンボー一味に挨拶や会話も交わされる事が多い。
+
: また、第7話の[[叶姉妹]]と限定1時間SP版の[[みのもんた]]では、当の本人の声で出演もして、ドロンボー一味からお宝を狙われてターゲットにもされた。
+
 
+
=== 登場メカ ===
+
オモッチャマも含め、本作では声に[[エフェクト]]がかかるようになった。
+
==== ヤッターメカ ====
+
; ヤッターワン 声:[[山寺宏一]]
+
: 主人公メカ。外見は、頭のパトランプや排気管、肩、左足の操縦桿(前後だけではなく左右にも動かせるようになっている)、足首に内蔵されている[[車輪]]の数など細部が異なるが、基本的な性能は、特に旧作との変化はない。本作では「アイちゃんの誕生日までには修理して、一緒にドライブをする」という約束を果たす為に復活させられたと言う設定となっている<!--(但し前述のガンちゃんの性格から、誕生日当日になっても未完成だった。しかし、アイちゃんのピンチを聞くなり復活した)-->。語尾に「~ワン」と付くようになった。
+
: ドロンジョから「でかワンワン」と呼ばれている。
+
: ファンファーレ担当の犬型メカたちは時折ヒゲにサングラスを掛けたり、帽子のデザインが変わっていたりとバリエーションが存在。
+
; ヤッターペリカン 声:山寺宏一
+
: 第14話より登場(正確には2代目OPより)。未来のガンちゃんにより開発された最新型を現代へこっそりと持ち帰ったという設定<!--(もっとも、未来のガンちゃんがこのことを考慮していた可能性はある)-->。英語を交えて会話する。当初は相手からの指図を嫌っており、また、自分が高性能メカであると鼻にかけ、旧型であるヤッターワンを見下していた。ドロンボー一味にあっさり騙された事や、彼の正義の心に打たれ「先輩」と呼ぶようになるが、後から作られた自分の方が高性能だと主張してヤッターワンを落ち込ませることもある。飛行モードへ変形可能、ヤッターワンを背中に乗せることも出来る。また、デザイン上のディテールに関しては今作のヤッターワン以上に非常に異なっており、羽根やブースターなど前作と比べ飛行用のアイテムが増えている。武器は飛行モード時に使用する両刀のウイングカッターで敵メカを一瞬で切り刻む。また、背部にキャノン砲も装備している。
+
<!--: 第15話以降では声のエフェクトが異なっていた-->
+
; ビックリドッキリメカ
+
: 各ヤッターメカのピンチに際しアイちゃんが「'''メカの素'''」をヤッターメカに与える設定に変更されている。(ただし、限定1時間SPではガンちゃんが「メカの素おかわり」と二つ目を、第12話ではオモッチャマが与えてるなどの例外もある<!--。第20話ではトールーがくわえてしまい、その後、彼の手で与えられている-->)
+
: オリジナル版と異なり、名称が「ビックリドッキリメカ」に統一されている。
+
: 今作では、[[コンピュータグラフィックス|CG]]によるビックリドッキリメカの製造工程も見る事が出来る(話によっては尺の都合上省略される事もある)。
+
 
+
==== ドロンボーメカ ====
+
; ドロンボー一味のヤラレメカ
+
: 行き先を意識したかのようなデザインのメカが多く、「この日のために作った」という台詞から事前に作っておいたともとれる。
+
; 脱出用自転車
+
: 噴射機構のような物は最後尾に一基のみ備えている。
+
: また、自転車のドクロマーク(ドクロベーの受信機)にドクロリングと思わしき物をかざして、本物かどうかを判定し、本物であれば、[[花火]]が打ち上げられる。
+
 
+
==== コクピットメカ ====
+
; ドッチラケメカ 声:山寺宏一
+
; なげきブタ 声:山寺宏一
+
; アクション予報メカ 声:不明
+
; おだてブタ 声:山寺宏一(予告編第6弾やテレビCM編:富山敬)
+
: 第1作では椰子の木をゆっくり上っていくのに対し、本作では椰子の木を駆け上る。
+
: 多数のバリエーションが存在する。以下に一例を紹介する。
+
::第10話では[[かごしま黒豚|黒豚]]、第13話では[[ギャル|ヤマンバ]]など。
+
::限定版ではおだてブタの話す口調が[[木村拓哉|ある有名人風の口調]]になり「ブタもおだてりゃ、木に登るんだよね」と言っていた。
+
::第17話では、椰子の木ではなく竹に登り、「ブタもおだてりゃ竹だって登る」と言っていた。
+
::第19話ではマッチョになり過ぎた状態で木に登ろうとしてハッチを壊した挙句、登った木も折ってしまった。
+
::第20話では、[[ルー大柴]]風に「ブタもおだてりゃツリー(木)にクライム(登る)」と言っていた。
+
===== タイムボカンシリーズの他作品からのメカ =====
+
; コーラスガラス 声:不明
+
: 本来は「[[ゼンダマン]]」に登場したメカ。4羽一組の[[鴉]]型。
+
; オハヤシ星人 声:不明
+
: 本来は「[[タイムパトロール隊オタスケマン]]」に登場したメカ。顔がチャック付きの財布のような2人1組の宇宙人。
+
; オロカブ 声:たかはし智秋
+
: 本来は「[[ヤットデタマン]]」で初めて登場し、以後の常連メカとなっていた。『愚か』と『(野菜の)カブ』をかけた中年女性型。3悪がヘマをすると登場する。また今作のOPにも登場している。
+
; ヤカン 声:山寺宏一
+
: 本来は「[[逆転イッパツマン]]」に登場したメカ。目がついたやかん型。3悪がヘマをすると「あかんヤカンあかんがなー」と言って沸騰し去っていくメカ。
+
; オシイ星人 声:不明
+
: 本来は「[[ゼンダマン]]」に登場したメカ。同作に演出として参加していた[[押井守]]がモデル。本来はあと少しで勝てたのに結局負けてしまった時や、余りにも惜しい出来事が起こると歌を唄いながら去っていくメカ。
+
; ドージョ 声:[[徳本恭敏]]
+
: 本来は「[[タイムパトロール隊オタスケマン]]」に登場したメカ。ボヤッキーがスイッチ押すときに「ドージョ」と一言言った後に消える[[ドジョウ]]型。出た後は3悪が有利な展開なり、ヤッターマン達はピンチに陥る。
+
; ドレミファオタマ 声:不明
+
: 本来は「[[ヤットデタマン]]」に登場したメカ。「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・ヤ・レ・ド・シ・テ・モ・ヤ・ラ・レ・ル」の唄を歌った後に、ため息をついて去る、わざわざドロンボーの敗北を予言する不吉なメカ。初登場は16話。
+
;お笑いカラス 声:不明
+
:本来は「「[[タイムパトロール隊オタスケマン]]」に登場したメカ。3悪がやられる直後に「アッハハハハハハ」と笑うだけで何も意味がないメカ。初登場は16話。
+
 
+
=== スタッフ ===
+
{{節stub}}
+
* 企画 - 成嶋弘毅(タツノコプロ)
+
* 原作 - [[竜の子プロダクション|タツノコプロ]]企画室
+
* シリーズ構成 - [[高橋ナツコ]]
+
* [[キャラクターデザイン]] - [[上北ふたご]]
+
* [[メカニックデザイン]] - [[大河原邦男]]
+
* 美術監督 - [[中村光毅]]
+
* 撮影監督 - 入部章
+
* 編集 - 奥田浩史
+
* 音楽 - [[神保雅彰|神保正明]]、[[山本正之]]
+
** 編曲 - 深澤秀行
+
* 音響監督 - [[清水勝則]]
+
** 音楽協力 - 読売テレビエンタープライズ<!--クレジット表記されてはいないが、[[ユニバーサルミュージック (日本)|ユニバーサルミュージック]]が音源協力に関わっている-->
+
* OP絵コンテ・演出・作画監督 - [[さとうけいいち]]
+
* ED絵コンテ・演出 - 羽多野浩平
+
* 監督 - [[鴫野彰|しぎのあきら]](第1話~第17話)、[[菱田正和]](第18話~)
+
* 総監督 - [[笹川ひろし]]
+
* プロデューサー - 永井幸治(ytv)、栃平吉和(タツノコプロ)
+
* チーフプロデューサー - [[諏訪道彦]](ytv)、田中修一郎(タツノコプロ)
+
* 動画検査 - 大越武志、麻奥裕介、あべじゅんこ、河合雅子、藤原彰人、出口和人、大西秀明、他
+
* 演出助手 - 鈴木清崇、廣岡岳、上村泰、他
+
* 色彩設定 - 斉藤恵、永井留美子
+
* 色指定/検査 - のぼりはるこ、大橋朝子、米原純子、吉田小百合、佐藤直子、大橋朝子、佐藤はじめ、今川和行、伊東さき子、湊戸幸子、他
+
* 検査補佐 - 安藤有由美
+
* 特殊効果 - 最相茂、川崎悠子、永井留美子、羽鳥歩、小森靖彦、深見良一、鶴田奈緒美、長谷川敏生、他
+
* 美術設定 - 吉原一輔
+
* 美術ボード - 三浦智
+
* 美術補佐 - 田中美紀
+
* 背景 - [[デザインオフィス・メカマン]]、コスモスアーツ
+
* 効果 - 加藤昭二、鋤柄務([[アニメサウンドプロダクション]])
+
* 録音調整 - 佐竹徹也
+
* 録音助手 - 水谷睦
+
* 録音スタジオ - 東京テレビセンター
+
* 音響制作担当 - 八木沼智彦
+
* 音響制作 - ザック・プロモーション
+
* 音楽コーディネーター - 大島弘子、佐藤祐大(読売テレビエンタープライズ)
+
* ビデオ編集 - [[東京現像所]](金高明宏)
+
* タイトルロゴデザイン - グラパチ、モギシンゴ
+
* コンテンツプロデューサー - 斎藤朋之(ytv)、渡邊季之(タツノコプロ)
+
* 宣伝/広報 - 西川章洋、中野允嗣(ytv)、吉田昇一、岩野貢(タツノコプロ)
+
* 文芸担当 - 本田雅也
+
* 設定制作 - 菊池啓子、根本学
+
* 制作進行 - 東大介、石田貴久、樋口正朗、青木裕紀、佐野正衛、伊豆倉庸一、沼田陽一、遠山崇之、星野安範、柳橋基治、中野慎也、佐藤悦郎、他
+
* 制作補佐 - 星野達也、先川幸矢、高橋裕磨
+
* 作画管理 - 後藤広光
+
* 制作デスク - 金苗康人→金苗将宏
+
* 制作担当 - 溝渕康人
+
* 制作 - ytv(読売テレビ)、タツノコプロ
+
 
+
総監督・笹川ひろしとメカデザイン・大河原邦男以外は全スタッフが入れ替わった。
+
 
+
=== 主題歌・挿入歌 ===
+
オープニング・エンディング共に起用期間が3ヶ月間を目安に定期的に変更されている。また、エンディングテーマは歌詞中に本作の内容を直接的に表す言葉がほとんど使用されていない[[タイアップ]]色の強いものになっている。
+
; 『ヤッターマンの歌』
+
: 作詞:若林一郎 補作詞/作曲:山本正之
+
:: 編曲・歌:[[音屋吉右衛門]](第1話~第10話) レーベル:[[ドリーミュージック]]
+
::: 初代オープニング。原曲とは対照的に、[[アコースティック・ギター]]主体のシンプルなアレンジになった。制作にあたって山本との意志の疎通がうまくいかなかったこと<ref>主題歌制作の作業は、山本が参加しない中で進められた。既に仮録音が完了していた音源をニセの「主題歌歌唱アーティスト募集」告知が発表された翌日に聞かされた山本は、オケがほとんどギターのみであった上にボーカルがメロディーを踏み外していたことからこれをデモテープであると思いこんだ。([http://s02.megalodon.jp/2008-0109-2350-38/www.bellabeaux.co.jp/masa071230.html 消去前の文書])</ref>や、視聴者の反応などがインターネットを中心に話題となる<ref>J-CASTニュース配信[http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080115-00000004-jct-soci 「ヤッターマン」主題歌作者 リメイク版の曲に「恨み節」]</ref>。
+
:: 編曲:[[NAOKI-T]] 歌:[[ET-KING]](第11話~第17話) レーベル:[[ユニバーサルミュージック (日本)|ユニバーサルJ]]
+
::: 2代目オープニング。
+
:: 編曲:深澤秀行 オリジナルアレンジ:神保正明 歌:[[西尾夕紀]](第18話~) レーベル:[[コロムビアミュージックエンタテインメント|コロムビアレコード]]
+
::: 3代目オープニング。放送で使用されているものは山本正之の歌唱によるオリジナル(原曲)版に限りなく近いアレンジになっているが、それとは別に[[演歌]]調にアレンジしたバージョンも存在する。なお、OPアニメ自体の内容は2代目OPアニメと全く共通である。
+
; 『[[diverge]]』(第1話~第10話)
+
: 作詞:[[hiroko|Hiroko]] and Mitsuyuki Miyake/Hidemi Ino 作曲:Mitsuyuki Miyake 編曲:Mitsuyuki Miyake/Takasui Morio 歌:[[mihimaru GT]] レーベル:ユニバーサルJ
+
: 初代エンディング。デビュー前のデモ楽曲を流用<ref>所属レコード会社による[http://www.universal-music.co.jp/mihimaruGT/index.html#newrelease 公式リリースコメント]</ref>。
+
; 『皆既日蝕』(第11話~第17話)
+
: 作詞:[[秋元康]] 作曲:水沢狛江、ババダイスケ 編曲:ババダイスケ、JULEPS 歌:[[JULEPS]] レーベル:ユニバーサルJ
+
 
+
: 2代目エンディング。
+
; 『恋想曲』(第18話~)
+
: 作詞:黒瀬真奈美、leonn 作曲:[[籐子]]、日比野元気 編曲:[[河野伸]] 歌:[[黒瀬真奈美]] with 12人のヴァイオリニスト レーベル:ユニバーサルJ
+
 
+
: 3代目エンディング。2代目までと違い、アイちゃんの視点で描かれている。
+
; 『天才ドロンボー'08』
+
: 作詞:山本正之 作曲:山本正之 編曲:[[安部潤]] 歌:ドロンボー(小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也) レーベル:ユニバーサルJ
+
 
+
: 子供たちにも聞かせたいというオリジナル版からのファンのリクエストに応え、挿入歌として限定版で使用。歌詞の一節がオリジナル版の『ドクロストーン』から今回は『ドクロリング』に変更されている。シングルカットされ、アニメ史上最高齢ユニット誕生としてニュースになった<ref>[http://www.oricon.co.jp/news/ranking/54641/full/ ORICON STYLE - 声優によるアニメ史上最高齢ユニット誕生]</ref>。
+
; 『マッハゴー・ゴー・ゴー』(『[[マッハGoGoGo]]』より)
+
: 作詞:吉田竜夫 作曲:[[越部信義]] 歌:[[ボーカル・ショップ]]
+
: 限定版のみ挿入歌として使用された。
+
; 『ガッチャマンの歌』(『[[科学忍者隊ガッチャマン]]』より)
+
: 作詞:竜の子プロ文芸部 作曲:[[小林亜星]] 編曲:[[ボブ佐久間]] 歌:[[子門真人]]、[[音羽ゆりかご会|コロムビアゆりかご会]]
+
: 限定版のみ挿入歌として使用された。
+
; 『[[地上の星/ヘッドライト・テールライト|地上の星]]』(『[[プロジェクトX〜挑戦者たち〜]]』より)
+
: 作詞・作曲・歌:[[中島みゆき]]
+
: 第16話のみ挿入歌として使用された。
+
 
+
=== 各話リスト ===
+
{| class="wikitable" align="center" style="text-align:center;font-size:small;"
+
!話数!!サブタイトル!!脚本!!コンテ<br/>演出!!作画監督!!舞台になった場所
+
|-
+
|1||ヤッターマン 誕生だコロン!||rowspan="2"|[[高橋ナツコ]]||[[鴫野彰|しぎのあきら]]<br/>剛田隼人||井口忠一
+
||[[東京]]
+
|-
+
|2||ナニワのたこ焼王決定だコロン!||菊池一仁<br/>荻原露光||[[西城隆詞]]||[[大阪]]
+
|-
+
|3||バカデミー賞を獲るのだコロン!||加藤陽一||しのゆきひろ||高橋和徳||[[アメリカ合衆国|米]][[カリフォルニア州]]<br/>[[ハリウッド]]
+
|-
+
|4||北の国キャラ2008だコロン!||平見瞠||石屋義畝<br/>鈴木清崇||草間英興<br/>後藤圭佑||[[北海道]]([[札幌市|札幌]]など)
+
|-
+
|5||王子とチョコレート城だコロン!||[[武上純希]]||中村憲由<br/>矢花馨||古池敏也||[[チェコ]]・[[プラハ]]
+
|-
+
|6||花の都のファッションだコロン!||本田雅也||大庭秀昭||高木信一郎||[[フランス]]・[[パリ]]
+
|-
+
|7||[[叶姉妹|セレブ姉妹]]もつらいよだコロン!||渡邊大輔||鈴木幸雄<br/>つるやまおさむ||さいとうもも||[[モナコ]]
+
|-
+
|8||おだいばテレビに潜入だコロン!||加藤陽一||中村憲由<br/>萩原露光||西城隆詞||東京・[[お台場]]
+
|-
+
|9||オタンカーメンの呪いだコロン!||平見瞠||中村憲由<br/>矢花馨||飯田宏義<br/>古池敏也||[[エジプト]]
+
|-
+
|10||タイガードラマーアツヒメだコロン!||武上純希||しのゆきひろ||高橋和徳||[[鹿児島]]
+
|-
+
|11||ドロンジョ様はお年頃だコロン!||高橋ナツコ||玉川真人||井口忠一||[[宮崎]]
+
|-
+
|12||オモッチャマ危機一髪だコロン!||本田雅也||西本由紀夫||[[渡部圭祐]]||米[[ネバダ州]]<br/>[[ラスベガス]]
+
|-
+
|限定版||今夜限りのドロンボーVS[[みのもんた]]!
+
アナタも一緒に脳力対決!!<br/>[[科学忍者隊ガッチャマン|ガッチャマン]]や[[マッハGoGoGo|マッハ号]]も登場スペシャルだコロン!
+
||加藤陽一||大庭秀昭<br/>鈴木幸雄<br/>中村憲由<br/>しのゆきひろ||[[宍戸久美子]]<br/>高橋和徳<br/>高田晃<br/>錠前龍治||東京
+
|-
+
|13||ぶらり巣鴨のカリスマだコロン!||渡邊大輔||古川順康<br/>萩原露光||川口弘明||東京・[[巣鴨]]
+
|-
+
|14||ヤッターペリカン登場だコロン!||武上純希||中村憲由<br/>鈴木清崇||羽山賢二||[[地球]]・[[石器時代]]<!--及び[[未来]]-->
+
|-
+
|15||ヤッターメカが仲間割れ? だコロン!||高橋ナツコ||中村憲由<br/>小林浩輔||古池敏也||[[神奈川県|神奈川]]・[[横浜市|横浜]]
+
|-
+
|16||悟空探しはゴクウロウだコロン!||武上純希||しのゆきひろ||高橋和徳||アノ国<!--作中、国名には一切触れられておらず、「アノ国」としか言ってません。どんなに露骨であっても、公式な明言なしに断定することは独自研究に該当します-->
+
|-
+
|17||お宝鑑定ならプライスレスだコロン!||平見瞠||さいとういたる<br/>青柳宏宣||相坂ナオキ<br/>山崎正和<br/>井口忠一|||[[石川県|石川]]・[[金沢市|金沢]]
+
|-
+
|18||OldDays 下町の夕日だコロン!||武上純希||玉川真人<br/>上村泰||井口忠一||東京・[[六本木]]<br/>(昭和30年代)
+
|-
+
|19||無人島でブータレキャンプだコロン!||[[池田眞美子]]||||||無人島
+
|-
+
|20||崖っぷちのトールー<!--作中でルー大柴でないことが明言-->だコロン!||||||||神奈川・[[江の島]]
+
|-
+
|21||はりきりホッター魔法の宝だコロン!||||||||
+
|-
+
|22||ご当地ヒーロー大活躍だコロン!||||||||
+
 
|-
 
|-
 +
|[[フジテレビジョン|フジテレビ]]・[[フジテレビ系列|系列局]](一部除く)||1977年1月1日 - 1979年1月27日||土曜日 18:30 - 19:00
 
|}
 
|}
  
=== 放送局 ===
+
2009年1月現在、[[スカパー!]]276ch[[キッズステーション]][[チバテレ]](毎週月曜17:30-18:00)で再放送中である。
{| class="wikitable" align="center" style="text-align:center;font-size:small;"
+
!放送局!!放送期間!!放送曜日!!時間
+
|-
+
|[[讀賣テレビ|読売テレビ]]、制作[[日本テレビネットワーク協議会|日本テレビ系列局(NNS)]]||2008年1月14日 -||月曜日||19:00 - 19:30
+
|}
+
  
 +
== ゲームソフト ==
 +
* [[NEWヤッターマン 難題かんだいヤジロベエ]](1996年3月22日発売。[[スーパーファミコン]]用、[[ポピー (玩具メーカー)|ユタカ]])
  
{{前後番組
+
;客演での登場
|放送局=[[讀賣テレビ放送|読売テレビ]]
+
* [[タツノコ VS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES]](2008年12月、[[アーケードゲーム|アーケード]]および[[Wii]]用)
|放送枠=[[読売テレビ制作月曜夜7時枠のアニメ|月曜19:00枠]]
+
*: ヤッターマン1号とドロンボー一味が登場。ヤッターマン1号のみ代役で[[喜多村英梨]]が演じる。
|番組名=ヤッターマン(アニメ第2作)
+
Wii版ではドロンジョがお店の店主担当している。
|前番組=[[月曜19時アニメアワー|秋のミステリーアワー]]<br/>([[名探偵コナン]]・[[金田一少年の事件簿 (アニメ)|金田一少年の事件簿]])<br/>※30分拡大(2007年10月 - 12月)。<br/>実質的な前番組は[[結界師 (アニメ)|結界師]]。
+
|次番組=
+
}}
+
 
+
=== 他メディアへの展開 ===
+
このアニメ化と連動する形で以下のメディアミックス作品が展開されている。
+
* '''ただいま参上!!ヤッターマン''' - 「[[コロコロイチバン!]]」第14号から連載。
+
* '''ヤッターマン外伝 ボケボケボヤッキー''' - 「[[コロコロコミック|月刊コロコロコミック]]」08年2月号から連載([[萬屋不死身之介]]が作画)。ボヤッキーを主役とした[[スピンオフ作品]]である。
+
* '''ヤッターマン ''' - 「[[テレまんがヒーローズ]]」2008年春号から連載([[あおきけい]]&[[みかまる]]が作画)。
+
* '''ヤッターマン ''' - 「[[小学館の学習雑誌]] 小学一年生・小学二年生・小学三年生」2008年4月号から連載([[こしたてつひろ]]が作画)。
+
* '''ヤッターマン デンゲキ大作戦''' - 「[[デンゲキニンテンドーDS]]」2008年3月から連載。([[帯ひろ志]]が作画)
+
* [[番組スポンサー]]の[[東芝]]が、自社公式サイト内に自社製品をモチーフにしたオリジナルメカなどが登場する[[Webアニメ]]特設サイト『ヤッターマン×トウシバ』を開設している。
+
 
+
== 実写映画 ==
+
{{新製品|section=1}}
+
実写版「'''YATTERMAN 〜ヤッターマン〜'''」が[[2009年]][[3月]]、全国[[松竹|松竹・東急系]]劇場にて公開を目指し、製作が進行している。配給は[[松竹]]と[[日活]]の共同配給。
+
=== キャスト ===
+
(以下は判明しているものである)
+
*ガンちゃん:[[櫻井翔]]([[嵐 (ジャニーズ)|嵐]])<ref>{{Cite web|date=2007年11月26日|url=http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/071126/tnr0711261002002-n1.htm|title=09年春「ヤッターマン」実写で映画化!主演に嵐・櫻井翔|publisher=産経ニュース|accessdate=1月12日
+
|accessyear=2008年}}</ref>
+
*アイちゃん:[[福田沙紀]]<ref>{{Cite web|date=2007年12月12日|url=http://www.sanspo.com/geino/top/gt200712/gt2007121205.html|title=念願の特撮に大喜び!福田沙紀、ヤッターマン2号に抜擢|publisher=[[サンケイスポーツ]]|accessdate=12月12日|accessyear=2007年}}</ref>
+
*オモッチャマ(声):[[たかはし智秋]]
+
*ドロンジョ:[[深田恭子]]<ref>[http://www.asahi.com/culture/nikkan/NIK200801110008.html asahi.com:深キョンがドロンジョ役に挑戦、2008年1月11日]</ref>
+
*ボヤッキー:[[生瀬勝久]]
+
*トンズラー:[[ケンドーコバヤシ]]<ref>{{Cite web|date=2008年1月15日|url=http://www.sanspo.com/geino/top/gt200801/gt2008011507.html|title=ヤッターマンに強敵出現!3悪役に深キョン・生瀬・ケンコバ|publisher=[[サンケイスポーツ]]|accessdate=1月15日|accessyear=2008年}}</ref>
+
*ドクロベー(声):[[滝口順平]]
+
*海江田博士(映画オリジナル):[[阿部サダヲ]]
+
*海江田翔子(映画オリジナル):[[岡本杏理]]
+
 
+
=== スタッフ ===
+
*監督:[[三池崇史]]
+
 
+
=== その他 ===
+
 
+
== ゲームソフト ==
+
* [[NEWヤッターマン 難題かんだいヤジロベエ]](1996年3月22日発売。[[スーパーファミコン]]用、[[ユタカ]])
+
* [[ヤッターマンDS ビックリドッキリ大作戦だコロン]](2008年4月発売。[[ニンテンドーDS]]用、[[タカラトミー]])
+
  
 
== パチンコ・パチスロ ==
 
== パチンコ・パチスロ ==
868行目: 513行目:
  
 
== 携帯電話用アプリ ==
 
== 携帯電話用アプリ ==
* [[ロールプレイングゲーム|RPG]]ヤッターマン(2006年・[[コトブキソリューション|ケムコ]]・[[iアプリ|i]]、[[EZアプリ (BREW)|EZ]]、[[S!アプリ|S!]]に配信。シナリオは[[寺田憲史]]
+
* [[ロールプレイングゲーム|RPG]]ヤッターマン - 2006年・[[コトブキソリューション|ケムコ]]・[[iアプリ]]、[[BREW|EZアプリ (BREW3.1)]]、[[S!アプリ]]に配信。シナリオは[[寺田憲史]]
 +
 
 +
 
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== 関連項目 ==
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* [[フジテレビ系アニメ]]
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
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<references />
{{Reflist|2}}
+
  
 
== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==
 
* [http://yatterman.jp/ ヤッターマン総合ポータルサイト]
 
* [http://yatterman.jp/ ヤッターマン総合ポータルサイト]
* [http://www.gyao.jp/anime/yatterman/ 無料動画GyaO ヤッターマン(第1作)無料動画配信]
 
* [http://yatterman.tv/ ytv・アニメリメイク版HP]
 
* [http://www.yatterman-movie.com/ 実写映画版・公式HP]
 
* [http://dogatch.jp/kodomo/yatterman/ ヤッターマン特集 【コドモ.DOGATCH】]
 
* [http://www.toshiba-ad.jp/ ヤッターマン × トウシバ ~ビックリドッキリ東芝メカ~ キャンペーンHP]
 
  
{{タイムボカンシリーズ}}
+
{{前後番組
{{讀賣テレビ放送}}
+
|放送局=[[フジテレビジョン|フジテレビ]][[フジテレビ系列|系列]]
 +
|放送枠=土曜18時台後半
 +
|前番組=[[タイムボカン]]<br />(1975.10.4 - 1976.12.25)
 +
|番組名=[[タイムボカンシリーズ]]<br/>ヤッターマン(アニメ第1作)<br />(1977.1.1 - 1979.1.27)
 +
|次番組=[[ゼンダマン|タイムボカンシリーズ<br />ゼンダマン]](1979.2.3 - 1980.1.26)
 +
}}
  
 +
{{Wikipedia/Ja}}
 
{{DEFAULTSORT:やつたあまん}}
 
{{DEFAULTSORT:やつたあまん}}
 
[[Category:アニメ作品 や|つたあまん]]
 
[[Category:アニメ作品 や|つたあまん]]
893行目: 542行目:
 
[[Category:1977年のテレビアニメ]]
 
[[Category:1977年のテレビアニメ]]
 
[[Category:フジテレビ系アニメ]]
 
[[Category:フジテレビ系アニメ]]
[[Category:2008年のテレビアニメ]]
 
[[Category:読売テレビのアニメ]]
 
[[Category:日本テレビ系アニメ]]
 
[[Category:リメイクアニメ]]
 
[[Category:データ放送連動番組]]
 
 
[[en:Yatterman]]
 
[[it:Yattaman]]
 
[[pl:Yattaman]]
 
[[sv:Yatterman]]
 
[[tl:Yatterman]]
 

2023年12月13日 (水) 18:04時点における最新版

テレビアニメ:タイムボカンシリーズ ヤッターマン
原作 タツノコプロ企画室
総監督
監督 笹川ひろし
シリーズディレクター
チーフディレクター
企画 鳥海尽三酒井あきよし
シリーズ構成
脚本 鳥海尽三ほか
キャラクターデザイン 天野嘉孝、中森恵子、高田明美
メカニックデザイン 大河原邦男
音楽 神保正明山本正之
アニメーション制作 タツノコプロ
製作 フジテレビ、タツノコプロ
放送局 フジテレビ系列
放送期間 1977年1月1日 - 1979年1月27日
話数 108話
その他
コピーライト表記 ©タツノコプロ
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タイムボカンシリーズ ヤッターマン』(英語表記:Yatterman)は1977年1月1日から1979年1月27日までフジテレビ系列で毎週土曜18:30 - 19:00(JST)に全108話が放映された、タツノコプロ制作のテレビアニメである。『タイムボカンシリーズ』第2作目に当たる。

作品概要[編集]

地球上のどこかにある“お宝”のありかを示したアイテムをある個数集めようとする、ヤッターマンとドロンボー一味との戦いを描いた作品。

ヒーローに変身する男女ペアの主人公、ゾロメカ、おだてブタ、三悪メカ爆発時のドクロ雲など、後にシリーズを象徴することになる要素のほとんどが本作で誕生した。

企画段階ではタイムボカンとは無関係の作品とされており、シリーズの多くの作品とは違いタイムトラベルをしない。(38話においてタイムトラベルを行っているが実はボヤッキーの夢だった)

題材は初期には世界七不思議(雪男モアイネッシーなど)や世界各地の風物(カーニバルなど)、世界的に有名な俳優・歌手などを扱っていた。放映4か月目以降より、タイムボカンのように名作児童文学や昔話、伝記などのパロディーが激増する。舞台も明らかに現代とは思えない話が多い。サブタイトルの大半や登場人物・舞台は、これらの物語の元になっている話が分かるようなギャグパロディーとなっていた。

2年間の平均視聴率は20.1%と、タツノコプロ制作のアニメの中で最も高い数字を残している。タカトクトイスが発売したヤッターワンの玩具は出荷数120万個を超えた。そしてタイムボカンシリーズ作品では唯一リメイク版実写映画版も制作された。

あらすじ[編集]

オモチャ屋の息子・ガンちゃんは、ガールフレンドのアイちゃんと一緒に父親が製造途中で放棄してしまった大きな犬型のロボットを密かに完成させる。父親がロボット犬を金儲けの道具にしか使わないことを危惧したガンちゃんはこのロボット犬を正義のために役立てることを考え、自らも正義を守るヒーロー『ヤッターマン』となることを決意した。

一方イカサマ商売で活動資金を荒稼ぎする悪党・ドロンボー一味のもとに泥棒の神様を自称するドクロベーと名乗る謎の人物から「大金塊のありかを記したドクロストーンが4つに割れて地球の方々に散らばっていて、1つは自分が持っている。もし残り3つのドクロストーンを見付けることができたら、金塊は折半しよう」という申し出を受け、ドクロベーに従う。ドロンボーの計画を知ったガンちゃんたちは、ロボット犬=ヤッターワンを駆って一味に立ち向かう。

ストーリーフォーマット[編集]

  • ドロンボー一味がインチキ商売で稼いだ金でその商売にちなんだメカを作る。
    • インチキ商売の店舗にはシンボルのドクロマーク(前作「タイムボカン」では白だったが本作より赤に変更)が必ず付いている。この地下にメカ工場がある。
    • インチキ商売で物を売りつける時の額はおおむね10万円と決まっている。こうして荒稼ぎした額は(札束の数から見て)数千万円 - 数百億円にものぼる。ただし、ドクロベーがその大金の殆どを巻き上げてしまうこともある。
  • ガンちゃん(ヤッターマン1号)とアイちゃん(ヤッターマン2号)の2人がインチキ商売を嗅ぎ付け、潜入して様子を窺う。
    • 地下のメカ工場への入り口は外から見える場合とカモフラージュされている場合があるが、どんなにうまくカモフラージュしてもオモッチャマが見つけ出す。
  • ドロンボー一味、ドクロベーの怪しげな指令情報を元にドクロストーン探しに出る。ヤッターマンはそれを追跡する。
    • 多くの場合、メカが地上に出る際にインチキ商売の店舗を破壊する。
  • 先にご当地に着くドロンボー一味、地元のトラブルに乗じて言葉巧みにヤッターマンを陥れ、ドクロストーンと思しきものを詐取。
  • 誠意もしくは実力で危機を脱したヤッターマンと馬脚を露わしたドロンボー一味との戦闘。白兵戦はヤッターマンが圧倒、メカ戦に移行し序盤はドロンボー一味が優勢だが、ヤッターマンの「メカの素」で生み出されたゾロメカで形勢逆転。そしてドロンボーメカはビックリドッキリメカに解体され爆発(自爆スイッチで爆破の回などもある)、ドクロ雲を残す。最後にヤッターマンは勝利のポーズを決める。勝利のポーズは前期、ヤッターアンコウ登場時、後期と大きく分けて3種類がある。
    • ちなみに後期には白兵戦はなくなった。
  • 多くは誤解に基づくご当地トラブルはドロンボー一味の成敗と共に無事解決し、奪還されたターゲットがドクロストーンでないことも判明する。なお本物は第14話と第34話で見つかっており、第34話ではヤッターマンが確保したものの、第84話でドロンボーに奪われている。
  • ドロンボー一味、3人乗り自転車(通称「タンデム自転車」「おしおき三輪車」)で敗走する途中、「おしおきだべぇ」の一言でドクロベーの「ママより怖いおしおきタイム」が始まる。おしおきの際、ドクロベーが「ミュージック」とコールすると、ベートーヴェンの『運命』のイントロ部分が、おしおきファンファーレとして流れ、直後におしおきが執行される。主に動物(象、鮫、鯨、お化け、ロボットなど)や爆発物(ミサイルや爆弾など)、重いもの(椰子の実、雪球、隕石など)に襲われる、幻を見せられる、檻に入れられる、水中や砂地獄などに落とされたりするパターンが多い。後期には、おしおきポーズが登場し、その決めセリフは「ドクポンタン」(意味は、ドクロベーのスカポンタン)。
  • ヤッターマン、ナレーションと共に凱旋する。

本作では2年と1か月、計108回にわたって同じパターンを延々と続けていた(無論時折これらのパターンが破られることがあり、視聴者を飽きさせない工夫がされている。)ちなみにこの放送期間内で放送休止となったのは1週のみであった。制作者側もマンネリを開き直っている様子が後期エンディングテーマ「ドロンボーのシラーケッ」の歌詞から窺える。一方、前作のパターンだった「とどめの手段を巡っての(責任の)なすりあい」は一切使われなかった。ただし、時々脱出する際にさっさと逃げようとするドロンジョにボヤッキーが怒るという描写はあった。

後期に入るとナレーションの富山敬がBGMに合わせて「♪がんばーれー ヤッター ヤッターマーン」と歌うこともあった。

なお、テレビアニメ2作目も、概ねこのフォーマットを踏襲している。

登場人物[編集]

ヤッターマン[編集]

2人揃って「ヤッターマン」。ヤッターワンを完成させた2人はドロンボー一味の悪巧みを知り、ヤッターマンとなって戦う。基本的に何らかの形でドロンボーの企みを察知するが、事前に彼らのアジトを急襲することはしない。

ガンちゃん(ヤッターマン1号) 太田淑子
本名は高田(たかだ)ガン。父の高田徳兵衛(たかだ とくべえ。名前の由来はメインスポンサーのタカトクトイスから)が経営する高田玩具店の一人息子。身長165cm。正義感と熱血漢に溢れる性格の持ち主。武器はケンダマジック。前作の丹平と同様に13歳という設定だが、体格は20歳前後の青年のものであり、逞しい。いつもは常に青色のツナギを着ており、変身時は空に投げたツナギを裏返しに着装してヤッターマン1号となる。ドロンボーの前に姿を現す際は決め台詞(「ヤッターマンがいる限り、この世に悪は栄えない!」と言うパターンが多い)を発す。決め台詞後には歯をキラリと光らせるが、62話ではある部分を光らせ、ドロンボーの3人をズッコケさせ、ドロンジョに「光ってりゃいいってもんじゃないよ!!」と言われた。
アイちゃん(ヤッターマン2号) 声:岡本茉利
本名は上成愛(かみなり あい)。ガンちゃんのガールフレンド。父の上成吾呂三(かみなり ごろぞう)が経営する電気屋の一人娘。身長161cm。武器はシビレステッキ。12歳だが、ガンちゃんに合わせて20歳弱程度の女性の体格で描かれている。ガンちゃんと同じようにいつもは黄色のツナギを着ている。変身時は空に投げたツナギを裏返しに着装。決めゼリフ(ごく稀に「ヤッターマンがいる限り、この世に悪は栄えないわよ」と言う場合あり)の後に目をキラリと光らせる。2人の決めゼリフの後にドロンジョが「目医者歯医者のコマーシャルやるな!!」などとしばしば反発する。
シリーズ後半でドロンジョに「2号さん」と揶揄される。
オモッチャマ 声:桂玲子
サイコロ型ロボットで、ガンちゃんの父親が経営する高田玩具店のマスコット。前作のチョロ坊と同様にロボットでありながら喜怒哀楽の感情を持つが、ガンちゃんには感情を否定されている。乾電池をエネルギー源とし頭からプロペラを出して飛行することができる。ドロンボー一味のアジトに乗り込み、悪事を一番先に察知する役割。ドロンボーのインチキ商売を自ら手を下して暴いたこともある。成人男性を吊り上げることもできる(81話で判明)。ヤッターキング用のメカの素を内部に格納していたこともあるが、1度取り出すと重すぎてなぜか自力では持てなくなり乾電池が切れてしまう描写がある。ヤッターキングの内部仕様変更後はメカの素を取り出す直接的な描写は見られない。
一人称は「ボッチ」で、語尾は「○○だ(で)コロン」。タイトルの読み上げ、次回予告のナレーションも担当(但し本放送当時は無く、再放送で日の目を見た)。後期の次回予告では作品中で初めて「三悪」という言葉が使われている。

ドロンボー一味[編集]

イカサマ商売で活動資金を得て泥棒家業を働く悪党にして義賊泥棒(自称)。3人揃って「ドロンボー一味」。 本放送の放映中は前作の『タイムボカン』のマージョ一味が改名したという設定だった。

ドロンジョ 声:小原乃梨子
ドロンボー一味のリーダー兼お色気担当。身長173cm。24歳。「ドロンジョ様」「ドロンコ」などの呼称を持ち、金銀宝石を愛するドロンボーの女ボス。本名はササッガワ・ヒロッコで、名前の元ネタは総監督の笹川ひろし。スタイル抜群で頭脳明晰な美女だが本シリーズ歴代女ボスの中でも最も特徴ある大きなフード型の仮面を被っており、素顔は序盤では、インチキ商売でしか見られず、2クール目以降(14話~)からはインチキ商売でも仮面を着用して素顔を見せなくなる(ただし95話のみ1クール目同様、インチキ商売に限り素顔を見せている)[1]。ヤッターマンが名乗る時や、ヤッターメカの出動時に悪態をつくことが多い。ただし、88話でヤッターマン1号の瞳を間近に見て以降、1号に恋心を抱き、困惑することがしばしばあった。フライドポテトが大好き。ドロンボーが解散になった際、ボヤッキーとトンズラーに「いい女は振り返らないものなんだよ」と涙ながらに語っていた。ネーミングモデルはフランスの女優で小原の持ち役でもあるミレーヌ・ドモンジョに由来。加えて、元々は忍者映画からの比喩で、泥棒はドロンと消失する如く逃亡することにも由来している。
極楽とんぼの加藤によると「熟女のイメージがある」とのことだが、設定上は24歳の妙齢である。ただし、演じた小原は、放送開始当時42歳だったため、ある意味では「熟女のイメージ」はあって然りである。
ボヤッキー 声:八奈見乗児
フルネームはブツクサ・ボヤッキー。この本名は、『ドクロベエさまに捧げる歌』においてネタとして使われている。身長168cm。25歳。ドロンボー一味のメカ設計開発・作戦担当。福島県会津若松市出身。故郷におハナちゃんという恋人を残し、ドロンボー一味に入るため上京してきた。オネエ言葉で話すがゲイではなく女子高生好きで知られる。一人称は「アタシ」または「ボクちゃん」、ごくまれに「私」や「俺」の場合もある。後半に入ってからは、ナレーターの伝説のフレーズ「説明しよう」を多用するようになった。「全国の女子高校生の皆さん」やボタンを押す際の「ポチッとな」などの決まり台詞がある。物語の中期から後期にかけては、完成したメカを披露する際に「全国○×協会推薦です」の一言が入ることがある。普段からゴーグルを着用しており、ゴーグルを外した素顔はOVA『タイムボカン王道復古』においてしか見ることができない(トンズラーも同様)。名前の由来は「ぼやき」から。
トンズラー 声:たてかべ和也
ドロンボー一味の怪力担当。身長138cm。30歳。本名はスタコラ・トンズラー。ボヤッキー同様、本名は『ドロンボーの嘆き唄』においてネタに使われている。元プロレスラー岩手県出身だが、なぜか関西弁を多用し語尾に「~まんねん」を付けて話す。
本作ではインチキ商売において暴力を振るう場面が少なくない。名前の由来は逃げるという意味の「とんずら」から。
ドクロベー 声:滝口順平
「泥棒の神様」を自称する謎の男。三悪をそそのかしドクロストーンを探させる。実は、その正体はドクロ惑星・XYZ星人という宇宙人で、地球誕生時の爆発に巻き込まれバラバラになった自分の体であるドクロストーンを集めさせるためだった。一人称は「我輩」。毎回やられてぼろぼろのドロンボー一味に対し、趣向を凝らした「ママより恐いおしおき」を行う。これがシリーズを通して人気を博した。
ドクロストーンの情報をドロンボー一味に与えて捜索させるが不正確な情報が多く、ドロンボー一味に無駄足を踏ませることが大部分。しかし、負けて敗走中のドロンボー一味へのおしおきに関しては割り切って必ず行う。ドロンボーがガセ情報について抗弁しても無駄であり(抗議に対して逆ギレすることの方が多い)、おしおきは必ず実行される。作戦が成功してドクロストーンを手に入れたにも関わらず「いつもやっていることなのでやっておかないと気持ち悪いから」という理不尽極まりない理由でおしおきを実行するが、それもそのはず、このおしおきはドクロベーの唯一無二の趣味だった。
後半では、誤った情報を流したことに反省したり、お詫びとしてドロンボー一味に親切にしたりする場面が見られるが、結局おしおきを実行してドロンボーを痛い目に遭わせて楽しんでいるだけだった。
インチキ商売の売れ残りなどに似せたメカか映写機の映像で現れることが多い。指令が終わると『スパイ大作戦』のパロディで自爆することが多い。実はドロンジョのファンである。また、阪神タイガースのファンでもある。
放送当時の名前は「ドクロベー」であり、エンドロールでもそのように表記されていたが、『王道復古』以降の作品では「ドクロベエ」に変更されており、近年ではこちらにほぼ統一されている[2]

その他[編集]

ナレーター 声:富山敬
要所要所で「説明しよう」などのフレーズで、様々な解説を行う。ただし、回が進むと「メカの素」などについてははぐらかすこともしばしばあった。声を担当した富山はこれ以外にもおだてブタ・おほめブタ・なげきブタも演じていた。また、劇中の青年キャラも演じることもあった。

登場メカ[編集]

ヤッターマン側のメカ[編集]

ヤッターメカ[編集]

ヤッターワン 声:池田勝
ガンちゃんたちが作り上げた型ロボ。地上戦専用であり飛行能力はない。ホネ型のメカの素を食べてパワーアップ、様々な生き物(カバやアリなど)のゾロメカ「ビックリドッキリメカ」を出動させる。しかも自我を持っており意外と女好きで、ガンちゃんやオモッチャマの命令は聞かないがアイちゃんの言うことだけは聞く。一人称はオイラ。エンジンの起動は手動のクランクハンドル式であり、初期オープニングはガンちゃんがこれを回し起動させるシーンから始まる。これは、乗員が機外に掴まって移動することとあわせてモチーフになったのが消防車であるためとの指摘が『BSアニメ夜話』においてなされている。他にも、頭部エンブレムから紐、エンブレムが開くとそれを引く手が出ていて、鼻の上の鐘に結び付けられていて、それが鼻の上の鐘を鳴らしている。その音たるや、当時の消防車のそれである。更に右手もサイレンを回し、その音もまた然りである。
Wii用ソフト『タツノコ VS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES』の宣伝映像として、2008年12月にみんなのニンテンドーチャンネルで配信された笹川ひろしのインタビューにおいて、「ヤッターワンの乗り方はSLがモチーフ」「SLを車庫に入れる際、(乗務員が)SLにぶらさがる姿が好きだった」という趣旨の発言がされている。
自前の攻撃手段には尾の手前にあるノズルからの放水や、鼻からパチンコ玉の様な弾を連射する「チンジャラ砲」がある。なお、2話の予告では、鼻から火炎放射を出した。
生身の犬同様縄張り意識が強く、4話では出動中に「帰り道がわからなくなったときのために」という理由で電柱におシッコを引っかけマーキングしている場面が見られた。
45話で大破してしまう。その後、ガンちゃんによってヤッターキングに改造された。
ヤッターペリカン 声:池田勝
ペリカン型ロボ。初登場は14話。主に飛行による移動を行い空中戦を得意とするが、陸上走行も可能である。甲高い声が特徴。ペリカンの大好物がドジョウということで、メカの素もドジョウ型。このドジョウ型メカの素で、鳥形のビックリドッキリメカ(初期においては「ビッグショックメカ」と呼称)を作る。ヤッターキング登場後は、最終回の全機出動まで出動はなかった。
ヤッターアンコウ 声:池田勝
アンコウ型メカ。初登場は27話。主に水中移動を行い水中戦を得意とするが、飛行や陸上移動も可能である。第28話では出動2度目にして宇宙に出動した。あんパン型のメカの素で魚類などのビックリドッキリメカ(当初は「ビックラヒャックラメカ」とも呼称)を作る。ヤッターマンが内部に乗り込むことができる潜水艦メカであるが、他のヤッターメカ同様に機外に掴まって搭乗することもできる。通常の口以外にもコクピット内にある口からもメカの素を食べさせることができる(この機能はヤッタードジラに継承されている)。ドロンジョには「ヤッターナマズ」と呼ばれていた。なお、ヤッターアンコウがゾロメカを出すときのファンファーレは前作の「タイムボカン」で「今週のハイライト」(マージョ一味が丹平たちを爆殺しようとする)の場面に使われていたものに、水泡音のエフェクトをかけたものである。武器はヤッターワン同様の放水や背びれのカッターなど。さらには口の中にハンマーや鉄鍋などの凶器を隠していた。ヤッターキングが登場してからは、54話でヤッターキングに格納される形で出動した場合を除いて、最終回の全機出動まで出動はなかった。
ヤッターキング 声:池田勝
45話で大破したヤッターワンをガンちゃんが改造したメカ。ヤッターワンより遙かに大型であり、後方に大幅に長くなった胴体部を持つ。ヤッターワンが本来の犬の前足を「両手」とし後ろ足の「両足」で立つ形になっていたのに対し、ヤッターキングは「両手」とは別に「四本足」を持つ形になっている(つまり手を前足と数えれば6本足ということになる)。ヤッターマンたちは外部側面に捕まって移動するが、2度の宇宙出動の際には内部に乗り込んだ。メカの素はヤッターワンと同様に骨型だが、重量が10倍重くなっており、その分パワーも10倍である。ドロンジョには「ヤッターギャング」と呼ばれていた。ヤッターワン同様、様々な生き物のビックリドッキリメカを出すがヤッターワンの頃とは違った生き物が出てくることが多く、ヤッターワンの時の「常連」のゾロメカ(カバやスカンク)も出てくることがあった。また、赤鬼や河童、昔話の主人公(桃太郎など)が出てくることもあった。チンジャラ砲や放水も、ヤッターワンから継承されている。
後に胴体部に他のヤッターメカを格納できるようになり母艦(もしくは移動要塞)役としても働くようになった。54話でヤッターアンコウを格納したのが最初である。58話からは毎回ヤッターパンダ&コパンダ、ヤッタードジラ、ヤッターブルを格納して基地を発進するようになった。胴体部の前半分が上に持ち上がって格納メカを発進させる。ただ最終回でヤッターペリカン、ヤッターアンコウを格納して出動した際には、口からスロープを下ろして発進させている。ちなみに54話と最終回ではヤッターキングとヤッターアンコウの大きさの比が画面上で明らかに異なっている。
ヤッターゾウ 声:池田勝
91話より登場した、ヤッターキングの後継機となる大型のゾウ型母船メカ。この回から最終話まで出動している。ヤッターキング同様巨体で、これまでのメカと同様外部側面に捕まって移動するが、内部に乗り込むこともできる。ダンボのように耳を駆使して飛行が可能。キングと違い、ビックリドッキリメカを出動させるシーンが無かったため、ゾロメカを製造することができるかどうかは不明。また戦闘シーンもこれと言って無かったが鼻から水を放水可能。ブル、ドジラ、パンダ&コパンダ、よこづなを搭載している。勝利のポーズの後起こす地響きはキングをも上回る衝撃で、最終回はキングと並んで勝利の四股を踏んだ。
ヤッターパンダ&コパンダ 声:池田勝・滝沢久美子
パンダ型のメカ。コパンダは名の通り子供で、普段はパンダの頭上に乗り、サイレンを手動で回す。コパンダの一人称はオレ。初出動は初登場した58話。パンダの主食は笹なのだが、なぜかサトウキビ型のメカの素で野菜と果物をモチーフにしたビックリドッキリメカを作る。肩からフットボールタイヤが飛び出して攻撃する。ファンファーレはコパンダの咥える笹笛。
ヤッタードジラ 声:田中勝、富山敬(58話)
恐竜型の小型潜水艇メカ。58話でその姿が披露され、初出動は59話。脚部の足部分はスキー板状になっており、水上や雪山の滑走などが可能である。ひょうきんな印象を与える表情の顔ととぼけたしゃべり方が特徴で語尾に「○○ズラ」を付けて話すクセがある。一人称はオイラ。ドラ焼き型のメカの素で日用品をモチーフにしたビックリドッキリメカを作る。他のヤッターメカとは違い、ゾロメカを複数作ることがあり、これらを組み合わせて攻撃する。メカの素は口に放り込む以外にコックピット内にあるドジラの顔型レリーフの口からも食べさせることができる。尻からファンファーレメカの卵を産む。ファンファーレメカは鍵盤ハーモニカでの演奏が終わると跳びあがってドジラの尻の穴に戻る。ドロンジョにビア樽と揶揄される回もある。
ヤッターブル 声:池田勝
ブルドッグ型メカ。58話でその姿が披露され、初出動は63話。64話では宇宙で戦った。逆立ちをした変わった姿で行動。少し恥かしがりやな性格だが、タフで一度噛み付いたら絶対に離さない。一人称は僕ちん。ホットドッグ型のメカの素でビックリドッキリメカ(ボヤッキー曰く「犬が拾ってくる物」(靴など))を作る。ドロンジョにはさまざまな名前(ヤッタースピッツ、ヤッタードーベルマンなど)で呼ばれる。出番は11回と一番少ない。最終回以外ヤッターゾウから出動してない。
ヤッターよこづな 声:緒方賢一
横綱(闘犬)型メカ。初登場はヤッターゾウと同じ91話。91話以降のほとんどの回で出動している。白い球形(番組内では白星型と説明していた)のメカの素でお菓子やパンなどをモチーフにしたビックリドッキリメカを作る。闘犬をモチーフした割には体格が異常に華奢であり、毎回悪玉メカと相撲をとるも負けてばかりいた。一人称は僕。ドロンジョが「ヤッター前頭三枚目」、「ヤッターおむすび」または「ヤッターふんどしかつぎ」とおちょくる。ビックリドッキリメカを出す際には化粧廻しをブラウン管に見立ててそこに呼び出し(声:滝口順平)が登場し、メカの名前を読み上げるという趣向になっていた。

出動するヤッターメカの選択[編集]

27話~47話
14話から26話までのヤッターワン・ヤッターペリカンの2機体制の間は、どちらを出動させるかについては特に描かれなかった。ただ、ヤッターワン出動時のみガンちゃん・アイちゃんの通常と異なる変身パターンが描かれていた。27話でヤッターアンコウが登場して3機体制となってからは、ヤッターキングが登場する直後までは、基地における出動メカの選択シーンが描かれた。ちなみに先の変身パターンはヤッターアンコウが登場してからは見られなくなっている。
コンピュータシステムと連動した壷でサイコロモードのオモッチャマを振り、出た目の数が1、2ならヤッターワン、3、4ならヤッターペリカン、5、6ならヤッターアンコウを出動させた(ちなみに2の目は一度も出ていない)。ただし、回によってはルーレット型システムやスロットマシン型システムが用いられた。
41話ではヤッターアンコウの提案でメカ同士でじゃんけんをして、ヤッターワンが出動した。
44話ではオモッチャマが中途半端に止まってしまい、1と4が出てしまったため、ワンとペリカンがそろって出動した。これが初の複数メカ出動となる。
46話及び47話では1が出てヤッターキングが出動する。48話からは基地でのメカ選択シーンは描かれなくなった。
58話~90話
58話から79話までではグー子、チョキ子、パー子(いずれも声は滝沢久美子が担当。外見上区別がないので名乗らないとわからない)による椅子取りゲームで、パンダ&コパンダ・ドジラ・ブルのいずれか一体を選択し発進させる。グー子が勝てばヤッターパンダ&コパンダが、チョキ子が勝てばヤッタードジラが、パー子が勝てばヤッターブルが出動する。
66話では椅子取りゲームがドロンボーメカに妨害されたためいずれも発進できず、ヤッターキング自ら応戦しビックリドッキリメカを出動させた。
80話から90話までではお見合いダック(声:滝沢久美子)(エンディングでは「アヒル」と表記された)が黒ラインを歩いてメカ選びをする方式(因みにこれは、同局で放送中の『クイズ・ドレミファドン!』の、当時のコーナーチャンピオン賞選びのパロディ)が用いられたが、この間は回によっては出動メカの選択シーンが省略されている。
91話以後、母艦がヤッターゾウに代わってからは出動メカの選択シーンは描かれていない。

ビックリドッキリメカ(ゾロメカ)[編集]

各ヤッターメカのピンチに際しガンちゃんの与える「メカの素」により、ヤッターメカの内部で大量生産される、毎度姿の異なる小型メカ。ワンとキングは大型メカを出すことも可能
当初は「ビックリドッキリメカ(ワン)」「ビッグショックメカ(ペリカン)」「ビックラヒャックラメカ(アンコウ)」と、各ヤッターメカにより「正式名称」は若干異なっていたが、後に「ビックリドッキリメカ」に統一された。
ドラムロールあるいはファンファーレの後に登場、例えば「鍋!鍋!鍋!……」「ひつじ!ひつじ!ひつじ!……」など、自分の姿その物の名前を延々と連呼しながら出てくる(ただし初期は、ネズミゾロメカの「チュー、チュー、チュー……」の様に、泣き声の有る動物の時は泣き声を連呼していた)、。ほとんどの場合ヤッターマンのエンブレムを身に着けている。よってたかってドロンボーメカに取り付き、切り刻み、喰い荒らし、解体し、最後は爆発させる。
初期は爆発前に退却してヤッターワンの口の中に帰還していたが、後に退却せずにドロンボーメカと共に自爆することが多くなる。
中期からはヤッターマンに対抗してドロンボー一味もゾロメカを出すことが多くなる。そのメカはまるで事前に打ち合わせでもしたかの様に、その回のヤッターマン側に対抗したもの(例(カッコ内はその回でのビックリドッキリメカ)バリカン(羊メカ)、中学生用の鞄(ランドセルメカ)など)。もちろん身に着けているのはドクロマーク。ヤッターマンの裏をかいたつもりのようである。
終盤はヤッターメカとドロンボー大型メカとの戦闘シーンはあまり見られなくなり、双方のゾロメカが合戦や歌合戦、クイズ合戦などで対戦し、負けた方の本体が自爆するというパターンに落ち着いてきた。
99話では双方のゾロメカがより小さなゾロメカを発進させ、そのゾロメカがさらにそのまたゾロメカを発進させ、・・・という戦闘になった。
最終回はヤッターキング以下ヤッターワン以外の全てのメカが登場、ヤッターキングのファンファーレと共にビックリドッキリメカ大行進となる(ただし、ヤッターキングとヤッターゾウはビックリドッキリメカを発進させていない)。

ファンファーレ担当メカ[編集]

ヤッターメカがビックリドッキリメカを発進させる際に演奏を行うメカ。劇中では名称は語られていない。ヤッターワン、ヤッターペリカン、ヤッターアンコウ、ヤッターキング、ヤッタードジラ、ヤッターブルに内蔵されている。
演奏メカの形態と演奏曲はメカごとに以下のとおりになっている。
ヤッターワン:3匹の犬のドラマーによるドラムの演奏。第45話でヤッターワンが大破した際には無傷で放り出され、ヤッターマン達とヤッターワンはこの3匹に引かれて帰還している。
ヤッターペリカン:3羽のペリカンによるトランペット風の演奏。
ヤッターアンコウ:3匹のアンコウによるラッパ風の演奏。
ヤッターキング:約10匹の犬(ヤッターワンと同形態)の合奏団によるオーケストラ演奏、曲目は『歌劇「ウィリアム・テル」序曲第4部「スイス軍隊の行進」』の冒頭部分。最終話ではヤッターキング自身はビックリドッキリメカを発進させなかったが、代表して演奏を行っている。
ヤッタードジラ:1匹の恐竜型メカ(顔は卵の殻に隠れていて見えない。)による鍵盤ハーモニカの演奏。曲目はヤッターキングと同じ。
ヤッターブル:1匹のブルドッグ型メカによるドラムの演奏。メロディーはヤッターワンと全く同じ。
その他のメカについては以下のとおりである。
ヤッターパンダの場合はコパンダがこの役を務めており、演奏専門のメカは装備されていない。曲目はヤッターキングと同じ。
ヤッターヨコズナの場合は化粧回しのパネルに登場する呼び出し(声:滝口順平)が行っている。
ヤッターゾウはビックリドッキリメカを発進させる場面がなく、そもそもビックリドッキリメカを製造する能力があるかも不明であるため、装備されているかどうか不明である。

ドロンボー側のメカ[編集]

ドロンボー一味の巨大メカ[編集]

第1話でのレストラン→台所用品をモチーフにしたダイドコロンなど、その話のインチキ商売がテーマとなっているデザインのものがほとんど。
ヤットデタマンのミレンジョ一味の巨大メカと同じくコアとなるメカが存在しないのも特徴。
コクピット背後にはドロンジョ専用のバスルームがある。
インチキ商売で得た資金を元手に、すべてボヤッキーが設計し、トンズラーと共同で製作している。操縦と攻撃も主にボヤッキーの役目だが、ドロンジョやトンズラーも操縦や攻撃を担当することがある。
脱出用自転車
ドロンボー一味が敗北しメカが爆発した後、帰還するために使用する自転車。3人で「エイホ」と声を掛け合いながら漕ぐ。特に固有の名称はないが、先頭部分にドクロベーからの受信機が付いており、大体これを漕いでいるときにドクロベーのおしおきを受けるため「おしおき三輪車」と通称されている。
ビックリドッキリメカに破壊されたことがあったが、帰還時には登場して乗っている。
構造は縦列3輪で一輪車を3両繋いだ構造をしている。補助動力なのか、何らかの噴射機構のような物を3基備えているように見えるが、詳細は不明。また、ステアリング機構がない。

コクピットメカ[編集]

なんまんだぶ 声:富山敬
袈裟をつけた坊主型ドクロのメカ。
ドッチラケメカ 声:田中勝
メカ爆発時に「ちんちろりんのドッチラケ」と登場する骸骨型のメカ。一見すると女子高生のような服装だが、ヒゲが生えている。
アクション予報メカ 声:富山敬
ゲタの形をしたメカで天気予報風に戦いの結果を予言する。
おだてブタ 声:富山敬
本作中では代表的なコクピットメカ(キャラクター)の一つだが、登場は意外と遅く、後半の60話以降から。その名の通りブタ型のコクピットメカで、ヤシの木を登って「ブタもおだてりゃ木に登る」と言う。主にボヤッキーがドロンジョにメカの出来栄えを褒められ、得意気になった頃合いに現れる事が多い。のちにテーマ曲も作られている(後述)。
お褒めブタ 声:富山敬
65話にて初登場。扇子を持ち、赤いちゃんちゃんこを着たブタメカシリーズ第2弾。
なげきブタ 声:富山敬
67話にて初登場。負けそうになったり、負けが確定すると現れるおばさんブタ型コクピットメカ。時折台詞が変わることがある。おだてブタ、お褒めブタと違い、色は赤。「ヒーン、カワイソカワイソ」と言ったあとに鼻をかむ。
名称不明のカラス
58話にのみ登場。3羽のカラスが出てきて「アホー、アホー、アホー」と歌うと引っ込む。
トリオ・ザ・ビックリ 声:富山敬
99話で出てきた三人組のメカで「ビックリー」「トックリー」「シャックリー」と歌う。
アキレカエル 声:西川幾雄
106話にのみ登場した帽子をかぶった紳士風のカエル型メカ。

スタッフ[編集]

吉田竜夫は放映中の1977年9月5日に他界。その後は竜夫の後を継いだ弟の吉田健二が製作の指揮を執った。しかし本作では健二の名はクレジットせず、最終回まで竜夫を製作者とした。

主題歌・挿入歌など[編集]

レーベルは全てビクター音楽産業。特に『ヤッターマンの歌』は山本正之の歌唱作品としては最大の50万枚を超える売り上げを記録した。

『ヤッターマンの歌』『天才ドロンボー』を収録したシングルは、2008年にJVCエンタテインメントflying DOGレーベルからCDで復刻された。その際、『タイムボカン王道復古』のために制作された『ヤッターマンの歌'93』が追加され、それぞれのカラオケも収録されている(『天才ドロンボー』のカラオケのみモノラルでの収録)。

『ヤッターマンの歌』(58話まで)
作詞:若林一郎 補作詞/作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:山本正之、少年少女合唱団みずうみ
初代オープニング。
『ヤッターキング』(59話以後)
作詞・作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:山本まさゆき、スクールメイツ・ブラザーズ
2代目オープニング。
リメイク版の1話では、アイちゃんの携帯電話の着信メロディとして同曲のBメロが流れていた。
『天才ドロンボー』(58話まで)
作詞・作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也
初代エンディング。劇中ではメカを作る際によく歌っていた。34話の劇中では高速バージョンで流れた。シリーズであることを強調するため、前奏や間奏を『タイムボカン』のEDである『それゆけガイコッツ』のものを流用しており、同じ理由で劇伴も一部は「タイムボカン」のものを流用している。本作があまりに有名であることからこのベースの旋律が三悪の象徴として扱われる。しかし、実際にはテレビシリーズのEDとして使用されたのは『それゆけガイコッツ』と『天才ドロンボー』のみで(他にはOVAのEDである『さんあく18年?君を離さない チュ☆』、『怪盗きらめきマン』挿入歌の『壊盗ドロンボー』がある)、さらに三悪の担当声優が歌ったものは後者のみである。
『ドロンボーのシラーケッ』(59話以後)
作詞・作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也
2代目エンディング。Yahoo!動画カートゥーンネットワークの再放送では、エンディングは初回から『ドロンボーのシラーケッ』を流している(途中で背景のアニメが変わる)(キッズステーションの再放送でも、放送枠によって同様に流している)。また『タイムパトロール隊オタスケマン』の6話にて、何らかの手違いがあったのかEDとして使用されたこともある。なお、DVDでは本放送と同様に『ドロンボーのシラーケッ』がかかるのは『ヤッターキング』がオープニングになった回からである。
『おだてブタ』
作詞:松山貫之 作曲・編曲:筒井広志 歌:筒井広志、スクールメイツ・ブラザーズ
挿入歌として使用された。
『ドロンボーのなげき唄』
作詞:松山貫之 作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也 セリフ:富山敬、滝口順平
アナログ17cmシングル盤『おだてブタ』のB面だったが、本編では使用されなかった。
『ドクロベエさまに捧げる歌』
作詞:若林一郎 作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:山本正之、小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也
自転車で逃亡時に、このインスト型がよく流れる。山本正之が歌う歌入りバージョンは劇中では使用されていないが、第9話、第10話では三悪がインスト型に歌を乗せている。
『ヤッターマン・ロック』
作詞:若林一郎 作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:山本まさゆき、少年少女合唱団みずうみ
インスト型が戦いのシーンでよく使われる。なお、歌入りのバージョンは第33話の冒頭で聴くことができる。

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 演出 作画監督
1 ヤッターマン出動だコロン 鳥海尽三 笹川ひろし 宇田川一彦
2 プジィプトの水売り娘だコロン 鈴木良武 奥田誠治
後藤雷太
芦田豊雄
3 フロダリビーチの大王だコロン 山本優 石黒昇
後藤雷太
4 北極海のアザラシだコロン 奥田誠治
長谷川康雄
宇田川一彦
5 イルカ王国の宝だコロン 石井喜一 石黒昇
後藤雷太
6 トンカの神殿を守るコロン 鈴木良武 布川ゆうじ 田中英二
7 レオのカーニバルだコロン 陶山智 石黒昇
長谷川康雄
さかいあきお
8 イマラヤの雪男だコロン 山本優 奥田誠治
後藤雷太
海老沢幸男
9 アフリシャ探検だコロン 掘田史門 大貫信夫
10 ナス湖のナッシーだコロン 山本優 小林三男
長谷川康雄
宇田川一彦
11 ナゾの三角領域だコロン
(最高視聴率28.4%)
原征太郎 みぶおさむ

2013年8月3日の お願いランキング でもこのストーリー が放送された

12 トースター島の秘密だコロン 佐藤和男 奥田誠治
後藤雷太
宇田川一彦
13 びっくりアマゾメスだコロン 毛利元 真下耕一
14 大怪盗ドンパンだコロン 山本優 芦田豊雄
長谷川康雄
芦田豊雄
15 ナイプスの少女だコロン 平和元 布川ゆうじ 田中英二
16 ヤメタイ国の女王だコロン 毛利元 石黒昇
後藤雷太
宇田川一彦
17 ビートラズは歌うでコロン 山田ひろし 芦田豊雄
長谷川康雄
海老沢幸男
18 赤ちゃんパンダが生れるコロン 原田益次 真下耕一
19 ああ!フンバルジャンでコロン 山本優 布川ゆうじ
真下耕一
田中英二
20 暗黒街のカッポレだコロン 奥田誠治
後藤雷太
宇田川一彦
21 燃えよ!レッドスリーだコロン 掘田史門 奥田誠治
長谷川康雄
アベ正己
22 ナイババの宝だコロン 鈴木良武 大貫信夫
23 フラダースの猫だコロン 小出良一 奥田誠治
後藤雷太
入間市
24 ナイチンガールは天使だコロン 鈴木良武 奥田誠治
長谷川康雄
宇田川一彦
25 ナゼカ平原の宇宙人だコロン 芦田豊雄
野村和史
海老沢幸男
26 狼女がやって来たコロン 掘田史門 真下耕一
大貫信夫
大貫信夫
27 地底国の大冒険だコロン 山本優 布川ゆうじ
原征太郎
田中英二
28 月世界のかぐや姫だコロン 毛利元 石黒昇
長谷川康雄
アベ正己
29 ソーケー牧場の決闘だコロン 石井喜一 奥田誠治
野村和史
林政行
30 キングモングの島だコロン 山本優 原征太郎 田中英二
31 ドビンソン・クロースルだコロン 吉田喜昭 長谷川康雄
芦田豊雄
海老沢幸男
32 南極点のドクロだコロン 桜井正明 奥田誠治
野村和史
芦田豊雄
33 モーロック・オームズだコロン 山田ひろし 布川ゆうじ 田中英二
34 謎のヘンクツ王だコロン 山本優 奥田誠治
野村和史
アベ正己
35 海底ほとほとマイルだコロン 鈴木良武 大貫信夫
36 ハルメンカスバに帰るコロン 竹内進 奥田誠治
野村和史
林政行
37 ケチスの商人だコロン 山本優 真下耕一 田中英二
38 忍者サスケは男だコロン 毛利元 奥田誠治
長谷川康雄
宇田川一彦
39 エカコシストだコロン 山本優 富野喜幸
長谷川康雄
芦田豊雄
40 ブーブルースのカップだコロン 是恒雄太 大貫信夫
41 ピノッキンは良い子だコロン 掘田史門 奥田誠治
長谷川康雄
宇田川一彦
42 国際列車パニックだコロン 竹内進 奥田誠治
野村和史
43 白鳥の王子だコロン 鈴木悠紀 奥田誠治
長谷川康雄
44 ドロンボー三銃士だコロン 鈴木良武 芦田豊雄
長谷川康雄
海老沢幸男
45 雪女の秘密だコロン 石井喜一 奥田誠治
野村和史
林政行
46 アイアムテルは勇者だコロン 小出良一 芦田豊雄
案濃たかし
酒井あきお
47 家あり子の冒険だコロン 海老沼三郎 奥田誠治
長谷川康雄
宇田川一彦
48 死のレースに挑戦だコロン 山田ひろし 野村和史 海老沢幸男
49 オニエ山のスッテン童子だコロン 山本優 奥田誠治
長谷川康雄
アベ正己
50 柿太郎の鬼退治だコロン 平和元 奥田誠治
野村和史
林政行
51 カエルの王子様だコロン 掘田史門 奥田誠治
長谷川康雄
酒井あきお
52 海賊船長ジルバーだコロン 山本優 芦田豊雄
長谷川康雄
海老沢幸男
53 怪力ヒネクレスだコロン 鳥海尽三
鈴木良武
奥田誠治
野村和史
宇田川一彦
54 赤鯨を狙えだコロン 鈴木良武 芦田豊雄
長谷川康雄
林政行
55 カン流島の大決闘だコロン 佐藤和男 押井守
野村和史
海老沢幸男
56 ピンクペアのベルトだコロン 毛利元 奥田誠治
長谷川康雄
酒井あきお
57 カッパ河原の決戦だコロン 平和元 奥田誠治
野村和史
中村たかし
58 舌切りインコだコロン 山本優 笹川ひろし
長谷川康雄
林政行
59 ボケトルマン参上だコロン 佐藤和男 押井守
野村和史
海老沢幸男
60 アタランデスの海坊主だコロン 毛利元 布川ゆうじ
長谷川康雄
酒井あきお
61 マンジュとスシ王だコロン 山本優 奥田誠治
案濃たかし
林政行
62 空飛ぶ孫六空だコロン 芦田豊雄
長谷川康雄
海老沢幸男
63 イヤミ重太郎だコロン 環忍
長谷川康雄
中村たかし
64 タコの惑星だコロン 八尋旭
案濃たかし
落合正宗
65 らしょう門の鬼だコロン 酒井あきよし 八尋旭
長谷川康雄
66 ハレマンジャロの大爆発だコロン 西島大 八尋旭
福村典義
植田悟
67 剣道一直線だコロン 掘田史門 芦田豊雄
案濃たかし
酒井あきお
68 雪の女王だコロン 鈴木悠紀 野村和史
福村典義
植田悟
69 マボロスト山征服だコロン 鈴木良武 芦田豊雄
福村典義
海老沢幸男
70 くらい山のひよ若丸だコロン 酒井あきよし 八尋旭
植田秀仁
大貫信夫
71 泣き虫鉢かぶり姫だコロン 佐藤和男 八尋旭
長谷川康雄
林政行
72 ネムール森の美女だコロン 高木良子 環忍
長谷川康雄
植田悟
73 釜ゆでゴエモンだコロン 山本優 山田朝吉
案濃たかし
さかいあきお
74 ハシレメドスの友情だコロン 山田ひろし 八尋旭
福村典義
植田悟
75 忍術ジライヤだコロン 鳥海尽三
海老沼三郎
芦田豊雄
案濃たかし
海老沢幸男
76 天の川の決闘だコロン 酒井あきよし さかいあきお
77 銅仮面だコロン 鈴木良武 長谷川康雄 林政行
78 ランプ売りの少女だコロン 山本優 布川ゆうじ
福村典義
植田悟
79 グズの魔法使いだコロン 佐藤和男 八尋旭
福村典義
80 サトミ三犬伝だコロン 山本優 布川ゆうじ
案濃たかし
海老沢幸男
81 凡才画家ゴーマンだコロン 酒井あきよし 八尋旭
福村典義
植田悟
82 塚原ボケ伝だコロン 山本優 布川ゆうじ
長谷川康雄
さかいあきお
83 半里の長城だコロン 海老沢幸男
84 勇士スパルタオスだコロン 大貫信夫
植田秀仁
大貫信夫
85 人魚姫だコロン 鈴木悠紀 山谷光和
案濃たかし
林政行
86 ジャンダックは聖女だコロン 毛利元 八尋旭
長谷川康雄
佐久間信
87 アラランの魔法のランプだコロン 高木良子 八尋旭
福村典義
植田悟
88 赤毛のランだコロン 海老沼三郎 布川ゆうじ
長谷川康雄
89 ノンキホーテだコロン 山本優 八尋旭
長谷川康雄
さかいあきお
90 コロンボスの珍大陸だコロン 布川ゆうじ
福村典義
海老沢幸男
91 わらしべノン太だコロン 佐藤和男 布川ゆうじ
長谷川康雄
佐久間信
92 春の夜の夢だコロン 鈴木悠紀 林政行
93 あっぱれトマトコケルだコロン 山本優 植田秀仁 大貫信夫
94 レフト兄弟だコロン 佐藤和男 矢沢規夫
岩田弘
長谷川憲生
95 ユメノパトラだコロン 山本優 山谷光和
案濃たかし
中村たかし
96 夕さぎの恩返しだコロン 筒井ともみ 八尋旭
長谷川康雄
前田康成
97 ぶんぶくお釜だコロン 日高武治 八尋旭
岩田弘
木下ゆうき
98 迷犬ラッキーだコロン 山田ひろし 布川ゆうじ
長谷川康雄
アベ正己
99 アーサー王の剣だコロン 鈴木良武 山谷光和
案濃たかし
林政行
100 エンゼルとグレートルだコロン 高木良子 矢沢規夫
岩田弘
長谷川憲生
101 アレスサンダー大王だコロン 山本優 山谷光和
長谷川康雄
中村たかし
102 ヤシントン大統領だコロン 植田秀仁 平山則雄
103 シッパイツァーだコロン 山田ひろし
104 イヤ王だコロン 佐藤和男 山谷光和
長谷川康雄
前田康成
105 コレクター博士だコロン 酒井あきよし 八尋旭
岩田弘
鈴木英二
106 二宮銀次郎だコロン 海老沼三郎 布川ゆうじ
高井戸仁
中村たかし
107 ドジソンの大発明だコロン 山本優 岩田弘 木下ゆうき
108 アワテルローの戦いだコロン 八尋旭
岩田弘
鈴木英二

なお、演出が2名居る場合は、前者が絵コンテ担当。1名の場合は演出・絵コンテを兼任。ただし、エンディングテロップでは「演出」と連名表記。

声の出演、そして出演者たち[編集]

太田淑子岡本茉利桂玲子の3名の善玉役は前作の『タイムボカン』の善玉役から引き継いでいる。善玉の声優が前作から引き継がれたのはシリーズ中、唯一本作のみである。
オモッチャマについては、しばしば企画書での名称である「サイコロン」との表記がなされることもあった。41話ではヤッターアンコウから「(サイ)コロンはうるさいの!」と言い返される場面がある。
ヤッターメカは、45話までは出動したメカのみが表記された。44話では「ヤッターワン・ペリカン」と表記された。なお、ヤッターアンコウは「ヤッターアンコー」と表記されている。46話でヤッターキングが登場してからは、ヤッターキングが登場しなかった91話から107話でも、ヤッターキングが表記された。
田中勝滝沢久美子はレギュラー出演以前、以後とも、しばしば別の役でも登場しており、その役名とともにクレジット表記がされている。
緒方賢一もヤッターよこづなが登場する以前・以後を問わず別の役でも出演している。
滝口順平はドクロベーやヤッターヨコズナの「呼び出し」以外にも、ドロンボー以外の悪人などしばしば別の役で登場している。同様に富山敬も勇敢な青年キャラクターからドロンボーのインチキ商売にだまされる客まで幅広い役を演じている。が、この2人についてはクレジット表記されていない。

登場人物のその後[編集]

本作のキャラは、後にリバイバル企画『タイムボカン王道復古』のOVAにおいてその後が描かれた。三悪についてはCD『タイムボカン名曲大全』で、タイムボカン王道復古までの解散後のエピソードを聞くことができる他、平成タイムボカンでは再びドロンボーを結成し主役を務めている。

  • ガンちゃんとアイちゃんは結婚し、見ている方が恥ずかしくなるほどのアツアツ新婚生活(いわゆる「バカップル」)を送っていた。オモッチャマがドロンボー復活を知らせに駆け込んできても、相手にしてもらえなかった。因みに普段の服装はツナギではない。
  • ヤッターキングは再度改修され、ヤッターワンFZ(ファイナルゼット)へとパワーアップ。全身にミサイルポッドなどの強力な武器を装備している。
  • ドロンジョも西麻布のスナックのママを経た後、ドロンボーのメンバー以外の男性と結婚し、既に子持ちとなっていた。7歳を筆頭に5人の年子がいるという。
  • ボヤッキーはドロンボー解散後、一時期六本木のホストクラブでヘルニアのボヤという有名売れっ子ホストになるが、その後は故郷・会津若松市に住む恋人・おハナちゃんと結婚し喜多方蕎麦屋を国分寺市で経営する。『王道復古』の作中ではガッチャマンのメンバーと南部博士にコロッケそばを食い逃げされていた。『平成タイムボカン』ではハッピーという名前の娘も登場する。
  • トンズラーはウサギ売りのテキ屋をやっていたが、その後芸能プロダクションのマネージャーに転職し辣腕を振るっている。この設定については演ずるたてかべが当時はタイムボカンシリーズや『ドラえもん』など旧来からの役を除いて既に声優業から殆ど引退し、声優プロダクションのマネージャーをしていたことが元ネタではないかとの指摘もある。

放送局[編集]

放送局 放送期間 放送曜日 時間
フジテレビ系列局(一部除く) 1977年1月1日 - 1979年1月27日 土曜日 18:30 - 19:00

2009年1月現在、スカパー!276chキッズステーションチバテレ(毎週月曜17:30-18:00)で再放送中である。

ゲームソフト[編集]

客演での登場

Wii版ではドロンジョがお店の店主担当している。

パチンコ・パチスロ[編集]

携帯電話用アプリ[編集]


関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. 108話では終盤で素顔を出している
  2. 1977年版ヤッターマン スタッフ・キャスト1977年版ヤッターマン ストーリー

外部リンク[編集]

フジテレビ系列 土曜18時台後半
前番組タイムボカンシリーズ
ヤッターマン(アニメ第1作)
(1977.1.1 - 1979.1.27)
次番組
タイムボカン
(1975.10.4 - 1976.12.25)
タイムボカンシリーズ
ゼンダマン
(1979.2.3 - 1980.1.26)
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